燃料電池ワールド Vol.1588 (2014/02/26 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.1588
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■2014年02月26日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(02月21日)
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2014/02/21 ハラ・ビステオン社、初の量産燃料電池自動車を支援

〔訳注〕ハラ・ビステオン・クライメイト・コントロール社(Halla Visteon Climate Control Corp.)は、ヒュンダイ自動車グループ(Hyundai Motor Group)の燃料電池自動車の世界初の量産で、燃料電池スタックにクリーンな加圧空気を供給する加圧圧縮機を供給する。同社は世界で2番目の規模の自動車空調部品及びシステムのグローバルサプライヤーで、ビステオン社(Visteon Corporation)が70%を所有している。本社は、ミシガン州にある

2014/02/21 第10回国際水素・燃料電池展に米国パビリオンが出展

〔訳注〕出展企業は以下の通り。オールジャ・プロトニクス社(Oorja Protonics)、米国ハイブリッド社(US Hybrid Corporation)、Pdcマシーンズ社(Pdc Machines)、バハリト・パウダー社(Parajito Powder)、サルファ・トラップ社(Sulfa Trap, Inc.)、米国燃料電池・水素エネルギー協会(Fuel Cell and Hydrogen Energy Association)、ブレイクスルー・テクノロジーズ研究所(Breakthrough Technologies Institute)/フュエルセルズ2000(Fuel Cells 2000)、米国海外商業サービス(U.S. Foreign Commercial Service)

2014/02/21 ハイドロジェニックス社、3月7日に第4四半期と年末電話会議を開催

〔訳注〕カナダのハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)が財務報告を行う会議を発表

■02月25日のWEB LINK NEWS
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2014/02/25 【ジュネーブモーターショー14】ヒュンダイ、イントラード 発表…軽量構造の次世代燃料電池コンセプト(レスポンス)

 韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は2月24日、コンセプトカーの『イントラード』(INTRADO)の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー14で初公開される。

 イントラードは、ヒュンダイの次世代燃料電池パワートレインを搭載したコンセプトカー。2013年1月、同社の新社長に就任したペーター・シュライヤー チーフデザインオフィサーの主導の下、初めて開発されたヒュンダイ車でもある。

 SUV風の力強いデザインは、モチーフを航空機に求めた。ヒュンダイのデザイン言語、「フルーデリック・スカルプチャー」(流体彫刻)を進化。「フルーデリック・スカルプチャー2.0」を、ヒュンダイのコンセプトカーとして、初採用する。なお設計は、ドイツにあるヒュンダイの欧州R&Dセンターが担当。

 イントラードの次世代燃料電池パワートレインは、欧州市場へ2013年夏に投入した市販燃料電池車、『ix35フューエルセル』用に対して、小型軽量化したシステム。二次電池は、蓄電容量36kWhのリチウムイオンバッテリー。水素満充填状態で、最大600kmを走行できる。水素の補充は、数分間で完了。

 先進の素材を使用した軽量構造ボディも、イントラードの特徴。車体中央はカーボンフレーム構造で、この上にボディパネルを取り付ける。ヒュンダイによると、この強固な構造のおかげで、ボディパネルの素材選択やデザインの自由度を向上させているという。イントラードの場合、ボディパネルは超軽量な先進のスチール素材としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140225-00000019-rps-ind
※写真あり

2014/02/25 豊田通商、直接メタノール燃料電池事業に参画…米国ベンチャーと代理店契約(レスポンス)

 豊田通商は、米国の直接メタノール燃料電池(DMFC)の開発・製造会社である米・オージャ社と日本市場への事業展開に関する総代理店契約を2月24日に締結したと発表した。

 豊田通商は、オージャ社のDMFCを日本へ導入することで、これまでにない新たな電力供給の手段を、日本市場へ供給することを目指す。まずは2月26日から28日に東京で開催される「FC EXPO 2014(国際水素・燃料電池展)」にDMFCを出展、販売を開始し、日本の燃料電池市場へ進出する。

 DMFCは運搬や取り扱いが容易なメタノールを燃料として使用し、燃料電池内で化学反応を起こすことにより発電する発電機。既に世界中で流通網が整備されているメタノールを使用することで、近年注目されている水素の燃料電池と比べても、低いコストでの導入が可能で、安定的な電力供給源としての活用が見込まれている。

 オージャ社は高い発電効率を実現する技術を有しており、同社の製品は米国において、既にさまざまな用途に使用され、高い評価を受けている。また、電力インフラが整備されている都心部だけではなく、未整備の郊外の安定した電力への需要に対応する取り組みも積極的に進めている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140225-00000047-rps-bus_all
※写真あり

2014/02/25 家庭向けの都市ガス、小売り全面自由化へ 経産省方針 「電力の後」見通し(産経新聞)

 経済産業省は24日、ガス事業の制度見直しを審議する有識者会議「ガスシステム改革小委員会」を開き、家庭向け都市ガスの小売りを全面自由化する方針を固めた。電力では平成28年をめどに小売り全面自由化に踏み切る予定で、同様の改革をガス事業でも進め相互参入を促す。さらに、今回の改革でエネルギー業界の競争を活発化させ、電力・ガス料金の引き下げも視野に入れる。

 同日の会合では、旭川ガス(北海道)など小規模事業者から意見を聞き、各社から「ビジネスチャンスが広がる可能性がある」など自由化を容認する意見が多く出た。これまで大手や中堅も受け入れ姿勢を示しており、有識者会議は4月にも自由化に向けた制度設計の検討に入る方針だ。自由化後にガス設備の保安体制をどのように維持するかなどが検討課題になる。

 全面自由化の実施時期については、競争条件を整えるため電力と同じ28年にすべきだとの意見もあるが、一定の準備期間が必要なため先行する電力よりも後になる見通し。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140225-00000101-san-bus_all

■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●アクタ社、フィリピンと中国で新しいパートナーと契約を結ぶ(2013年09月)

 アクタ社(Acta S.p.A.)は、フィリピンの通信基地局で燃料電池バックアップ電源の試運転のために、同国で2番目の主要な通信会社と契約を結んだ。この新しい試運転はリード・コア・テクノロジーズ・システムズ社(Lead Core Technology Systems Inc)とのパートナーシップで行われる。アクタ社はまた、中国での電解槽とバックアップ電源システムの販売のために上海サンワイズ・エナジー・システムズ社(Shanghai Sunwise Energy Systems Co. Ltd.)とパートナーシップを結んだ。
http://www.sentpressrelease.com/email/attachment/download?hash=594a9b5870f18a1a66c5096fa24d1d6ab6ef000952e38bbe99a7488b0d840de5

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆?燃料電池業界参入を考える事業者および関係者向けセミナー?【再掲】押さえたい燃料電池ビジネスの基礎知識2014
?燃料電池自動車の大量普及がもたらすインパクトとは?
◇講 師=森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)

 2015年には究極のエコカーと呼ばれる燃料電池自動車が一般に市販され、燃料電池は大量普及段階の入口にさしかかる。一方、定置式燃料電池システムも異業種からの新規参入が見られ、活況を呈している。家庭用燃料電池コージェネシステム「エネファーム」の普及は?100?200kWの中規模システムは他の分散型電源に勝るのか?事業用大型システムは・・・?

 本講では、燃料電池を取り巻くビジネスを展開するうえで「これだけは押さえたい」基礎知識を整理するとともに、国内外および異業種参入の動向、そして今後の見通しについて考察する。
1.国内の最新エネルギー事情
2.燃料電池自動車の本格展開に向けた動き
3.各用途に使用される定置式燃料電池システムの動向、市場導入と課題
 (1)家庭用燃料電池システム「エネファーム」
 (2)中規模燃料電池システム
 (3)事業用大型燃料電池システム
4.燃料電池の基本と現状
 (1)燃料電池の原理、種類、特徴
 (2)燃料電池の現状
5.国内新規参入企業動向
6.海外の燃料電池の動向
7.定置式燃料電池市場の将来性と展望
8.質疑応答
◇日 時:3月26日(金)午前10時?午後0時
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2?6?2 友泉西新橋ビル4F)
◇受講料:1名につき21,000円(消費税込)
◇参加申し込みは https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14085_input.html
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851

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