燃料電池ワールド Vol.1108 (2012/02/29 10:22)

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□燃料電池ワールド Vol.1108
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■2012年02月29日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2012年02月28日のWEB LINK NEWS
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2012/02/28 Appleの新データセンターの電力源は太陽(ギズモード・ジャパン)

 米国はノースカロライナ州のMaidenに新しく建設されたAppleのデータセンターがこちら。太陽光発電を取り入れた地球に優しいデータセンターとなります。もちろん、電力を太陽電池のみでまかなうわけではなく、データセンター周辺の土地100エーカーを利用し20メガワットの電力を手に入れるソーラーシステムと、今年後半に導入される5メガワットの燃料電池システムの2本柱で電力を供給していく予定となっています。Apple曰く、燃料電池システムは自家用施設としては世界最大だとか。

 予定では、このシステムで1時間に40から42ギガワットの電力を得ることができ、これは米国7400世帯分の電気に相当します。電力をどこから取り入れるか、それは現在の企業の大きな問題の1つですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120228-00000307-giz-ent
※写真あり

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●ハイドロジェニックス社、スイスの水素ステーションに電解槽を配送予定(2011年11月25日)

 ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)はエア・リキッドグループの完全子会社カーバガス社(Carbagas)に、電解槽「ハイスタット(HySTAT)60」を1基、配送する予定である。この電解槽は、2010年の初めにスイスのブルックに配送される。350バールでグリーン水素を供給するこの水素ステーションは、ブルックにあるポストバス(PostAuto bus)の車庫に設置される予定で、4台の燃料電池バス「シターロ(Citaro)」の操業のために使われる。
http://www.marketwatch.com/story/hydrogenics-awarded-swiss-hydrogen-fueling-station-equipment-order-by-air-liquide-2011-11-25〔参考〕ポストバス(PostAuto bus) 路線数798、路線全延長10363km。 毎年、約2000台のバスが約1億の旅客を運ぶ。

 ある程度以上の年齢のスイス人、モトリゼーションがまだ本格化していなかった時代に子供だった年代の最初の冒険の思い出の多くは黄色いバスに結びついています。 都市の子供が初めて見た田舎、田舎の小学生が初めて体験した都市は大抵この黄色いバスが無ければ実現できないものでした。その時代には、多くの村と外界を結ぶものは郵便と郵便バスだけでした。 現在でも、多くの通勤、通学客にとって郵便バスは現実的に無くてはならない交通手段ですが、多くのスイス人が頭の中で描くPostauto像は多かれ少なかれ冒険と結びついています。

 第二次大戦後の復興期、物資、稼働能力不足が顕著になり、Postautoも運送機材を外国に求めなくてはならなくなりました。 少数のバスをUASから、1947年と1948年にはイタリアのAlfa Romeoから二つのシリーズのバスを調達しました。 しかし、これらのバスはスイスの冬に適するものではありませんでした。 この時期を除けば、Postautoの車両は長年にわたって全て国産でした。 今日では、しかし、82年に主要メーカーだったSaurerのバス部門がMercedes-Benzに買収されるという出来事が象徴するように、国際競争力では、小さなスイスのメーカーは外国の大メーカーに太刀打ちできなくなり、85年に最後の国産バスが納入されて以来、外国の車両が調達されるようになっています。 しかし、WTOの規定に従う国際入札の際にメーカーには200に近いPostautoの独自仕様を実現する能力が要求されます。 これも、運転手の技術と共にスイス人がPostautoに信頼を寄せる元になっています。 また、使命を終えたバスはスイス国内で売ることは許されず、輸出されることになっています。(2011-08-19)
http://orien-ch.com/orien_hand/postauto/postauto.htm

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆水素エネルギー協会・水素エネルギー利用開発研究会 合同講演会【再掲】(水素エネルギー協会第137回定例研究会・平成23年度第3回水素エネルギー利用開発研究会 合同講演会)
 「持続可能なエネルギー社会を目指して」
◇日 時  3月9日(金)13:00〜17:40
◇場 所  広島市西区民文化センター 2階ホール(広島市西区横川新町6-1)
◇参加費  ・水素エネルギー利用開発研究会会員:無料
       (当日入会(年会費無料)の場合も無料)
      ・水素エネルギー協会(HESS)会員:無料

       (H24年度より新入会(年会費有料)の場合も無料)

      ※どちらへもご入会されない場合:5000円(資料代含む。税込)
◇講演会
【講演1】「太陽エネルギーによる水からの水素生成用光触媒開発の現状」
   堂免一成氏(東京大学大学院工学系研究科教授)
【講演2】「NH3を用いた水素輸送」
   小島由継氏(広島大学先進機能物質研究センター長・教授)
【講演3】「エネルギー需給の現状と長期展望」

   小宮山涼一氏(東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻助教)【講演4】「高効率エンジンSKYACTIV」

   人見光夫氏(マツダ株式会社執行役員パワートレイン開発本部長)
◇交流会 18:00〜(会費:5000円)
◇申込方法 水素エネルギー協会会員の方は、水素エネルギー協会へお申し込みください。
      http://www.hess.jp/hess_contents/index.html

      水素エネルギー利用開発研究会へのお申込み先はこちらです。

      http://home.hiroshima-u.ac.jp/hih2/H2_Energy/index.html

      参加ご希望の方は、2月29日(水)までにお申し込みください。
◇連絡先  広島市立大学社会連携センター プロジェクト研究推進室

      担当:田村、矢島(水素エネルギー利用開発研究会事務局)

       広島市中区千田町三丁目8番24号(広島市工業技術センター内)
       電話:082-247-0263 ファックス:082-247-9753

       メール:tamura@office.hiroshima-cu.ac.jp(@は半角文字にしてください)
◇主 催  水素エネルギー利用開発研究会(広島大学、中国経済産業局、広島市)
      一般社団法人 水素エネルギー協会(HESS)

☆FC EXPO 2012(第8回国際水素・燃料電池展)【再掲】
http://www.fcexpo.jp/
◇日 時:2月29日(水)?3月2日(金)
◇場 所:東京ビッグサイト
◇主 催:リード エグジビション ジャパン株式会社
◇共 催:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)

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