燃料電池ワールド Vol.1046 (2011/11/24 09:17)

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□燃料電池ワールド Vol.1046
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■2011年11月24日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆JCREフォーラム:「水素・燃料電池」〜燃料電池実用化最先端セミナー

 この講演会は12月5〜7日、幕張メッセで開催される第6回再生可能エネルギー世界展示会および国際フォーラムにて行われます。
◇日時:12月6日(火)10:00〜12:00
◇場所:幕張メッセ 1F 103会議室
◇参加費:2000円(テキストを含む)
◇プログラム(司会:第7分科会リーダー秋葉悦男(九州大学)、里見知英(燃料電池実用化推進協議会))
10:00-10:20 「我が国における燃料電池・水素の取組み〜燃料電池自動車と定置用燃料電池の普及に向けた取組み」

  縄田 俊之氏(経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー新エネルギー部新エネルギー対策課燃料電池推進室課長補佐)
10:20-10:50 「エネファームの普及拡大に向けた商品化開発機開発」
  永田 裕二氏(東芝燃料電池システム株式会社技師長)
10:50-11:20 「家庭用燃料電池エネファームの住宅へ導入状況と今後の市場展望」

  岡村 潔氏(東京ガス株式会社燃料電池事業推進部燃料電池企画グループマネージャー兼燃料電池技術グループマネージャー)
11:20-11:50 「2015年普及開始に向けた燃料電池自動車開発状況」
  大仲 英巳氏(トヨタ自動車株式会社FC開発部担当部長)
11:50-12:20 「2015年燃料電池自動車普及開始に向けた水素インフラの取組み」
  北中 正宣氏(水素供給・利用技術研究組合技術本部長)
◇お問合せ先:再生可能エネルギー協議会事務局 03・5294・3888
◇申込方法:下記のURLからお申し込み下さい
http://www.renewableenergy.jp/forum_detail.html#date1206_no04
◇主催: 再生可能エネルギー協議会(第7分科会)
◇協力: 燃料電池実用化推進協議会、財団法人高橋産業経済研究財団

■2011年11月21〜23日のWEB LINK NEWS
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2011/11/21 尿でつくるクリーン!? なエネルギー(ギズモード・ジャパン)
 意外なものが意外な働きをするものですね〜。

 なんと! 尿で発電できるという研究が発表されたんです。イギリスのブリストルにある西イングランド大学のジョアニス・ルロポールス博士が出版したPhysical Chemistry Chemical Phoysicsによると、尿には微生物燃料電池をはしらせる事が出来る化学物質がすし詰め状態になっているそうです。ということで、科学者達は家庭やビジネスで使えるようなプロトタイプの制作に取り組んでいるんです。

 特に研究者は、適切に扱わないと環境に影響が出てしまう家畜達が毎日排出する380億リットルの尿を、この発電に利用することに興味を示しています。彼らは燃料電池が尿をちゃんと清潔なものにすると約束してくれているので、尿発電は環境にもいいクリーンなエネルギーとして期待できるのかも!?

 ちなみに、イギリスで開催される有名なグラストンベリー・フェスティバルの発起人マイケル・イーヴィス氏は、彼の音楽イベントで、これを試してみると言っているそうです。この場合家畜じゃなくてフェスティバルに来てる人たちの尿を使うわけですけど...。うまくいくのかなぁ? ちょっと、結果が楽しみですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000338-giz-ent
※写真あり

2011/11/21 EVは商機 リクシルなど住宅関連企業が初参加 東京モーターショー(産経新聞)

 12月3日開幕の東京モーターショーに住宅関連企業が初めて参加する。住宅設備機器最大手のLIXIL(リクシル)は21日、家と自動車が融合した新たな住まいを提案する出展を行うと発表した。同社は、家になじむよう木目調の外装を施した電気自動車(EV)を参考出品するという。

 また、積水ハウスは太陽電池や燃料電池、蓄電池の3つを設置し、8月に発売した次世代環境配慮型住宅「グリーンファースト ハイブリッド」をベースとする新たなシステムを提案。停電時でもEVに充電できることなどが特徴だ。

 各社は自動車ショーが新たな顧客開拓につながる商機になると判断している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000608-san-bus_all

2011/11/22 長谷川洋三の産業ウォッチ  ホンダ社長のイライラ:過去の成功体験を背負い過ぎた(J-CASTニュース)

  「東日本大震災に続いてタイの大洪水。お祓いでもしたい心境だ」

 こう嘆くのはホンダ(本田技研工業)の伊東孝紳社長。2011年11月17日、東京都内のホテルで開いた第32回本田賞授与式の後のレセプションで最近のホンダについて尋ねた私に答えた。

 世界中の人々の生活に貢献する優れた業績をあげた科学技術者を顕彰しようと1980年にホンダ財団が設立した本田賞は毎年本田宗一郎氏の誕生日に贈賞するのが慣例。今年は、従来経験値に頼っていた触媒化学に、基礎科学の手法を取り入れるなどの功績をあげた米カリフォルニア大学バークレー校のガボール・ソモルジャイ教授が表彰された。

 博士の功績は電池や燃料電池の電極表面化学反応にも応用できるというが、当の教授は「テクノロジーとサイエンスは別の存在。テクノロジーのスピードは速いが時々さぼる。それに刺激を与えるのがサイエンスだ」とやや距離を置いた発言だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111122-00000000-jct-bus_all

2011/11/23 ハウスメーカーがカギを握る家庭用電池の普及(サーチナ)

 いよいよ普及の兆しが見えてきた家庭用燃料電池“エネファーム”。現在、どのような商品が存在し、またハウスメーカーの設置実績はどのような傾向にあるのだろうか。

 家庭用燃料電池で実際一番普及しているのはPEFC(固体高分子形燃料電池)タイプのものだ。既にこのタイプは発電効率を向上させ、なおかつ値下げを実現した第2世代に突入している。そんな中、JX日鉱日石エネルギーが先日、SOFC(固体酸化物形燃料電池)タイプの市販機を世界で初めて発表した。

 JXエネルギーが開発したSOFCは世界最小サイズで世界最高と言われる発電効率(共に同社調べ)を実現したもの。PEFCタイプの従来型より約40%小型化し、発電効率は8から10%向上させたという。

 このSOFC1号機を設置したのが、住宅メーカー大手の積水ハウス 。設置されたのは同社の環境配慮型住宅「グリーンファースト」だ。また、これを機に同社ではJXエネルギーの“エネファーム”を受注する際、一部の地域を除き、SOFCタイプを提案するとした。積水ハウスは家庭用燃料電池の販売実績において、ハウスメーカーでトップの数字を収めており、今年度の契約目標3500棟も既に10月で達成している。燃料電池普及のカギを握るハウスメーカーの中でも同社は、市場を活性化させる力を持っているだけに、今後の販売戦略に注目が集まる。

 一方、太陽光発電システム、燃料電池に続く蓄電池の市場はどうなっているのだろうか。

 蓄電池はその容量によって価格が決まる傾向にあり、大容量と言われるキロワット時クラスのものは100万円を超える。だが、9月にソニーが300ワット時で10万円台の蓄電池を販売し、小容量の蓄電池市場が形成される動きもある。また大容量型では、NECが7月に6キロワット時で100万円を切る商品を2012年から本格的に販売する計画を発表し、いよいよ蓄電池市場が大きく動く可能性が出てきた。ハウスメーカー側も蓄電池市場が賑やかになることで、創エネを家庭で行うことが一般的になることを前提に、商品開発がますます活発化するだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111123-00000018-scn-bus_all
※写真あり

■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●固体酸化物型燃料電池の世界市場予測(2011年09月)

 BCCリサーチ社(BCC Research)は、272ページの市場調査レポート「固体酸化物型燃料電池:技術と世界市場(Solid Oxide Fuel Cells: Technologies and Global Markets)」を発行した。レポートは、固体酸化物型燃料電池の世界市場は2010年の3億6000万ドルから上昇して2011年には3億8000万ドルになると予測している。そして2016年には5億3000万ドルに達し、2011年から2016年までの年間複合成長率(compound annual growth rate:CAGR)は6.9%になると報告している。
http://www.bccresearch.com/

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