燃料電池ワールド Vol.1358 (2013/03/12 10:19)

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□燃料電池ワールド Vol.1358
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■2013年03月12日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■03月11日のWEB LINK NEWS
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2013/03/11 住友金属鉱山、フィリピンでスカンジウム回収パイロットプラントを建設(レスポンス)

 住友金属鉱山は、希土類元素の1つであるスカンジウムの回収のためのパイロットプラントを同社子会社のラルベイニッケルに建設する。

 同社は2013年中にCBNCにおいて酸化スカンジウム製造のパイロットプラントを建設し、2014年には月10kgレベルの試作を開始する。また、パイロットプラントでの操業試験の結果を踏まえて、2015年を目途に商業規模の酸化スカンジウム生産ラインを建設し、事業化をめざしていく。

 スカンジウムは希土類元素の1つであり、現在はアメリカ、ウクライナ、ロシア、中国等を中心に年間10トン程度生産されていると推定される。生産量が少なく、かつ高価であることからこれまでは需要が限定されているが、安定的な供給により主な用途であるアルミニウムへの添加剤や固体酸化物形燃料電池の電解質等の分野での伸びが期待される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130311-00000044-rps-bus_all

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●エア・リキード社、オランダに公共水素ステーションを開設(2012年12月11日)

 エア・リキード社(Air Liquide)はオランダ運輸省と環境省と協働して、ロッテルダム市に新しい水素充てんステーションを開設している。このステーションは2013年後半に市民に一般公開される。この事業は、欧州横断交通ネットワーク(Trans-European Transport Networks:TEN-T)計画の一部として欧州連合(EU)の資金援助を受けていて、TEN-Tの資金が燃料電池自動車の発展のために割り当てられたのは、これが初めてである。

 そしてこれは、エア・リキード社のオランダにおける最初の水素ステーションとなる。一日あたり50台の燃料電池自動車に水素を充てんする能力を持っており、350バールと700バールの二つの圧力装置を備えている。1回の充てんでは500〜600kmの走行ができる。
http://www.airliquide.com/en/press/press-releases/a-first-air-liquide-hydrogen-filling-station-in-the-netherlands.html

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