燃料電池ワールド Vol.1598 (2014/03/12 09:08)

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□燃料電池ワールド Vol.1598
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■2014年03月12日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※PEMDREAMニュース
「燃料電池の夢」サイト「PEMDREAMニュース」に6日、「燃料電池開発情報センター第4回ミニ勉強会報告」を載せました。【再掲】
http://pemdream.com/index.php?QBlog-20140306-1

■世界のヘッドライン(03月05日)
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2014/03/05 日本の固体水素源燃料電池アライアンスが発足

〔訳注〕1月9日にローム、京都大学、アクアフェアリーらによって立ち上げられた「京都燃料電池アライアンス」について、参画した企業や団体についても詳しく紹介している。日本の半導体産業新聞の記事。

2014/03/05 マクフィー・エナジー社とエレクトリック・パワーシステムズ社は排他的なパートナーシップで合意

〔訳注〕マクフィー・エナジー社(McPhy Energy)は、エレクトリック・パワーシステムズ社(Electro Power Systems)が開発したエネルギー貯蔵システム「エレクトロセルフ(Electroself)」のための排他的な電気分解スタック・プロバイダーとなる。また、エレクトリック・パワーシステムズ社は自社の燃料電池システムにマクフィー社の水素生成技術を統合する。

2014/03/05 ヒュンダイのFCEV水素自動車はジュネーブで初登場

〔訳注〕2014サロン・アンテルナショナル・ド・ロト (Salon International de l'Auto) 、通称ジュネーヴ・モーターショーでヒュンダイ(Hyundai)は、次世代燃料電池自動車「イントラード(Intrado)」を発表した。

2014/03/05 ホンダの燃料電池自動車FCEVコンセプトがジュネーブで披露

〔訳注〕2015年に米国と日本で発進し、欧州が続くホンダ(Honda)の次世代燃料電池自動車FCEVコンセプト(FCEV Concept)が、ジュネーブ・モーターショーで披露された。ホンダの燃料電池車FCXクラリティの2009年から現在までの欧州への寄与についても述べられている。

■03月11日のWEB LINK NEWS
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2014/03/11 韓国の現代自動車、同社初のバッテリー式EVを2016年発売へ(ロイター)

 現代自動車は米国などでの排出ガス規制の厳格化に対応する次世代自動車として水素燃料電池車の開発に力を入れてきた。一方、子会社の起亜自動車はバッテリー式EVの開発に専念してきた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140311-00000079-reut-bus_all

2014/03/11 【ジュネーブモーターショー14】リヒテンシュタインからクヮントeスポーツリムジン登場…革新的4シータースポーツカー(レスポンス)

 リヒテンシュタインのナノフローセル(nanoFLOWCELL)社は3月4日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー14において、コンセプトカーの『クヮントeスポーツリムジン』を初公開した。

 ナノフローセル社は、リヒテンシュタインに本拠を置く新興企業。クヮントeスポーツリムジンは、同社のヌンツィオ・ラ・ベキア氏が中心になって、開発が進められた特別な研究開発車両だ。その開発には、ドイツの自動車部品大手、ボッシュも参画している。

 クヮントeスポーツリムジンは、全長5250mmを超える大型の4シータースポーツカー。ボディはカーボンモノコック構造。4シーターでありながら、ガルウィング方式のドアが目を見張る。

 パワートレインは、会社名にちなんで、「ナノフローセル」と命名。ボッシュの子会社、ボッシュエンジニアリングと共同開発した全く新しいエネルギー貯蔵システムを採用した。

 ナノフローセルとは、電気化学蓄電池と燃料電池の特徴をひとつにまとめたもの。2個のタンクに液体電解質を内蔵し、電池の中で循環させる。ナノフローセル社によると、システム中心部では皮膜が2つの電解液を隔てているが、電荷は透過できるため、ドライブトレインの電力を発生できるという。

 また、現在主流のリチウムイオンに比べ、重量あたり5倍の性能を発揮できるのも特徴。ヌンツィオ・ラ・ベキア氏は、「ナノフローセルの優位性は、従来のエネルギー蓄積システムに比べて、高電荷密度と高性能密度、軽量という点にある。さらに、有害物質や可動部品がなく、非常に効率的」とコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140311-00000050-rps-ind
※写真あり

2014/03/11 カネにならない原発処理より、「再生可能エネルギー」に殺到!  自民党議員の露骨な利権誘導が始まった/町田 徹(現代ビジネス)

 福島第一原発の事故から今日(3月11日)までの3年の歳月はいったい何だったのだろうか。相変わらず「脱原発依存」論議が迷走を続ける裏で、「新エネルギーの普及」という美名のもとに昔ながらのバラマキ政治が復活の兆しを見せている。

 安倍政権は、国政選挙の公約を反故にするかのように、具体的な原発の削減目標や再稼働できない原発の廃炉の方策を新たなエネルギー基本計画の原案で、何ら示さなかった。これに続いて、自民党の関係部会は、原案の不備を追認するばかりか、再生可能エネルギーの普及目標作りに躍起になっているという。

 いったい、なぜ、自民党の政治家は、原発事故の処理や原発依存度の引き下げ戦略作りよりも、新エネルギーに熱心なのか。真相を探ってみると、被災地よりも自身の選挙区への利益誘導に熱心な伝統的な自民党議員の本音が浮かび上がってきた。(引用注)以下省略。全文は↓。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140311-00000001-gendaibiz-pol

2014/03/11 東レ、航空機やロケット向け軽量で高強度・高弾性率化した炭素繊維を開発(レスポンス)

 東レは、これまで技術難度が高いとされた高強度と高弾性率化の両立を実現した、航空機や打上げロケット向け高強度・高弾性率炭素繊維「トレカ・T1100G」と同炭素繊維を使用した高性能プリプレグ(炭素繊維樹脂含浸シート)を開発した。

 東レは、炭素繊維複合材料事業を戦略的拡大事業と位置付け、積極的な経営資源を投入し事業拡大や研究・技術開発を進めている。東レが2月に策定、発表した新しい中期経営課題「プロジェクトAP-G2016」で、世界ナンバーワンの炭素繊維メーカーとして事業拡大を加速させる計画。東レは今後も、炭素繊維トレカやトレカ・プリプレグの高性能化や、プロセス加工性改善を通じて新製品の開発に取り組み、航空機や自動車などの軽量化に貢献するとともに、風力発電機翼やシェールガスなどの貯蔵、輸送用圧力容器などへの適用によって新エネルギーの普及にも貢献していく構え。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140311-00000033-rps-bus_all

2014/03/11 テナントビルは省エネ性能で選ぶ、東京都は7段階で表示(スマートジャパン)

 これまでビルの省エネ対策に無関心だったテナント企業も、東京都内では考え方を変えなくてはならない。入居するビルの省エネ性能が7段階で評価されるようになる。延床面積が1000?2万平方メートルのオフィスビルや商業施設を対象に2014年6月から実施する。

 東京都では大都市の地球温暖化対策を強化する目的で、中小規模の事業者に対しても年間のエネルギー使用量の報告を義務づけている。新たに2014年度から、この報告内容をもとにテナントビルの省エネ性能を7段階で評価して、「カーボンレポート」にレベルを記載して提供する。

 東京都内の中規模オフィスビル(延床面積3000?1万平方メートル)の状況を見ると、2012年度の実績でB評価が35%、最低のC評価も9%ある。B評価やC評価を受けたビルのオーナーは早急に省エネ対策を実施して改善を図らないと、入居企業が離脱する可能性が高まり、新たな入居者も獲得しにくくなる。

 これまでテナントビルに入居する企業の多くは、ビル全体の省エネに対する意識は高くなかった。今後はCSR(社会的責任)の観点でも入居するビルの省エネ性能に注意を払う必要が出てくる。省エネ性能が高いビルに入居すれば、電力やガスの消費量が少なくなる。テナント企業にとっては電気料金やガス料金を削減できる効果もある。

 東京都では2014年6月からカーボンレポートの提供を開始する予定だ。合わせて説明会を実施して新制度の詳細を告知するほか、カーボンレポートの利用ガイドラインを策定して公表する。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140311-00010000-biz_it_sj-nb

■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●スコットランドにおける燃料電池と水素(2013年10月23日)
「フュエルセル・ツデイ(Fuel Cell Today)」は、「スコットランドにおける燃料電池と水素(Fuel Cells and Hydrogen in Scotland)」を発表した。
http://www.fuelcelltoday.com/analysis/analyst-views/2013/13-10-23-fuel-cells-and-hydrogen-in-scotland

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆?燃料電池業界参入を考える事業者および関係者向けセミナー?【再掲】押さえたい燃料電池ビジネスの基礎知識2014
?燃料電池自動車の大量普及がもたらすインパクトとは?
◇講 師=森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)

 2015年には究極のエコカーと呼ばれる燃料電池自動車が一般に市販され、燃料電池は大量普及段階の入口にさしかかる。一方、定置式燃料電池システムも異業種からの新規参入が見られ、活況を呈している。家庭用燃料電池コージェネシステム「エネファーム」の普及は?100?200kWの中規模システムは他の分散型電源に勝るのか?事業用大型システムは・・・?

 本講では、燃料電池を取り巻くビジネスを展開するうえで「これだけは押さえたい」基礎知識を整理するとともに、国内外および異業種参入の動向、そして今後の見通しについて考察する。
1.国内の最新エネルギー事情
2.燃料電池自動車の本格展開に向けた動き
3.各用途に使用される定置式燃料電池システムの動向、市場導入と課題
 (1)家庭用燃料電池システム「エネファーム」
 (2)中規模燃料電池システム
 (3)事業用大型燃料電池システム
4.燃料電池の基本と現状
 (1)燃料電池の原理、種類、特徴
 (2)燃料電池の現状
5.国内新規参入企業動向
6.海外の燃料電池の動向
7.定置式燃料電池市場の将来性と展望
8.質疑応答
◇日 時:3月26日(金)午前10時?午後0時
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2?6?2 友泉西新橋ビル4F)
◇受講料:1名につき21,000円(消費税込)
◇参加申し込みは https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14085_input.html
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851

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