燃料電池ワールド Vol.1603 (2014/03/19 10:43)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.1603
■□□□□□□□□□
■2014年03月19日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※PEMDREAMニュース
「燃料電池の夢」サイト「PEMDREAMニュース」に6日、「燃料電池開発情報セン ター第4回ミニ勉強会報告」を載せました。【再掲】
http://pemdream.com/index.php?QBlog-20140306-1

■世界のヘッドライン(03月12日)
□□□───────────────────────────

2014/03/12 アタウェイ社、テミスを発進するためにエアーリキッド社とアレリス社と協力:エネルギー変遷の中心となる水素エネルギー

〔訳注〕このテミス(THEMIS)プロジェクトは、フランスの環境・エネルギー管理庁(ADEME:Agence de l'Environnement et de la Ma〓trise de l'Energie、French Agency for the Environment and Energy Management)に支援され、水素と燃料電池技術専門のプロジェクトのためにタイテック(TITEC)と呼ばれるフレームワークに組織される。アタウェイ社(ATAWEY)が開発した技術革新の性能を実証するために、遠隔サイトでのテレビや通信放送のために設計されたエネルギー自立システムの野心的なプロジェクトである。石油燃料を使わないでCO2排出もなく、長期に使えて再生可能エネルギーが過剰生産されたときには大容量の貯蔵ができ、電力網に接続しないで、8MWh/年の完全に自立したエネルギーのサイトを許可する予定であり、アタウェイ社が主導するプロジェクトに、エアーリキッド社とアレリス社が加わったという記事。

2014/03/12 プロトン・モーター社が製作したハイレンジ・エクステンダーはエルメス社の重量トラックで稼働中

〔訳注〕エルメス社(Hermes)は宅配用として、イギリスを拠点とするスミス・エレクトリック・ビークルズ社(Smith Electric Vehicles)のバッテリー電気駆動7.5トン重量トラックに、プロトン・モーター社(Proton Motor)の8kW級燃料電池を使った「ハイレンジ・エクステンダー(HyRange〓-Extender)」を組み合わせたテストを行っている。

2014/03/12 ティーガン・ナイトさん、50のすべての州に非営利団体「キッズ4ハイドロジェン」の支部を確立することを誓う

〔訳注〕高校年少組のティーガン・ナイト(Teagan Knight)さんは今、「キッズ4ハイドロジェン(Kids 4 Hydrogen)」の支部を50州すべてに設立するために高校や大学と協力している。非営利団体「キッズ4ハイドロジェン」のサイトは、www.Kids4Hydrogen.ORG

2014/03/12 セレス・パワー社、2013年12月31日に終了した6カ月間の中間報告を発表

〔訳注〕セレス・パワー・ホールディング社(Ceres Power Holdings plc)はその中で、評価協定は、極東で最初に焦点となる我々の戦略を確実にする世界的な日本の相手先ブランド供給企業(Original Equipment Manufacturer:OEM)と署名したこと、テストは現在、幾つかの世界的な日本の相手先ブランド供給企業と日本で進行中であること、そしてそのために2014年4月に日本商業事務所を開設することを表明している。

2014/03/12 クリアエッジ・パワー社の最高経営責任者、3月13日のクリーンテック・フォーラム・サンフランシスコで燃料電池の未来を議論する

〔訳注〕クリアエッジ・パワー社(ClearEdge Power)の最高経営責任者(CEO)デビット・ライト氏(David Wright)は、彼の急成長する組織と定置用燃料電池産業への影響、将来のための計画を発表する。

■03月18日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2014/03/18 長谷川洋三の産業ウォッチ  岩谷産業会長の感慨:こんなに早く水素の時代が来るとは(J-CASTニュース)
  「こんなに早く水素の時代が来るとは思わなかった」

 感激の言葉を吐露するのは岩谷産業の牧野明次会長兼CEO。2014年4月放送予定のラジオ日経の経営者インタビュー番組「夢企業探訪」でこう語った。

 トヨタ自動車が水素燃料を使用する燃料電池車を本格販売する予定など2015年が「水素元年」と喧伝されていることを念頭に置いた発言。岩谷産業は1958年に日本で初めて水素プラントを開発、設置するなど、早い時期から水素燃料の開発に取り組んできただけに思いも格別だ。
■家庭用燃料電池は2015年には市場自立の段階に

 3月14日に東京国際フォーラムで開いた「イワタニ水素エネルギーフォーラム」にはエネルギー関係者を中心に約900人の聴衆が集まり、水素エネルギーに対する関心の高さを見せつけた。

 来賓としてあいさつした経済産業省の戸邉千広資源エネルギー庁燃料電池推進室長も2月末に発表されたエネルギー基本計画政府原案で水素社会の実現に向けたロードマップの策定が織り込まれたことを強調、世界に先駆けて我が国で販売を開始した家庭用燃料電池は2015年には導入支援から市場自立の段階に入り、1台当たり150万―200万円もした価格は70?80万円程度まで下がり、現在6万5000台程度の市場規模は2020年には140万台、2030年には530万台の導入を目指すと強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140318-00000000-jct-bus_all

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<輸送>
●ヒュンダイ、アクアポニクス農場で新しい燃料電池自動車を実証(2013年10月21日)

 ロンドンのデザイン・ミュージアム(Design Museum)でヒュンダイ(Hyundai)は、唯一のたぐいまれな方法で新しく改善された燃料電池自動車「ix35」を、燃料電池のユニークな使い方を実験する燃料電池農場(fuel cell farm)の一部として発表した。同社は、ix35の副産物の水蒸気を捕獲するために液体に凝結させるアクアポニクス・システム(aquaponics system)と接続した。それは、魚槽(fish tank)を通してろ過して、最終的には植物の苗床を成長させるために魚の廃棄物から無機物にして利用するものである。
http://www.hyundai.co.uk/about-us/environment/hydrogen-fuel-cell
http://www.fuelcellinsider.org/?p=1834
※図あり
(注1)デザイン・ミュージアム(Design Museum) 21世紀の新しい産業をもっと活発にすることが可能なことを学習する施設
(注2)アクアポニクス・システム(aquaponics system) 日本ではなじみがないアクアポニクスは、魚の養殖と水耕栽培を一体化させたシステムである。欧米ではこれを開発する企業はたくさんあり、ヒュンダイはこの分野で燃料電池自動車が排出する水を利用した。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆?燃料電池業界参入を考える事業者および関係者向けセミナー?【再掲】押さえたい燃料電池ビジネスの基礎知識2014
?燃料電池自動車の大量普及がもたらすインパクトとは?
◇講 師=森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)

 2015年には究極のエコカーと呼ばれる燃料電池自動車が一般に市販され、燃料電池は大量普及段階の入口にさしかかる。一方、定置式燃料電池システムも異業種からの新規参入が見られ、活況を呈している。家庭用燃料電池コージェネシステム「エネファーム」の普及は?100?200kWの中規模システムは他の分散型電源に勝るのか?事業用大型システムは・・・?

 本講では、燃料電池を取り巻くビジネスを展開するうえで「これだけは押さえたい」基礎知識を整理するとともに、国内外および異業種参入の動向、そして今後の見通しについて考察する。
1.国内の最新エネルギー事情
2.燃料電池自動車の本格展開に向けた動き
3.各用途に使用される定置式燃料電池システムの動向、市場導入と課題
 (1)家庭用燃料電池システム「エネファーム」
 (2)中規模燃料電池システム
 (3)事業用大型燃料電池システム
4.燃料電池の基本と現状
 (1)燃料電池の原理、種類、特徴
 (2)燃料電池の現状
5.国内新規参入企業動向
6.海外の燃料電池の動向
7.定置式燃料電池市場の将来性と展望
8.質疑応答
◇日 時:3月26日(金)午前10時?午後0時
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2?6?2 友泉西新橋ビル4F)
◇受講料:1名につき21,000円(消費税込)
◇参加申し込みは https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14085_input.html
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851

────────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
  連絡先:http://pemdream.com/index.php?contact%20us

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。pemdreamでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065319.html
 melma! http://melma.com/backnumber_39824/
□マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1