燃料電池ワールド Vol.1596 (2014/03/10 08:42)

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□燃料電池ワールド Vol.1596
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■2014年03月10日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※PEMDREAMニュース
「燃料電池の夢」サイト「PEMDREAMニュース」に6日、「燃料電池開発情報センター第4回ミニ勉強会報告」を載せました。
http://pemdream.com/index.php?QBlog-20140306-1

■世界のヘッドライン(03月03日)
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2014/03/03 ホンダ技術研究所、最先端の急速充てん水素ステーションを設置

〔訳注〕ホンダ(Honda R&D)は、2015年のホンダの次世代燃料電池自動車導入のためにカリフォルニア州トーラス(Torrance)のキャンパスに最新の水素ステーションを構築した。このステーションは、700バール以上の圧力で水素を貯蔵する「MCフィル(MC Fill)」と呼ばれる水素燃料補給プロトコルを実証し、検証する。ホンダは燃料電池車への補給時間短縮を実現する。

2014/03/03 セラミック・フュエルセルズ社、100基の「ブルーゲン」ユニットをアビロス社から受注

〔訳注〕セラミック・フュエルセルズ社(Ceramic Fuel Cells)はドイツの企業アビロス社(Avilos GmbH)から、次の12カ月以内に100基の「ブルーゲン(BlueGEN)」ユニットを配送する注文を受けた。アビロス社は以前に、地域的な非独占的ブルーゲン販売パートナーとしてセラミック社と契約して、ドイツ南部のミュンヘン(Munich)や北部のブレーメン(Bremen)を中心に、住宅や小規模な商業企業にエネルギー機器を販売している。

2014/03/03 今年のデイトナ500で、ナスカーのグリーン燃料電池は初めての場所を確保

〔訳注〕伝統のレース、デイトナ500(Daytona 500)で、ナスカー(NASCAR、全米自動車競争協会)は燃料費の経費を節約しようと4基の燃料電池発電機を初めて使った。この実証には、エネルギー省(Energy Department)とナスカー、マサチューセッツ州を拠点とするアキュメントリクス社(Acumentrics)が提携している。

2014/03/03 マクフィー社、新規株式公開で再生可能エネルギーのための固体水素貯蔵を支援

〔訳注〕フランス東部のラ・モット=ファンジャ(La Motte-Fanjas)に拠点を置くマクフィー・エナジー社(McPhy Energy)は、新規株式公開(IPO、Initial Public Offering)で2910万ユーロ(4000万ドル)を調達する計画である。同社は83人のスタッフで1000以上の顧客に水素処理のために必要な電解槽を販売している。最高経営責任者((CEO)のパスカル・モーベルジェ(Pascal MAUBERGER)氏は、以前はエアーリキッド社(Air Liquide)で働いていた。

2014/03/03 新しく発見された触媒は、メタノールの低コストでクリーンな生産につながることができると科学者たちは言う

〔訳注〕スタンフォード大学(Stanford University)とスラック国立加速器研究所(SLAC National Accelerator Laboratory)、そしてデンマーク工科大学(Technical University of Denmark)からの国際研究チームは、新しいニッケル・ガリウム触媒(nickel-gallium catalyst)を作成した。この触媒は、従来の触媒よりも少ない副生成物でメタノールを水素と二酸化炭素に変換する。この成果は、3月2日付けの電子ジャーナル「ネイチャー・ケミストリィ(Nature Chemistry)」で公開されている。
●2014/03/02 配信はありません。
●2014/03/01 配信はありません。

■03月07〜09日のWEB LINK NEWS
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2014/03/07 7日の朝刊(都内最終版)☆2(時事通信)
【日刊工業】
◆川重、水素積載3割向上 FCV普及見据え トレーラー開発(1)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140307-00000001-jijnb_he-nb

2014/03/07 エコカー「燃料電池バス」、横浜市が14年度試験運行/神奈川(カナロコ by 神奈川新聞)

 横浜市交通局は6日、「究極のエコカー」と呼ばれるFC(燃料電池)バスの試験運行を2014年度に行う考えであることを明らかにした。同日の市会予算第二特別委員会局別審査で草間剛氏(自民党)の質問に二見良之局長が答えた。

 市は、14年度予算案にFCバス導入に向けた調査費として約200万円を計上。試験運行は、自動車メーカーからFCバスを借りて実施するという。

 草間氏は、FCバスについて「走行時は全く二酸化炭素を出さない」と利点を挙げ、導入を要望。「環境未来都市として二酸化炭素を全く出さない交通網をつくろう、という決意が非常に重要だ」と強調した。

 二見局長は「車内は静かで変速時のショックは全くなく、EV(電気自動車)バスよりも走行可能距離が長い」と評価した上で、「FCバスの車両価格は通常の5倍の1億円と聞いている。(燃料となる水素を供給する)水素ステーションも市内に1カ所しかない」と課題を指摘。14年度の取り組みについて「車両性能などの検証のために試験運行する。水素ステーションの設置に関する調査研究を行っていきたい」と説明した。

 渡辺巧教副市長は「横浜市は環境未来都市として低炭素社会の実現に取り組んでいる。FCバス導入に向けた検討をしっかり進めていきたい」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140307-00000002-kana-l14

2014/03/07 コージェネ導入家庭に助成 滋賀県がエネ事業推進組織(京都新聞)

 滋賀県は新年度に、太陽光発電や効率的な熱利用の普及に向け、エネルギー分野の産業振興策を検討する産学官の推進組織を設置し、家庭用のコージェネレーション(熱電併給)設備導入への補助金制度を新設する。「地産地消」による再生可能エネルギーの拡大につなげる。

 新たに設けるコージェネレーション設備補助は、ガスを使って電気や湯が供給できる商品「エネファーム」と「エコウィル」を太陽光発電と同時に取り付ける場合が対象。補助額はエネファーム10万円、エコウィル3万円を予定。5月ごろに受け付けを始める。

 現行の設備補助制度は、既存住宅に太陽光発電を導入する場合のみを対象としている。

 県は再生可能エネルギー振興戦略プランで、太陽光などの再生可能エネルギーを2030年までに10年比で20倍、コージェネレーションなどを2倍に拡大する目標を掲げている。これら新規事業の関連費用を新年度一般会計予算案に計上している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140307-00000028-kyt-l25

2014/03/08 8日の朝刊(都内最終版)(時事通信)
【フジサンケイ ビジネスアイ】
◆海運・商社 メタノール関連事業を強化 輸送船投入や燃料電池販売(2)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140308-00000000-jijnb_he-nb

2014/03/08 海運・商社、メタノール関連事業を強化 商船三井は新造船10隻投入(SankeiBiz)

 燃焼時の二酸化炭素(CO2)排出量が少ないといったメリットなどから、世界的な需要増が見込めるメタノールをめぐり、海運各社や商社が関連事業に乗り出している。商船三井は輸送船の新造船10隻を投入し、豊田通商はメタノールを燃料に使う電池事業に参画。メタノールは自動車や医薬、エネルギーなど幅広い業界で重要な基礎原料として使われ、特定の産業の景況に大きく左右されないこともあり、各社は安定的な収益の柱としたい考えだ。

 一方、豊田通商は直接メタノール型燃料電池(DMFC)を開発・製造する米ベンチャー企業と総代理店契約を結び、2月下旬に国内で販売を始めた。「メタノールは取り扱いが容易で流通網が整備されており、安定的な電力供給源として活用が見込まれる」(同社)という。

 メタノールの世界需要は12年が約6000万トン。16年には約9500万トンになると予想され、ホルマリンや酢酸などの用途は年率4?5%で需要が拡大するとされる。米国のシェールガス革命でシェールガスから取り出せるメタノールの増産が期待されており、今後も関連事業への参入の動きが広がりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140307-00000013-fsi-bus_all

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●カリフォルニア州エネルギー委員会、2014〜2015年度の投資計画を発表(2013年10月)

 カリフォルニア州エネルギー委員会(California Energy Commission)は、代替・再生可能燃料と自動車技術プログラム(Alternative and Renewable Fuel and Vehicle Technology Program)のための2014〜2015会計年度投資計画の更新を発表した。この更新には、州内に水素燃料インフラを確立するための計画が含まれている。将来の資金調達では、15から17カ所の燃料ステーションを追加して拡大することを支援できるように、という近く起こる水素ステーションの懇請に、エネルギー委員会は2012〜2013年度と2013〜2014年度から2990万ドル利用できるようになっている。

 同委員会はさらに、10から11の追加的な水素ステーションを支援するように、2014〜2015年度に水素ステーションの数を広げるために2000万ドル確保することを提案している。
http://www.fuelcellinsider.org/?p=1846
http://www.energy.ca.gov/2013publications/CEC-600-2013-003/CEC-600-2013-003-SD.pdf

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆?燃料電池業界参入を考える事業者および関係者向けセミナー?【再掲】押さえたい燃料電池ビジネスの基礎知識2014
?燃料電池自動車の大量普及がもたらすインパクトとは?
◇講 師=森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)

 2015年には究極のエコカーと呼ばれる燃料電池自動車が一般に市販され、燃料電池は大量普及段階の入口にさしかかる。一方、定置式燃料電池システムも異業種からの新規参入が見られ、活況を呈している。家庭用燃料電池コージェネシステム「エネファーム」の普及は?100?200kWの中規模システムは他の分散型電源に勝るのか?事業用大型システムは・・・?

 本講では、燃料電池を取り巻くビジネスを展開するうえで「これだけは押さえたい」基礎知識を整理するとともに、国内外および異業種参入の動向、そして今後の見通しについて考察する。
1.国内の最新エネルギー事情
2.燃料電池自動車の本格展開に向けた動き
3.各用途に使用される定置式燃料電池システムの動向、市場導入と課題
 (1)家庭用燃料電池システム「エネファーム」
 (2)中規模燃料電池システム
 (3)事業用大型燃料電池システム
4.燃料電池の基本と現状
 (1)燃料電池の原理、種類、特徴
 (2)燃料電池の現状
5.国内新規参入企業動向
6.海外の燃料電池の動向
7.定置式燃料電池市場の将来性と展望
8.質疑応答
◇日 時:3月26日(金)午前10時?午後0時
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2?6?2 友泉西新橋ビル4F)
◇受講料:1名につき21,000円(消費税込)
◇参加申し込みは https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14085_input.html
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851

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