燃料電池ワールド Vol.1206 (2012/07/25 10:10)

水素チャンネル Home

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□燃料電池ワールド Vol.1206
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■2012年07月25日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2012年07月24日のWEB LINK NEWS
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2012/07/24 【夏休み】水をテーマとした自由研究……表面張力、雲をつくる、燃料電池など(RBB TODAY)

 サントリーは、同社が運営する「水育」サイトで、水をテーマとした自由研究を公開している。

 水育とは、同社が推進している水の大切さを子どもたちに伝えるプログラム。自然体験教室「森と水の学校」と小学校で行う「出張授業」の2つを中心として活動しているほか、水育サイトでは、活動内容の紹介や、水に関する実験なども解説している。

 「表面張力の実験」「雲をつくる実験」「燃料電池」など、レベルごとに多数の実験が紹介されており、子どもたちの自由研究のテーマ探しに役立つサイトとなっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120724-00000033-rbb-sci

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●ハイドロジェニックス社、ドイツに2MW級電力貯蔵施設を建設 (2012年06月01日)

 ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は、ドイツの「電力をガスに(Power-to-Gas)」プロジェクトのためにイーオン社(E.ON)から2MW級の水素製造施設の注文を受けた。北東ドイツのファルケンハーゲンに位置するこのエネルギー貯蔵施設は、国の既存の天然ガスパイプラインに貯める水素を製造するために再生可能エネルギー源からの余剰の電力を使う予定である。

 イーオン社のプロジェクトは完成品引き渡し方式の契約(turnkey contract)で、ハイドロジェニックス社は「電力をガスへ」プロジェクトを構築するための各種サービスを提供する。その内容は、水素製造施設の建設や設置、ガスの圧縮やマスター制御、施設のパイプラインへの接続と試運転などであり、5年のサービスとメンテナンス協定を含んでいる。 このファルケンハーゲンの施設は、24時間中いつでも30MWh以上の電力を貯蔵できる。
http://www.hydrogenics.com/invest/news_Details.asp?RELEASEID=678878〔参考〕ドイツは2011年に、再生可能エネルギー源からの電力生産は全体の20%を占めた。もしドイツが2020年までに三分の一を再生可能エネルギー源由来の電力に、2030年までに50%、2050年には80%をすることを目標とするならば、再生可能エネルギーの間欠性を補うために膨大な電力を貯蔵しておく方法を見つけなければならない。そのためには、2桁の億単位の投資が必要となるだろうと、ドイツエネルギー機構(DENA)は述べている。

 そのための電力貯蔵法としてドイツ政府は、「電力をガスに(Power-to-Gas)」プロジェクトを進めている。この記事は、余剰電力で水の電解を行い、生成した水素を天然ガスパイプラインに混入してパイプラインで電力を水素の形で貯蔵する方法についての動きを述べているが、もう一つの方法も進められている。それは、水電解によって生成した水素とCO2でメタンに改質して貯蔵する方法である。人工的な天然ガス(e-gas)を作って貯蔵し、電力が足りなくなったらメタンガスが発電所で電力を生産する。

 ドイツではエネルギー経済法の改正によって、水電解に利用される電力およびメタン化に利用さる電力とCO2が主として再生エネルギー源に由来するものであれば、水電解水素と合成メタンはバイオガスとして定義されるようになった。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議総会・記念講演会(7/26)【再掲】

 今年の総会では、2015年からの燃料電池自動車普及開始に向けて、戦略会議が先導的な役割を果たしていくため今年2月に策定した「北部九州燃料電池自動車普及促進構想」等について事務局から報告いたします。

 記念講演会では、分散型電源として期待が高まる次世代型燃料電池(SOFC)のトリプルコンバインドサイクルシステムの開発に取り組んでいる三菱重工業(株)原動機事業本部新エネルギー事業推進部 小林由則次長から、産学連携による開発の動向や、九州大学次世代燃料電池産学連携研究センターへの期待についてご講演いただきます。

 また、北九州水素タウン実証をはじめ、水素社会の実現に向けて最先端の事業を推進している水素供給・利用技術研究組合 斎藤健一郎理事長から、北九州水素タウン実証の動向や、燃料電池自動車・水素供給インフラの本格普及に向けた最新の動向についてご講演いただきます。

 当日は、情報交換・懇親の場となる交流会も開催します。皆様奮ってご参加ください。
◇日時:7月26日(木) 14:00〜18:00
◇場所:西鉄グランドホテル(「福岡市中央区大名2-6-60)
◇日程:
『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜15:00
『記念講演会』 15:10〜16:40

 記念講演1「次世代燃料電池への期待と産学連携による研究開発の動向」

   小林 由則氏(三菱重工業株式会社原動機事業本部新エネルギー事業推進部次長)

 記念講演2「水素エネルギー社会の実現に向けた水素供給・利用技術研究組合の取り組み」
   斎藤健一郎氏(水素供給・利用技術研究組合理事長)
『交流会』 16:45〜18:00(5,000円/人)
◇プログラム詳細はこちら→    http://www.f-suiso.jp/info/752.html  
◇申込み方法:7月24日(火)までに入力フォームからお申し込みください。
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20120411113236

☆国際燃料電池ワークショップ2012 ? PEFCs:基礎から応用まで ?【再掲】

 このワークショップは招待講演(口頭発表)と、ポスター発表から構成されます。日米欧アジアの各分野の研究、開発のリーダーを招待し、講演と討論に十分な時間をかけます。また、ポスターセッションの討論時間も十分とり、通常の学会では得られない深い認識と、研究交流の促進をめざします。なお、イベントして燃料電池車の試乗会、燃料電池関連機器の展示等も企画しています。
◇日時:8月2日(木)、3日(金)(2日9時開会、3日17時閉会)
◇場所:甲府富士屋ホテル( http://www.kofufujiya.jp/
◇参加費および参加登録申込締切
早期参加登録(3万3千円):7月3日(火)(会場定員200名になり次第、締切)通常参加登録(3万8千円):7月19日(木) (余席が有れば、受付可能)
◇ポスター発表申込および要旨提出締切:6月29日(金)
◇ホテル予約締切:7月19日(木)
◇プログラム及び申し込み方法は下記のウェブで↓
 http://fc-nano.yamanashi.ac.jp/ifcw/index2012.html
◇連絡先
山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター IFCW世話人 犬飼潤治
TEL&FAX 055-254-7129
E-mail: ifcw@yamanashi.ac.jp
◇主催:山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター・クリーンエネルギー研究センター
◇共催:NEDO、山梨県ほか

☆水素エネルギー人材育成センター 第5回「高度人材育成コース」開催【再掲】
   〜 水素エネルギー分野の将来を担う若手研究者を育成 〜

 9月3日(月)から9月5日(水)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。

 燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。

 世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
 受講料無料! 定員40名に達し次第締切ります。
〜コースの概要〜
◇対象:大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇日程:9月3日(月)から9月5日(水)の3日間
◇会場:(1、2日目) 九州大学伊都キャンパス ウエスト4号館 914号室
    (3日目)水素エネルギー製品研究試験センター
◇受講料:無料(交通費、宿泊費は受講者負担。)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加] 参加無料 
 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2,000円/人
◇募集人数(定員):40名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
◆高度人材育成コースの詳細はこちらから
 http://www.f-suiso.jp/info/3084.html
◆受講申込みについて (オンラインでお申込みください

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20120620151141
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立大学法人 九州大学 水素エネルギー国際研究センター、独立行政法人 産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)
◇後援:燃料電池開発情報センター(FCDIC)、水素エネルギー協会(HESS)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

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