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□燃料電池ワールド Vol.1393
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■2013年05月09日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■05月08日のWEB LINK NEWS
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2013/05/08 JST、熱電変換素子と燃料電池を組み合わせた排ガス発電システムの開発に成功(レスポンス)
JSTは5月7日、独創的シーズ展開事業「委託開発」の開発課題「熱電シナジー排ガス発電システム」の開発に成功したと発表した。
同開発課題は、産業技術総合研究所先進製造プロセス研究部門 機能集積モジュール化研究グループ 藤代芳伸研究グループ長の研究成果をもとに、平成18年3月から平成24年3月にかけてアツミテックに委託し、企業化開発を進めていたもの。
今回、排ガスに含まれる微量な未利用燃料で発電できる新しい燃料電池を開発し、熱電変換素子と組み合わせることで、排ガスから電気エネルギーを効率的に取り出すことに成功した。具体的には、排ガス中の未燃焼成分である水素などから、開発した固体酸化物形燃料電池(SOFC)で電気を取り出し、さらに排ガスやSOFCの発熱を利用して熱電変換素子から電気を取り出した。
実際に、オートバイのエンジン排気口に設置し、その機能と発電性能を実証した結果、400ccのエンジンが出す排ガスエネルギーの2.5%を回収することを確認。これは、オートバイなどに搭載され、ライトなどの電気をまかなっている400W級の発電ユニットの性能に相当する。
JSTは今後、SOFCと熱電変換素子の発電バランスを含め、商品仕様を検討。2015年を目処に商品化を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130508-00000010-rps-bus_all
2013/05/08 究極のエコカー「燃料電池車」の時代は実はすぐソコまで来ている !(clicccar)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130508-00010000-clicccarz-bus_all
※この記事は、中身出しと本文がバラバラで整合性がなく、これまでの一般的な情報を整理しているだけなので、関心がある方はお読み下さい。
2013/05/08 米ウォルマート、自然エネ6倍増計画(オルタナ)
米ウォルマート・ストアーズ・インクは、「100%自然エネルギーを利用する」 という長期目標の達成に向け、「自然エネルギー6倍増計画」を発表した。2020年末までに、自然エネルギーの発電・調達を、年間70億キロワット時(2010年比600%増)まで増加させるとともに、1平方フィート(929平方センチメートル)あたりのエネルギー量を2010年比で20%削減することを目指す。
自社施設内での太陽光発電に加え、風力、燃料電池、その他の自然エネルギー技術を利用するプロジェクトも積極的に推進していく。大規模風力発電、マイクロ水力発電、地熱発電などの自社施設外の発電プロジェクトからも、自然エネルギーを購入する予定だ。
既存の電力購入契約(PPA)で、ウォルマートが購入している自然エネルギーの価格は、すでに在来エネルギーに由来する電力価格と同等かそれ以下の水準になっているという。
外部の調査機関による試算では、今回新たに発表された行動計画が予定通り実施された場合、年間10億ドル以上の省エネルギー効果をもたらすものと推定されている。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130508-00000301-alterna-int
2013/05/08 とよたエコフルタウン:EVと電動自転車貸し出し施設運営 21日から /愛知(毎日新聞)
トヨタ自動車とヤマハ発動機は7日、豊田市元城町にある市の施設、低炭素社会モデル地区「とよたエコフルタウン」で今月21日から、超小型電気自動車(EV)と電動アシスト自転車の貸し出しなどの施設「スマートモビリティパーク」を共同で運営すると発表した。カーシェアリングによる都市交通システムの運用で、二酸化炭素削減を目指す。当面はタウン内で運営し、今秋に規模を拡大、市中心部で運用する。
また、タウン内では今月下旬、東邦ガスなどによる燃料電池自動車用の水素ステーションを開設する。さらに、市内産のスギ、ヒノキで建設し、地元の農産物や特産品をPRする地産地消ハウス「ホガラカ」(木造平屋建て185平方メートル)が6月1日にオープンする。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130508-00000126-mailo-l23
2013/05/08 八王子で「エコカー・フェスタ」?今年で10回目、学生制作の車も /東京(みんなの経済新聞ネットワーク)
八王子駅近くの西放射線通り商店街(ユーロード)で5月11日、低公害車を一堂に集めて紹介する「エコカー・フェスタ」が行われる。(八王子経済新聞)
2002年から開催されている同イベント。市民団体や自動車メーカー、販売店などが一体となって参加し、電気自動車やソーラーカーなどの低公害車を商店街の通りを使って紹介するもの。東日本大震災の影響で中止された2011年を除いて、今回で10回目を迎える。
イベントには、大学や専門学校などの学生による手作りエコカーが多く登場。電気自動車化したスポーツカーなどを開発しているトヨタ東京自動車大学校(八王子市館町)やソーラーカープロジェクトなどで知られる工学院大学(中野町)、日本工学院八王子専門学校(片倉町)が、それぞれブースを設けて自ら作り上げた車を展示する。「子どもも楽しめる燃料電池を動力とした電車の運行など、いろいろな催しを考えている」と市環境部環境保全課の担当者。工学院大学は理科教室を開講するという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130508-00000055-minkei-l13
■海外ニュース
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<素材/部品/試験>
●バラード・マテリアル・プロダクツ社はアブカーブ社に買収された (2013年01月)
燃料電池の中心的な基材であるガス拡散層(gas diffusion layer:GDL)の材料を作っているバラード・マテリアル・プロダクツ社(Ballard Material Products)は、投資者グループのアブカーブ社(AvCarb LLC)によって買収された。新会社には幾人かのバラード社の前上級マネージャも含まれている。新会社は、アブカーブ・マテリアル・ソリューションズ社(AvCarb Material Solutions)という名称で、北米市場における唯一の主要なガス拡散層材料の生産者である。
http://www.avcarb.com/
〔訳注〕AvCarb(アブカーブ)という言葉は、バラード社が2002年に開発した固体高分子型燃料電池ガス拡散層用炭素繊維紙「AvCarb(TM)P50T」の商品名で使われているから、バラード社にとっては昔から意味のある言葉なのだろうと推測するが、その意味は分からない。また、バラード・マテリアル・プロダクツ社(Ballard Material Products)は2001年、バラード社が米国マサチューセッツ州のTextron Systems社のカーボン素材部門を買収してボストン郊外に設立した会社である。
そして、これは訂正ですが、AvCarbの表示をVol.049 2002/05/22発行「●バラードがガス拡散層の商業化有効性を発表」では英語のまま使ったが、Vol.1096 2012/02/13発行「●バラード社、新しいガス拡散層基材を提供(2011年11月)」では「アルカルブ」と訳していた。英語の力量不足の故で、今号から表示を「アブカーブ」に訂正します。
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