■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.1597
■□□□□□□□□□
■2014年03月11日発行
◆燃料電池NPO pemdream
※PEMDREAMニュース
「燃料電池の夢」サイト「PEMDREAMニュース」に6日、「燃料電池開発情報センター第4回ミニ勉強会報告」を載せました。【再掲】
http://pemdream.com/index.php?QBlog-20140306-1
■世界のヘッドライン(03月04日)
□□□───────────────────────────
2014/03/04 ハイパーソーラー社、水素に対して高まる需要を見すえる
〔訳注〕カリフォルニア州サンタバーバラのハイパーソーラー社(HyperSolar, Inc.)は、日光といろいろな水を使用して再生可能な水素を作るための画期的な、低コストの技術を開発している。同社は最近、カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)との委託研究契約を延長した。この記事は、ウォルマート社(Walmart)やスプリント社(Sprint)、フェデックス社(FedEx)などが燃料電池技術の利用を増やしていることを挙げ、現状の水素製造は天然ガスによっているが、この方法は再生可能ではないと主張し、自社のオンサイトの再生可能な水素製造技術について述べている。初期の概念実証プロトタイプのビデオがhttp://hypersolar.com/application.phpで見ることができる。
2014/03/04 緊急使用のために開発された新しいマグネシウム-空気燃料電池
〔訳注〕日経BP(Nikkei Business Publication)の記事。古河電池株式会社(Furukawa Battery Co Ltd)が開発したマグネシウム-空気燃料電池の紹介で、「マグボックス(Mg Box)」と命名されたプロトタイプは2月26日からの第5回国際二次電池展で発表された。
2014/03/04 スウェーデンのビクトリア女王、ハンブルグで燃料電池バスに試乗
〔訳注〕スウェーデンのビクトリア女王(Princess Victoria of Sweden)は1月28日、ハンブルグにある夫のダニエル王子ダニエル(Daniel Prince Daniel)の会社を訪れて、夫妻で燃料電池バスに乗った。彼女はスキー事故を起こしたが職務は停止しなかった。
2014/03/04 上院議員は新しい連邦代替燃料電池自動車法案を提出
〔訳注〕米国上院のジム・インホフェ(Jim Inhofe)、カール・レビン(Carl Levin)両議員は先週、代替燃料自動車(alt-fuel vehicles)開発法を提出した。これは、天然ガス自動車、水素燃料電池自動車、電気自動車などの代替燃料車の生産を促進することを狙ったもの。法案は上院通商・科学・交通委員会(Senate Committee on Commerce, Science, and Transportation)に付託されている。
2014/03/04 安くて効率的に水を水素と酸素に変換するために太陽エネルギーを使用する人工葉は、開発のハードルを飛び越える
〔訳注〕この研究は、アリゾナ州立大学 (Arizona State University)化学・生命化学科(Department of Chemistry and Biochemistry)のエネルギー・フロンティア研究センター(Energy Frontier Research Center)が取り組んでいる。エネルギー省(Department of Energy)によって資金を提供されている.
■03月10日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────
2014/03/10 <FC?R&D>太陽光と燃料電池のハイブリッド発電システム(BizBuz)
燃料電池研究開発会社「FC?R&D」(相模原市中央区)は、太陽光発電などの余剰電力を使って水素を発生・貯蔵し、必要によってその水素を用いて燃料電池発電させる自給型の電源システム「ZEEP?24」を開発し、このほど東京都内で行われた燃料電池関連の展示会「FC EXPO2014」に出展した。
同システムは、燃料電池と太陽電池に加え、水素製造と水素貯蔵装置を内蔵。昼間作られる太陽光発電の余剰電力で水を電気分解して水素を製造。その水素を貯蔵し、太陽光発電ができない夜間や雨雪時などの燃料電池発電に使い、常時発電できる。同社独自の技術を使うことで常温、常圧で大容量の水素エネルギーを貯蔵でき、エネルギー貯蔵密度は鉛電池の10倍。さらに蓄電池のような劣化もほとんどないという。
同社の中島宏社長は「今後は(導入)台数や実績を増やして、このシステムを皆さんに知らせていきたい」とアピールしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140307-00000002-bizbuz-bus_all
※写真あり
2014/03/10 大阪ガスが価格抑えた高効率の家庭用燃料電池(時事通信)
大阪ガスは、現行機種より63万円価格を抑えた、高効率の家庭用燃料電池「エネファーム type S」を4月1日発売する。アイシン精機、京セラ、長府製作所と共同開発した。8%の税込み価格は標準タイプで232万2000円。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140310-00000022-jijc-biz
2014/03/10 震災から3年 首相「水素エネ活用を国策に」(TBS系(JNN))
東日本大震災の発生から11日で丸3年を迎えます。安倍総理は参議院予算委員会で、「復興をより実感してもらえる年にしたい」と述べたうえで、再生可能エネルギーの一環として、水素エネルギーの活用を国策として進めていく考えを表明しました。
「水素をしっかりと活用していく、これは国策といってもいいと思います。エネルギー安全保障やCO2削減に大きく寄与するわけでして、今後のエネルギーの有力な一つと考えています」(安倍首相)
安倍総理は「水素はさまざまなものから作り出すことができるし、利用していく段階でCO2を出さないという意味でエネルギー安全保障やCO2削減に大きく寄与する」と強調しました。また、安倍総理は来年3月に仙台で開催される「国連防災世界会議」に出席すると表明しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20140310-00000005-jnn-pol
※映像あり
2014/03/10 エネルギー強靱化の秘密兵器は「水素」にあり(プレジデント)
■日本企業2社がリードする事業化プラン
わが国のエネルギー戦略をめぐっては、2011年3月の東京電力・福島第一原子力発電所の事故を契機にして、さまざまな検討が重ねられてきた。そこで主として取り上げられたのは原子力と再生可能エネルギーであり、ガス・石炭・石油などの化石燃料についても、ある程度の検証が行われた。しかし、これらの議論は、一つのエネルギーを置き忘れたままであるかのように見える。長いあいだ、「遠い未来のエネルギー」とみなされてきた水素が、それである。
エネルギーとしての水素利用をめぐっては、急速に事業化プランが具体化しつつある。その先頭を切っているのは、千代田化工建設と川崎重工業の日本企業2社である。今回は、日本のエネルギー戦略の「秘密兵器」ともいえる、これら両社の水素事業化プランを紹介することにしよう。
(引用注)長文のため以下省略。全文は↓。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140310-00012066-president-bus_all
■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<素材/部品/試験>
●エレクトロケム社、新ウェブサイトを開始(2013年10月)
米国のエレクトロケム社(ElectroChem)は、同社のウェブサイトをリニューアルした。
http://fuelcell.com/
(訳注)エレクトロケム社はNASAの燃料電池プロジェクトに参加した燃料電池メーカーで、日本では東陽テクニカ社が製品を扱っている。
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆?燃料電池業界参入を考える事業者および関係者向けセミナー?【再掲】押さえたい燃料電池ビジネスの基礎知識2014
?燃料電池自動車の大量普及がもたらすインパクトとは?
◇講 師=森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)
2015年には究極のエコカーと呼ばれる燃料電池自動車が一般に市販され、燃料電池は大量普及段階の入口にさしかかる。一方、定置式燃料電池システムも異業種からの新規参入が見られ、活況を呈している。家庭用燃料電池コージェネシステム「エネファーム」の普及は?100?200kWの中規模システムは他の分散型電源に勝るのか?事業用大型システムは・・・?
本講では、燃料電池を取り巻くビジネスを展開するうえで「これだけは押さえたい」基礎知識を整理するとともに、国内外および異業種参入の動向、そして今後の見通しについて考察する。
1.国内の最新エネルギー事情
2.燃料電池自動車の本格展開に向けた動き
3.各用途に使用される定置式燃料電池システムの動向、市場導入と課題
(1)家庭用燃料電池システム「エネファーム」
(2)中規模燃料電池システム
(3)事業用大型燃料電池システム
4.燃料電池の基本と現状
(1)燃料電池の原理、種類、特徴
(2)燃料電池の現状
5.国内新規参入企業動向
6.海外の燃料電池の動向
7.定置式燃料電池市場の将来性と展望
8.質疑応答
◇日 時:3月26日(金)午前10時?午後0時
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2?6?2 友泉西新橋ビル4F)
◇受講料:1名につき21,000円(消費税込)
◇参加申し込みは https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14085_input.html
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851
────────────────────────────────────
■メルマガ「燃料電池ワールド」
□毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
□編集・発行:燃料電池NPO pemdream
連絡先:http://pemdream.com/index.php?contact%20us
□解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。pemdreamでの代行はできません。
まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065319.html
melma! http://melma.com/backnumber_39824/
□マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)
**H2**