燃料電池ワールド Vol.1112 (2012/03/06 09:01)

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□燃料電池ワールド Vol.1112
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■2012年03月06日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆「ワールド・エコノ・ムーブ」燃料電池部門参加のお誘い【再掲】

 毎年5月に、秋田県大潟村で行われている電気自動車エコノミーラン「ワールド・エコノ・ムーブ」。その大会に燃料電池部門が加わったのは2003年のこと。PEM-DREAMも自転車を作って参加しました。

 それから10回目の今年は、燃料電池の自作・増設を自由にして、参加できる新部門を設けました。エントリーしてみようと思われる方は、以下の案内をご参照ください。登録受付は3月15日(木)まで。取りあえずのご質問でも歓迎です。
◇WEM(ワールド エコノ ムーブ)のご案内
http://www2.ogata.or.jp/wem/emindex.htm
◇燃料電池部門のご案内
http://www2.ogata.or.jp/wem/11wem/11wempdf/nowplan1.pdf
◇燃料電池についてのご案内
http://www2.ogata.or.jp/wem/fcchemix.htm
◇連絡先
(株)ケミックス WEM担当
E-mail:info-pefc@chemix.co.jp

■2012年03月05日のWEB LINK NEWS
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2012/03/05 こ、これは光学迷彩!? Mercedesが透明になる自動車を作った(ねとらぼ)

 Mercedesがなんと、光学迷彩のように透明になる自動車を作りました。な、なんだってー!

 と言っても、この「透明カー」にはトリックがあって、車をLEDで覆って、カメラ側面に取り付けたカメラの映像をLEDに映しているんです。車体に周囲の景色が映って、まるで透明になったように見える、という仕組み。

 この透明カーは、Mercedesの新しい燃料電池車のプロモーションとして製作されたもの。「ゼロエミッションなので“環境からは見えない”(環境に影響しない)」という意味を込めて作りました。宣伝のため1週間ドイツを回ったそうですが、注目を集めたようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120305-00000007-it_nlab-sci
※写真ありますが、ぜひ動画で。↓
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1203/05/news028.html

2012/03/05 太陽・燃料電池で全戸ダブル発電 茨城・古賀市で分譲開始 積水ハウス(住宅新報)

 積水ハウス(大阪市北区)は3月3日、茨城県古河市の分譲地「スマートコモンステージけやき平」の販売会を3月3日に開始する。

 全67区画(分譲住宅35棟、分譲宅地32区画)に建築する住宅すべてを同社の環境配慮型住宅「グリーンファースト」としたうえで、太陽電池と燃料電池、EVコンセントを装備。更に、分譲住宅のうち10棟は、太陽・燃料・蓄電池を連動制御するHEMSを備えた「グリーンファーストハイブリッド」を建築する。災害時でも安全な生活を継続できる点を訴求する。

 太陽・燃料電池によるダブル発電と、断熱による省エネ効果により、1世帯当たり年間約21万円の光熱費削減が見込めるという。余剰電力は電力会社に売電するほか、近隣世帯へも供給する予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120305-00000002-jsn-ind

2012/03/05 水さえあればどこでもチャージ可能――フィンランド生まれの「水」充電式モバイルバッテリー(ITmedia ガジェット)

 フィンランドの燃料電池メーカー「myFC」は、iPhone、iPadなどに対応するポータブル充電器「PowerTrekk(パワートレック)」を発表した。現在は公式サイトがオープンしており、2012年春を目処に日本および北米、ヨーロッパで順次発売する。

 バッテリー容量は1500mAhと、モバイルバッテリーとしては標準的だが「PowerTrekk」の特徴は別にある。燃料電池のフタを開け、中に少量の水を注ぐと、その水分を使って発電するのだ。発電中は本体を外気に触れさせておく必要があるが、iPhone程度ならばごく少量の水さえあれば充分という。使用する水は必ずしも真水である必要はなく、アウトドアや非常時などにも役立ちそう。

 対応機器はiPhone/iPadに限らず、USB充電可能なデバイスなら何でもOK。価格は本体が229ドル(約1万8600円)、専用の追加燃料電池パックが3個で12ドル(約975円)となっている。他のモバイルバッテリーに比べやや高価ではあるものの、コンセント不要で充電できる点は大いに魅力的と言えそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120305-00000098-it_gadget-sci
※写真あり

■海外ニュース
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<輸送>
●バラード社、ヴァン・ホール社のバス用に燃料電池21基を供給(2011年12月14日)

 バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)はベルギーのヴァン・ホール社(Van Hool NV)と、2回目の契約となる機器供給契約(equipment supply agreement)を締結した。

 これは、ヨーロッパの複数の都市に配備されるヴァン・ホール社のバスに使われるバラード社の最新のバス用燃料電池モジュール「FCベロシティ(FCvelocity)HD6」21基を供給するもので、大部分の燃料電池は2012年に出荷される予定である。

 両社の最初の契約は、ノルウェーのオスロに配備した5台のハイブリッド燃料電池バスだった。
http://www.ballard.com/about-ballard/newsroom/news-releases/news12141101.aspx〔参考〕ヴァン・ホール社(Van Hool NV)は1947年に創設された。ベルギーでバスやコーチ(長距離バス)、トラック、トレーラーなどを製造しており、ヨーロッパで4番目のバス製造業者である。これらの製品はヨーロッパ中に輸出されていて、バスは年間1700台を販売している。

●バラード社、ブラジルのバスに21基の燃料電池を(2011年12月27日)

 バラード社はまた、ブラジルのサンパウロ市と、同市の25台のバスのための燃料電池モジュール「FCベロシティ-HD6」25基に関する基本合意書(Letter of Intent:LOI)を締結した。これらの燃料電池の納入は2012年中に予定されているが、サンパウロ市との最終契約は現在交渉中である。

 ブラジルの「国家気候変動計画(National Plan on Climate Change)」は、輸送や林業、工業、エネルギー部門で二酸化炭素排出を削減するための政府の省庁間の計画である。この計画のもとでブラジル政府は、排出ゼロの公共交通技術の積極的な使用を考えていて、2014年のワールドカップを越えて2016年に開催される夏季オリンピックまで実行される。

 サンパウロ市はブラジル最大の都市で、毎年300万トンの温室効果ガスと粒子状物質を放出しており、その85%は自動車で作られている。そのために、クリーンエネルギーによる輸送は都市にとって優先課題が高く、今後数年間は、バスの石油燃料の使用を毎年少なくとも10%減らす目標を掲げている。
http://www.ballard.com/about-ballard/newsroom/news-releases/news12271101.aspx

●BCトランジット社の燃料電池バス艦隊、100万マイルを走行 (2011年12月20日)

 バラード社の燃料電池を使ったBCトランジット社(BC Transit)の20台のバスはこのほど、2年間で100万マイル(160万km)を走行した。BCトランジット社のバス艦隊は、水素燃料電池で走行する世界最大のバス艦隊である。
http://www.ballard.com/about-ballard/newsroom/news-releases/news12201101.aspx

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆水素エネルギー協会・水素エネルギー利用開発研究会 合同講演会【再掲】(水素エネルギー協会第137回定例研究会・平成23年度第3回水素エネルギー利用開発研究会 合同講演会)
 「持続可能なエネルギー社会を目指して」
◇日 時  3月9日(金)13:00〜17:40
◇場 所  広島市西区民文化センター 2階ホール(広島市西区横川新町6-1)
◇参加費  ・水素エネルギー利用開発研究会会員:無料
       (当日入会(年会費無料)の場合も無料)
      ・水素エネルギー協会(HESS)会員:無料

       (H24年度より新入会(年会費有料)の場合も無料)

      ※どちらへもご入会されない場合:5000円(資料代含む。税込)
◇講演会
【講演1】「太陽エネルギーによる水からの水素生成用光触媒開発の現状」
   堂免一成氏(東京大学大学院工学系研究科教授)
【講演2】「NH3を用いた水素輸送」
   小島由継氏(広島大学先進機能物質研究センター長・教授)
【講演3】「エネルギー需給の現状と長期展望」

   小宮山涼一氏(東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻助教)【講演4】「高効率エンジンSKYACTIV」

   人見光夫氏(マツダ株式会社執行役員パワートレイン開発本部長)
◇交流会 18:00〜(会費:5000円)
◇申込方法 水素エネルギー協会会員の方は、水素エネルギー協会へお申し込みください。
      http://www.hess.jp/hess_contents/index.html

      水素エネルギー利用開発研究会へのお申込み先はこちらです。

      http://home.hiroshima-u.ac.jp/hih2/H2_Energy/index.html

      参加ご希望の方は、2月29日(水)までにお申し込みください。
◇連絡先  広島市立大学社会連携センター プロジェクト研究推進室

      担当:田村、矢島(水素エネルギー利用開発研究会事務局)

       広島市中区千田町三丁目8番24号(広島市工業技術センター内)
       電話:082-247-0263 ファックス:082-247-9753

       メール:tamura@office.hiroshima-cu.ac.jp(@は半角文字にしてください)
◇主 催  水素エネルギー利用開発研究会(広島大学、中国経済産業局、広島市)
      一般社団法人 水素エネルギー協会(HESS)

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