燃料電池ワールド Vol.1591 (2014/03/03 08:54)

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□燃料電池ワールド Vol.1591
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■2014年03月03日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(02月24日)
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2014/02/24 ヒュンダイ(Hyundai)、次世代燃料電池自動車「イントラード(Intrado)」を発表

〔訳注〕この車は2014年のジュネーブ・モーターショーで公開される予定

2014/02/24 AFCエナジー社(AFC Energy)、タイの「エネルギー・ツー・ウェイスト(energy-from-waste:EfW)」プロジェクトで提案された燃料電池システムの採用を促進するための協力協定を締結

〔訳注〕この覚書を備えた契約は、都市固形廃棄物から気化した水素から再生可能電力を生産するために、AFCエナジー社の低コストの燃料電池システムの独占的使用権をウェイスト・ツー・トリシティ・インターナショナル(タイランド)社(Waste2Tricity International (Thailand) Ltd)に与えるという2013年10月31日に発表した事業化契約に基づいたもの。廃棄物エネルギー転換プロジェクトを推進するイギリスに本社を置くウェイスト・ツー・トリシティ社(Waste2Tricity Ltd)はAFCエナジー社の23%の株式を所有している。ウェイスト・ツー・トリシティ・インターナショナル(タイランド)社はウェイスト・ツー・トリシティ社の過半数所有子会社である。そして、タイ事業を推進するもう一つの協定参加企業はオルターNGR社(Alter NRG)で、カナダに拠点を置く大手廃棄物ガス化技術企業である。

2014/02/24 ウェイスト・ツー・トリシティ社、新しい合意がタイの「廃棄物からエネルギー」プロジェクトの立ち上げを加速する

〔訳注〕前の記事と同じタイプロジェクトの記事だが、前のはAFCエナジー社からのものだが、こちらはウェイスト・ツー・トリシティ社からのもの。内容は同じ。

■02月28日〜03月02日のWEB LINK NEWS
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2014/02/28 日鉄住金P&E、米社と国内水素ステーション建設で合意(日刊産業新聞)

 日鉄住金パイプライン&エンジニアリング(日鉄住金P&E、小野原一賀社長)と、米国のエアープロダクツ社(ジョン・メガレードCEO)は27日、日本国内での水素ステーション建設事業に係る提携で合意し、MOU(覚書)を締結したと発表した。これに伴い、新日鉄住金エンジニアリンググループとして、同事業に本格参入する。両社は日本市場でメジャープレーヤーのポジションを確立し、2014年度での初受注を目標に掲げ、25年までに国内1000カ所以上で計画されている燃料電池自動車(FCV)向け水素ステーション設置で、3割のシェアを目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140228-00010004-sangyo-bus_all

2014/02/28 2015年の市場導入を控える燃料電池車(FCV)の状況は?(レスポンス)

 そして、気づけば、2015年まで1年を切った。果たして、FCVの開発はどうなっているのか? 水素インフラの整備は用意できるのか? そんな疑問を抱えて、2014年2月26?28日に東京ビッグサイトにて開催された「FC EXPO2014?第10回[国際]水素・燃料電池展」に出かけた。

 2015年に向けて着々と準備されるトヨタとホンダに対して、日産の導入は2017年になるという。しかし、FCVの開発はしっかりと進んでおり、耐久性向上や燃料電池スタックの小型化、低コスト化も量産に向けた自信をうかがうことができた。

 つまりFCVの車両側の開発はそれなりに進んでおり、2015年には、新しいモデルが導入されるのは間違いない。また、問題となるコストも、本格導入がスタートして量産効果が出れば、確実に低減化できる。クルマ側の展望は案外楽観視しても良いのではないだろうか。
◆水素ステーションの建設は遅れを見せる

 一方、気になるのは水素インフラの状況だ。目標は「2015年に100か所程度」であった。しかし、現状では試験用に17か所の水素スタンドが運営されているだけ。しかも、そのスタンドは商用ではない。商用として国の補助制度である平成25年度の「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」で交付が決まったのは、わずか19か所にとどまった。

 つまり、現実のところ「2015年に100か所」という目標の達成は難しそうだ。しかも、水素の充填方法として、プレクール(水素を冷やして充填する)や車両と充填スタンドとの通信の規格が決定していないという問題もある。

 「HySUTは、そうした充填に必要な技術の実証を行っています。それぞれの要素技術は、すでに出来上がっており、それらを組み合わせて使ったときに問題が出ないかどうかを検証しているところです」と、HySUTの技術本部長である北中正宣氏は説明する。

 つまり技術的には、それなりの進捗があり、今は最終的な確認の段階だという。それでも水素ステーションの建設と技術的な検証は並行で進行しそうだと北中氏は言う。また、水素ステーション建設のための国からの補助金は増額される見通しだ。つまり、最初のつまずきはあるもしれないが、技術的な問題もすぐにクリアとなり、補助金の増加も水素ステーション普及の加勢になるという状況だ。

 しかし、燃料電池車普及に設けられた目標は高い。燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)は2010年に「2025年にFCV200万台、水素ステーション1000か所」という目標を設定した。正直、2015年からの10年間で200万台の普及は、本当に厳しい数字だと思う。毎月FCVが1万台売れても、年間で12万台にしか届かない。当然、最初の数年は、それほど大きく売れないだろうから、10年間の後半で、相当なヒット車にならないと難しいからだ。

 実際、その目標は達成できないかもしれない。しかし、だからといって「FCVは失敗だ」と言うのも誤りだ。世界に目を向ければ、2015年にFCVを先んじて市場に導入する意義は高い。ポスト化石燃料時代を見据えたとき、燃料電池技術は、日本にとってどうしてもモノにすべき技術だからだ。歩みが遅くても確実に一歩ずつ前進していればよしとすべきなのではないだろうか。
《レスポンス 鈴木ケンイチ》
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140228-00000038-rps-ind

2014/02/28 水素貯蔵・圧縮関連技術、特許総合力トップはトヨタ…パテント・リザルト(レスポンス)

 パテント・リザルトは2月28日、日本で出願された水素貯蔵・圧縮関連技術について、参入企業に関する調査結果を発表した。

 同調査では、水素貯蔵・圧縮関連技術の特許を抽出し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見たランキングを作成した。

 その結果、総合力ランキングでは、1位 トヨタ自動車、2位 本田技研工業、3位 日本製鋼所という結果となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140228-00000049-rps-bus_all

2014/03/01 BMW X5プラグインハイブリッド・プロトタイプを発表!CO2排出量は90g/km(clicccar)

 先の話となりますが、2020年には欧州で、2025年には北米で、燃料電池車の規制を満たしたモデルを展開する目標を掲げてることも、合わせてアピールされました。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140301-00010000-clicccarz-bus_all

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●ローレンス・リバモア国立研究所、排水処理技術を実証(2013年09月03日)

 ローレンス・リバモア国立研究所(Lawrence Livermore National Laboratory:LLNL)の研究者たちは、燃料電池で使用する水素ガスに排水処理施設の副生成物に変換するバイオエネルギー技術を実証するために、フロリダ州に本拠を構えるケマジー社(Chemergy Inc.)とパートナーシップを結んでいる。

 カリフォルニア・エネルギー諮問委員会(California Energy Commission)とケマジー社が共同で拠出して、湾岸地域バイオソリッド・エネルギー連合(Bay Area Biosolids to Energy (BAB2E) Coalition、バイオソリッド◆水処理施設で生成される下水汚泥)が主催している175万ドルのプロジェクトは、カリフォルニア州アンティオキア(Antioch)のデルタ・ディアブロ衛生地区(Delta Diablo Sanitation District:DDSD)施設で限られた工業的規模で統合されたシステムの実証を行う。このプロジェクトの他のパートナーは、米国エネルギー省燃料電池技術局(U.S. Department of Energy (DOE) Fuel Cell Technologies Office)と、米国国防総省建設技術研究所(U.S. Department of Defense (DoD) Construction Engineering Research Laboratory (CERL))である。
https://www.llnl.gov/news/newsreleases/2013/Sep/NR-13-09-03.html#.Uji0Yn-c7aM

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆?燃料電池業界参入を考える事業者および関係者向けセミナー?【再掲】押さえたい燃料電池ビジネスの基礎知識2014
?燃料電池自動車の大量普及がもたらすインパクトとは?
◇講 師=森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)

 2015年には究極のエコカーと呼ばれる燃料電池自動車が一般に市販され、燃料電池は大量普及段階の入口にさしかかる。一方、定置式燃料電池システムも異業種からの新規参入が見られ、活況を呈している。家庭用燃料電池コージェネシステム「エネファーム」の普及は?100?200kWの中規模システムは他の分散型電源に勝るのか?事業用大型システムは・・・?

 本講では、燃料電池を取り巻くビジネスを展開するうえで「これだけは押さえたい」基礎知識を整理するとともに、国内外および異業種参入の動向、そして今後の見通しについて考察する。
1.国内の最新エネルギー事情
2.燃料電池自動車の本格展開に向けた動き
3.各用途に使用される定置式燃料電池システムの動向、市場導入と課題
 (1)家庭用燃料電池システム「エネファーム」
 (2)中規模燃料電池システム
 (3)事業用大型燃料電池システム
4.燃料電池の基本と現状
 (1)燃料電池の原理、種類、特徴
 (2)燃料電池の現状
5.国内新規参入企業動向
6.海外の燃料電池の動向
7.定置式燃料電池市場の将来性と展望
8.質疑応答
◇日 時:3月26日(金)午前10時?午後0時
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2?6?2 友泉西新橋ビル4F)
◇受講料:1名につき21,000円(消費税込)
◇参加申し込みは https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14085_input.html
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851

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