燃料電池ワールド Vol.1195 (2012/07/06 08:47)

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□燃料電池ワールド Vol.1195
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■2012年07月06日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆水素エネルギー人材育成センター 第5回「高度人材育成コース」開催【再掲】
   〜 水素エネルギー分野の将来を担う若手研究者を育成 〜

 9月3日(月)から9月5日(水)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。

 燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。

 世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
 受講料無料! 定員40名に達し次第締切ります。
〜コースの概要〜
◇対象:大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇日程:9月3日(月)から9月5日(水)の3日間
◇会場:(1、2日目) 九州大学伊都キャンパス ウエスト4号館 914号室
    (3日目)水素エネルギー製品研究試験センター
◇受講料:無料(交通費、宿泊費は受講者負担。)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加] 参加無料 
 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2,000円/人
◇募集人数(定員):40名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
◆高度人材育成コースの詳細はこちらから
 http://www.f-suiso.jp/info/3084.html
◆受講申込みについて (オンラインでお申込みください

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20120620151141
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立大学法人 九州大学 水素エネルギー国際研究センター、独立行政法人 産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)
◇後援:燃料電池開発情報センター(FCDIC)、水素エネルギー協会(HESS)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

■2012年07月05日のWEB LINK NEWS
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2012/07/05 蓄電池世界シェア5割に 32年まで 「グリーン成長戦略」判明(産経新聞)

 再生可能エネルギー導入を経済成長につなげる政府の「グリーン成長戦略」の概要が4日、分かった。現在18%の蓄電池市場の世界シェアを平成32年までに5割に拡大することを目指すほか、同年には次世代エコカーである電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車の新車販売台数を全体の2割にすることなどを目標とした。

 5日に開く国家戦略会議で議論し、月内にも策定する「日本再生戦略」に盛り込む。

 概要によると、世界6位の広さがある排他的経済水域(EEZ)を活用した海洋発電の促進をはじめ、蓄電池やEVなど次世代車の性能向上・低コスト化を「先導的中核プロジェクト」と位置付け、戦略的に実施することを打ち出した。

 また、エコカー普及も積極的に進め、燃料電池車用の水素供給設備を27年に100カ所整備、32年までにEV用の普通充電器を200万基設置する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120705-00000101-san-bus_all

2012/07/05 送電線のない未来へ――脱グリッドという方向性 - 山田 高明(アゴラ)

 自然エネルギー財団を率いる孫正義氏と、師匠筋にあたる環境エネルギー政策研究所所長・現総合資源エネルギー調査会委員の飯田哲也氏が唱えているのが「スーパーグリッド構想」である。これは日本を含めアジア各国を大容量の高圧送電線で連結し、互いに電力を融通しあおうというものだ(以下、自然エネルギー財団より引用)。電力システムの本質を改めて考え直すと…
真のイノベーションは自家発分野で起こっている

 だが、そのエジソン以来の常識がひっくり返ろうとしている。言うまでもなく、21世紀から本格化した、エネルギーの個産個消技術の急激な進歩のためである。

 もっとも、市場はその先を行きそうな気配である。太陽光パネル・風力発電機・蓄電池・ガス発電機又燃料電池・EMS(エネルギー・マネジメント・システム)などの技術は日進月歩であり、価格も年々低下している。今ではここにEVも合流しつつある。日産リーフなどは公然と夜間蓄電を謳い文句にしている。太陽光パネルは屋根材・壁材・ガラスなどとも一体化しつつあるので、将来的には「建物に発電機を据えている」という意識すらなくなるかもしれない。

 ガスの動きも見逃せない。近い将来に、南北縦断の基幹線が整備され、現在ある地域のパイプラインが連結し、グリッド化することはほぼ確実になった。これに製造業を中心とする産業界が飛びつくだろう。パイプラインに直接アクセスすることにより、電力の大口需要家たちが次々とエネルギー自立していく。また、大量生産によって家庭用・業務用の燃料電池の価格が急速に低下し、発電効率も上昇している。ガス屋さんは燃料電池を売りたいので、自家発側に回り、電力市場への攻勢に転じ始めた。
孫・飯田氏の「スーパーグリッド構想」は市場の制裁を受ける
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120705-00000304-agora-sci
※図あり

2012/07/05 2020年省エネ・活エネ市場横ばい、EV市場は拡大(レスポンス)

 富士経済は、環境に配慮する技術を用いたエネルギーシステムの国内市場/世界市場を調査し、結果を報告書「2012電力・エネルギーシステム新市場(上・中・下巻)」にまとめた。

 調査結果によると創エネ関連システムは、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギー、エネルギーハーベスティング、燃料電池、内燃式分散型電源を対象としている。

 2011年の市場は3680億円で、2020年は2011年比2.7倍の1兆0100億円と予測。分野別の内訳では、2011年の時点では太陽光発電と内燃式分散型電源の構成比が高いが、2020年には燃料電池の市場が拡大し、構成比も高まると予想する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120705-00000023-rps-bus_all
※写真あり

2012/07/05 世界の石油埋蔵量はあと54年分しかない!?中国が世界第2の消費大国に―中国紙(Record China)

 2012年7月3日、南方日報によれば、英石油大手BP社のグローバルチーフエコノミストであるクリストフ・ルール博士が北京で、「BP世界エネルギー年鑑」を公開した。2011年に石油価格が大幅に上昇したことや、世界全体のエネルギー消費の増加は新興国がもたらしたこと、世界の石油埋蔵量があと54年分であることなどが指摘された。

 年鑑によれば、2011年の世界の石油産出量は1日あたり110万バレルの増加(1.3%増)で、サウジアラビアとアラブ首長国連邦、カタールは過去最高を記録。とりわけサウジアラビアは1日あたり生産量が1116.1万バレルに達し、世界最多となった。一方、石油消費では、中国が世界第2の消費大国となったという。

 そのほか、2011年末の時点で世界の石油埋蔵量はおよそ1兆6530億バレルであり、現在の消費ペースからみて、あと54年分に相当すると指摘されている。一方、注目されている再生可能エネルギーは成長が著しいものの、世界のエネルギー消費全体に占める割合は2%にとどまっているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120705-00000005-rcdc-cn
※写真あり

■海外ニュース
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<定置用電源>
●韓国、水素タウンの造成へ(2012年05月28日)

 韓国の知識経済部(Ministry of Knowledge Economy)は、760万ドルの水素タウン試験事業(Hydrogen Town Pilot Project)を産業界とともに実施すると発表した。この水素タウンは、日本の福岡県の水素タウンを参考にしているが、国内の石油化学工場や発電所から排出されている不用な水素を使うところが違う。

 このことは韓国にとって、現在の燃料電池が輸入された液化天然ガスに頼っている現状では重要な一歩となる。より経済的で需給も安定する。試験事業は、住宅用に150基と商業および公共の建物に10基の燃料電池を配備する予定である。設置される燃料電池は200kW級となる。
http://view.koreaherald.com/kh/view.php?ud=20120528000454&cpv=0

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆国際燃料電池ワークショップ2012 ? PEFCs:基礎から応用まで ?【再掲】

 このワークショップは招待講演(口頭発表)と、ポスター発表から構成されます。日米欧アジアの各分野の研究、開発のリーダーを招待し、講演と討論に十分な時間をかけます。また、ポスターセッションの討論時間も十分とり、通常の学会では得られない深い認識と、研究交流の促進をめざします。なお、イベントして燃料電池車の試乗会、燃料電池関連機器の展示等も企画しています。
◇日時:8月2日(木)、3日(金)(2日9時開会、3日17時閉会)
◇場所:甲府富士屋ホテル( http://www.kofufujiya.jp/
◇参加費および参加登録申込締切
早期参加登録(3万3千円):7月3日(火)(会場定員200名になり次第、締切)通常参加登録(3万8千円):7月19日(木) (余席が有れば、受付可能)
◇ポスター発表申込および要旨提出締切:6月29日(金)
◇ホテル予約締切:7月19日(木)
◇プログラム及び申し込み方法は下記のウェブで↓
 http://fc-nano.yamanashi.ac.jp/ifcw/index2012.html
◇連絡先
山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター IFCW世話人 犬飼潤治
TEL&FAX 055-254-7129
E-mail: ifcw@yamanashi.ac.jp
◇主催:山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター・クリーンエネルギー研究センター
◇共催:NEDO、山梨県ほか

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