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□燃料電池ワールド Vol.1357
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■2013年03月11日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://www.fcworld.jp
■03月08〜10日のWEB LINK NEWS
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2013/03/08 トヨタ、レクサス一部HVの北米輸出中止 車種構成見直し攻勢へ(SankeiBiz)
レクサスの世界販売の約半数を占める北米市場では「HS250h」の輸出中止を機に車種構成を見直し、より排気量の大きい「IS300h」を発売するなど攻勢を強める考え。
トヨタ全体としては、昨年のHVの世界販売台数は前年比93%増の121万9000台と、初の100万台を突破。国内販売の約4割がHVとなった。今後、15年末までに全世界で新型HV17モデルを発売。市販を急ぐ燃料電池車の開発と並行し、当面の主力車と位置づける。
トヨタは4月1日付で組織改正を行い、事業部門を大きく4部門に分けるが、レクサスについては「レクサスインターナショナル」が担い、豊田章男社長が直轄して担当する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130307-00000008-fsi-bus_all
2013/03/08 大阪ガス『実験集合住宅「NEXT21」において、新たな居住実験(第4フェーズ居住実験:約5年間)開始』(SUUMOジャーナル)
大阪ガス株式会社は、実験集合住宅「NEXT21」において、新たな居住実験(第4フェーズ居住実験:約5年間)を本年6月から開始する。
昨今、少子高齢化の更なる進行や単身者世帯の増加等の家族の変化、深刻化する環境問題への対応が引き続き求められており、更に、東日本大震災を経て、人の絆の大切さやエネルギー供給の課題も再認識された。大阪ガスでは、こうした課題について、都市型集合住宅をフィールドに考察すべき余地は、依然として大きいものと認識している。そこで、大阪ガスでは、2020年頃までの集合住宅を前提としてNEXT21の第4フェーズ居住実験を新たに開始する。「環境にやさしい心豊かな暮らし」をテーマに、人と人のつながりの創出、人と自然の関係性の再構築、省エネ・スマートな暮らしの実現を満たすべき要件と捉え、それらを具現化する、「住まい」および「エネルギーシステム」の2分野の実証実験を実施する。前者は、今後の多様なライフスタイルに対応する住まい・住まい方の検証・提案。住戸と共用部、住棟と地域の間に人と人の新しいつながりを創出する領域として、一部住戸に子どもが集まる場所や料理教室ができるキッチンを、共用部に交流室や緑地などを設ける。
また、自然とともに住まうための空間設計等の工夫も取り入れる。後者は、スマートマンションを具現化する次世代エネルギーシステムの実証で、省エネ・省CO2の更なる追求および、エネルギー自立を両立するシステム・技術の実験を行う。ここでは、家庭用固体酸化物形燃料電池(SOFC)コージェネレーションシステムを用いた電力や熱の住戸間融通、電力需給逼迫を緩和するデマンドレスポンス対応、停電時自立システムの構築、再生可能エネルギーの活用などに取り組む。
第4フェーズ居住実験のための建物改修、新規エネルギーシステム等の工事は本年3月に完了予定だ。今後、第4フェーズの計画発表会や公開見学会を開催し、6月頃から順次入居を始め、居住実験を実施する。
【実験集合住宅「NEXT21」の概要】
●所在地:大阪市天王寺区清水谷町6-16(最寄り駅:地下鉄谷町線谷町六丁目)
●規模:地上6階、地下1階
●建築面積:896平米
●延床面積:4,577平米
●住戸数:18戸
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130308-00039606-suumoj-life
2013/03/10 EVが普及しないこれだけの理由 --- 岡本 裕明(アゴラ)
日産リーフはカルロス・ゴーン社長が満を持して発売した電気自動車でした。当初一回の充電で160キロ走れるというのが話題になり、2016年までに世界で150万台を売る計画を立てたものの2010年から12年末までにわずか5万台しか売れていません。そういえば最近は北米でもシボレーボルトを見ないばかりか、新興メーカーの電気自動車も話題に上らなくなりました。アメリカのあるEVスポーツカーメーカーの商品にかなり問題があったこともその信頼性に疑問を投げかけたということでしょうか?
では、EVは今後どうなるのでしょうか?
私は少なくとも北米でEVは普及しない、と断言してきました。理由は一回の充電での走行距離が中途半端であること、毎日充電しなければならない不便さ、充電所のインフラ整備は遅々として進まないこと、シェールガス革命で燃費に対する感性が鈍ってきていること等々があげられます。特に最後のシェールガスの影響は今後、アメリカがエネルギーの自給が出来る前提となれば石油依存度が下がるわけですからナチュラルに考えれば原油価格は下がってもおかしくないのであります。また、天然ガスで動く自動車やトラックも開発はされています。ただし、こちらも巨大なタンクを車に搭載しなくてはいけないこととやはり天然ガスを買うスタンドの整備が不十分であることで普及する見込みはまだないようです。
では、環境にやさしい自動車は北米では普及しないのか、といえば多分、今の時点ではハイブリッド方式が勝者であると断言してもよいと思います。ここバンクーバーのタクシーはトヨタのプリウスが主流ですし、北米全体で市民権を得つつあるようです。
一方、オバマ大統領は自動車の環境対策のため、将来的に現行の二倍の燃費規制を求めていますので各自動車メーカーは抜本的対策を求められると思います。その中でトヨタがBMWと水素自動車の開発を進めており、数年のうちに市場に出てくる公算もあり、技術が日進月歩となっている以上、自動車メーカーの思惑とは別にインフラ整備には躊躇する動きも出てくると思います。例えばバンクーバーでも一時期電気自動車用の充電設備を役所が推進していましたが、今、止まっているはずです。理由は電気自動車が普及しない上に充電方式が日本のチャデモと欧米のコンボという二方式になり、充電器が二種類必要になってくるからです。また、コンボ方式の急速充電でも1時間程度かかるわけでただでさえガソリンスタンドに行列が出来る状況がよく起きている中で充電を待っていられないというのが正直なところでしょう。
EVは北米全般での普及は困難で、もっと限定されたエリアでの市場開発を主流とすべきだと思います。例えば島とかスマートシティであるとか、小さな国、新興国の一部などに自動車会社がインフラ整備も抱え込んでやるぐらいでないと厳しいでしょう。現状、北米で年間1500万台以上のペースで車が売れている中、EV開発部隊は肩身の狭い思いをし続けることになるような気はしますが。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130310-00000303-agora-bus_all
■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●ハイドロジェニックス社、コムスコープ社から非常用電源モジュールの注文を受ける(2012年12月05日)
ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は、米国のパートナーのコムスコープ社(CommScope, Inc)から燃料電池モジュール「ハイピーエム・XRシリーズ(HyPMXR Series)」を配送する注文を受け取った。北アメリカに数百とある無線基地のための非常用電源の解決策として、ハイドロジェニックス社の発電モジュールはコムスコープ社の燃料電池キャビネットと統合される予定である。この注文は、2010年にコムスコープ社とハイドロジェニックス社が戦略的提携を発表して以来、コムスコープ社から単独で注文を受けた最大のもの。この受注で、2012年にハイドロジェニックス社が受注した電源システムの合計は1億ドル以上となった。
http://www.hydrogenics.com/invest/News_Details.asp?RELEASEID=725036
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