燃料電池ワールド Vol.1549 (2013/12/24 08:57)

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□燃料電池ワールド Vol.1549
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■2013年12月24日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※PEMDREAMニュース【すべて再掲】
【世界のニュースサイト】12月12日に「0027:【番外】トム・クルーズが燃料電池の修理屋に」を載せました。
http://www.fcnewsworld.com/index.php?QBlog-20131212-1
【燃料電池の夢サイト/PEMDREAMニュース】 12月10日に「前東京都環境局長が書いた燃料電池」を載せました。
http://pemdream.com/index.php?FrontPage

■12月20〜23日のWEB LINK NEWS
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2013/12/20 20日の朝刊(都内最終版)☆1(時事通信)
【フジサンケイ ビジネスアイ】
◆水素ステーション40カ所に JX日鉱日石、燃料電池車対応で検討(2)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20131220-00000000-jijnb_he-nb

2013/12/20 次世代車で地域産業活性化 産学官連携し協議会発足 新潟(産経新聞)

 人為ミスによる交通事故を大幅に減らせる自動運転や、電気モーターや燃料電池で走る自動車?。次世代の自動車技術を地域産業活性化に結びつけようと県は、県内企業が自動車産業に参入できる技術力を高めるため、産学官の連携組織を設立した。県は、地元企業が取り組む2人乗り超小型電気自動車(EV)の事業化を支援しており、その展開にも弾みをつけたいとしている。

 18日に「県次世代自動車産業振興協議会」の設立総会が新潟市で開かれた。同協議会の運営は三條機械製作所(三条市)や日本精機(長岡市)、第四銀行(新潟市)、新潟大などが中心となり、金属加工から自動車部品製造まで115社・団体が参加している。県内の企業や研究機関が持つ技術・製品を完成車メーカーに結びつける商談会を来年2月に開くことを計画。会員が協働で次世代車の調査研究も行う方針だ。

 総会に出席した泉田裕彦知事は「電子技術、エネルギー技術、一般機械を融合した次世代車の産業集積を一歩先んじて図りたい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131220-00000014-san-l15

2013/12/20 水素ステーション 40カ所設置を検討 JX日鉱日石エネルギー(産経新聞)

 石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーの一色誠一社長は19日、産経新聞の取材に応じ、「究極のエコカー」とされる燃料電池車(FCV)の本格普及が始まる平成27年までに、水素ステーションを全国で40カ所程度設置する検討を進めていることを明らかにした。国内のガソリン需要が低迷する中、自動車燃料の多様化に対応するのが狙い。

 石油元売り、ガス会社など民間企業は27年までに全体目標として100カ所程度の設置を掲げており、実現すればJXはこのうち4割を占めることになる。

 政府が昨年、水素ステーションに関わる法規制を緩めたことに伴い、JXは今年4?5月、神奈川県海老名市と名古屋市にガソリンスタンドと一体型の水素ステーションを開設。実証実験を通じて運営ノウハウを蓄積し、事業展開に役立てる方針で、一色社長は「すでに計10カ所の具体的な計画があり、来年にも建設に着手していく」と語った。

 また「1カ所の設備の費用に5億?6億円かかり、コストダウンが課題となる。FCVの普及スピードとの兼ね合いで、ビジネスとして成立するか考える」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131220-00000097-san-bus_all

2013/12/20 【CES 14】トヨタ FCVコンセプト、北米初公開へ…現地公道テストも計画(レスポンス)

 トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は12月18日、米国ラスベガスで2014年1月に開催されるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)14において、トヨタ『FCVコンセプト』を北米初公開すると発表した。

 毎年1月に行われるCESには、世界中から家電、コンピューター、オーディオメーカーなどが参加。新製品や最新テクノロジーを披露する世界最大規模の見本市。

 FCVコンセプトは、トヨタの次世代燃料電池車のデザインを提示したコンセプトカー。2013年11月、東京モーターショー13でワールドプレミアされた。それから1か月半を経て、同車が北米デビューを果たす。

 今回、米国トヨタ販売は、FCVコンセプトの北米初公開後、現地で公道テストを行うと発表。米国トヨタ販売は、「多くの距離を走行し、品質と耐久性を確認していく」と説明している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131220-00000011-rps-ind

2013/12/22 マツダ、EVでロータリーエンジン復活へ(東洋経済オンライン)

 あのロータリーエンジンが復活した。搭載されたのは電気自動車(EV)だ。

 マツダは、発電用のロータリーエンジンを用いた電気自動車(EV)の試作車を公開した。これはレンジエクステンダーEVと呼ばれるプラグインハイブリッド車(PHV)の一種で、EVの弱点である航続距離を延ばすために、エンジンで発電しながら走行する。 排気量330cc・シングルローターの小型エンジンと発電用モーター、インバーター、燃料タンクなどで構成したユニットを、2012年からリース販売している「デミオEV」の後部トランクスペース下に搭載した。試作車の基本性能はデミオEVと同等だが、航続距離は満充電で200キロメートルから、満充電・満タン(9リットル)で380キロメートル弱に伸びている。

 自社の象徴的な技術であるロータリーエンジンを用いたPHVを公表したマツダ。本格的にPHVに参入かと思わせるが、実際はそうではないという。
■ 米国の規制強化に対応

 ではなぜPHVを開発したのかといえば、米国カリフォルニア州での環境規制に対応するためだ。同州では大手自動車メーカーに対して、一定数量のゼロエミッションカー(ZEV)の販売を義務付けている。

 ZEVとは二酸化炭素を排出しない自動車で、EV(燃料電池自動車含む)、HV、PHV(プラグインHV)が対象だ。この義務をクリアしない企業は罰金を払うか、他社からクレジット(規制を超過達成した企業はその権利を販売できる)を買う必要がある。カリフォルニア州はこの環境規制を2018年に強化。現在は大手メーカーだけが対象だが、2018年以降はマツダなどの中堅メーカーにも広げる。
■ システムの外販も想定

 とはいえ、トヨタ自動車の「プリウスPHV」やホンダの「アコードPHV」、三菱自動車の「アウトランダーPHEV」などのような本格的なPHVを、一から開発するのは現実的ではない。そこで独自のロータリーエンジン技術を活用し、いわば簡易的なシステムを考案したわけだ。

 マツダは自社のEVに搭載することを検討しているほか、小型EVであっても後付けで簡単に装着できるため、システムとして外販することも想定している。中堅メーカーはどこも規制クリアに頭を悩ませており、一定の需要が見込めるかもしれない。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131222-00027043-toyo-bus_all&p=1

2013/12/22 ホンダ「ヴェゼル」に順番待ちの行列が! 大阪モーターショー12/23まで開催(マイナビニュース)

 映画から抜け出してきたようなコンセプトカーを見られるのも、モーターショーの醍醐味だろう。必見の1台としては、2015年の市販化が決定している燃料電池車のトヨタ「FCV コンセプト」が挙げられる。まさに未来を垣間見ることができるモデルだ。トヨタは他にも、「FV2」「i-ROAD」といったコンセプトカーを展示しており、ブース全体での注目度ではホンダと人気を二分するにぎわいを見せていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131222-00000003-mycomj-life

2013/12/22 【マツダ技術説明会】ロータリーエンジンによるレンジエクステンダーの可能性(レスポンス)
◆航続距離という課題を克服

 航続距離を伸ばすための技術アプローチは、充電インフラの整備やバッテリーの革新や容量拡大といったものがあるが、これらに加え、EVに発電機を実装するというアプローチもある。発電機を実装するという考え方で注目されているのは燃料電池車(FCEV)だろう。もちろん発電機という意味では、従来からあるエンジンの発電機でもよい。

 レンジエクステンダーは、EVの平均消費電力と同じくらいの発電ができればバッテリーは減らないはずという原理に基づいている。ただ、せっかく排気ガスのでないエンジンから電気モーターにしたのに再びエンジンを搭載するのでは本末転倒ではないかという疑問もある。しかし、内燃機関による発電機は、既存インフラが活用できる点や実用化コストが低い点はメリットである。石油代替エネルギーとして、ガスやバイオ燃料などが注目され、国や地域ごとに利用価値が高い燃料が多様化してきておりマルチフューエルへの要求にも応えることができれば、EVの充電用に小型のエンジンを搭載するというアイデアは一概に否定できない。環境問題を考えるにしても、PHVやHVがエコであるなら、それより十分小型のエンジンがエコでないはずはない。
◆ロータリーエンジンにこだわる理由

 マツダは、ロータリーエンジンによる小型発電機をEVに搭載するというアイデアをデミオEVに適用し、試作車両を開発した。マツダがロータリーエンジンにこだわるのは、それが同社のブランド資産であるという理由もあるが、レシプロエンジンより小型化が可能で静粛性に優れているという点が大きい。

 マツダが開発した発電機は、シングルローター330cc、ペリフェラルポート、ローター横置きのロータリーエンジンだ。出力は22kW/4500rpmとのことで、これはおよそ30馬力に相当する。また、発電効率を上げるためジェネレータをベルト駆動で2倍増速して発電させている。横置きで薄型の設計にしたのは、既存のトランクスペースなどを犠牲にしないためだ。REレンジエクステンダーによってデミオなら航続距離をおよそ2倍の400km位まで伸ばすことが可能だそうだ。燃料タンクの容量は9リットル。
◆災害時用発電機への応用も

 EVの航続距離についての不満や不安は、文字通り不安であって感覚的な要素が多いと思う。買い物や日常の足なら1日100kmも走ることは少ない。理屈でいえば、現状のEVの航続距離が足りないということはない。エアコンをいれたり多少ラフな使い方をしてもバッテリーがなくなることは少ないだろう。しかし理論だけでは、漠然とした不安や万が一のトラブルが解消されるわけではない。精神的な不安を払拭するには、燃料電池や高性能バッテリーといった高度で複雑な技術(=わかりにくい技術)より、「発電機を搭載しているから大丈夫」といったわかりやすい対策やソリューションのほうが効果的だろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131222-00000011-rps-ind
※写真あり

■海外ニュース
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<輸送>
●トヨタ、フランクフルトでDCV-Rを展示(2013年08月30日)

 トヨタ(Toyota)は、「FCV-Rコンセプト(FCV-R concept)」の最新版を今月末の2013フランクフルト・モーターショー(2013 Frankfurt Auto Show)で発表することを確認した。トヨタは、燃料電池スタックの大きさを半減させ、一方では出力密度を2倍にして、コストを削減している、と発表している。
http://www.autoexpress.co.uk/toyota/prius/65780/toyota-launch-hydrogen-fuel-cell-vehicle-2015

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