燃料電池ワールド Vol.1038 (2011/11/10 10:53)

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□燃料電池ワールド Vol.1038
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■2011年11月10日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆平成23年度第2回水素エネルギー利用開発研究会・講演会【再掲】「持続可能なエネルギー社会を目指して〜水素・電気のベストミックス〜」
◇日 時 11月29日(火)13:20〜17:00
◇場 所 鯉城会館 5階 サファイア(広島市中区大手町1-5-3)
◇会 費 無料(ただし、交流会は有料)
◇講演会
【講演1】「水素社会を目前とした水素技術の現状と課題」
   岩下博信氏(岩谷瓦斯株式会社技術部理事担当部長)
【講演2】「水電解・燃料電池一体型セルを用いた蓄電システムの開発」

   加藤敦史氏(高砂熱学工業株式会社総合研究所研究開発1部主査)【講演3】「ヒートポンプの利用技術と最新技術動向」

   佐々木正信氏(財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター業務部課長)
◇交流会 17:30〜19:30(会費:3000円)
◇申込方法 参加ご希望の方は、11月21日(月)までに、
1)団体・企業名(個人の方は不要)、2)お名前、3)電話番号、4)ファックス番号、5)メールアドレス、6)参加対象(講演会、交流会)をご記入の上、電子メールまたはファックスでお申し込みください。

 なお、定員になり次第締め切らせていただきます。参加者には折り返し、入場整理券をお送りします。入場整理券が届かない場合は、ご連絡ください。
参加申込書→ http://home.hiroshima-u.ac.jp/hih2/H2_Energy/index.html
◇申込・連絡先 広島市立大学社会連携センター プロジェクト研究推進室

    担当:田村、矢島(水素エネルギー利用開発研究会事務局)

     広島市中区千田町三丁目8番24号(広島市工業技術センター内)
     電話:082-247-0263 ファックス:082-247-9753

     メール:tamura@office.hiroshima-cu.ac.jp(@は半角文字にしてください)
◇主 催 中国経済産業局、広島大学(先進機能物質研究センター、水素プロジェクト研究センター)、広島市(広島市立大学プロジェクト研究推進室)
◇協 賛 公益社団法人日本化学会、公益財団法人ちゅうごく産業創造センター、独立行政法人科学技術振興機構JSTイノベーションプラザ広島、社団法人中国地域ニュービジネス協議会、中国経済連合会

■2011年11月09日のWEB LINK NEWS
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2011/11/09 【東京モーターショー11】ダイハツ、液体燃料電池搭載の軽…次世代モビリティ(レスポンス)

 ダイハツ工業は、第42回東京モーターショーにゼロエミッション・次世代モビリティとして開発した『FC商CASE』を世界初公開する。

 FC商CASEは、軽自動車に適した貴金属フリー小型液体燃料電池を搭載した次世代ユニットを採用。安心・自由なエネルギー未来へのゼロエミッション・ビークルとして小さなクルマの新たな可能性を提案する。

 貴金属フリー液体燃料電池は、貴金属を使わず、資源問題を解消した低コストな燃料電池スタックを採用している。エネルギー密度の高い液体燃料(ヒドラジン)を使用し、長い航続距離が可能となった。

 床下搭載可能なコンパクト燃料電池システムによって自由度の高い新プラットフォームとした。フラットフロアの多用途性あるボディに、ハンドルやシートの格納で自由空間を創出する。

 このコンパクトFCスタックを全長3395mm、全幅1475mm、全高1900mm、ホイールベース2450mmの軽自動車サイズに収納する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111109-00000063-rps-ind
※写真あり

2011/11/09 露の火星探査機、失敗か 宇宙大国の凋落目立つ(産経新聞)

 【モスクワ=遠藤良介】ロシア宇宙庁は9日、火星の衛星「フォボス」の表面物質を採取するためにカザフスタン・バイコヌール宇宙基地から打ち上げた火星探査機「フォボス・グルント」を予定の軌道に乗せられなかったことを明らかにした。針路を変更できるかは不明だ。今回の探査計画は成功すればソ連崩壊後で初の惑星探査となるもので、ロシアは宇宙大国の再興へ威信をかけていた。

 国営ロシア通信などによると、フォボス・グルントはモスクワ時間9日未明に打ち上げられたものの、ロケットを切り離した後で2度のエンジン点火に失敗した。探査機は地球周回軌道にあり、宇宙庁では燃料電池の切れる3日後までに、プログラミングの組み替えで火星方面に向かうよう試みるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111109-00000577-san-soci

2011/11/09 広島ガス、9月中間は増収減益=円高、「必ずしもありがたくない」(時事通信)

 広島ガス=2011年9月中間決算は、売上高が前年同期比2.5%増の350億円となったが、営業損益は3億8800万円の赤字(前年同期は14億800万円の黒字)、純損益も2億2400万円の赤字(同7億9800万円の黒字)となった。

 原油価格の上昇などに伴う料金単価の調整で、増収となったものの、同時にコスト増要因となり、減収となった。田村興造社長は、家庭用の燃料電池「エネファーム」の販売などに力を入れていく方針を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111109-00000041-jijc-biz

2011/11/09 NIMS、酸化物型燃料電池の長期安定性低下の原因を解明(マイコミジャーナル)

 NIMSなどの研究グループは、独立分散電源用酸化物型燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:SOFC)の長期安定性に影響を与えるクラスタ構造を、透過電子顕微鏡(TEM)観察とその結果にもとづく計算機シミュレーションにより明らかにしたことを発表した。同成果は、物質・材料研究機構(NIMS)ナノ材料科学環境拠点(GREEN)電池分野 へテロ界面設計グループの森利之GREENリーダー、Zhipeng Liポストドクター研究員、豪クイーンズランド大学電子顕微鏡センターのJohn Drennan教授、中国 大連工科大学、中国科学院大連化学物理研究所らの研究グループによるもので、米国物理学会誌「Physical Review B」の「Rapid communications(速報誌)」にオンライン計算された。

 SOFCは、携帯機器や自動車への搭載が検討されている高分子形燃料電池の発電効率(35%程度)に比べて、高い発電効率(60%)を発揮することが可能なため、オフィスビルや地域社会の電力システムなどの独立分散電源用デバイスとして開発が進められているが、SOFCの固体電解質中にの結晶相は、高い導電率を示す結晶相(ホタル石結晶相)から低い導電率を持つ結晶相(C形希土類結晶相)へと相転移するために、長時間の運転時に性能が低下することが問題となっていたほか、大型システムの製造における製品の信頼性確保が難しいという問題があった。

 今回の研究では、直鎖状酸素欠陥クラスタモデルではなく、新たに「3つの酸素欠陥でつくる小さな三角形が向き合った形の酸素欠陥クラスタ(ダンベル形)」が、製品の製造過程で形成されやすいというモデルを提案。

 このクラスタ構造の結合エネルギーを、直鎖状酸素欠陥クラスタとシミュレーション比較した結果、ダンベル形クラスタが3次元結晶構造の中で、ブロックを積み上げるように連なり成長していくと、その姿は低伝導結晶相に見られる結晶構造の特長に合致することが明らかとなった。

 このモデルは、従来から考えられた「不連続」な相転移ではなく、「連続的」なクラスタ構造の成長が、結晶相転移を引き起こし、燃料電池性能の長期安定性低下につながることを示したものとなる。また、ダンベル形酸素欠陥クラスタ構造は、酸素欠陥を結晶の中に導入するために用いるドーパントが、原子スケールでわずかに不均一に分布することで形成されるが、通常の燃料電池材料の合成手法では、緻密な製品をつくるための微細粉末が作製されるが、その組成は原子スケールでは必ずしも均一ではなく、その不均一さが製品製造時のダンベル形酸素欠陥クラスタ構造の形成となり、製品性能のバラつきを生み出していた原因と考察されると研究グループでは結論付けている。

 なお研究グループでは、今後、こうした新規なクラスタモデルを用いて、解析・評価を進めていくことで、今後の燃料電池デバイスおよびシステム設計開発が進むものとの期待を示している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111109-00000061-mycomj-sci
※図あり

2011/11/09 原油価格、35年に247ドル=「脱原発」に警鐘も―IEA見通し(時事通信)

 【ロンドン時事】国際エネルギー機関(IEA)は9日、2011年版の世界エネルギー見通しを公表した。35年時点の原油価格(IEA加盟国の輸入価格)については、各国の地球温暖化対策が現状で推移した場合、1バレル=247.2ドルと10年比で3倍超に上昇するとした。前年見通し(243.8ドル)からも上方修正した。

 一方、東京電力福島第1原発事故を踏まえ、世界的に「脱原発」が進んだ場合の影響も検証。その上で、「新興国が急増する電力需要を満たすことが極めて難しくなる」と警鐘を鳴らした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111109-00000155-jij-int

■海外ニュース
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<輸送>
●ロッキード・マーティン社、ウルトラ・エレクトロニクス社の燃料電池で無人航空機システムを開発(2011年08月16日)

 ロッキード・マーティン社(Lockheed Martin)は、ストーカー・イクスツリーム・エンデュアランス(XE)UASと呼ばれるストーカー無人航空機システム(Stalker Unmanned Air System:UAS)の全天候型バージョンを開発した。このストーカーXEシステムは推力のピークを処理するために、ウルトラ・エレクトロニクス社(Ultra Electronics)のプロパンガスを使用する燃料電池と小型の従来型リチウムポリマー電池を使うハイブリッドシステムで動力を供給される。長時間の耐久性を持つ燃料電池システムは、革新的な国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency)が支援しており、ロッキード・マーティン社と現在はウルトラ・エレクトロニクス・ホールディング社(Ultra Electronics Holdings, plc)の子会社のアダプティブ・マテリアルズ社(Adaptive Materials Inc.)による努力で開発された。ストーカーXEシステムの完成品は、2基の航空機と燃料電池、地上管制ステーション、支持装置、小型のプロパン燃料タンクで構成される。
http://www.lockheedmartin.com/news/press_releases/2011/110816ae_stalker-extreme.html

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第1回「経営者(燃料電池自動車)コース」開催 ★新設★【再掲】

 11月17日(木)、自動車関連企業の経営幹部の皆様を対象に、第1回経営者(燃料電池自動車)コースを開催します。燃料電池自動車の基礎知識の習得を目指すとともに、2015年の燃料電池自動車市場化に向けた経営判断に役立つ業界動向の最新情報をお伝えします。

 水素とは何か、これまでの自動車と燃料電池自動車は何がちがうのか。2015年の市場化をきっかけに何が変わるのか。

 皆様の疑問に一流の講師陣がお応えします。水素ビジネスへの参入を目指す経営者や幹部のみなさまのご参加を心からお待ちしています。
◇日程 11月17日(木)12:50?17:00
◇会場 九州大学伊都キャンパス ウエスト4号館 914、915号
    (福岡市西区元岡744番地)
    http://suisin.jimu.kyushu-u.ac.jp/info/index.html
◇定員 40名(定員に達し次第、申込を締め切ります)
◇受講料 3,000円/人
◇名刺交換会 2,000円/人
◇申込締切 11月10日(木)
◇カリキュラム
12:50〜13:00 開講式  戦略会議
13:00〜13:40 校長講話 渡邉浩之校長(トヨタ自動車(株)技監)13:50〜15:20 燃料電池自動車の市場化に向けた取組み

   大仲英巳氏(トヨタ自動車(株)FC開発本部主査・担当部長)15:30〜16:30 燃料電池自動車の普及に伴う業界動向予測
   丹下昭二氏(山梨大学客員教授)
16:40〜17:00 施設見学(選択制)
17:10〜18:30 交流会
★コース詳細はこちら
  http://www.f-suiso.jp/1st_fcv-course.html
★オンライン申込みはこちら

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20110915110527

☆第14回「技術者育成コース」開催【再掲】

 水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等を対象とした「技術者育成コース」を開催します。九州大学の教授陣及び全国有数の水素エネルギー関連企業の技術者が講師を務め、技術者に必要な知識と技術の習得を目指します。
◇日程 11月29日(火)〜12月2日(金)
◇対象 水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等

  ※水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一
   定の知識を持った方向けの専門的な内容です。
◇会場 ・1日目 福岡県中小企業振興センター(福岡市博多区)

    ・2日目 (公財)水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)(糸島市)

    ・3、4日目 九州大学伊都キャンパス内(福岡市西区元岡)
◇定員 20名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
◇受講料 50,000円/人
◇名刺交換会 初日講義終了後(参加自由。3,000円/人)
◇参加申込み 11月15日(火)締切
★コース詳細はこちら
   http://www.f-suiso.jp/14th_gijutusya.html
★★オンライン申込みはこちら

   http://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20080908193159
◇主催 福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇後援 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)、水素エネルギー協会(HESS)、(公財)水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

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