燃料電池ワールド Vol.1113 (2012/03/07 10:52)

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□燃料電池ワールド Vol.1113
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■2012年03月07日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆「ワールド・エコノ・ムーブ」燃料電池部門参加のお誘い【再掲】

 毎年5月に、秋田県大潟村で行われている電気自動車エコノミーラン「ワールド・エコノ・ムーブ」。その大会に燃料電池部門が加わったのは2003年のこと。PEM-DREAMも自転車を作って参加しました。

 それから10回目の今年は、燃料電池の自作・増設を自由にして、参加できる新部門を設けました。エントリーしてみようと思われる方は、以下の案内をご参照ください。登録受付は3月15日(木)まで。取りあえずのご質問でも歓迎です。
◇WEM(ワールド エコノ ムーブ)のご案内
http://www2.ogata.or.jp/wem/emindex.htm
◇燃料電池部門のご案内
http://www2.ogata.or.jp/wem/11wem/11wempdf/nowplan1.pdf
◇燃料電池についてのご案内
http://www2.ogata.or.jp/wem/fcchemix.htm
◇連絡先
(株)ケミックス WEM担当
E-mail:info-pefc@chemix.co.jp

■2012年03月06日のWEB LINK NEWS
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2012/03/06 【レポート】電子化の進展がビジネスを拡大させる - 自動車分野に幅広く注力するMaxim(マイナビニュース)

 Maxim Integrated Productsの日本法人であるマキシム・ジャパンは3月1日、都内で会見を開き、同社の自動車(オートモーティブ)向け戦略説明会を行った。

 また、こうしたダッシュボードやインフォテインメントの分野に加え、リチウムイオンバッテリ向けマネジメントICにも注力しているという。「Maximは19年にわたり、携帯電話などに向けたリチウムイオンバッテリ用ICの開発を行ってきており、現在はマネジメント向けソフトウェアの提供なども進めている」(Maximのバッテリーアンドインダストリアルパワー事業部マネージング・ダイレクターであるNaveed Majid氏)と、もともとは自動車向けではないが、バッテリマネジメント向けICの開発ノウハウを持っており、より安全性などが重要となる自動車分野に対しても、そうしたノウハウを活用することでマネジメントICを提供していくとしており、すでに第2世代のソリューションの生産体制が進められている状況にあり、第3世代に関しても近いうちに詳しい話をアナウンスできる予定だとしている。

 ちなみに第1世代と第2世代の違いは、第1世代では各バッテリモジュールの監視コンポーネントをCAN経由でマスターコントローラに送っていたが、これだとコストを抑制できないということで、第2世代ではモニタIC側などもデイジーチェーンで接続することで、CANを使用しなくてもバッテリの監視を可能としたという。「バッテリの個々の充電状況や劣化状況を適切に判断することはリチウムイオンバッテリを大量に使う電気自動車では重要となってくる。これが監視できないと安全性を担保できない」(同)とのことで、第2世代品「MAX17830」では外部とのセルバランスの強化と診断機能を強化。そして次世代となる第3世代品「MAX17823」では、第2世代比でソリューションの堅牢性を向上させることを目指しており、差動のデイジーチェーンの強化やISO26262やASILのDグレードへの対応などが図られている。また追加機能としてリチウムイオン向けのユニポーラのほか、燃料電池向けバイポーラのメジャメント機能も搭載されるという。

 なお、日本市場に関しては、「インフォテイメント分野」、「ボディエレクトロニクス」、そして「パワートレイン」の3分野に注力していくとしており、インフォテイメント向けにはUSBを中心としたインタフェースICやナビゲーション/デジタル放送受信向けICなどを、ボディ向けにはタッチセンサによるUIソリューションやヘッドアップディスプレイ向けソリューションなどを、そしてパワートレイン系では、電気自動車やハイブリッド車、燃料電池車といった新規分野向け製品の提案による新分野の開拓を進めていく計画としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120306-00000006-mycomj-sci
※写真あり

2012/03/06 筑波大など、有機薄膜太陽電池の劣化機構を分子レベルで解明(マイナビニュース)

 筑波大学 数理物質系の丸本一弘 准教授を中心とした研究チームは、有機薄膜太陽電池の高効率化につながる分子レベルの新しい解析手法を開発したことを発表した。同成果は、2012年3月1日(独時間)に独国科学雑誌「Advanced Energy Materials」のオンライン速報版で公開された。

 なお、同手法の確立により、太陽電池素子作製の初期段階で実際に動作させなくても太陽電池素子の潜在能力が検討できるようになるため、高効率化を目指せるデバイスを早期に取捨選択できるようになるほか、構造欠陥部位を分子レベルで測定・解明し、その改善を図ることで、さらなる特性の向上や高効率化を目指すことが可能となり、有機薄膜太陽電池の発展が期待できるとのことで、電子スピン共鳴法(ESR)は、有機トランジスタの高特性化にも実績があるため、今後は有機ELや燃料電池、有機メモリなどに応用することで、幅広い有機デバイスの開発にも役立つものと考えられるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120306-00000039-mycomj-sci

■海外ニュース
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<定置用電源>
●フュエルセル・エナジー社、スペインのアベンゴア社と契約を締結(2011年12月12日)

 フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)はスペインのアベンゴア社(Abengoa S.A.)と、ヨーロッパとラテンアメリカ市場向けに特化した定置用燃料電池発電プラントの開発でパートナーシップ契約を結んだ。アペンゴア社は、フュエルセル・エナジー社が供給する燃料電池モジュールを使った定置用燃料電池発電所の開発、製造、販売を行う。

 最初の試験的な導入は、スペイン南部のアンダルシア州セビリアにあるアペンゴア社本社になる予定である。この設置には、フュエルセル・エナジー社が300kW級燃料電池モジュール「ダイレクト・フュエルセル(Direct FuelCell〓:DFC〓)」を供給し、アベンゴア社は発電補機類(balance of plant)を設計、製造する。

 両社は再生可能バイオガス市場を目標として、液体バイオ燃料で稼働する燃料電池発電所の能力と市場機会を強化するために協力する。
http://fcel.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=632474〔参考〕アベンゴア社(Abengoa S.A.) エネルギーと環境分野で持続可能な発展のために革新的な技術を適応しているスペインの多国籍企業。太陽光発電やバイオ燃料の生産、海水の脱塩、産業廃棄物のリサイクルなど、エネルギーや通信、輸送、環境の分野で事業を行っている。2010年の従業員数は約2万6500人、子会社は約300社。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆水素エネルギー協会・水素エネルギー利用開発研究会 合同講演会【再掲】(水素エネルギー協会第137回定例研究会・平成23年度第3回水素エネルギー利用開発研究会 合同講演会)
 「持続可能なエネルギー社会を目指して」
◇日 時  3月9日(金)13:00〜17:40
◇場 所  広島市西区民文化センター 2階ホール(広島市西区横川新町6-1)
◇参加費  ・水素エネルギー利用開発研究会会員:無料
       (当日入会(年会費無料)の場合も無料)
      ・水素エネルギー協会(HESS)会員:無料

       (H24年度より新入会(年会費有料)の場合も無料)

      ※どちらへもご入会されない場合:5000円(資料代含む。税込)
◇講演会
【講演1】「太陽エネルギーによる水からの水素生成用光触媒開発の現状」
   堂免一成氏(東京大学大学院工学系研究科教授)
【講演2】「NH3を用いた水素輸送」
   小島由継氏(広島大学先進機能物質研究センター長・教授)
【講演3】「エネルギー需給の現状と長期展望」

   小宮山涼一氏(東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻助教)【講演4】「高効率エンジンSKYACTIV」

   人見光夫氏(マツダ株式会社執行役員パワートレイン開発本部長)
◇交流会 18:00〜(会費:5000円)
◇申込方法 水素エネルギー協会会員の方は、水素エネルギー協会へお申し込みください。
      http://www.hess.jp/hess_contents/index.html

      水素エネルギー利用開発研究会へのお申込み先はこちらです。

      http://home.hiroshima-u.ac.jp/hih2/H2_Energy/index.html

      参加ご希望の方は、2月29日(水)までにお申し込みください。
◇連絡先  広島市立大学社会連携センター プロジェクト研究推進室

      担当:田村、矢島(水素エネルギー利用開発研究会事務局)

       広島市中区千田町三丁目8番24号(広島市工業技術センター内)
       電話:082-247-0263 ファックス:082-247-9753

       メール:tamura@office.hiroshima-cu.ac.jp(@は半角文字にしてください)
◇主 催  水素エネルギー利用開発研究会(広島大学、中国経済産業局、広島市)
      一般社団法人 水素エネルギー協会(HESS)

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