燃料電池ワールド Vol.1065 (2011/12/21 10:26)

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□燃料電池ワールド Vol.1065
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■2011年12月21日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年12月20日のWEB LINK NEWS
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2011/12/20 登録車10万円、軽7万円の「エコカー補助金」が閣議決定(Impress Watch)

 政府は12月20日、「エコカー補助金(環境対応車導入普及促進対策費)」を含む平成23年度4次補正予算案を閣議決定した。エコカー補助金には、3,000億円が割り当てられる。

 新たなエコカー補助金では、乗用車(登録車など・軽自動車)は、平成27年度燃費基準達成または平成22年度燃費基準25%超過達成車を対象に、登録車などは100,000円、軽自動車は70,000円の補助が行われる。また、電気自動車、プラグインハイブリッド車、天然ガス車、燃料電池車、クリーンディーゼル車(乗用自動車)も対象となる。

 このエコカー補助金は、現時点では閣議決定案となっており、実際の制度実施には補正予算案の可決・成立が必要となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111220-00000045-impress-ind
※写真あり

2011/12/20 スマートハウス関連世界市場、2020年には4倍に…富士経済展望(レスポンス)

 富士経済は、スマートハウスに関連する製品・システムの世界市場を調査し、その結果を報告書「スマートハウス関連技術・市場の現状と将来展望2012」にまとめた。

 報告書では、スマートハウスを構成する製品・システムとして住宅用太陽光発電システム、住宅用燃料電池システム、太陽熱温水器、家庭用定置型リチウムイオン電池、家庭用ヒートポンプ給湯器、EV/PHV充電器など、計22品目を対象にした。

 調査結果によると2011年のスマートハウス関連製品・システム市場は前年比18.7%増の2兆7073億円を見込んでおり、この内、1兆2443億円を国内市場が占める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111220-00000032-rps-bus_all

2011/12/20 大阪ガス、東芝FCPなどと共同開発の新型エネファームを発売(レスポンス)

 大阪ガス、東芝燃料電池システム(東芝FCP)および長府製作所は20日、家庭用固体高分子形燃料電池(エネファーム)の新製品を共同で開発したと発表した。

 新製品は、発電効率を現行品の35%から38.5%に、発電時に発生する熱の回収効率(排熱効率)を現行品の45%から55.5%にそれぞれ向上させ、世界最高水準となる総合効率94%を実現した。

 加えて、発電時の排熱で作ったお湯を使い切った場合に、お湯を供給するために搭載しているバックアップボイラーを、高効率な潜熱回収型給湯暖房機に変更。これらにより従来システムに比べ、年間のCO2排出量を約1.4トン削減し、年間の光熱費を約6.1万円軽減することができる。

 また、技術開発による部品点数の削減や、低コスト材料の採用などで、現行品に比べて約65万円安い260万4000円とした。さらに、燃料電池発電ユニット・排熱利用給湯暖房ユニットを小型化し、現行品に比べて設置スペースも約22%低減した。

 新製品は、東芝FCPが燃料電池発電ユニット、長府が排熱利用給湯暖房ユニットを製造し、大阪ガスが2012年4月2日より販売を開始する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111220-00000033-rps-bus_all
※写真あり

2011/12/20 世界の天然ガス需要、60%増加へ=米エクソンが長期展望〔BW〕(時事通信)

 【ビジネスワイヤ】石油大手の米エクソンモービルは、報告書「エネルギー見通し:2040年への展望」を発表した。40年までの世界のエネルギー需給を予測した同報告書によれば、国内総生産(GDP)倍増により需要は10年と比べ約30%増加し、エネルギー効率の上昇がなければその4倍となる。天然ガスの需要が約60%増加する一方で、石炭が初めて下降に向かう。シェールガスなどの非在来型天然ガスがガス生産量の30%を占めるようになる。電力の15%以上が再生可能エネルギー、30%が天然ガスにより発電され、原子力の需要は2倍近くになる見通し。報告書ではその他にも、米国で1世紀分の天然ガスを利用可能にした生産技術などが解説されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111220-00000019-jijc-biz

■海外ニュース
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<軍事利用>
●オプトメック社、空軍研究所から50万ドルの契約延長を獲得(2011年09月01日)

 オプトメック社(Optomec)は空軍研究所(Air Force Research Laboratory:AFRL)から、エアロゾルジェット(Aerosol Jet)・プリンティング・システムの価値を高める50万ドルの新たな契約延長を受注した。この契約は、現在は数工程かけている燃料電池のアノードや電解質、カソードといった主要な構成部品であるレイヤーに対して、一工程で積層して製造することができるようにする。このことで空軍研究所は、固体酸化物型燃料電池の電力密度を30%以上上昇させた。このシステムは、エアロジェット技術の独特な物質混合能力を基礎にした高効率な固体酸化物型燃料電池を開発して試作品を製作するために空軍研究所によって使用される。
http://optomec.com/site/latest_news/news87

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆水素先端世界フォーラム2012【再掲】
◇会期:2012年2月1日(水)、2月2日(木)
◇会場:グランドハイアット福岡(2月1日)、九州大学伊都キャンパス(2月2日)
◇参加費:無料(2月1日レセプションのみ5000円/1名)
◇定員:400名(見学会は各100名)
◇参加登録:下記のフォーラムホームページより(定員になり次第締切)→ http://www.congre.co.jp/hydrogen2012/index.html
◇プログラム
●2月1日:
9:30〜9:50 開会式
9:50〜12:00  セッション1 「2015年FCV・水素供給インフラ普及開始に向けた世界のシナリオ」
  (日欧の発表者による講演)
13:15〜17:10  セッション2 「水素エネルギー社会への各国の挑戦」
  (日米欧の発表者による講演)
17:30〜19:00 レセプション(参加費5000円)
●2月2日:
9:50〜17:30 研究シンポジウム

 各研究チーム(水素材料強度特性、水素高分子材料、水素トライボロジー、水素物性、九州大学燃料電池・水素製造研究シンポジウム)による国内外の研究発表、開始時間は各チームにより異なります。
10:00〜12:00 九州大学施設見学(定員:100名)
11:30〜13:30 合同ポスターセッション
14:30〜15:30HyTReC施設見学(定員:100名)
◇主催:独立行政法人産業技術総合研究所水素材料先端科学研究センター、福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、国立大学法人九州大学
◇問い合わせ先
運営事務局 info-hydrogen@congre.co.jp
(株式会社コングレ九州支社内 担当: 木村、土井)

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