燃料電池ワールド Vol.979 (2011/08/11 10:42)

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□燃料電池ワールド Vol.979
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■2011年08月11日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年08月10日のWEB LINK NEWS
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2011/08/10 コーラで発電ができる?「バイオ燃料電池」の可能性(オルタナ)

 私たちが日常飲んでいる清涼飲料水。裏面の記載をふと見たとき、「果糖ブドウ糖液糖」 と書いてあるのを見たことがある読者も多いだろう。そのブドウ糖を使って発電するのが「バイオ燃料電池」だ。

 この電池は、バイオエレクトロカタリシスと呼ばれる化学反応の組み合わせによって、取り込まれたブドウ糖と酸素を分解し、その過程で生み出される電子を利用するという仕組み。電子の放出と結合する部分に電極を用意すれば、これを発電装置とすることができる。

 2007年にはソニーがウォークマンを聞くことが出来る燃料電池の開発に成功し、研究を続けているということで、将来はコーラを電池として使う日が来るかもしれない。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110810-00000301-alterna-soci
※写真あり

2011/08/10 社会的責任の持続可能性で年次報告書=米ディバーシー〔BW〕(時事通信)

 【ビジネスワイヤ】清掃・公衆衛生ソリューション大手の米ディバーシーは、今年のグローバル・レスポンシビリティー・リポートを発表した。同リポートは、社会的責任の持続可能性に関する重点6分野として、「業務」、「顧客」、「地域社会」、「従業員」、「パートナー」、「ガバナンス」を取り上げ、それぞれについて同社が昨年達成した成果をまとめた。業界大手企業を集めて開催した気候変動サミットでスポンサーを務めたこと、ウィスコンシン州の本社ビルに米北中西部で初めて熱電併給用燃料電池を設置し、ビル用電力と熱のそれぞれ40%、80%を確保したことなどが報告されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110810-00000014-jijc-biz

■海外ニュース
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<輸送>
●JBTエアロテック社とイノバテック社、エナーフュエル社が空港業務用車両の燃料電池エクステンダーの開発チームを(2011年06月09日)

 JBTエアロテック社(JBT AeroTech)は、イノバテック社(InnovaTek)、エナーフュエル社(EnerFuel)と、現在バッテリーで動いている空港地上業務用の特殊車両に対する燃料電池レンジ・エクステンダー(range extender、発電専用の燃料電池で補助的にアシストして走行距離を拡大するもの)の開発を行うためのチームを結成した。何段階かに及ぶこの事業は、米国エネルギー省の中小企業技術革新研究プログラム(Small Business Innovation Research Program)によって同省の資金が提供される。

 この事業の全般的な目標は、電気自動車のバッテリーを自動車に搭載したままで充電するために、バイオ-ジェット燃料(Bio-Jet fuel)を電気に変換できる燃料電池システムを開発することである。第1段階を成功裏に終了したあかつきには、この事業は、開発や実証、商品化へ向けてさらなる資金援助を受け取ることになっている。
http://www.jbtaerotech.com/en/news-and-events/latest-news/corporation/ir_sync_jbt_aerotech_selected_for_airport_fuel_cell_project_20110609
http://www.aviationnews.net/index.html?do=headline&news_ID=192947〔参考〕JBTエアロテック社(JBT AeroTech) JBT Corporationの一部門で、国内外の空輸関連製品及びサービスを提供する。JBT Corporationは他に食品加工業者向けのフードテック事業部を持っており、従業員数は3300名。世界25カ国以上で販売・サービス・製造・調達を行っている。

 イノバテック社(InnovaTek) さまざまな液体燃料を燃料電池に使用するための改質器を開発しているアメリカの会社。同名のドイツの水冷機器メーカーとは別である。「燃料電池ワールド」Vol.126 2004/02/04に記事あり。

 エナーフュエル社(EnerFuel) リチウムイオンバッテリーなどの分野で世界をリードするベンチャー企業、エナー・ワン社(Ener1)の子会社。燃料電池の開発・製造・販売を行っている。伊藤忠商事は、Ener1社のリチウムイオン電池システムの日本における独占販売権と世界における優先販売権を所有し、Ener1社に出資している。「燃料電池ワールド」Vol.230 2006/04/16、Vol.245 2006/08/27に記事あり。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター
●第4回高度人材育成コース【募集開始!】【再掲】

 8月24日(水)から26日(金)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。

 燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
 皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇開催日程 8月24日(水)から8月26日(金)の3日間
◇会場 【1、2日目】九州大学伊都キャンパス稲盛財団記念館(福岡市西区元岡)

    【3日目】水素エネルギー製品研究試験センター(福岡県糸島市富)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加]

  参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月17日(水)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◆コースの詳細・申し込みはこちらから(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/4th_koudo.html

●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定

 今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。
 従来の「高度人材育成コース」も近日募集開始!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

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