燃料電池ワールド Vol.1487 (2013/09/24 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.1487
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■2013年09月24日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※PEMDREAMニュース【再掲】

 今日からpemdreamのウェブを公開しました。これからコンテンツを増やしていくので、まだ原初の姿です。コンテンツを増やしたときにはこのメルマガでお知らせします。計画では年内に三つのウェブを作るつもりで、これはその第一弾です。どうぞアクセスしてみて下さい。
http://pemdream.com

■09月20〜23日のWEB LINK NEWS
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2013/09/20 水素を固形化して保存・運搬を容易に…3社協業「マグ水素事業」が発足(レスポンス)

 9月19日、ZERO ONE ZERO 有限責任事業組合、バイオコーク技研、エコツーの3社が水素エネルギー社会の実現に向けてマグ水素プロジェクトを立ち上げ、10月1日からマグ水素関連の提供を開始すると発表した。

 今後3社は、マグ水素の性能を活用した製品の開発を各産業の企業と協力して進める予定で、10月1日から製品開発のためマグ水素タブレットをサンプルとして有料(100円/g)で提供を開始する。またマグ水素タブレット製造装置を愛知県の新設工場に3基建設し、2014年9月から年間10トンを製造できるように準備を進めている。

 3社の2013年度売上目標(2013年10月?2014年3月)は2.4億円を目指しており、2015年度には30億円になると見込んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130920-00000027-rps-bus_all
※写真あり

2013/09/20 安全・静か・排ガスゼロのマグ水素ポータブル発電機「マグポポ」を発売(レスポンス)

 マグポポは、固体化した水素(MgH2)=マグ水素から直接水素を抽出し燃料として使用する電池。水と空気の化学反応で発電する。水素エネルギーは排出物が水のみであるクリーンエネルギーであり、同製品は「安全に」「静かに」「排ガスを出さずに」発電できるのが特徴。実電力負荷33W(最大40W)で利用できる。パソコン1基、またはスマホ5基を同時に充電が可能という。

 使用方法は、災害時の非常用電源や、日常でのバックアップ電源など。販売対象は各都道府県災害対策関連部署、病院、介護施設など。バイオコーク技研が開発、エコツーが製造し、販売はZERO ONE ZERO 有限責任事業組合が行う。

 サイズは、長さ32cm、幅17cm、高さ26cm。重さ約7kg。価格は56万円(税込・送料別)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130920-00000079-rps-bus_all
※写真あり

2013/09/20 NIMS、固体と液体の界面で発生する電気化学反応のその場追跡に成功(マイナビニュース)

 物質・材料研究機構(NIMS)は9月18日、SPring-8の高エネルギーX線とシリコン薄膜窓を用いた新しい測定システムを開発し、従来、真空中でのみ測定が可能であったX線光電子分光法(XPS)による液体と固体の界面で起こる電気化学反応において、その場追跡に成功したと発表した。

 同成果は、NIMS ナノ材料科学環境拠点(GREEN) 電池分野の魚崎浩平コーディネーター、科学技術振興機構(JST) 増田卓也さきがけ研究者らによるもの。NIMS 国際ナノアーキテクトニクス拠点(WPI-MANA)および高輝度放射光ステーションと共同で行われた。米国物理学協会の応用物理学誌「Applied Pysics Letters」のオンライン速報版に掲載された。

 蓄電池や燃料電池、色素増感太陽電池、光触媒などが、エネルギーを発生する変換プロセスは、固体と液体の界面で起こっている。これらの効率をさらに向上させるには、その反応機構の理解が不可欠となる。反応機構を正しく理解するためには、反応が起こっている溶液中のその場で測定を行い、情報を得ることが必要で、新しい測定技術の開発が進められている。

 これまでのナノテクノロジー研究の蓄積によって、サイズや形状が原子レベルで制御された多種多様な機能性ナノ材料が合成可能となっており、その一部は実際にエネルギー変換システムの高効率化に寄与している。こうした材料設計をさらに戦略的に進めるためには、性能評価から得られる経験的な知見に頼るのではなく、実動作環境における材料の性質や問題点を明らかにすることが重要となる。一方、XPSは基礎研究だけでなく、半導体素子、電極、触媒、ポリマ、センサ、先端医療など幅広い産業分野において、材料設計開発の指針を得るために活用されてきた。今回の成果により、実動作中の材料の生きた情報を得られることで、副反応の有無や電極材料の劣化なども含めた電極反応の全体像をより正確に知ることができる。これにより、新規のエネルギー材料創出やデバイス開発に資する有益な情報をもたらすことが期待できる。例えば、従来は困難だった界面の組成や状態の定量的な評価が可能となり、副反応や反応の生成物の特定によって電極や電解質の劣化の機構を解明することに役立つものと考えられるとコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130920-00000042-mycomj-sci

2013/09/21 西日本鉄道、「西鉄サニーヴィラ新宮駅前」販売開始(SUUMOジャーナル)西日本鉄道株式会社は、2013年9月21日(土)から、新築一戸建ての建売住宅「西鉄サニーヴィラ新宮駅前」(糟屋郡新宮町下府)の販売を開始する。

 スマートハウスとは、太陽光発電やガスから電気を発電する燃料電池(エネファーム)など建物内で発電し、水道・ガスと合わせてHEMS(住宅用エネルギー管理システム)で使用状況を集中管理するもの。スマートハウスの採用により、購入電気量を抑制し、売電もできるため、住宅購入後のランニングコストの低減が期待される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130921-00052638-suumoj-life

2013/09/21 今年もCEATECで未来を担う学生へ向けたセミナーを各社が開催(エコノミックニュース)

 半導体企業のロームは、昨年に引続き今年も幕張メッセで開催されるIT・エレクトロニクス分野におけるアジア最大級の情報発信・交流メディア「CEATEC APAN2013」において、10月5日に高専生、理工系大学生、大学院生を対象とした技術セミナーを無料で実施する。セミナー内容は、「ワイヤレス給電制御ICの開発」「Bluetooth無線通信LSIの開発」「異業種コラボレーションで挑むポータブルな燃料電池」の三部構成。いづれのセミナーでも同社の“若手エンジニア”が、開発の苦労話や今後の展望など現場の生の声を学生に伝える形式で行われる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130921-00000080-economic-sci

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●カミンズ社とエイディー・アトラス社、水素とバイオガスの混合燃料による発電機で発電 (2013年06月02日)

 エイディー・アストラ・ロケット・カンパニー社(Ad Astra Roket Company)とカミンズ・パワー・ジェネレーション社(Cummins Power Generation)は、カミンズ社で作られた水素とバイオガスを混合して使う発電機を成功裏に完成させた。

 この発電機はカミンズ社で製造された。それは、エイディー・アトラス・ロケット・カンパニー社とカミンズ社、そしてコスタリカのアース大学(EARTH University、国際熱帯湿潤地区農業大学)の研究者で結成されたチームによって商業化を可能とするために研究された実験段階の7.5kW級再生可能エネルギーシステムの一部である。このシステムの他の構成要素には、エイディー・アストラ社が設計した太陽光と風力発電による水素生産と貯蔵システムが含まれる。エイディー・アトラス社は、コスタリカの国有石油精製公社(RECOPE)とこのシステムを共同開発している。
http://www.marketwire.com/press-release/in-major-milestone-ad-astra-cummins-inc-successfully-use-hydrogen-biogas-power-cummins-cmi-cmi-1797071.htm〔参考〕Cummins Power Generationについて

 Cummins Power Generationは世界中で電力の安定供給、信頼性の増大に専念している世界大手企業。90年以上の経験を有しており、190カ国以上にわたる同社の世界的な販売代理店網が商業、産業、レクリエーション、緊急用、住宅用など、いかなる電力の必要に対して革新的なソリューションを提供している。
製品には交流発電機、発電機用エンジン、事前統合電力システム、電力の制御・転送技術を備えた連結発電機セットが含まれている。サービスにはシステム設計、プロジェクト管理、運用、メンテナンス契約からターンキーの発電プラントの開発まで含まれている。
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201212189003/

 エイディー・アストラ・ロケット・カンパニー(Ad Astra Rocket Company)社はカミンズ社の一事業部門である。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120426001

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成25年度 研究分科会【再掲】【水素燃焼・安全評価に関する研究分科会】
水素エネルギー製品研究試験センター 公開セミナー

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素に関連する様々なテーマをもとに、研究分科会を開催します。各分野の第一線で活躍中の方々を講師としてお招きするとともに、講師や参加者の方々との情報交換の時間も設けていますので、是非、自社の製品開発などにご活用ください。皆様のご参加をお待ちしております。
◇日 時:10月11日(金)13:00?17:00
◇場 所:公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(糸島市富915-1)
◇プログラム:http://www.f-suiso.jp/info/7141.html
◇受講料:無料 *懇親会費 2000円(当日受付にてお支払いください。)
◇定 員:50名≪定員に達し次第、受付を終了します。お申し込みはお早めに≫
◇申込期限:10月7日(月)
◇お申し込みはこちらから↓
  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?  
◇お問い合わせ:福岡水素エネルギー国際研究センター(甲野)

  TEL:092?802?3303 Mail:info@h2.kyushu-u.ac.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー戦略会議

☆福岡水素エネルギー人材育成センター【経営者(燃料電池自動車)コース】【再掲】

 自動車関連企業や水素・燃料電池分野への新規参入を目指すものづくり企業の経営や運営、企画に携わる方々を対象として「経営者(燃料電池自動車)コース」を開催します。

 ・水素とは何か、これまでの自動車と燃料電池自動車は何がちがうのか。
 ・2015年の市場化をきっかけに何が変わるのか。

 2015年の燃料電池自動車市場化に向けた経営判断に役立つ情報収集と人脈作りにお役立てください。水素ビジネスへの参入を目指すみなさまのご参加を心からお待ちしております。
◇開催日程:11月1日(金)12:50〜16:50(交流会18:30まで)
◇会  場:九州大学伊都キャンパス 稲盛財団記念館 1階 稲盛ホールC

       http://suisin.jimu.kyushu-u.ac.jp/info/index.html
◇プログラムの詳細はこちら↓
  http://www.f-suiso.jp/info/7123.html
◇申し込みはホームページから↓

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20130904203454
◇申し込み:先着順です。お早めにお申し込みください。申込締切:10月23日(水)
◇定  員:40名 (定員に達し次第募集を締め切ります)
◇受 講 料:3,000円/人(名刺交換会 2,000円/人)
◇問合せ先:福岡水素エネルギー戦略会議事務局(担当:中村)

       TEL:092-643-3448 E-mail:info@f-suiso.jp
◇主  催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇後  援:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素エネルギー協会(HESS)、       

      燃料電池開発情報センター(FCDIC)、(財)水素エネルギー製品研究試験セ
      ンター(HyTReC)

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