燃料電池ワールド Vol.1394 (2013/05/10 09:10)

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□燃料電池ワールド Vol.1394
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■2013年05月10日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://www.fuelcellworld.jp/

■05月09日のWEB LINK NEWS
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2013/05/09 北大、金のナノアンテナで光をナノサイズまで絞り込む技術を開発(マイナビニュース)

 北海道大学(北大)は5月7日、先端超精密加工装置で作製した金のナノアンテナで光をナノサイズまで絞り込み増強する技術を開発し、ナノサイズの強力な光で1万分の1mmの粒子(PM0.1)を非接触な力(輻射力)で捕集する実験に成功したと発表した。

 成果は、同大 電子科学研究所 田中嘉人氏、兼田翔吾氏、笹木敬司教授らによるもの。詳細は米国化学会発行の「Nano Letters」掲載された。

 ナノ粒子は、医薬品、触媒(燃料電池、抗菌性コーティングなど)、化粧品、食品などに広く利用されつつあるが、特に有機物や半導体は、ナノ粒子にすることによって、電気的、光学的に新しい機能を発現することから注目を集めている。しかし、ナノ粒子を有効に機能させるためには、作製したナノ粒子を微細な電気配線や光回路の上にナノメートルの精度で配置する技術が必要となる。
今回の実験では、まず、先端微細加工技術で作製した金のナノアンテナに光を当てることで、光をアンテナの中心にナノメートルサイズまで絞り込んで増強させた。ナノサイズの光は、周りに漂うナノ微粒子に非接触な力(輻射力)を発生させ、粒子はアンテナ中心に引き寄せられて捕捉される。図2は、1万分の1mmの粒子(PM0.1)を光ナノアンテナで捕集することに成功した様子を顕微鏡で観察した画像だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130509-00000018-mycomj-sci
※画像あり

2013/05/09 海軍スパイの秘密兵器、ロボットクラゲの開発進む 米(CNN.co.jp)(CNN) 海中を優雅に漂う大型クラゲ。だがその実態は米海軍のスパイ――。そんなロボット「サイロ」が米バージニア工科大学で開発されている。

 サイロは幅約1.7メートル、重さ約77キロの自泳式クラゲ型ロボット。米海軍の研究所が資金を提供し、500万ドル(約5億円)の予算をかけたプロジェクトの一環として開発された。

 現在、ニッケル水素電池に代わる電力源として、太陽光や波などを発電に利用することや、微生物燃料電池を使って海水中の栄養を取り込むといった斬新な方法にも目を向けているという。

 実際に配備できるまでにはまだ何年もかかる見通しだが、クラゲロボットは軍のスパイ活動にとどまらず、魚の群れの研究、海流の観察、海上に流出した原油の除去など、さまざまな用途への応用が期待されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130509-35031830-cnn-int

■海外ニュース
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<輸送>
●ワット社とパーカー社、供給契約を締結 (2013年01月)

 ワット・フュエルセル社(WATT Fuel Cell Corporation)はパーカー・ハネフィン社(Parker Hannifin Corporation)と、戦略的なライセンスおよび供給契約(licensing and supply agreement)を締結した。パーカー社のエネルギーシステム事業部門を通して確立された契約は、ワット社のプロパンを燃料とする固体酸化物型燃料電池(solid oxide fuel cell)製品を、パーカー社のプロパンを使う系列の製品として明記しており、レクリエーショナル・ビークル(RV)や海洋船舶(marine)、長距離トラック、定置用の各市場に提供することを目的としている。
http://www.wattfuelcell.com/news/strategic-licensing-and-supply-agreement-with-parker-hannifin/〔参考〕パーカー・ハネフィン日本株式会社の会社案内のパンフレットには、「地球環境の保全に貢献するクリーンエネルギー「燃料電池」の普及に向けて、技術開発に取り組むパーカー・ハネフィン。」と題したコラムで、次のようなメッセージを掲載している。

 今、世界の自動車産業は、環境保全とエネルギー問題の解決に全力を注いでいます。その救世主といわれるのが、夢のクリーンエネルギー「燃料電池」です。自動車産業が誕生して以来のパートナーであるパーカー・ハネフィンは、この分野でも革新的技術を開発、地球環境の保全に貢献する新エネルギーの普及のための準備を着々と進めています。
http://www.proflex.co.jp/parker/pdf/pdf_jp/catalogue/%89%EF%8E%D0%88%C4%93%E0.PDF

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