燃料電池ワールド Vol.1334 (2013/02/01 08:52)

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□燃料電池ワールド Vol.1334
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■2013年02月01日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■01月31日のWEB LINK NEWS
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2013/01/31 燃料電池、マンション世帯にも 東京ガス、業界初 省スペース…課題は低価格化(産経新聞)

 東京ガスは、都市ガスを利用して電気とお湯を供給する家庭用燃料電池「エネファーム」の集合住宅向け機種を平成25年度後半にも発売する。国内で販売されている機種は主に一戸建て向けで、マンション各戸に設置できるものは業界で初めて。購入者の実質負担額は国の補助金などを含めると150万円程度に抑えられる見通しで、節電意識が高まるなか、燃料電池の普及に拍車がかかりそうだ。

 東京ガスが開発を進めている新機種は、ガスや水道などの配管が集まるパイプスペースに収納できる小型のもの。新築分譲時にあらかじめ据え付ける形で販売する。1台当たりの導入コストは現行機種と同水準か、それ以下に抑える。

 東京ガスは4月1日から部品数を従来機種より2割削減するなど小型化した戸建て用エネファームの新機種を発売する。白金など高価な材料の使用量を減らした結果、希望小売価格を業界で初めて200万円未満に抑えたが、マンション用の新機種にもこうした開発成果を生かす。

 エネファームは東日本大震災後、急速に販売台数を伸ばしている。国の補助金事務を代行する燃料電池普及促進協会によると、24年度の申込件数は2万件近くに上り、すでに前年度の件数を上回った。

 ただ、数十万円の補助金を差し引いても価格は依然高い。サイズも東京ガスが現在発売している機種で高さ約2メートル、幅約1メートル、奥行き数十センチとスペースを取るため、購入者は一戸建てに住む環境意識の高い富裕層が多く、集合住宅への導入はほとんどない。

 現行の補助金制度は27年度で終了する見通しのため、販売を軌道に乗せるには早期の低廉化が不可欠。東京ガス幹部は「集合住宅に設置できればエネファームのマーケットは一挙に広がり、価格も下げられるはず」と期待している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130131-00000113-san-bus_all

2013/01/31 横浜・三菱みなとみらい技術館、「環境・エネルギーゾーン」をリニューアル(マイナビニュース)

 三菱みなとみらい技術館は2月24日に「環境・エネルギーゾーン」を全面リニューアルオープンすることを発表した。新しい環境・エネルギーゾーンでは、「エネルギーの多様性」をテーマに、三菱重工業が手掛ける各種の発電方式について映像や実物・模型展示で詳しく取り上げる。また、環境を配慮したエネルギー効率の高い技術や再生可能エネルギーを利用する最先端事例のほか、世界のエネルギー事情や資源分布なども紹介する。

 リニューアル後の環境・エネルギーゾーンは、原子力、火力、風力、地熱、水力、太陽利用の各発電システムと、発電した電力を蓄えるリチウムイオン二次電池の7つのコーナーから構成される。各発電システムのコーナーでは備え付けの地球儀に、火山帯や風況マップ、世界の発電所分布など、それぞれのエネルギーに関する情報を表示する。

 火力コーナーでは、ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)や、燃料電池とGTCCを組み合わせることで極めて高い発電効率となるトリプルコンバインドサイクルなどの各種発電設備、CO2を回収・貯留する技術などが紹介される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130131-00000019-mycomj-sci

2013/01/31 飲酒運転防止! 手軽にアルコール検知できる燃料電池式センサー発売 -タニタ(マイナビニュース)

 タニタは2月1日、燃料電池式アルコールセンサー「アルブロ(FC?1000)」を発売する。
○精度・利便性を高め、コストを抑えた燃料電池式センサー

 同商品は、ドライバーの点呼時アルコール検知など向けに開発された、プロフェッショナル仕様のセンサー。計測方式に、これまで高精度ながら高価だった燃料電池式を採用しつつ、導入・維持コストを大幅に抑えたのが特徴という。

 小型・軽量なハンディタイプのため、拠点での据え置き使用をはじめ、遠隔地での計測にも対応できる。アルコール以外の成分の干渉を受けにくく、精度の高い燃料電池式のセンサーを採用。もっとも精度の高いセンサー方式とされる赤外線式アルコールセンサーに対して0.9997という高い相関性を実現した。

 使用法は、本体に同梱のマウスピースを取り付けて電源を入れ、息を吹き込むことで、約15秒で計測結果が表示される。専用の管理ソフトウエアをインストールしたパソコンと通信ケーブルで接続することで、多人数の計測・管理ができる据え置き型として使用できるほか、スマートフォンやタブレット端末と接続することで遠隔での計測にも対応するという。

 一般に、価格が10万円以上とされる燃料電池式にあって、同商品は価格を3万9,900円とした。さらに、1年間または1万回の使用で必要となる定期点検の費用を2万1,000円に抑制、導入だけでなく、維持においても高いコストパフォーマンスを発揮できるとしている。サイズは、縦33mm×横72mm×高さ145mmで、重量は212g。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130131-00000096-mycomj-life
※関連写真あり

■海外ニュース
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<定置用電源>
●カリフォルニア州南海岸大気保全管理区、本部にUTC社の燃料電池を設置(2012年11月12日)

 カリフォルニア州南海岸大気保全管理区(South Coast Air Quality Management District:AQMD)は、同州ダイアモンドバーにある本部にUTCパワー社の燃料電池「ピュアセル(PureCell〓)」モデル400を設置する。大気保全管理区本部が必要とする電力の約22%を毎日提供する。

 大気保全管理区が最初に燃料電池を導入したのは1994年のことで、それ以来5万時間以上稼働し続けている。この燃料電池はUTCパワー社の「ピュアセル(PureCell〓)」モデル200で、200kWの電力供給を続けており、今回のモデル400の導入は400kW級へのバージョンアップに当たる。
http://www.utcpower.com/pressroom/pressreleases/purecell-system-to-power-california-air-quality-agency

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆FC EXPO 2013(第9回国際水素・燃料電池展)【再掲】
http://www.fcexpo.jp/
◇日 時:2月27日(水)?3月1日(金)
◇場 所:東京ビッグサイト
◇主 催:リード エグジビション ジャパン株式会社
◇共 催:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)

☆経済産業省「燃料電池セミナーin大阪」【再掲】
 ?2015年燃料電池自動車の市場投入に向けて?
◇日時:2月9日(土)13:00〜16:30
◇会場:インテックス大阪 国際会議ホール(大阪府大阪市住之江区南港北1-5-102)
    http://www.intex-osaka.com/jp/access/
◇参加費:無料(ただし、大阪オートメッセ2013の入場券が必要です。ご注意ください)
◇プログラム
【1】基調講演「2015年燃料電池自動車(FCV)市場投入に向けて(仮題)」

   高橋剛氏(トヨタ自動車株式会社技術統括部次世代車推進グループグループ長)【2】特別講演「ダイムラーにおける燃料電池自動車の開発、商品化への取組み(仮題)」

   村上茂泰氏(メルセデス・ベンツ日本株式会社技術コンプライアンス部コンセプト製品課マネージャー)
【3】特別講演「SUZUKIにおける燃料電池スクーターの開発、商品化への取組み(仮題)」
   真柴岳彦氏(スズキ株式会社開発本部研究企画部長)
【4】パネルディスカッション「燃料電池自動車の将来展望(仮題)」
  コーディネーター:吉田由美氏(カーライフ・エッセイスト)
  パネリスト:片山右京氏(レーシングドライバー)

        高橋剛氏(トヨタ自動車株式会社技術統括部次世代車推進グループグループ長)

        村上茂泰氏(メルセデス・ベンツ日本株式会社技術コンプライアンス部コンセプト製品課マネージャー)

        廣瀬正典氏(JX日鉱日石エネルギー株式会社研究開発本部研究開発企画部副部長)

        馬場広由己氏(大阪府商工労働部新エネルギー産業課長)
 ※プログラムは変更する可能性がありますので、ご了承下さい。
◇詳細、お申し込みはこちらから
  http://www.nef.or.jp/topics/h25-02oosaka.html
◇問い合わせ先
燃料電池セミナー事務局(一般財団法人新エネルギー財団計画本部広報普及部)担当:小栗、沼田
TEL: 03-6810-0361、FAX: 03-3982-5101、E-mail: public@nef.or.jp
◇主催:経済産業省資源エネルギー庁、一般財団法人新エネルギー財団
◇共催:大阪府、おおさかFCV推進会議

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