燃料電池ワールド Vol.1528 (2013/11/22 10:47)

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□燃料電池ワールド Vol.1528
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■2013年11月22日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※PEMDREAMニュース
【燃料電池の夢サイト/今日もどこかで】11月20日に「0024:【号外】東京モーターショー2013の燃料電池」を追加しました。【再掲】
http://pemdream.com/index.php?QBlog-20131121-1
【燃料電池を語る会忘年会】どなたでも参加は自由ですが、11月30日までに事前に連絡をお願いします。【再掲】
○日時:12月7日(土)午後4時ごろから
○場所:養老の滝 新橋烏森口店(新橋駅烏森口脇のガード下の店)

  http://www.yoronotaki.co.jp/seach/detail.php?fid=1&cno=2691
○会費:4000円(当日徴収)
○参加連絡:人数確定のため、11月30日までにお名前を下記からメールで連絡してください。http://pemdream.com/index.php?contact%20us
○問い合わせなどは、080-5389-3435 坂本まで

■11月21日のWEB LINK NEWS
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2013/11/21 【東京モーターショー13】日産ゴーン社長「FCVの普及にはしばらく時間がかかる」(レスポンス)

 日産自動車のカルロス・ゴーン社長は11月20日、東京ビッグサイトの会議室で内外の報道陣と会見し、「燃料電池車(FCV)はさまざまな問題があって、普及するにはしばらく時間がかかる」との見解を示した。

 FCVについては、自動車メーカー各社が次世代の環境車ということで開発にしのぎを削っていて、すでにトヨタ自動車とホンダは2015年に市販化をすると発表した。日産もダイムラーとフォードでFCVの技術を共同開発し、2017年に市販化を目指すとしていた。

 しかし、その量販は電気自動車(EV)以上に難しくなるという。「問題は水素の充填なんです。EVの充電インフラを整備するのにこれだけ苦労しているのに、水素ステーションとなったらどれだけ時間がかかるのか。設置コストも充電スタンドの10倍以上かかりますからね」とゴーン社長。

 水素ステーションが整備されなければ、ユーザーが買ってくれることはないというわけだ。それはEVでも経験済みで、日産は2016年にEVをグローバルで150万台普及させる目標を先延ばししたほど。
「ライバルメーカーは2015年にFCVを量販すると言っているようですが、非常に疑問です。量販は2020年以前にはできないと思います」とゴーン社長は力説し、FCVの目標を延期した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131121-00000017-rps-ind
※写真あり

2013/11/21 【ドイツ】ダイムラー、シリコンバレーに新R&D拠点(NNA)

 ダイムラーは1994年に北米のR&D子会社を設立。米国各地で計300人の従業員を抱え、うち100人が本社に勤務する。これまで同じシリコンバレー内のパロアルト(Palo Alto)に本社を構えていたが、事業拡大に向け約10キロ離れたサニーベール(Sunnyvale)に新社屋を開設。同社は向こう数年で本社の経営資源を倍増するとしている。

 新本社では自動運転機能などのドライビングアシスタンスシステムや燃料電池車の開発にも取り組む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131121-00000013-nna-eurp

2013/11/21 【東京モーターショー13】日野 市橋社長「ハイブリッドが日野の環境技術の基盤に」(レスポンス)

 市橋社長は「多様化するエネルギーに対応するため日野はプラグインインハイブリッド車や電気自動車、燃料電池車の開発を進めている。こういった次世代の環境技術の基盤になるのがハイブリッド技術。1991年に世界で初めてハイブリッド車を発売して以来、20年以上にわたり技術革新に取り組んできた」と説明。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131121-00000030-rps-ind

2013/11/21 【ロサンゼルスモーターショー13】ホンダ、FCEV コンセプトを発表…次世代燃料電池車のデザイン提示(レスポンス)

 ホンダは11月20日(日本時間11月21日未明)、米国で開催中のロサンゼルスモーターショー13において、『FCEVコンセプト』を初公開した。

 ホンダは2015年、日米欧で次世代燃料電池車を市販する計画。FCEVコンセプトは、そのデザインの方向性を示したコンセプトカーとして登場した。

 FCEVコンセプトは、未来的でエアロダイナミクス性能を追求したフォルムが特徴。また、世界で初めて、燃料電池パワートレインを、フロントのボンネット内に収めることに成功した。ホンダによると、これにより、室内空間を犠牲にせず、燃料電池技術のボディタイプを問わない搭載が、可能になるという。なお、FCEVコンセプトの乗車定員は5名。

 燃料電池スタックは、ホンダの現行燃料電池車、『FCXクラリティ』に対して、出力密度を60%以上向上。燃料電池スタック自体のサイズは、33%コンパクト化した。最大航続可能距離は483km以上。水素の充填は、およそ3分で完了する

 アメリカンホンダのホンダの岩村哲夫社長兼CEOは、「FCEVコンセプトが、ホンダの燃料電池車の将来の方向性のヒントになる。コンセプトカーではあるが、非常に現実的な未来に向かっている」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131121-00000036-rps-ind
※写真あり

2013/11/21 ホンダ、新型燃料電池自動車「Honda FCEV CONCEPT」をロサンゼルスオートショーで世界初披露 / 「このコンセプトカーをベースにしたFCEVの新モデルを2015年に日本で投入」と伊東孝紳社長(Impress Watch)

 この公開に関連して、本田技研工業 代表取締役社長執行役員の伊東孝紳氏は東京モーターショーで行われているSMART MOBILITY CITY 2013のプレスカンファレンスで「今日の乗用車に置き換わる、未来のクルマのひとつの理想形と言えるFCEVは、完全にクリーンな環境性能に加え、ガソリン車と同等の居住性、航続距離、走行性能を実現しており、どれだけ走っても水しか出さない究極のエコカーです。HondaはこのコンセプトカーをベースにしたFCEVの新モデルを、2015年にこの日本で投入します」とのコメントを発表している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131121-00000030-impress-ind
※写真あり

2013/11/21 積水・東芝・ホンダが、2020年代の暮らしのあり方をモーターショウで展示(Impress Watch)

 積水ハウス、東芝、ホンダの三社は、第43回東京モーターショウにおいて、合同ブースを出展した。「もっとスマートに、もっと自由に。」をテーマとした出展で、従来のスマートハウスやスマート家電の大きな流れであった、エコやエネルギーマネジメントという目的だけではなく、快適や楽しさを追求した2020年代の暮らしのあり方をそれぞれの得意技術を活かして提案するというもの。

 積水ハウスの阿部俊則氏は「住まいと暮らし、家電、インフラを組み合わせることで、未来の暮らしはより豊かになり、生活の重要度が高まる」と語った。

 同社では、水素社会の実現を見据え、業界に先駆けてスマートハウスを展開。「現在市場に出回っている燃料電池のうち、半分は積水ハウスのスマートハウスについているもの」と自信を見せた。その一方、エコやエネルギー制御のためにだけ使われていると現在のHEMSのあり方については、さらなる進化を求める。

 東芝の田中久雄社長は、まず東芝が現状で行なっている様々な取り組みについて説明した。

 会場から出た「具体的な時期などはいつになるか」という質問には「水素エネルギーを普及させるためには、様々なサプライチェーンが不可欠。今検証を重ねている最中だが、皆さんに勘違いしてほしくないのは、水素は危険なものではないということ。適正な取り扱いや貯蔵をすることで、究極のクリーンエネルギーになり得る。将来的に作っていかなくてはならないもの。そこを今回の3社でコミットしていこうというのが、今回の記者会見の強いメッセージでもある」と説明した。

 ホンダの伊東孝紳社長は将来的なモビリティについて「電動化をすすめていく。EV、水素をエネルギーキャリアとして、エネルギー管理も変わってくる。地域の地産地消、家庭での家産家消がすすむだろう。水素をエネルギーとした燃料電池電気自動車は、走っても水しか出さない究極のエコカーであり、非常用電源としても活用できる」とし、2015年に投入予定の新型燃料電池電気自動車「Honda FCEV CONSEPT」を披露した。

 「今後のモビリティは、住まいと家電の連携を深めて、人の暮らしをより豊かにしていく。安全・便利なのはもちろん、わくわくするような楽しい暮らしを提案したい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131121-00000050-impress-ind
※写真あり

2013/11/21 【ロサンゼルスモーターショー13】ヒュンダイ、燃料電池車を米国投入…リース料は月々5万円、水素補給は無料(レスポンス)

 韓国ヒュンダイモーターの米国法人、ヒュンダイモーターアメリカは11月20日(日本時間11月21日未明)、米国で開催中のロサンゼルスモーターショー13において、燃料電池車の『ツーソン・フューエルセル』を米国市場でリース販売すると発表した。

 この燃料電池車は今夏、『ix35フューエルセル』として欧州市場へ投入されたモデル。ヒュンダイのCセグメント主力SUV、『ix35』(北米名:『ツーソン』)をベースに開発された燃料電池車で、最大出力136psのモーターを搭載。二次電池は蓄電容量24kWhのリチウムポリマーバッテリー。2つの水素タンクには、700バールの圧力で水素を貯蔵する。

 最大航続可能距離は480km。0-100km/h加速は12.5秒、最高速は160km/hの性能を備える。ヒュンダイによると、加速性能はガソリンエンジン車と同等だという。

 今回、ヒュンダイはロサンゼルスモーターショー13において、ツーソン・フューエルセルの米国市場投入を発表。2014年春、まずは南カリフォルニアでリース販売を開始する。リース料は月々499ドル(約5万円)。この中には、水素の補給代とメンテナンス費用を含む。

 ヒュンダイモーターアメリカのジョン・クラフチック社長兼CEOは、「水素燃料電池車は次世代ゼロエミッション技術の表れ。ヒュンダイは量産燃料電池車のリーダーとして、ツーソン・フューエルセルを米国の顧客に届けていく」とコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131121-00000102-rps-ind
※写真あり

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●ITMパワー社の多くのニュース(3):スイス水素モビリティに参加(2013年07月23、30日)

 ITMパワー社(ITM Power)は、「スイス水素モビリティ・イニシアチブ(Swiss H2Mobility initiative)」そして「地中海沿岸パワー・トウ・ガス・プラットホーム(Mediterranean Power-to-Gas platform:MP2G)」と提携した。
http://www.itm-power.com/news-item/participation-in-swiss-h2mobility/
http://www.itm-power.com/news-item/participation-in-the-mediterranean-power-to-gas-platform/〔参考1〕水素モビリティ(H2Mobility):ドイツの研究所L-B- Systemtechnik GmbH(LBST)が2006年から始めた、水素動力の内燃機関、燃料電池およびガスタービンの400以上の試作車を載せた世界中の水素と燃料電池自動車の新しいサイト。イギリスでは2012年に、輸送燃料としての水素の可能性を評価する目的で、3つの政府機関と13の企業、そして「欧州連合燃料電池及び水素共同事業機構(European Hydrogen & Fuel Cell Joint Undertaking)」が参加して始まった。スイス水素モビリティは2013年から、スイス連邦政府が提唱して支援している。ドイツ、イギリス、フランス、デンマーク、アメリカの国際的なプログラムの後を追って始められた。
〔参考2〕地中海沿岸パワー・トウ・ガス・プラットホーム(Mediterranean Power-to-Gas platform:MP2G):地中海沿岸の地域を横断して「余剰電力による水素ガス供給(Power-to-Gas)」のエネルギー貯蔵のために風力と太陽光発電の両方を統一して利用するプロジェクトを発展させている。この事業は、DNV KEMA社が管理している。〔参考3〕DNV KEMA(DNV KEMA Energy & Sustainability)は、世界30カ国超に2,300人以上の専門家を擁し、安全で、信頼でき、効率的かつクリーンなエネルギーの未来への世界規模の移行の促進に尽力しています。当社には150年近くの伝統があり、ビジネスと技術コンサルタント、試験、検査と認証、リスク管理、および検証の分野における世界一流の革新的なソリューションの提供を専門としています。当社は、客観的で公平な知識ベースの会社として、エネルギーのバリューチェーン、すなわちエネルギーの生産者、サプライヤーとエンドユーザー、設備メーカーに加えて、政府団体、公社、および非政府機関に沿って、組織に助言し、サポートします。DNV KEMAは、100カ国超に10,000人以上の従業員を抱える、リスク管理のグローバルサービスプロバイダーであるDNVの一部です。
http://www.dnvkema.com/Images/Oct_Press%20release_Technology%20key%20to%20addressing%20Japan%27s%20energy%20challenges_JP.pdf

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆東京モーターショーで燃料電池 in 東京【再掲】

 今般、経済産業省資源エネルギー庁は、第43回東京モーターショーにおいて、燃料電池セミナーin東京を開催いたします。燃料電池自動車の市場投入に向けた自動車メーカー各社の研究開発状況および水素ステーションの整備に向けた取り組みを紹介します。皆様のご参加をお待ちしております。
◇日 時:11月28日(木)13:30?16:40
◇場 所:東京ビッグサイト 会議棟6F 605・606会議室
     (第43回東京モーターショー2013 会場内)
◇プログラム
1、挨拶 戸邉千広氏(経済産業省資源エネルギー庁燃料電池推進室室長)2、講演(1)「日産自動車における燃料電池自動車の研究開発」

  飯山明裕氏(日産自動車株式会社総合研究所EVシステム研究所エキスパートリーダー)3、講演(2)「Hondaにおける燃料電池電気自動車の開発と普及に向けて」

  守谷隆史氏(株式会社本田技術研究所四輪R&Dセンター第5技術開発室上席研究員)4、講演(3)「トヨタ自動車における燃料電池自動車の開発」

  木崎幹士氏(トヨタ自動車株式会社技術開発本部FC開発部FC技術部主査)5、講演(4)「水素ステーションの低コスト化への取組について」

  今村等氏(大陽日酸株式会社開発・エンジニアリング本部ガスエンジニアリング統括部水素プロジェクト部部長)
6、講演(5)「水素供給インフラの普及に向けたHySUTの活動について」

  北中正宣氏(水素供給・利用技術研究組合技術本部技術本部長)7、質疑応答
講演詳細→ http://www.ostec.or.jp/data/news_ostec/FCtokyo2013.pdf
◇定 員:300名
◇参加費:無料
◇申し込み:必要事項(会社・機関名、所属・役職名、貴名、メールアドレス)を記入の上、E-mail:ostec01@ostec.or.jp へ直接お申し込みください。
◇問い合わせ:一般財団法人大阪科学技術センター 技術振興部
  燃料電池セミナー 事務局:大原・増山・水野

  TEL:06-6443-5340 / FAX:06-6443-5319 E-mail:ostec01@ostec.or.jp
◇主 催:経済産業省エネルギー庁

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