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□燃料電池ワールド Vol.1592
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■2014年03月04日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(02月25日)
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2014/02/25 ホノルル港でグリーンな持続可能な電力を提供するポータブル水素燃料電池ユニット
〔訳注〕港湾は、ディーゼルエンジン発電機を使用して米国内で水と大気を汚染する主な原因となっていた。サンディア国立研究所(Sandia National Laboratories)は昨年から問題解決に取り組み、パートナーのハワイ諸島の荷主であるヤング兄弟社(Young Brothers,Ltd)が2015年にかけてシステムの操作を行う。このシステムは20フィートの輸送用コンテナに収まり、30kW級燃料電池と水素貯蔵システム、電力変換装置で構成されている。このハワイプロジェクト(Hawaii project)は、米国エネルギー省エネルギー効率及び再生可能エネルギー局(U.S. Department of Energy’s Office of Energy Efficiency and Renewable Energy:EERE)と米国運輸省海事局(U.S. Department of Transportation’s Maritime Administration:MARAD)が共同で支援している
2014/02/25 豊田通商、メタノール燃料電池メーカーのオージャ・プロトニクス社と提携
〔訳注〕豊田通商(Toyota Tsusho)は、水素燃料電池よりも輸送や取り扱いが簡単なメタノール燃料電池を製造、開発しているカリフォルニア州フリーモントのオージャ・プロトニクス社(Oorja Protonics)と総代理店契約を締結した。まずは国内で水素充てんステーションの構築を目指す
オージャ社の社名をこれまで「オールジャ社」と表記してきましたが間違いでした。ウェブやメルマガの表記を順次オージャ社に変更していきます
2014/02/25 水圧破砕ブームは燃料電池自動車にとって再確認の基となる
〔訳注〕1990年代半ばには燃料電池自動車は、排気ゼロでガソリンエンジンに代わる理想的なものとして現れた。工業用水素は天然ガスを改質して作れるが、高い天然ガスの価格では経済的問題がある。しかし、水圧破砕のシェールガス採掘による天然ガス価格の低下がガソリンとの競争力を生み出したが、水素燃料流通インフラの構築という問題がまだ存在している
2014/02/25 自分で電力を供給するようになるデータセンターのラック
〔訳注〕マイクロソフト・リサーチ社(Microsoft Research)のホワイトペーパー「これ以上の電力インフラは要らない:燃料電池が電力供給するデータセンターに向けて(No More Electrical Infrastructure: Towards Fuel Cell Powered Data Centers)」の紹介。データセンターのコスト削減について検討している
2014/02/25 バラード社の最高財務責任者がニューヨークで行われるシュティーフル・ニコラウス2014産業会議で発表
〔訳注〕シュティーフル・ニコラウス社(Stifel Nicolaus)は、アメリカの投資銀行
■03月03日のWEB LINK NEWS
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2014/03/03 街全体で「ネット・ゼロ・エネルギー」に、道路沿いに太陽光発電所も建設(スマートジャパン)
消費する量と同等のエネルギーを創り出す「ネット・ゼロ・エネルギー」の取り組みが全国に広がってきた。三重県の桑名市では新たに開発する住宅街に太陽光発電所とスマートハウスを建設して、「ネット・ゼロ・エネルギー・タウン」に向けたプロジェクトが始まる。
桑名市が推進する「先進的都市型スマート住宅供給事業」の1つとして、大和ハウス工業が2015年7月のオープンを目指して「SMA×ECO TOWN陽だまりの丘」を建設する。1万6000平方メートルの土地に64戸のスマートハウスと、道路に沿った南側の斜面に太陽光発電所を設置して、街全体でエネルギーの生産量を拡大する計画だ。
HEMSを中核に各種の省エネ設備と技術を取り入れて、ネット・ゼロ・エネルギー・タウンの実現を促進していく。すべての住戸に高効率給湯器(エコキュート)か燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム)のどちらかを標準で装備するほか、リチウムイオン蓄電池と電気自動車の充電用コンセントも全戸に設置する徹底ぶりだ。
大和ハウス工業は2014年3月に桑名市から土地を譲り受け、8月をめどに工事を開始する。約1年後の2015年7月には住民の入居が始まる予定だ。街全体でネット・ゼロ・エネルギーをどこまで実現できるか、オープン後の利用実績が注目される。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140303-00010001-biz_it_sj-nb
※画像あり
■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●水素の使い方? そのアプリがここにある(2013年09月12日)
米国エネルギー省(DOE)は、水素を安全なやり方と使い方で燃料電池で発電するために、最良の演習と手順をより簡単に提供するために新しいアプリケーションを立ち上げた。パシフィック・ノースウエスト国立研究所(Pacific Northwest National Laboratory)が開発したアプリ「ハイドロジェン・ツールズ(Hydrogen Tools)」は、資源の多様性と、水素燃料電池システムや施設を設計したり、認可したり、または使用したりすることに関与するために水素の安全使用と取り扱いに焦点を充てたウェブベースの内容を搭載している。
http://apps1.eere.energy.gov/news/progress_alerts.cfm/news_id=20553
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆?燃料電池業界参入を考える事業者および関係者向けセミナー?【再掲】押さえたい燃料電池ビジネスの基礎知識2014
?燃料電池自動車の大量普及がもたらすインパクトとは?
◇講 師=森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)
2015年には究極のエコカーと呼ばれる燃料電池自動車が一般に市販され、燃料電池は大量普及段階の入口にさしかかる。一方、定置式燃料電池システムも異業種からの新規参入が見られ、活況を呈している。家庭用燃料電池コージェネシステム「エネファーム」の普及は?100?200kWの中規模システムは他の分散型電源に勝るのか?事業用大型システムは・・・?
本講では、燃料電池を取り巻くビジネスを展開するうえで「これだけは押さえたい」基礎知識を整理するとともに、国内外および異業種参入の動向、そして今後の見通しについて考察する。
1.国内の最新エネルギー事情
2.燃料電池自動車の本格展開に向けた動き
3.各用途に使用される定置式燃料電池システムの動向、市場導入と課題
(1)家庭用燃料電池システム「エネファーム」
(2)中規模燃料電池システム
(3)事業用大型燃料電池システム
4.燃料電池の基本と現状
(1)燃料電池の原理、種類、特徴
(2)燃料電池の現状
5.国内新規参入企業動向
6.海外の燃料電池の動向
7.定置式燃料電池市場の将来性と展望
8.質疑応答
◇日 時:3月26日(金)午前10時?午後0時
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2?6?2 友泉西新橋ビル4F)
◇受講料:1名につき21,000円(消費税込)
◇参加申し込みは https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14085_input.html
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851
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