燃料電池ワールド Vol.1593 (2014/03/05 11:25)

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□燃料電池ワールド Vol.1593
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■2014年03月05日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(02月26日)
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2014/02/26 世界最大59MW級の燃料電池発電所が韓国に完成

〔訳注〕フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy:FCE)は、韓国の京畿道グリーンエナジー(Gyeonggi Green Energy)サイトに21基の水素燃料電池で構成された燃料電池発電所を完成させた

2014/02/26 ヒュンダイ自動車、ヨーロッパで最初の水素駆動の燃料電池自動車「ix35フュエルセル」15台を提供

〔訳注〕デンマーク初の水素ステーション開所式でヒュンダイ自動車(Hyundai Motor)は、組立ラインで生産された最初の燃料電池自動車「ix35フュエルセル(ix35 Fuel Cell)」をコペンハーゲン市(City of Copenhagen)に引き渡した。15台の「ix35フュエルセル」は、ヨーロッパに導入される生産ラインで製造された最初の水素駆動の車である。「ix35フュエルセル」は出力100kW(136PS)の燃料電池スタックを搭載して、最高速は毎時160kmである
2014/02/26 ヤング兄弟社、ホノルル港に燃料電池技術をもたらす

〔訳注〕運送会社のヤング兄弟社(Young Brothers Ltd.)は火曜日(26日)、2015年からホノルル港(Honolulu Harbor)のコンテナ船に新たな燃料電池技術を搭載すると発表した。昨日の記事の続報

2014/02/26 プラグパワー社、ウォルマート社から画期的な複数サイト水素燃料電池拡張注文を受ける

〔訳注〕プラグパワー社(Plug Power)が今年1月21日に発表した新しい水素の物流運搬管理のパッケージ「ゲンキー(GenKey)」は燃料電池と水素、サービスを含んだもので、このほど、北米の大手小売店ウォルマート社(Walmart)から複数サイトの契約を受注した。これは、水素や供給インフラ、サービスの複数年契約とともに1500基以上の燃料電池「ゲンドライブ(GenDrive)」を含んでいる

2014/02/26 ITMパワー社、テューガ・グループの「余剰電力による水素ガス供給」試験プラントの受け入れ試験結果を発表

〔訳注〕ITMパワー社(ITM Power)とテューガ・グループ(Th〓ga Group)は「余剰電力による水素ガス供給(Power-to-Gas)」試験プラントを建設してきた。昨年12月4日にはITMパワー社のユニットがドイツで初めてガス混合装置と統合され、水素がドイツのガス供給網に注入された。この記事は、統合された電解槽システムがCE認証(CE conformance)を達成したことを報じている

2014/02/26 パワー・ツー・ガス:マクフィー社、革新的な中小企業と産業関係者間の最良パートナーシップのために2013年クリーンテック賞を獲得

〔訳注〕フランスのマクフィー・エナジー社(McPhy Energy)とドイツの主要な再生可能エネルギー事業者エネルトラーク社(Enertrag AG)は2013年9月に、「余剰電力による水素ガス供給(power to gas)」の開発を加速する戦略的パートナーシップを形成した。このニュースは、成長のための投資家フランス協会(French Association of Investors for Growth:AFIC)のクリーンテック・クラブとロンドンに本拠を置くアーンスト&ヤング(Ernst & Young)会計事務所が主催している賞をマクフィー社が受賞したことは、開発をさらに加速させる支援となると言っている

2014/02/26 エレクトラノバ・キャピタル社、トタル・エナジー・ベンチャーズ社とともにドイツに本拠をおく高温型燃料電池と電気分解の開発企業サンファイア社に投資

〔訳注〕サンファイア社(Sunfire)の資金調達に、EDF(仏電力)が出資するクリーンテックベンチャー向けファンドのエレクトラノバ・キャピタル社(Electranova Capital)と、フランスの石油・天然ガス大手のトタル社(Total)のベンチャー・キャピタル部門のトタル・エナジー・ベンチャーズ社(Total Energy Ventures)が参加しているという記事

2014/02/26 水素燃料電池の開発者はタイでの新たなパートナーシップを締結

〔訳注〕24日のAFCエナジー社(AFC Energy)とウェイスト・ツー・トリシティ・インターナショナル(タイランド)社(Waste2Tricity International (Thailand) Ltd)、オルターNGR社(Alter NRG)が協力契約を締結したニュースの再論

■03月04日のWEB LINK NEWS
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2014/03/04 <話題>NEDO「水素利用技術研究開発事業」公募、水素ステーション普及に期待(モーニングスター)

 前週、パナソニックが米テスラと車用電池工場の検討を行っているとの報道から、自動車電池関連株に物色の矛先が向かう場面がみられた。そのようななか、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、「水素利用技術研究開発事業」の公募を3月下旬に開始すると発表した。

 NEDOは、燃料電池車の普及に備えた15年の水素ステーション運用開始を見据え、これまで得られた知見を活用し、より安全に運用する運転管理方法などを確立することを目指す。25年の普及拡大を視野に、低コストかつ安全・安心に配慮した水素ステーションの技術開発を行うと同時に、水素ステーションの構築を図る方針。また、水素ステーションの安全性・信頼性をさらに高め、同施設設置の促進を目指す。08年に導入したトヨタの燃料自動車FCHV?advは、500キロメートル以上の実用航続距離とマイナス30度からの低温起動走行を達成し、実用に向けての2つの大きな課題を解決。現在、燃料電池車の普及に向けコスト低減、小型・軽量化などの技術開発を継続している。

 主な関連銘柄―帝人、東レ、日合成、エアウォータ、大陽日酸、JX、浜ゴム>、新日鉄住金、神戸鋼、JFE、愛知鋼、日製鋼、日軽金HD、UACJ、中国工、化工機、千代化建、NOK、八千代工、豊田通商、岩谷産、シナネン、エネクス、東ガス、大阪ガス、邦ガスなど
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140304-00010001-biz_mos-nb

2014/03/04 不二サッシ急騰、難燃性Mg合金を利用した燃料電池を共同研究(サーチナ)

 不二サッシは急騰し、寄り付き直後には45円高(26.63%高)の214円を付ける場面があった。3日、子会社の不二ライトメタルが難燃性マグネシウム合金を利用した燃料電池の共同研究に着手したことを明らかにした。

 経産省の戦略的基盤技術高度化支援事業に、「非常用電源としてのマグネシウム空気電池を実現する難燃性マグネシウム合金鋳造薄板による革新的電極素材の開発」が採択された。

 本研究開発は、認定事業者の戸畑製作所が主体となって研究開発を進めるが、このうち、塑性(そせい)加工の適用性評価などの製造技術開発を不二ライトメタルが、電池の試作・評価は古河電池が担当する。

 開発期間は13―15年の3年間で、15年の量産化を目指している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140304-00000071-scn-biz

■海外ニュース
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<輸送>
●ゼネラルモーターズの燃料電池自動車、画期的な運転距離を達成(2013年10月22日)

 ゼネラルモーターズ(General Motors)は、同社のプロジェクト・ドライブウェイ(Project Driveway)の一環で燃料電池自動車「エクイノックス(Equinox)」を利用しているウォルト・ディズニー社(Walt Disney)のバーバンク・スタジオ(Burbank studio)がこのほど、実際の運転が10万マイルに達したと発表した。プロジェクト・ドライブウェイはエクイノックスを百数十台使った燃料電池自動車の市場化テスト実証試験で、2007年に始まった。
http://media.gm.com/content/media/us/en/gm/news.detail.html/content/Pages/news/us/en/2013/Oct/1022-fc-equinox.html

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆?燃料電池業界参入を考える事業者および関係者向けセミナー?【再掲】押さえたい燃料電池ビジネスの基礎知識2014
?燃料電池自動車の大量普及がもたらすインパクトとは?
◇講 師=森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)

 2015年には究極のエコカーと呼ばれる燃料電池自動車が一般に市販され、燃料電池は大量普及段階の入口にさしかかる。一方、定置式燃料電池システムも異業種からの新規参入が見られ、活況を呈している。家庭用燃料電池コージェネシステム「エネファーム」の普及は?100?200kWの中規模システムは他の分散型電源に勝るのか?事業用大型システムは・・・?

 本講では、燃料電池を取り巻くビジネスを展開するうえで「これだけは押さえたい」基礎知識を整理するとともに、国内外および異業種参入の動向、そして今後の見通しについて考察する。
1.国内の最新エネルギー事情
2.燃料電池自動車の本格展開に向けた動き
3.各用途に使用される定置式燃料電池システムの動向、市場導入と課題
 (1)家庭用燃料電池システム「エネファーム」
 (2)中規模燃料電池システム
 (3)事業用大型燃料電池システム
4.燃料電池の基本と現状
 (1)燃料電池の原理、種類、特徴
 (2)燃料電池の現状
5.国内新規参入企業動向
6.海外の燃料電池の動向
7.定置式燃料電池市場の将来性と展望
8.質疑応答
◇日 時:3月26日(金)午前10時?午後0時
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2?6?2 友泉西新橋ビル4F)
◇受講料:1名につき21,000円(消費税込)
◇参加申し込みは https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14085_input.html
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851

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