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□燃料電池ワールド Vol.1064
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■2011年12月20日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://www.fcworld.jp
■2011年12月19日のWEB LINK NEWS
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2011/12/19 「水」で蓄電と発電、R水素の燃料電池(オルタナ)
FC-R&D(エフシーアールアンドディー、神奈川県相模原市)は、水を電気分解して水素を取り出す燃料電池システム「ZEEP(ジープ)」を2011年4月に発売した。純水装置を経由すれば、雨水や水道水でも発電できる自立型電源だ。
「ZEEP」の水素ボンベは、吸蔵合金で水素を固体化する。ガスより安全で省スペースだ。長期保存や10万回以上の繰り返し使用にも耐える。気体状態で約500リットルの水素がボンベ1本に詰まっており、100ワット10時間分の発電が可能。なお、ボンベ1本分の水素を取り出すのに必要な水の量は、わずか500ミリリットルだ。
ただし、投入エネルギー100に対して出力できるエネルギーは50?60なので、完全自立のためには昼間に十分な発電量を確保する必要がある。同社は利用者の条件に合わせて太陽電池の設置規模やシステムの構成を変える。これまで主に自治体などに非常用電源として納品してきた。
同社の売り上げは、年々10?15%増の右肩上がりで推移している。中島宏社長は「太陽光発電導入後に停電を避ける目的で導入されるケースが多い。震災後は地域分散型エネルギーを目指す自治体などからの問い合わせが増えた」と語る。
同社は2012年2月29日から開催される「第8回 国際 水素・燃料電池展」に出展して、実機を展示予定だ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111219-00000301-alterna-soci
※写真あり
2011/12/19 SIIナノテク、リチウムイオン電池・燃料電池用X線異物検査装置を発表(マイナビニュース)
エスアイアイ・ナノテクノロジー(SIIナノテク)は12月19日、リチウムイオン2次電池や燃料電池の電極中に混入する可能性のある20μm級の微小な金属異物を高速検出、元素同定する検査装置「SEA-Hybrid」を発表した。
リチウムイオン電池や燃料電池を構成する電極材料やセパレータなどへの金属異物混入は、電池容量の低下や寿命を短縮させるだけでなく、発熱発火の原因ともなる。同装置は、試料となる電極板やセパレータ、容器に入れた活物質をセットして、検査条件の選択後、測定を開始するだけで、X線透過像の撮像から、金属異物の検出、その元素同定までを自動で実行することが可能である。従来の電極板に存在する可能性のある20μm程度の微小金属異物の検査では、内部に異物が存在しても、そこから発せられた蛍光X線は素材自体に吸収され、信号強度が微弱になってしまうことからサンプル表面に存在するもののみ同定が可能であったが、同装置では、独自の高輝度X線光学系の搭載により、電極板・有機フィルム内部に含まれる20μm程度の微小金属異物についても元素同定が可能となっている。
また、解析結果として、試料中の金属異物の個数と個々の異物の組成、およそのサイズ、顕微鏡観察像が出力され、これにより金属異物の混入経路の特定を容易に行うことが可能だ。
さらに、従来のX線透過検査装置では250mm×200mm(ほぼB5サイズ)の電池電極板中から20μm程度の微小金属異物を検出するためには10時間程度の撮像時間を要していたが、独自のX線透過法を採用したことにより、撮像時間を短縮したほか、検出速度も従来比100倍以上高速となる3?10分への短縮を実現したという。
なお、同製品の価格は5800万円(税別)からとなっており、同社では、電池メーカー、材料メーカーなどへ拡販していくことで、2012年度で20台の販売を目指したいとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111219-00000019-mycomj-sci
※写真あり
■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●日本の研究者、水素貯蔵のための希土類金属を探求(2011年09月22日)
日本の独立行政法人理化学研究所基幹研究所(RIKEN Advanced Science Institute:ASI)の研究者たちによって発表された研究は、水素貯蔵に理想的な希土類金属とDブロック遷移金属(rare-earth and d-transition metals)の独自に開発した組み合わせを含むヘテロ金属(heterometallic)の分子構造の一つの種類に焦点を当てた。
http://www.researchsea.com/html/article.php/aid/6579/cid/1/research/new_metal_hydride_clusters_provide_insights_into_hydrogen_storage.html
〔訳注〕この訳文では記事の意味が何であるかが分からないので、詳しい情報が必要な方は以下のアドレスをクリックして下さい。↓
独立行政法人理化学研究所のプレス「水素の挙動を観察できる新たな水素吸蔵材料の合成と構造解析に成功?異種多金属ヒドリドクラスターのX線構造解析で、水素の吸着・放出を直接観察?」
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2011/110919/index.html
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆水素先端世界フォーラム2012【再掲】
◇会期:2012年2月1日(水)、2月2日(木)
◇会場:グランドハイアット福岡(2月1日)、九州大学伊都キャンパス(2月2日)
◇参加費:無料(2月1日レセプションのみ5000円/1名)
◇定員:400名(見学会は各100名)
◇参加登録:下記のフォーラムホームページより(定員になり次第締切)→ http://www.congre.co.jp/hydrogen2012/index.html
◇プログラム
●2月1日:
9:30〜9:50 開会式
9:50〜12:00 セッション1 「2015年FCV・水素供給インフラ普及開始に向けた世界のシナリオ」
(日欧の発表者による講演)
13:15〜17:10 セッション2 「水素エネルギー社会への各国の挑戦」
(日米欧の発表者による講演)
17:30〜19:00 レセプション(参加費5000円)
●2月2日:
9:50〜17:30 研究シンポジウム
各研究チーム(水素材料強度特性、水素高分子材料、水素トライボロジー、水素物性、九州大学燃料電池・水素製造研究シンポジウム)による国内外の研究発表、開始時間は各チームにより異なります。
10:00〜12:00 九州大学施設見学(定員:100名)
11:30〜13:30 合同ポスターセッション
14:30〜15:30HyTReC施設見学(定員:100名)
◇主催:独立行政法人産業技術総合研究所水素材料先端科学研究センター、福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、国立大学法人九州大学
◇問い合わせ先
運営事務局 info-hydrogen@congre.co.jp
(株式会社コングレ九州支社内 担当: 木村、土井)
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