燃料電池ワールド Vol.1581 (2014/02/17 10:49)

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□燃料電池ワールド Vol.1581
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■2014年02月17日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※PEMDREAMニュース
【再掲】「燃料電池の夢」サイト「PEMDREAMニュース」に1日、「2014年01月 活動メモ」を載せました。http://pemdream.com/index.php?QBlog-20140201-1

■世界のヘッドライン(02月12日)
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2014/02/12 SFCエナジー社(SFC Energy)、カナダの小型船舶のために燃料電池「イーフォイ・カムフォート(EFOY COMFORT)」の販売網を拡大

〔訳注〕SFCエナジー社の国際的なディーラー・ネットワークにウエスタン・マリーン社(Western Marine Company)が加わり、トロント国際ボートショー(Toronto International Boat Show)で展示をするというニュース

2014/02/12 プロトン・パワー社(Proton Power)、アジア太平洋地域で海上燃料電池製品の実現可能性調査を契約

〔訳注〕この契約額は29万7000ユーロで、2014年9月までに終了する。そして終了時には、数百ユニットの注文がある予定だ。

2014/02/12 覚書はアライド社(Allied)の新技術とともに署名された

〔訳注〕2月3日に報じた、産業用燃料電池発電のAFCエナジー社(AFC Energy plc)と米国の化学品メーカー、アライド・ニュー・テクノロジーズ社(Allied New Technologies Inc:Allied)とが交わした法的拘束力のない覚え書きについての再論。AFCエナジー社の米国市場への最初の来襲と言われている

2014/02/12 2014年度中小企業革新研究/中小企業技術移転(Business Innovation Research and Small Business Technology Transfer:SBIR/STTR)は、4つの水素・燃料電池プロジェクトを含む受賞者を発表
〔訳注〕米国エネルギー省の発表

2014/02/12 セレス・パワー社(Ceres Power)、日本での商業的前進と拡張をコメント

〔訳注〕イギリスのセレス・パワー社は、日本の相手先ブランド供給(OEM)パートナーのサイトで進めている1kW級のスチール・セル技術(Steel Cell technology)の評価契約(Evaluation Agreement)を締結した。スチール・セル技術ではすでに日本の別のOEMと日本での試験が進行中である。セレス社は4月には関西地区で事務所を開設する予定で、日本の家庭用燃料電池「エネファーム」に非常な関心を持っている

2014/02/12 新しいクリアエッジ・パワー社(ClearEdge Power)の燃料電池「ピュアセル(PureCell)に対するディーゼル発電機の比較
〔訳注〕2月7日の記事の再論

2014/02/12 H2ロジック社(H2 Logic)、ハンブルグに水素充てんステーションを提供

〔訳注〕H2ロジック社は、ドイツの大手インフラ・プロバイダーの競争入札で落札、乗用車のための「H2ステーションCAR-100(H2Station CAR-100)」を設置する。これは、2015年までにドイツ国内で計画された50カ所のネットワークの一部となる

2014/02/12 水素ステーションを建設せよ:ポール・コリンズのビッグ・アイディア

〔訳注〕カナダの日刊紙としては最大部数を誇るスター(Star)紙の記事。筆者は、配電網システムのインフラ整備を含めた水素燃料電池ステーションの建設を主張しているが、現地の事情に疎い自分には、この提案の意義はよく分からない

2014/02/12 北米の燃料電池技術市場:2013年から2018年までの間に期待される33%以上の年平均成長率

〔訳注〕北米の燃料電池技術市場は、2013年の初めには1億5710万ドルに達し、2018年までに6億6770万ドルに成長すると予測している。現在のコストでは政府のインセンティブが必要だが、エネルギー省の予測では、2018年にコストの点で他のオプションと競合すると述べている

2014/02/12 水素燃料電池は新たなパートナーシップに焦点を充てている

〔訳注〕この記事は、フランスに本社を置く世界最大の原子力産業複合企業であるアレバ社(Areva)と、同じくフランスに本社を置く世界的な電機メーカーのシュナイダー・エレクトリック社(Schneider Electric)が戦略的パートナーシップを締結した。この提携により両組織は、水素燃料電池に基づく新しいエネルギー管理とエネルギー貯蔵の解決策を開発すると報じている。アレバ社は「グリーンエナジー・ボックス(Greenergy Box)」システムを利用する。このシステムは、電気分解による水素燃料の生産に余剰電力を使用するよう設計されている

2014/02/12 インテリジェント・エナジー社(Intelligent Energy)は株式市場でまさに浮上しようとしている

〔訳注〕イギリスのレスター・マーキュリー紙の記事。11日の「ロンドンでの新規株式公開のために金融会社を雇った」というニュースに合わせて、インテリジェント社のこれまでの業績などを詳しく紹介し、期待を持たせている

2014/02/12 ジュネーブ・モーターショーで発表されるホンダ(Honda)のシビック(Civic)タイプRコンセプト

〔訳注〕2014ジュネーブ・モーターショーでのホンダのラインアップを紹介。その中で、日米で2015年に発進するホンダの次世代燃料電池自動車FCEVコンセプトは、潜在的なスタイリングの方向をほのめかして初めてヨーロッパに出現すると述べている

■02月14〜16日のWEB LINK NEWS
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2014/02/14 ホンダ、FCVから公共施設へ電力供給する実証実験を開始(レスポンス)

 ホンダは、福岡県北九州市が取り組んでいる「北九州スマートコミュニティ創造事業」における共同実証実験として、燃料電池電気自動車『FCXクラリティ』から公共施設へ非常用電力を供給する実験を開始した。

 実験では、北九州市にある「いのちのたび博物館」に、一般家庭のおよそ6日分の使用電力を供給できる、最大出力9kWの外部給電機能を装備したFCXクラリティを使用して、非常用給電(V2L・ビークルトゥロード)を行う。

 ホンダは、昨年4月より経済産業省の「スマートコミュニティー実証」事業の一環として、「北九州市環境ミュージアム」の敷地内にある「北九州エコハウス」にFCXクラリティから電力を供給し、電力ピークカットに貢献する電力平準化の新たな方法として、V2H(ビークルトゥホーム)実証実験を行っている。

 今回は、FCXクラリティに積載した可搬型インバータボックスから、公共施設である「いのちのたび博物館」の10kW蓄電装置へ非常用電力を供給する。これにより、FCXクラリティの緊急時における移動可能な発電設備としての実用性に加え、災害時に避難所となる学校などの公共施設へのV2Lの効果検証を行っていく。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140214-00000050-rps-bus_all

2014/02/15 川崎国際環境技術展始まる/神奈川(カナロコ by 神奈川新聞)

 このほか、究極のクリーンエネルギーとして注目される水素について、水素を常温常圧の液体で運搬する技術を開発した「千代田化工建設」(横浜市西区)がブースを初出展。またテーマ企画として「世界に羽ばたく川崎」と題し、市や市内企業の環境技術による海外展開の取り組み事例や、市と関わりの深い海外地域との連携事例などを大型の世界地図で紹介するコーナーも設けられている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140215-00000008-kana-l14

2014/02/16 廃糖蜜で発電 一貫プラント製造、全国初の試み(琉球新報)

 バイオ水素技術研究所(那覇市、藤澤愼悟社長)は、廃糖蜜で水素を生産し発電するプラントの製造や電力供給システムの開発に取り組んでいる。全国初の試み。15日までに、実験プラントと制御システムを設計、製造した。本格的な工場の建設に向け、規模が大きくなった場合の影響など検証作業を進め、新エネルギーとして注目される水素電力の実用化を目指す。

 水素は糖蜜の微生物発酵で生産する仕組み。横浜国立大学名誉教授の谷生重晴氏などの技術協力を得て、安定的に水素を生産できるプラントを設計、製造することに成功した。谷生氏は水素を出す微生物を約30年研究し、2004年に水素の発生に優れた微生物を発見した。

 実験プラントは発酵用タンクが200リットルの容量で、水素と酸素を反応させて電気を取り出す燃料電池を設置した。発酵温度などを制御するシステムも独自に開発した。糖蜜8キログラムから1立方メートルの水素を生産し、1キロワット時を発電できる試算だ。現在、生産効率の向上やコスト軽減を図るため実証実験を重ね、データ蓄積を進めている。同社は南北大東村などサトウキビ生産地である県内離島への導入を提案する。両村の場合で、全世帯の年間電力量を、同村から回収する廃糖蜜で賄える可能性があるという。

 藤澤社長は「まだ課題はあるが、実験段階で水素1立方メートルの生産コスト約60円を半分に落とせることは可能。廃糖蜜を有効活用できれば、農業支援も図れる。沖縄で新しい技術を確立し、エネルギーの地産地消を実現させたい」と意気込みを語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140216-00000003-ryu-oki
※写真あり

■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●英国の自動車ロードマップ(2013年09月)

 英国政府は、「今日、未来をドライブ(Driving the future today)―英国の超低排ガス車の戦略」を発表した。このドキュメントは以下からダウンロードできる。
https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/236811/ultra-low-emission-vehicle-strategy-summary.pdf

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第5回 創・蓄・省エネフォーラム【再掲】

 今回は、今後のエネルギーベストミックスを念頭に、新たな提携・連携先の発掘等を支援し、エネルギー及び環境関連産業の更なる振興を図る目的で、燃料電池及び水素エネルギーに関わる材料面における技術開発状況と燃料電池システムの導入・普及促進の状況や、産業機器向けリチウムイオン電池製品の開発状況及びその安全性・特性評価方法について、企業及び学術団体の専門家をお招きしご講演いただきます。講演者との情報交流の場も設けておりますので、是非自社の製品開発などにご活用ください。
◇日 時:2月19日(水)13:30?17:30
◇場 所:サン・エールさがみはら2階 第1研修室 http://sunyell-sagamihara.jp/
◇内 容:
13:40〜14:50 「産業用機器向けリチウムイオン電池製品の開発、および各種性能評価」

 有馬理仁氏(大和製罐株式会社技術管理部新規事業室グループリーダー)
14:50〜15:05 神奈川県より事業紹介
15:15〜15:55 「燃料電池の魅力とその普及に向けた燃料電池開発情報センターの取組」
 吉武優氏(燃料電池開発情報センター常任理事)
16:00〜17:00 「材料が切り開くこれからの燃料電池と水素社会」

 太田健一郎氏(横浜国立大学グリーン水素研究センター特任教授、燃料電池開発情報センター代表)   
◇参加費:無料
◇定 員:80名
【お申し込みはこちらから↓】
参加ご希望の方は、「会社名:、氏名:、メールアドレス:、連絡先電話番号:」を記載して、kankyou@sic-sagamihara.jp までお申し込みください。
または、以下のサイトより申込書(WORD)をダウンロードし内容を明記の上、
http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20140219.html
同じくメールで、kankyou@sic-sagamihara.jp までお申し込みください。
◇主催者:(株)さがみはら産業創造センター
◇協力:神奈川県

☆FC EXPO 2014?第10回[国際]水素・燃料電池展?【再掲】
◇会 期:2月26日(水)?28日(金)
◇会 場:東京ビッグサイト
◇主 催:リード エグジビション ジャパン 株式会社
◇共 催:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇併催企画:FC EXPO 専門技術セミナー

 [水素・燃料電池] 研究発表大会 ?FC アカデミック フォーラム?
◇詳細は、http://www.fcexpo.jp/About/Outline/

☆?燃料電池業界参入を考える事業者および関係者向けセミナー?【再掲】押さえたい燃料電池ビジネスの基礎知識2014
?燃料電池自動車の大量普及がもたらすインパクトとは?
◇講 師=森 豊氏(森豊技術士事務所 工学博士)

 2015年には究極のエコカーと呼ばれる燃料電池自動車が一般に市販され、燃料電池は大量普及段階の入口にさしかかる。一方、定置式燃料電池システムも異業種からの新規参入が見られ、活況を呈している。家庭用燃料電池コージェネシステム「エネファーム」の普及は?100?200kWの中規模システムは他の分散型電源に勝るのか?事業用大型システムは・・・?

 本講では、燃料電池を取り巻くビジネスを展開するうえで「これだけは押さえたい」基礎知識を整理するとともに、国内外および異業種参入の動向、そして今後の見通しについて考察する。
1.国内の最新エネルギー事情
2.燃料電池自動車の本格展開に向けた動き
3.各用途に使用される定置式燃料電池システムの動向、市場導入と課題
 (1)家庭用燃料電池システム「エネファーム」
 (2)中規模燃料電池システム
 (3)事業用大型燃料電池システム
4.燃料電池の基本と現状
 (1)燃料電池の原理、種類、特徴
 (2)燃料電池の現状
5.国内新規参入企業動向
6.海外の燃料電池の動向
7.定置式燃料電池市場の将来性と展望
8.質疑応答
◇日 時:3月26日(金)午前10時?午後0時
◇会 場:SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2?6?2 友泉西新橋ビル4F)
◇受講料:1名につき21,000円(消費税込)
◇参加申し込みは https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14085_input.html
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851

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