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□燃料電池ワールド Vol.1566
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■2014年01月24日発行
◆燃料電池NPO pemdream
※PEMDREAMニュース
【再掲】「燃料電池の夢」サイト「PEMDREAMニュース」に、「東京都知事選挙と『東京原発』(上)」を載せました。http://pemdream.com/index.php?QBlog-20140120-1
■世界のヘッドライン(01月22日)
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2014/01/22 燃料電池自動車と彼らが作る「自由の電力」は、彼ら自身の電力となる
〔訳注〕アメリカン・ホンダ・モーター・カンパニー(American Honda Motor Company)の技術者が語る燃料電池車の仕組み。「自由の電力」とはバッテリーに保管された電力のこと。
2014/01/22 水素は進むべき道である
〔訳注〕オーストラリア、ニューサウスウェールズ州(NSW)の新聞記事
2014/01/22 日本はスマートメーターの巨大な展開を開始する
〔訳注〕国の原子炉の閉鎖を埋め合わせるために、東芝が2700万個のスマートメーターを、燃料電池が530万基の設置を国連に提案している、というイギリスの記事
2014/01/22 あなたのスマートフォンはまもなく酵素の上で動くかもしれない
〔訳注〕バージニア工科大学(Virginia Tech)の研究者が、エネルギー貯蔵密度596アンペア/h/kgの砂糖で動く燃料電池を作った、という記事
2014/01/22 燃料電池を的にした批判が成長し続けている
〔訳注〕ここ数カ月で水素燃料電池に対する批判がテスラやダイムラーから成長してきている、それに対しトヨタを中心にホンダ、ヒュンダイが多額の投資を行っている、という反論
■燃料電池関連イベント
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☆第5回 創・蓄・省エネフォーラム【再掲】
今回は、今後のエネルギーベストミックスを念頭に、新たな提携・連携先の発掘等を支援し、エネルギー及び環境関連産業の更なる振興を図る目的で、燃料電池及び水素エネルギーに関わる材料面における技術開発状況と燃料電池システムの導入・普及促進の状況や、産業機器向けリチウムイオン電池製品の開発状況及びその安全性・特性評価方法について、企業及び学術団体の専門家をお招きしご講演いただきます。講演者との情報交流の場も設けておりますので、是非自社の製品開発などにご活用ください。
◇日 時:2月19日(水)13:30?17:30
◇場 所:サン・エールさがみはら2階 第1研修室 http://sunyell-sagamihara.jp/
◇内 容:
13:40〜14:50 「産業用機器向けリチウムイオン電池製品の開発、および各種性能評価」
有馬理仁氏(大和製罐株式会社技術管理部新規事業室グループリーダー)
14:50〜15:05 神奈川県より事業紹介
15:15〜15:55 「燃料電池の魅力とその普及に向けた燃料電池開発情報センターの取組」
吉武優氏(燃料電池開発情報センター常任理事)
16:00〜17:00 「材料が切り開くこれからの燃料電池と水素社会」
太田健一郎氏(横浜国立大学グリーン水素研究センター特任教授、燃料電池開発情報センター代表)
◇参加費:無料
◇定 員:80名
【お申し込みはこちらから↓】
参加ご希望の方は、「会社名:、氏名:、メールアドレス:、連絡先電話番号:」を記載して、kankyou@sic-sagamihara.jp までお申し込みください。
または、以下のサイトより申込書(WORD)をダウンロードし内容を明記の上、
http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20140219.html
同じくメールで、kankyou@sic-sagamihara.jp までお申し込みください。
◇主催者:(株)さがみはら産業創造センター
◇協力:神奈川県
■01月23日のWEB LINK NEWS
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2014/01/23 「家電重視」もはや時代遅れ? 自動車事業で存在感見せたパナソニック(産経新聞)
米ラスベガスで7?10日に開かれた世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」は、トヨタ自動車など自動車メーカーが数多く出展、自動車の新型モデルや新技術の発表が相次ぎ、さながら「モーターショー」のような雰囲気だった。自動車関連事業を重点分野に位置づけるパナソニックも車載製品をずらりと並べ、賛否両論あったものの、存在感は光った。各社が収益低下に苦しむ家電業界。「家電重視」はもはや時代遅れになってしまったのだろうか。
トヨタはCES開幕前の6日、現地で開いた報道関係者向けの発表会で、燃料電池車のコンセプトカーを公開。来年にも量産車を投入することに加え、燃料となる水素インフラの拡充に向けて取り組む姿勢を打ち出した。
トヨタの燃料電池車が米国で公開されるのは初めてだったため、現地では大きな注目を集めた。同時に、家電と技術が重なる電気自動車(EV)や自動運転技術ではなく、燃料電池車を発表したことに、会場では驚きの声も多く聞かれた。
トヨタは昨年のCESで、実用化はまだ先とみられる自動運転技術を発表していた。今年になって量産が近い燃料電池車の発表に切り替えたのは、家電の技術と自動車関連技術の融合が進んでいることに加え、自動車販売においてCESが重要な位置を担い始めたことを意味する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140123-00000502-san-bus_all
2014/01/23 ワシントンで自動車ショー 最新環境技術アピール(テレビ朝日系(ANN))
アメリカ・ワシントンで、23日から自動車ショーが始まります。アメリカ政府などに最新の環境技術をアピールしようと、世界の自動車メーカーがしのぎを削っています。
このショーは、メーカー各社が最新技術を政府にアピールする場として知られています。今回は、40社以上が水素を燃料とする燃料電池車や電気自動車など約700台を展示しました。会場を視察したエネルギー省のモニツ長官は、燃料電池車の開発が進めば電気自動車の向上にもつながると期待感を示しました。ただ、インフラ整備の遅れなどから、オバマ大統領が打ち出した2015年までに100万台の電気自動車を導入する目標は達成が難しい見通しです。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20140123-00000019-ann-int
※画像あり
2014/01/23 京大、人工ロジウムの開発に成功 - 価格はロジウムの1/3、性能は大きく凌駕(マイナビニュース)
京都大学は1月22日、パラジウム(Pd)とルテニウム(Ru)が原子レベルで混ざった新しい合金を開発したと発表した。
同成果は、同大大学院 理学研究科の北川宏教授らによるもの。詳細は、米国化学会誌「Journal of the American Chemical Society」に掲載される予定。
現在、周期表上に存在する元素を組み合わせることで材料開発が行われている。金属の結晶構造は、その化学的、物理的性質と密接に関係しており、これまでに金属組織学において多くの合金の状態図が明らかにされている。Pdは、面心立方格子(fcc)の構造をとり、有機合成反応用の触媒、家庭用燃料電池「エネファーム」などにおける電極触媒、NOxなどの排ガス浄化触媒をはじめ、広く利用されている。一方、Ruは六方最密格子(hcp)の構造をとり、有機合成反応用の触媒、一酸化炭素被毒触媒、アンモニア合成触媒、水蒸気改質触媒などに使われる、極めて有用な触媒である。しかし、金属触媒の代表格であるPdとRuはバルク状態において相分離を起こし、これまで、2000℃以上の液相でも、原子レベルで混じらないとされてきた。
一方で、燃料電池のセルスタックに、一酸化炭素(CO)は大敵である。COは、燃料電池スタック反応で重要な役割を果たす白金触媒に付着して、化学反応を妨げてしまうからだ。これをCOによる被毒と言う。有害なCOに被毒すると、燃料電池スタックは次第に発電できなくなる。それを防ぐためには、燃料電池スタックに送り込まれる水素ガス中のCO濃度を10ppm(0.001%)以下に保たなければならない。Ruは、金属表面上で一酸化炭素(CO)と酸素(O2)を反応させて二酸化炭素(CO2)に変換し、COを酸化除去する性能が最も高い金属であり、CO除去触媒として「エネファーム」で実用化されている。しかし、「エネファーム」は2009年から販売開始となったが、まだ5年しか経過しておらず、保証されている10年の耐用年数の有無はこのRu触媒の性能にかかっている。今回、発見したPd-Ruナノ合金は、「エネファーム」で使用されている既存のRuの性能を大幅に凌駕するものであり、Ruに置き換わる革新的な新触媒として期待される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140123-00000129-mycomj-sci
※画像あり
2014/01/23 <トヨタ>世界販売首位、米中がけん引(毎日新聞)
◇FCV開発、競争激化は必至
今後はトヨタの環境技術が優位性を保てるのかもカギを握りそうだ。HVの13年の販売台数(単体ベース)は世界で127万9000台。全体の14%で、国内では43%(67万9000台)に達する。現在、HV24車種、プラグインハイブリッド車1車種を約80カ国・地域で販売しているが、14年からの2年間で新型HV15車種の投入も計画する。
水素を燃料にして走行し、排ガスを出さない「究極のエコカー」燃料電池車(FCV)の開発でも先行する。トヨタのHV開発に20年来携わる小木曽聡常務役員は「HVのモーターや電池はFCVにそのまま転用でき、我々に優位性がある」と自信を見せる。
ただ、FCVの開発では、日産自動車が独ダイムラー、米フォード・モーターと組み、昨年7月にはホンダもGMとの提携を発表するなど包囲網が進む。トヨタも独BMWと提携するが、世界的な開発競争が激化するのは必至だ。
トヨタは昨年の東京モーターショーで、15年に市販予定のFCVの試作車を初公開した。HVと同様、FCVもいち早く市場に投入し、リードしたい考えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140123-00000119-mai-bus_all
2014/01/23 新工場に120億円 第一工業製薬、研究開発機能も(京都新聞)
第一工業製薬は23日、三重県四日市市に建設予定の「四日市事業所霞(かすみ)工場」の概要を明らかにした。約120億円を投じ、成長が期待できる機能性材料や電子材料などを生産するほか、研究開発の機能も備える。
6月に着工、2015年9月にも一部で操業開始する予定。従業員は約100人。
環境やエネルギーの成長市場に対応し、家庭用燃料電池向けの封止材、家電製品向けの電気絶縁材料を増産。公共工事の需要増加を見込み、トンネル工事に使われる固結剤や止水剤の生産能力も強化する。また、研究分野では次世代電池の新素材開発を進める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140123-00000015-kyt-l26
■海外ニュース
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●オバマ大統領、スウェーデンの燃料電池の進展を直接見学(2013年09月05日)
9月上旬に、オバマ大統領(President Barack Obama)はストックホルムの王立工科大学(KTH, the Royal Institute of Technology)を訪問して、燃料電池の製品と研究について説明を受けた。大統領は、パワーセル社(PowerCell)の燃料電池スタック「S1」と、マイ・エフシー社(myFC)の燃料電池携帯電話充電器「パワートレック(PowerTrekk)」、そして王立工科大学の理工学科の学生が製作した試験用の自動車を見学した。
http://www.kth.se/en/aktuellt/nyheter/kth-forskarna-som-fick-traffa-barack-obama-1.411383
http://www.powercell.se/join-us/news/
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆大阪科学技術センター 燃料電池・FCH部会 公開シンポジウム【再掲】「燃料電池とそれを取り巻く環境?水素社会への最前線?」
家庭用燃料電池が5.5万台以上普及し、2015年には燃料電池自動車の市場投入が予定され、水素社会への期待が高まっています。本シンポジウムでは関係する各機関より講師をお招きして、最新の動向についてご講演頂きます。ご多忙の折とは存じますが、ご参加いただけますようお願い申し上げます。
☆燃料電池・FCH部会 公開シンポジウム
「燃料電池とそれを取り巻く環境?水素社会への最前線?」
◇日 時:1月30日(木)13:30?(シンポジウム)、17:30?(交流会)
◇場 所:大阪科学技術センター 8階中・小ホール
◇定 員:120名
◇プログラム:
【講演会】13:30〜17:15
1、講演「エネルギーキャリアプロジェクトの概要とアンモニア利用の展望」
秋鹿研一氏(科学技術振興機構ALCA運営総括)
2、講演「シェールガス開発の動向について」
田中琢実氏(一般財団法人日本エネルギー経済研究所主任研究員)3、講演「パナソニックにおける家庭用燃料電池『エネファーム』の最新技術動向と普及拡大戦略」
加藤玄道氏(パナソニック株式会社アプライアンス社グループマネージャー)4、講演「革新的な燃料電池による電力供給ビジネス」
三輪茂基氏(Bloom Energy Japan株式会社代表取締役 CEO)
5、総合質疑
進行:江口浩一氏(京都大学教授・燃料電池・FCH部会代表)
稲葉 稔氏(同志社大学教授・燃料電池・FCH部会代表)【交流会】17:30? 大阪科学技術センター B101号室
◇参加費:
○講演会参加費:
・燃料電池・FCH部会 会員・会員企業:無料
・協賛団体会員:(企業)10,000円、(大学・公的研究機関)5,000円
・その他の一般参加の方:15,000円
○交流会参加費:3,000円(燃料電池・FCH部会 会員・会員企業:無料)
◇申込み方法(下記URLからMailまたはFAXで)
http://www.ostec-tec.info/08/
◇詳細→ http://www.ostec-tec.info/08/
◇主催:大阪科学技術センター 燃料電池・FCH部会
◇協賛: (一社)エネルギー・資源学会、(公社)化学工学会関西支部、(公社)化学工学会エネルギー部会、(一社)近畿化学協会、(公社)電気化学会関西支部、(公社)電気化学会電池技術委員会、(一社)日本電機工業会、燃料電池開発情報センター、燃料電池実用化推進協議会
☆燃料電池関連ビジネスマッチング2/13(木)in名古屋【再掲】
「家庭用燃料電池の補機類部品ならびに水素ステーション関連部品に係るビジネスマッチングのための説明会・個別相談会」
(一財)大阪科学技術センターでは経済産業省資源エネルギー庁の委託を受け、「エネファーム周辺機器(補機類)」、「水素ステーション機器」について、家庭用燃料電池(エネファーム)メーカ、水素ステーションエンジニアリングメーカ等と新規参入に意欲のある企業とのビジネスマッチングを図るための、説明会及び相談会を下記のとおり開催いたします。
◇日 時:2月13日(木) 13:30?17:00
◇場 所:名古屋商工会議所 3階 第5会議室 (名古屋市中区栄2-10-19)
◇対 象:共通仕様リスト(HPからご確認下さい)に記載されている製品群の仕様に対し、新規参入に意欲がある企業
参加ニーズ企業:
・エネファーム=アイシン精機(株)、東芝燃料電池システム(株)、パナソニック(株)、JX日鉱日石エネルギー(株)
・ 水素ステーション=大陽日酸(株)、岩谷産業(株)、日本エア・リキード(株)(エ
・ ンジニアリングメーカ)、(株)キッツ、アズビル(株)(弁、バルブ部品)
◇内 容:第1部 説明会 13:30?14:30
・ニーズ説明 永田裕二氏(東芝燃料電池システム(株)取締役)
・ニーズ説明 今村等氏(大陽日酸(株)水素プロジェクト部部長)
渡辺統氏((株)キッツ CLESTECPROJECTサブリーダー)
・質疑応答
第2部 個別相談会 14:40?17:00 (1社25分程度)
◇詳細・参加申込: http://www.ostec.or.jp/data/news_ostec/20131217-1.html
◇事務局:(一財)大阪科学技術センター 技術振興部 大原、増山、水野
e-mail: ostec01@ostec.or.jp TEL:06-6443-5340 FAX:06-6443-5319
☆FC EXPO 2014?第10回[国際]水素・燃料電池展?【再掲】
◇会 期:2月26日(水)?28日(金)
◇会 場:東京ビッグサイト
◇主 催:リード エグジビション ジャパン 株式会社
◇共 催:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇併催企画:FC EXPO 専門技術セミナー
[水素・燃料電池] 研究発表大会 ?FC アカデミック フォーラム?
◇詳細は、http://www.fcexpo.jp/About/Outline/
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■メルマガ「燃料電池ワールド」
□毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
□編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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