燃料電池ワールド Vol.1540 (2013/12/10 10:21)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.1540
■□□□□□□□□□
■2013年12月10日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※PEMDREAMニュース【すべて再掲】
【世界のニュースサイト】PEMDREAM3番目のサイト「世界の燃料電池ニュース」を始めました。「燃料電池の夢サイト/今日もどこかで」で扱っていたニュースはこちらに移動しましたが、「燃料電池の夢サイト」でも「今日もどこかで・目次」からアクセスできます。http://www.fcnewsworld.com/
【燃料電池の夢サイト/PEMDREAMニュース】 12月01日に「経産省「燃料電池セミナー in 東京」報告」を載せました。
http://pemdream.com/index.php?FrontPage

■12月09日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2013/12/09 <経営者・編集長インタビュー> 澁谷省吾 千代田化工建設社長 2013年12月17日特大号(週刊エコノミスト)
◇水素社会のキープレー
── 再生エネルギー分野や空港建設案件等にも力を入れています。澁谷 社会インフラが今後大きな成長分野となることが予想されています。なかでもエネルギーインフラは当社の得意分野ですので、太陽熱、太陽光、水素エネルギーなどはマスタープランづくりから建設、メンテナンスまで手掛けていきます。
── 水素事業が二酸化炭素を出さないエネルギーとして有望視されています。澁谷 当社は水素を有機溶剤のトルエンに溶かして常温の液体にし、再び取り出す唯一の技術を持っています。この技術によって貯蔵輸送が難しかった水素の低コストでの大量貯蔵が可能になりました。すでに神奈川県の守屋町で実証プラントを稼働させました。今後は、次世代自動車として本命視されている燃料電池車などへの水素供給事業者として、水素社会実現のキープレーヤーを目指します。
── どのような事業ポートフォリオを描いていますか。
澁谷 収益の基盤がLNG事業であり続けることは間違いありません。それに石油・石油化学コンビナートを含めて収益の半分を稼ぎ出し、新エネルギーやインフラ事業で残りの半分を稼ぐイメージです。現在は、LNG事業だけで完工工事高(売上高に相当)の4割を占めていて、まだまだLNGの割合が多いのが現状です。しかし、30年後にはLNGもどのような事業環境になっているかわかりません。そのときのためにも、社会インフラや水素事業などで事業領域を広げていかなければなりません。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131209-00000001-economist-bus_all
※写真あり

2013/12/09 〔ほっとライン〕車の新しい魅力を発見=日本自動車部品工業会の玉村和己会長(時事通信)
▽…モーターショーでは燃料電池車(FCV)や自動運転車など最先端技術にも注目が集まった。玉村会長は「開発競争に日本の自動車メーカーが勝っていけるかどうかで、われわれ部品メーカーの経営は大きく影響されてしまう」と危機意識も強い。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20131209-00000053-jijnb_st-nb
※写真あり

2013/12/09 インタビュー:東京ガス、電力事業拡大で石炭火力に関与も=社長(ロイター)

 同社は10日から家庭向けガス料金を東京など1都5県の供給エリアで平均2.09%値下げする。原発停止の長期化で電力会社が軒並み値上げに追い込まれている中で、ガス値下げが家庭市場におけるエネルギー間競争に有利に働くのかどうか。

 岡本社長は、「(値下げが需要拡大につながる)価格弾力性からみて大きなインパクトを与えるものではないが、家庭用燃料電池エネファームや最新機器を導入するに当たってガスの価値を訴求する支援材料にはなる」と述べた。

 原発再稼働が進んだ場合、原発を利用した安い深夜料金を利用した「オール電化」攻勢が復活するかどうかについて岡本氏は、「電力会社がセールス上、強力な武器とした極端な深夜料金は(安さの程度が)薄まっていくだろうと思う。我々の相対的な競争力は悪化しない。いかに付加価値が高いサービスを提供できるかのほうが重要だ」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131209-00000069-reut-bus_all

2013/12/09 カナダの燃料電池大手バラード社、バンホールにバス用燃料電池供給の契約を発表(レスポンス)

 カナダの燃料電池大手バラード社は、バンホールにバス用燃料電池を供給することで契約したと、12月5日付けで発表した。

 バンホール(Van Hool)は、ベルギーが本拠のバス・車体・産業用車両の独立系メーカーで、バラード製燃料電池を搭載したバスを、ヨーロッパの公共交通機関向けに2014年に27台製造すると、している。

 バラードのバス用燃料電池は、ロンドンとアムステルダムで運行されている燃料電池バスの97パーセント以上のシェアを占めている。

 このたびバンホールに供給されるバラードの燃料電池は、従来のHD6と呼ばれる燃料電池セルを改良したHD7と呼ばれるタイプで、一層耐久性が向上し、コスト削減が可能だ、としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131209-00000047-rps-bus_all

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<ポータブル/バックアップ電源>
●ビーイング・エナジー社、初の製品を発表 (2013年07月10日)

 ビーイング・エナジー社(Bing Energy)は、同社で初の製品、通信用非常用電源に使う水素燃料電池を発表した。ビーイング社はスェーデンの燃料電池メーカー、パワーセル社(PowerCell)と膜/電極接合体(membrane electrode assemblies)を完成させるために協働していて、バッキーペーパー(buckypaper)に研究で知られるフロリダ州立大学(Florida State University)のカーボンナノチューブを使っている。バッキーペーパーは、鋼鉄よりはるかに軽く強度があり、薄くて伝導性がよい材料である。
http://bingenergyinc.com/index.php/news/36-bing-energy-unveils-commercial-fuel-cell-unit〔参考1〕バッキーペーパー(buckypaper):バッキーペーパー (英語: Buckypaper) は、カーボンナノチューブの結合体による薄膜状の物質の総称である。名称は「バッキー・ボール」とも呼ばれるフラーレンと同様にバックミンスター・フラー に由来する。

 20世紀の段階では粉末状のカーボンナノチューブを製作するのが限界であったが、21世紀に入りカーボンナノチューブを紡糸、薄膜、固体状に形成する事が可能となった。そのため軌道エレベータへの利用も含め航空宇宙産業を始め、エレクトロニクスなどへの応用が期待されている。カーボンナノチューブを薄膜状に形成するためには触媒や炭素材料などの雰囲気中に基盤を入れて高温にするCVD法が生産効率が高い。この手法は基盤上にナノチューブ繊維を生やすイメージに近い。日本の産業技術総合研究所(AIST)ではスーパーグロースCVD法による高品質SWNT(単層カーボンナノチューブ)、MWNT膜の形成に成功している。触媒操作によりSWNTとMWNTの比率は変わる。特にAISTによって形成された二層カーボンナノチューブは、単層カーボンナノチューブの持つ高導電性、柔軟性と、多層カーボンナノチューブの持つ電気的、熱的安定性を併せ持つ。そのため、次世代のナノデバイス材料として大きな注目を集めており、ナノテクノロジーの中核となる基盤材料の一つとして期待されている。(Wiki)
〔参考2〕バッキーペーパーの説明ビデオがありました。↓
http://techracho.bpsinc.jp/taylor/2011_10_04/4467
バッキーペーパーの実写はこちら。↓
http://mirai-douga.jugem.jp/?eid=530

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆第19回寺子屋式燃料電池講習会【再掲】

 2015年の FCV一般への販売開始にむけて、水素ステーションの100カ所設置等、水素社会は目の前に迫っており、再生可能エネルギーなどが話題になるとともに燃料電池への期待がますます高まっています。”でも、水素って安全なの? 何となく分かりにくい ”、”燃料電池ってどんなもの?見て見たい!”、”白金触媒ってとても高いと言われているけどどんなもの“、”燃料電池自動車(FCV)の中に使用している固体高分子電解質膜てどんなもの?“、”水素は入手できるの?“などなど、色々な疑問をお持ちの方も多いと思います。今年は、以下のように基礎編を実際の材料や燃料電池スタックを見ながら、分かりやすい講演と水素の講義で、お答えします。燃料電池関連の部署に配属になった方、燃料電池を基礎から知りたい方、実際に燃料電池を見てみたい方、お申し込みをお待ちしております。
◇日 時:12月11日(水)13:00?17:10
◇場 所:中央大学 駿河台記念館(千代田区神田駿河台3-11-5 Tel:03-3292-3111)
◇スケジュール
 13:10?15:10 基礎編:
   神谷信行氏(横国大理工スーパーバイザー)

 15:40?16:40 講義:「自動車用エネルギーとしての水素と水素ステーションについて」

   北中正宣氏(水素供給・利用技術研究組合技術本部技術本部長)
 16:40?17:10 総合質問
◇定 員:35名前後(定員になり次第締め切り)
◇参加費:会員:?10,000 非会員:?20,000 学生:?5,000
◇申込方法:http://www.fcdic.com/ja/terakoya/19terakoya.pdf
 の申込書をプリントして記入の上、FAXにて申し込み下さい。
 FAXが到着次第、請求書を送ります。
◇問い合せ先:燃料電池開発情報センター(FCDIC)松田/塩澤
  e-mail:fc-seminar@fcdic.jp
  Tel:03-6206-0231 Fax:03-6206-0232

────────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
  連絡先:http://pemdream.com/index.php?contact%20us

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。pemdreamでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065319.html
 melma! http://melma.com/backnumber_39824/
□マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1