燃料電池ワールド Vol.1586 (2014/02/24 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.1586
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■2014年02月24日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※PEMDREAMニュース
【再掲】「燃料電池の夢」サイト「PEMDREAMニュース」に1日、「2014年01月 活動メモ」を載せました。http://pemdream.com/index.php?QBlog-20140201-1

■世界のヘッドライン(02月19日)
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2014/02/19 イギリスの大学、燃料電池自動車のためのよりよい水素システムを探る〔訳註〕昨日のボルトン大学(University of Bolton)の記事の再論
2014/02/19 水素燃料の貯蔵問題に対処するためのチーム
〔訳註〕昨日のボルトン大学(University of Bolton)の記事の再論だが、上記とは違う報道機関

2014/02/19 ニア・パワー社、第1世代の発電機バズバー技術に対する消費者の需要に満足
〔訳註〕ニア・パワー・システムズ社(Neah Power Systems, Inc.:NPWZ)は、モバイル充電器バズバー(BuzzBar)の第一世代の販売を終了し、第2世代を開発中であると発表した

2014/02/19 フランスは水素エネルギー分野のチャンピオンになるかもしれない〔訳註〕17日付けのニュースの再論

2014/02/19 国立再生可能エネルギー研究所の科学者、藻類による水素製造にフェレドキシンの操作を発見
〔訳註〕11日付けの藻類クラミドモナス(Chlamydomonas)による水素製造についての詳論
2014/02/19 韓国で完成した世界最大の燃料電池発電所
〔訳註〕フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.:FCEL)が、2.8MW級燃料電池プラントが21基で構成される京畿グリーンエネルギー燃料電池発電所は2012年11月から建設を開始し、このほど完成したと発表した。また、ポスコ・エナジー社(POSCO Energy)に今年第一四半期に3.7MW分の燃料電池を販売した。

■02月21〜23日のWEB LINK NEWS
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2014/02/21 太陽光など実証実験 土屋ホームなど、積雪寒冷地型スマートハウス(SankeiBiz)

 北海道の今年度環境・エネルギープロジェクト形成促進事業の一環として、土屋ホームと北海道ガス、ディンプレックス・ジャパンの3社が建設を進めていた積雪寒冷地型スマートハウス街区形成開発事業モデル住宅「BEST TWOBY ZERO」が札幌市北区のピープル新琴似に完成、実証実験を開始した。

 このモデル住宅は、土屋ホームが新構法の2×6充填断熱と外断熱のダブル断熱を採用、また土間床工法基礎断熱で高断熱・高気密を実現する一方、窓には複層ガラス樹脂サッシ、換気は熱交換型換気システムを取り入れている。さらに太陽光発電や、地中熱を取り入れたヒートポンプ暖冷房システムなども導入。省エネ、創エネの工夫が随所に取り入れられている。

 土屋ホームの大吉智浩専務は「省エネの住まい、創エネ設備、高効率の暖冷房システムなどでエネルギー収支がZEROとなる。またランニングコストでは、35年間で従来の住宅に比べて700万円以上の光熱費が軽減できる見通し」と試算し、実証実験で数値の裏付けを重ねるという。
(写真説明:太陽光、燃料電池、畜電池などを連携させた積雪寒冷地向けのスマートハウス)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140220-00000018-fsi-bus_all

2014/02/21 【コラム】2018平昌、世界初の親環境オリンピックに(1)(中央日報日本語版)

 ロシアのソチで冬季オリンピックが真っ最中だ。2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックまでもう4年しか残っていないという意味だ。オリンピックを準備する韓国が注視すべきは2020年東京夏季オリンピックを招致した日本だ。日本の安倍晋三首相は、親環境オリンピックを開くと宣言した。オリンピック競技場や関連施設の照明と諸般施設の稼動を全て太陽光や風力発電によるエネルギーでカバーするだけでなく、排出された二酸化炭素はグリーン電力証書やグリーン熱証書などの活用で相殺すると発表した。オリンピックに必要な交通手段ンもハイブリッドカーや電気自動車(EV)、燃料電池自動車で運行することとも明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140221-00000034-cnippou-kr

2014/02/21 アップルとテスラの会談報道に見る、「なぜ今、クルマのスマート化に話題が集まるのか」(エンジニアtype)
■産業を一変させる「トータルパッケージ」はどこが出すか

 もう一つ、イノベーションに時間がかかる理由は、そもそも自動車のような高級品は買い替えのサイクルが長いから。これもUIEの事例として、今手掛けている自動車向け開発は2016年モデル用のものだったりと、息の長いものになっています。

 さらに、Webやスマホアプリと違って、とりわけ車載システムの場合は、安全面などを考えるとリーンな開発手法では通用しません。

 ネット接続によるバージョンアップやサーバ側での管理によって、前ほどシステム納品時の品質が重要ではなくなっているものの、フルパッケージで完成度の高いものを提供する必要がある分野なのです。

 この点で、先に挙げた【1】?【3】のフェーズを全部すっ飛ばして【4】の自動操縦に取り組んでいるGoogleや、電気自動車のトレンドに対抗して独自の燃料電池カーの研究を進めているトヨタは、この市場の特徴をよく理解していると感じます。「大きく人の生活を変えるモノは、技術、UX、販売網などすべてを整えてからトータルパッケージでリリースしなければならない」というのは、AppleのiPhoneしかり、トヨタのハイブリッドカー『プリウス』しかり、過去のイノベーションの歴史が証明しています。

 これは資金力のある企業でないと至難の業ですが、だからこそ、日本企業ではトヨタへの期待は大きい。事業再編の真っただ中にあるソニーやパナソニックにも、この分野で奮起してほしいと思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140221-00010000-etype-sci&p=1

2014/02/21 【中国国際用品展14】飽和市場と車両の電子化・軽量化がアフタービジネスに変化もたらす…JCレゾナンス松永博司氏(レスポンス)

 このフォーラムのトップバッターとして、国際オートアフターマーケットEXPOや国際自動車通信技術展などのオーガナイザーであるJCレゾナンス代表取締役社長の松永博司氏が「日本の自動車社会とアフターマーケット」をテーマに講演した。

 松永氏は冒頭、日本のアフターマーケットの歴史について概説。100年以上にわたる自動車販売と、その後生み出されてきた車検を始めとする法制度、そしてアフタービジネスについて説明した。

 続いて松永氏は、「PHVや燃料電池車(FCV)といった新しいエコカーの進化がもたらす車両の電子化と、素材の技術革新による軽量化によって、アクセサリーの装着や分解・修理・加工がいっそう難しくなる。つまり、用品の部品化が進み、メーカー系のディーラーでなければカスタムや修理ができなくなり、補修費用も上昇するだろう。必然的にアフターマーケットのビジネスは大きく変化していくはず」と予測した。
「また日本では、2015年に燃料電池車も市販されるようになり、EV/PHVなども含め、車両の残価指標も変わっていく」と述べ、「飽和しコモディティ化した日本の自動車アフターマーケットが迎える変化は中国のアフターマーケット事業関係者にも大きな示唆やヒントを与えることになるのでは」と示唆を与えた。3月14日からは、東京ビッグサイトで同社主催による国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE)の開催が予定されており、このイベントへの参加・来場を呼びかけて講演を締めくくった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140221-00000058-rps-bus_all
※写真あり

2014/02/21 水素で発電技術開発へ 産総研と東北大が協定締結(福島民報)

 福島県郡山市に新たな研究拠点を設ける産業技術総合研究所(産総研)と東北大は20日、東日本大震災からの復興・再生を目指した産学官連携・協力に関する協定を締結した。郡山市に4月、開所する産総研福島再生可能エネルギー研究所を拠点に、水素を燃料とした発電技術や高効率の太陽光電池などを研究する。 

 同研究所で共同研究する、水素キャリア(アンモニア)を直接燃焼し、発生した水蒸気でタービンを回して発電する技術はこれまで東北大が先進的に取り組んできた。産総研と共に実施するこの技術の大規模な実証研究は世界初という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140221-00000005-fminpo-l07

2014/02/22 「長崎は重要拠点の位置づけ」 三菱日立パワーシステムズ社長(産経新聞)

 日立製作所と三菱重工業の火力発電事業を統合した新会社「三菱日立パワーシステムズ」(横浜市西区)の西沢隆人社長が21日、三菱重工長崎造船所(長崎市飽の浦町)で記者会見を開き、火力発電用のボイラーや蒸気タービンを製造する長崎工場について「当社にとって重要な製造拠点と位置づけており、ここが頑張らないと全体の成長も望めない」と述べた。
                   ◇

 三菱日立パワーシステムズは1日に発足し、火力発電や地熱発電の開発・製造のほか、環境装置や燃料電池事業を手掛ける。長崎造船所内の関連部署も、パワーシステムズに移管され、長崎工場となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140222-00000046-san-l42
※写真あり

2014/02/22 2020年東京オリンピックで次世代技術車が大活躍する!?(clicccar)

 日本自動車工業会の豊田章男会長が「東京オリンピックは日本の技術をアピールする好機」と話すように最新技術を投入した次世代車を公開する場としては絶好の機会。「究極のエコカー」と呼ばれる水しか排出しないFCV(燃料電池車)は2015年にトヨタとホンダが、2017年には日産が市販を予定しています。

 また日野やいすゞもEVやPHV、FCVバスを開発中で、東京オリンピックで日本を訪れる外国人の空港からの送迎用としての利用を検討している模様。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140222-00010001-clicccarz-bus_all

2014/02/22 埼玉県住まいづくり協議会が「低炭素社会における家づくり」を表彰(エコノミックニュース)

 現在、自立循環型住宅を解説する場合、先の三井所清典氏も今回の講演で述べていたが、省エネ住宅設計のうえで3つの要素技術、「自然エネルギー活用技術」「建物外皮の断熱技術」「省エネ設備技術」があり、それらを細分化して「13の技術」が提唱されている。なかで、あの震災以降に注目されているのは、太陽光発電や燃料電池などの省エネ設備技術である。

 しかし、今回の「埼玉県環境住宅賞」受賞作品をみると省エネ設備技術よりも、自然エネルギー活用技術を重視した住宅が多い。

 掲載した図版は優秀賞を獲得した築130年の古民家を再生した住宅だが、伝統工法と最新技術を巧みに組み合わせた設計が評価された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140222-00000212-economic-bus_all

■海外ニュース
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<輸送>
●バラード社とアジュール社、バス計画を確定(2013年09月26日)

 昨年5月に発表した覚書はさらに進んで、バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は、アジュール水素エナジー化学&技術社(Azure Hydrogen)の中国における燃料電池バスプロジェクトを支援するために複数年の正式契約を締結したと発表した。計画の最初の段階でバラード社は、中国でアジュール社がバスの発電モジュール「FCベロシティ-HD7(FCvelocity〓-HD7)」の組み立てを可能にするためのライセンスと関連機器、エンジニアリング業務を提供することで合意した。現段階での契約の予想価格は約1100万ドルである。
http://www.ballard.com/about-ballard/newsroom/news-releases/news09261301.aspx

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆FC EXPO 2014?第10回[国際]水素・燃料電池展?【再掲】
◇会 期:2月26日(水)?28日(金)
◇会 場:東京ビッグサイト
◇主 催:リード エグジビション ジャパン 株式会社
◇共 催:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇併催企画:FC EXPO 専門技術セミナー

 [水素・燃料電池] 研究発表大会 ?FC アカデミック フォーラム?
◇詳細は、http://www.fcexpo.jp/About/Outline/

☆?燃料電池業界参入を考える事業者および関係者向けセミナー?【再掲】押さえたい燃料電池ビジネスの基礎知識2014
?燃料電池自動車の大量普及がもたらすインパクトとは?
◇講 師=森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)

 2015年には究極のエコカーと呼ばれる燃料電池自動車が一般に市販され、燃料電池は大量普及段階の入口にさしかかる。一方、定置式燃料電池システムも異業種からの新規参入が見られ、活況を呈している。家庭用燃料電池コージェネシステム「エネファーム」の普及は?100?200kWの中規模システムは他の分散型電源に勝るのか?事業用大型システムは・・・?

 本講では、燃料電池を取り巻くビジネスを展開するうえで「これだけは押さえたい」基礎知識を整理するとともに、国内外および異業種参入の動向、そして今後の見通しについて考察する。
1.国内の最新エネルギー事情
2.燃料電池自動車の本格展開に向けた動き
3.各用途に使用される定置式燃料電池システムの動向、市場導入と課題
 (1)家庭用燃料電池システム「エネファーム」
 (2)中規模燃料電池システム
 (3)事業用大型燃料電池システム
4.燃料電池の基本と現状
 (1)燃料電池の原理、種類、特徴
 (2)燃料電池の現状
5.国内新規参入企業動向
6.海外の燃料電池の動向
7.定置式燃料電池市場の将来性と展望
8.質疑応答
◇日 時:3月26日(金)午前10時?午後0時
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2?6?2 友泉西新橋ビル4F)
◇受講料:1名につき21,000円(消費税込)
◇参加申し込みは https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14085_input.html
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851

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