燃料電池ワールド Vol.1114 (2012/03/08 09:07)

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□燃料電池ワールド Vol.1114
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■2012年03月08日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆「ワールド・エコノ・ムーブ」燃料電池部門参加のお誘い【再掲】

 毎年5月に、秋田県大潟村で行われている電気自動車エコノミーラン「ワールド・エコノ・ムーブ」。その大会に燃料電池部門が加わったのは2003年のこと。PEM-DREAMも自転車を作って参加しました。

 それから10回目の今年は、燃料電池の自作・増設を自由にして、参加できる新部門を設けました。エントリーしてみようと思われる方は、以下の案内をご参照ください。登録受付は3月15日(木)まで。取りあえずのご質問でも歓迎です。
◇WEM(ワールド エコノ ムーブ)のご案内
http://www2.ogata.or.jp/wem/emindex.htm
◇燃料電池部門のご案内
http://www2.ogata.or.jp/wem/11wem/11wempdf/nowplan1.pdf
◇燃料電池についてのご案内
http://www2.ogata.or.jp/wem/fcchemix.htm
◇連絡先
(株)ケミックス WEM担当
E-mail:info-pefc@chemix.co.jp

■2012年03月07日のWEB LINK NEWS
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2012/03/07 光学技術利用の「透明なベンツ」 陰に日本科学者の研究あり(サーチナ)

 メルセデス・ベンツのエンジニアらは世界初の量産燃料電池電気自動車「F?CELL」のプロモーションの一環として、透明な車の映像を公開した。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

 車の運転手側の側面に特殊な「LED」が張られており、その反対側にはデジタルカメラが設置されている。デジタルカメラの撮影した映像を運転手側の「LED」に映し出すことで、人びとは車の裏にある映像を見るため、「F?CELL」があたかも「透明」のように見える仕掛けだ。

 この技術は東京大学の科学者が最初に開発したものだ。YouTubeで映像が公開されるや否や、大きな話題を呼んだ。透明なベンツでは、事故を起こす危険性があると心配する人もいれば、ただただ夢中になって、「これならどこに駐車しても罰金を取られる心配はない」と言う人も現れた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120307-00000031-scn-int

2012/03/07 トヨタ、次世代小型HVコンセプト「FT-Bh」公開(オリコン)

 トヨタ自動車は6日、スイスで開催されている第82回ジュネーブ国際モーターショーにて、次世代スモールハイブリッドのコンセプトカー「FT-Bh」を公開した。HV車がさらに普及すると想定される2010年代後半を見据えており、HV仕様のほか、天然ガス(CNG)仕様とPHV仕様も想定している。

 なお、同社は今回のモーターショーで「FT-Bh」のほかに、欧州初出展となる次世代4ドアコンセプト「TOYOTA NS4」、セダンタイプ次世代燃料電池自動車コンセプト「FCV-R」、なども出展している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120307-00000328-oric-ind
※写真あり

2012/03/07 天然ガスは余っている! --- 岡本 裕明 - アゴラ編集部(アゴラ)

 天然ガス産出会社は生産調整を行っており、2?3割の減産となっています。目先、更なる減産もありえる状態です。

 唯一の希望はアジア市場であり、輸出基地が出来れば現在16ドル台、スポットで18ドルとも言われるLNG市場に入り込むことが出来ます。輸出原価が今の市場価格程度なら9?10ドルといわれていますから利幅も大きいと考えられています。更にカナダBC州の場合、天然ガスのロイヤリティ収入がこの6年で五分の一程度まで落ち込んでおり、積極的に売り込みたいのは山々でしょう。

  しかし、私は仮に「北米産LNG」がアジア市場に入ってくればLNGの市況は大きく緩むと思います。もともと輸送手段がなくアメリカやカナダで使い切れない状態だったわけですから安値攻勢とは言わないまでも価格が下向きのバイアスになりやすくなるでしょう。

 これは日本の電力にとってはプラスな話になりえます。また、この3年の間には日本での中長期的な電力政策の見直しが進むでしょう。そして、可能性としては電源供給は一般住宅の太陽光パネル、燃料電池の更なる普及をはじめ、企業の自家発電設備の普及を含む分散型になるような気がします。それは石油の需要も下がるし、LNGの需要も下がることになるかもしれません。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120307-00000303-agora-bus_all

2012/03/07 メタン文明「6つのメリット」まとめ--なぜメタン文明シフトが日本を救うのか - 山田 高明(アゴラ)

 たとえば、天然ガス火力の発電効率は新鋭基で約6割であり、将来は燃料電池などを利用することにより8割化も夢ではない。国家として大きな省エネが実現する成果を思えば、火力の高効率化と、それによる火力発電全体の入れ替えという事業に、エネルギー対策特別会計費を投入することに躊躇する理由はない。また、遅れて普及し始めるであろう太陽光・風力・地熱などの自然エネルギー発電によってその天然ガスの代替を進めていくことで、さらに発電燃料の節約に繋がっていく。

 また、常温で安定した無毒な気体という性質のため、ガス管のネットワークを使うことによって、需要家の土地にガスが湧き出てくるのと同じ状況を安全に作ることができる。化石燃料でありながら、太陽光などのフロー系のエネルギーのように提供できるため、来たる「エネルギーの個産個消社会」との相性も非常によい。家庭用燃料電池の進歩により、これからはガス管さえあれば、マンションの部屋レベルで独自の電源と熱源を持てよう。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120307-00000310-agora-sci

2012/03/07 <X線自由電子レーザー施設>実験利用開始 原子の動き観察(毎日新聞)

 原子の動きも観察できる「目」として理化学研究所が建設したX線自由電子レーザー施設「SACLA(さくら)」(兵庫県佐用町、全長700メートル)で7日、実験利用が始まった。

 原子と原子の間の距離に近い0.1ナノメートル(ナノは10億分の1)の波長と、極めて短い時間、ストロボのように瞬く光を作り出せる。化学反応の様子を「コマ送り」で観察でき、燃料電池開発などの効率向上につながると期待されるほか、新薬開発のためのたんぱく質の構造解明などにも活躍しそうだ。

 「さくら」は、スーパーコンピューター「京」や高速増殖原型炉「もんじゅ」など、国が定めた五つの「国家基幹技術」の一つ。大型放射光施設「スプリング8」の横に約390億円かけて造られた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120307-00000075-mai-soci
※写真あり

■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●燃料電池のホリデイツリー(2011年12月02日)

 ロンドンのトラファルガー広場と米国エネルギー省に飾られた2つのホリデイツリーは、ともに燃料電池で電力を使用している。トラファルファー広場のツリーの星は、UPSシステムズ社(UPS Systems)が提供した75kW級燃料電池で光り、米国エネルギー省のホリデイパーティの明かりはトゥルーライト社(Trulite)の150W級燃料電池で輝いた。

 サイレントナイトの燃料電池使用の簡単な歴史は、ここに載っている。
http://www.fuelcellinsider.org/?p=801
http://www.upssystems.co.uk/blog/2011/12/02/ups-systems-lights-trafalgar%E2%80%99s-iconic-christmas-tree/
http://energy.gov/articles/fuel-cell-powers-festivities-secretary-chu-s-holiday-party〔参考〕ホリデイツリー(holiday tree)◆Christmas treeの宗教色をなくした表現(英辞郎)

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆水素エネルギー協会・水素エネルギー利用開発研究会 合同講演会【再掲】(水素エネルギー協会第137回定例研究会・平成23年度第3回水素エネルギー利用開発研究会 合同講演会)
 「持続可能なエネルギー社会を目指して」
◇日 時  3月9日(金)13:00〜17:40
◇場 所  広島市西区民文化センター 2階ホール(広島市西区横川新町6-1)
◇参加費  ・水素エネルギー利用開発研究会会員:無料
       (当日入会(年会費無料)の場合も無料)
      ・水素エネルギー協会(HESS)会員:無料

       (H24年度より新入会(年会費有料)の場合も無料)

      ※どちらへもご入会されない場合:5000円(資料代含む。税込)
◇講演会
【講演1】「太陽エネルギーによる水からの水素生成用光触媒開発の現状」
   堂免一成氏(東京大学大学院工学系研究科教授)
【講演2】「NH3を用いた水素輸送」
   小島由継氏(広島大学先進機能物質研究センター長・教授)
【講演3】「エネルギー需給の現状と長期展望」

   小宮山涼一氏(東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻助教)【講演4】「高効率エンジンSKYACTIV」

   人見光夫氏(マツダ株式会社執行役員パワートレイン開発本部長)
◇交流会 18:00〜(会費:5000円)
◇申込方法 水素エネルギー協会会員の方は、水素エネルギー協会へお申し込みください。
      http://www.hess.jp/hess_contents/index.html

      水素エネルギー利用開発研究会へのお申込み先はこちらです。

      http://home.hiroshima-u.ac.jp/hih2/H2_Energy/index.html

      参加ご希望の方は、2月29日(水)までにお申し込みください。
◇連絡先  広島市立大学社会連携センター プロジェクト研究推進室

      担当:田村、矢島(水素エネルギー利用開発研究会事務局)

       広島市中区千田町三丁目8番24号(広島市工業技術センター内)
       電話:082-247-0263 ファックス:082-247-9753

       メール:tamura@office.hiroshima-cu.ac.jp(@は半角文字にしてください)
◇主 催  水素エネルギー利用開発研究会(広島大学、中国経済産業局、広島市)
      一般社団法人 水素エネルギー協会(HESS)

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