燃料電池ワールド Vol.1194 (2012/07/05 08:30)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.1194
■□□□□□□□□□
■2012年07月05日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
□□□───────────────────────────
☆水素エネルギー人材育成センター 第5回「高度人材育成コース」開催【再掲】
   〜 水素エネルギー分野の将来を担う若手研究者を育成 〜

 9月3日(月)から9月5日(水)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。

 燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。

 世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
 受講料無料! 定員40名に達し次第締切ります。
〜コースの概要〜
◇対象:大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇日程:9月3日(月)から9月5日(水)の3日間
◇会場:(1、2日目) 九州大学伊都キャンパス ウエスト4号館 914号室
    (3日目)水素エネルギー製品研究試験センター
◇受講料:無料(交通費、宿泊費は受講者負担。)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加] 参加無料 
 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2,000円/人
◇募集人数(定員):40名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
◆高度人材育成コースの詳細はこちらから
 http://www.f-suiso.jp/info/3084.html
◆受講申込みについて (オンラインでお申込みください

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20120620151141
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立大学法人 九州大学 水素エネルギー国際研究センター、独立行政法人 産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)
◇後援:燃料電池開発情報センター(FCDIC)、水素エネルギー協会(HESS)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

■2012年07月04日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2012/07/04 【取材日記】サムスン・LG・ソニーが見るそれぞれの未来(中央日報日本語版)

 米国の経済学者ジェレミー・リフキンは最新作「第3次産業革命」で産業化時代の終末を宣言した。第2次産業革命を導いた石炭・石油の時代が過ぎ、太陽光や水素を活用した燃料電池のようなグリーンエネルギー源が産業を牽引する時代がくるということだ。彼の主張によればこれまでは発電所で電気を作って各家庭や建物に送ったが、これからは各家庭と建物が小型発電所となる。空気中の酸素と水素を結合させてエネルギーを作る燃料電池と太陽光発電のおかげだ。

 そのような世界がくるのかと思うがLGはすでにその世界を準備している。先月28日にLGはロールスロイスフュエルセルシステムズの株式51%を取得した。英ロールスロイスの子会社のこの会社は発電用燃料電池を作るのに必要な核心技術を保有している。LG関係者は、「2020年にはグループ売り上げの15%をグリーン産業分野で上げる計画だ。すでに各系列会社で太陽光発電と電気自動車用バッテリーのような多様なグリーンエネルギー源を次世代成長動力として育成中だ」と説明した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000004-cnippou-kr

2012/07/04 クルマのブレーキエネルギーで起こした電気をすぐに蓄えられる装置って?(@DIME)

 EVやハイブリッドカーなど、電気エネルギーを積極活用する次世代エコカーに必要不可欠なのが、電気を保存する蓄電装置。自動車用の蓄電装置といえばニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの蓄電池が主力だったが、そこに期待のニューフェイスが登場した。日本ケミコンが開発した自動車用大型「電気二重層キャパシタ」だ。

 電気二重層キャパシタと蓄電池はどこが違うのか。それは電気を蓄えるメカニズムだ。蓄電池の場合、電池に電気を投入し、内部の電極に化学変化を発生させて充電する。その電池を回路につなぐと電極に逆の化学変化が起きて、最初に投入したエネルギーが電気として放出される。化学変化を利用して電気を保存しているのだ。

 それに対して電気二重層キャパシタは内部の電極が化学反応を起こさず、電荷をそのまま蓄えるのが特徴。誤解を恐れずに言えば、静電気をためると考えるとわかりやすい。その違いは充電時間に最もよく表われる。携帯電話やEVなどの2次電池は充電にある程度の時間を必要とする。化学変化が進むのを待たなければならないからだ。素早く充電しようとしても、変化に耐えられる範囲を超えるエネルギーを投入すると、電池自体が壊れてしまう。電気二重層キャパシタの特徴は、充電待ちの短さ。リチウムイオン電池を出入り口の小さな大容量ドラム缶だとすれば、電気二重層キャパシタは小容量ながら一気に水を流せるバケツのようなもの。回生ブレーキによる発電分を数秒で受け入れられる。

 一方、電気をそのまま蓄える電気二重層キャパシタは、待ち時間をほとんど必要としない。同じ電気を蓄えるのに必要な時間は、蓄電池の中でも高性能なリチウムイオン電池と比べても数十分の1かそれ以下だ。欠点もある。同じ体積で比べると、蓄えられる電力量が蓄電池よりはるかに少ないのだ。EVを走らせるには容量不足で単価も高い。ゆえに、これまでは燃料電池車などごく一部のクルマに試験的に使われていた。

 日本ケミコンの電気二重層キャパシタが注目を集めたきっかけは「想像を超えた低コスト化」にある。生産技術の革新などによって価格が下がったため、信号待ちの時に燃料を消費しないようエンジンを止めるアイドリングストップ機構を備えた「第3のエコカー」の蓄電装置としてにわかに有望視されるようになったのだ。

 同社製キャパシタを使ったエコカーの第1号は、マツダからリリースされる見通し。マツダによれば、アイドリングストップ機構に加え、ブレーキ時に発電を行なう回生ブレーキを搭載し、燃費性能を高めたモデルになるとのことだ。「クルマが使う電力は結構大きく、それを回生ブレーキでまかなえれば10%くらい燃費が良くなるとのこと。弊社のキャパシタは性能、コストの両面で、その用途にぴったり適応できると自負しています」(日本ケミコンのキャパシタ開発担当者)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120704-00000301-dime-sci
※写真あり

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<燃料/改質器/貯蔵>
●エアー・プロダクツ社、ミシガン州フリントに水素ステーションを開設 (2012年05月21日)

 エアー・プロダクツ社(Air Products)は、ミシガン州フリントに新しい水素ステーションを開所した。このステーションは、フリント州の公共交通局(Mass Transportation Authority:MTA)が現在運行中の水素燃料電池バスに燃料を供給する。また、水素を生産するために、プロトン・オンサイト社(Proton OnSite)が陽子交換膜型電解槽を組み込んでいる。この取り組みは2011年5月に契約が結ばれて、2012年4月に開所する計画だった。
http://www.airproducts.com/en/company/news-center/2012/0521-air-products-hydrogen-station-dedicated-and-fueling-flint-mta-fuel-cell-bus.aspx

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆国際燃料電池ワークショップ2012 ? PEFCs:基礎から応用まで ?【再掲】

 このワークショップは招待講演(口頭発表)と、ポスター発表から構成されます。日米欧アジアの各分野の研究、開発のリーダーを招待し、講演と討論に十分な時間をかけます。また、ポスターセッションの討論時間も十分とり、通常の学会では得られない深い認識と、研究交流の促進をめざします。なお、イベントして燃料電池車の試乗会、燃料電池関連機器の展示等も企画しています。
◇日時:8月2日(木)、3日(金)(2日9時開会、3日17時閉会)
◇場所:甲府富士屋ホテル( http://www.kofufujiya.jp/
◇参加費および参加登録申込締切
早期参加登録(3万3千円):7月3日(火)(会場定員200名になり次第、締切)通常参加登録(3万8千円):7月19日(木) (余席が有れば、受付可能)
◇ポスター発表申込および要旨提出締切:6月29日(金)
◇ホテル予約締切:7月19日(木)
◇プログラム及び申し込み方法は下記のウェブで↓
 http://fc-nano.yamanashi.ac.jp/ifcw/index2012.html
◇連絡先
山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター IFCW世話人 犬飼潤治
TEL&FAX 055-254-7129
E-mail: ifcw@yamanashi.ac.jp
◇主催:山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター・クリーンエネルギー研究センター
◇共催:NEDO、山梨県ほか

────────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM-DREAM
  連絡先:fc55gogo@gmail.com

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。PEM-DREAMでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.kaijo.com/
 melma! http://melma.com/contents/taikai/
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1