燃料電池ワールド Vol.975 (2011/08/05 11:07)

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□燃料電池ワールド Vol.975
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■2011年08月05日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年08月04日のWEB LINK NEWS
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2011/08/04 HV・PHV・EV世界市場、2025年に3210万台に…富士経済(レスポンス)

 富士経済は3日、電動自動車(乗用車)の世界市場規模が2025年に2010年の36倍にあたる3210万台に拡大するとの調査結果を発表した。

 電動自動車とはハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)など。10年の市場規模は90万台だったのに対し、15年には6倍の546万台、25年に3210万台に拡大すると予測した。電動自動車関連市場はインフラ関連が10年の10倍の2901億円、主要部品が同14倍の14兆5776億円となる。

 25年の車両タイプ別内訳は、HVが1386万台、PHVが1148万台、EVが575万台。10年は90万台のうち89万台がHVだったが、PHVやEVと比べエンジン車との価格差が小さくインフラ整備が不要というメリットもあり、25年でも電動自動車の市場の43.2%を占めると予測している。

 ハイブリッドのうち、マイルドハイブリッドはディーゼルエンジンとの組み合わせにより欧州でのシェアが高まると予想。一方、EV走行もできるストロングハイブリッドは当面のエコカーの主流として少なくとも20年までは市場が拡大するとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110804-00000008-rps-bus_all
※写真あり

2011/08/04 白金とパラジウムで分析技術の国際規格を取得=田中貴金属工業(サーチナ)

 田中貴金属工業株式会社(本社:千代田区丸の内、代表取締役社長:岡本英彌)の分析センターが、2011年8月4日までに、日本で初めて、白金およびパラジウムの分析技術に関して、ISO/IEC17025:2005の認定を取得した。

 今回の認定は、白金およびパラジウム中に含まれる微量金属類の定量分析技術と分析結果の再現性において、同社の保有する分析技術が国際規格に準拠していると認めるもので、日本で初めての認定取得となります。ISO/IEC17025は、試験又は校正を行う能力に関する一般要求事項を規定する国際規格で、非常に厳格で適切な分析能力が要求されます。

 今回の認定取得により、田中貴金属工業は、国際規格に準拠した分析値を持つ白金とパラジウムの「分析用固体標準物質」を製造することが可能になった。溶解業者など分析を行う顧客企業や団体は、これまで以上に高い信頼性のもと、白金とパラジウムを分析・使用することができるようになる。

 白金とパラジウムについては近年、貴金属価格の高値推移が続く中、鉱山からの供給以外に、使用済み自動車触媒や中古宝飾品などからのリサイクルによる供給が増加傾向にある。こうした製品から精製された地金は、より多くの元素について不純物濃度の分析が必要であるなど、品位保証に対してこれまで以上に高い信頼性が求められるようになってきた。

 現在、自動車触媒や液晶ガラス、燃料電池、宝飾品などに使われている白金と、自動車触媒やコンデンサー、歯科材料などに使われているパラジウムは、産業用と宝飾用ともに高い需要を維持している。田中貴金属工業は、「貴金属の中でも特に需要の高い金と白金、パラジウムの分析技術を向上させることを第一に進め、将来的には貴金属全体における分析技術および品位保証の世界標準化を実現できるよう、品質向上に努めてまいります」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110804-00000070-scn-bus_all

■海外ニュース
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<輸送>
●クローガー社、配送センターの車両用に161基のプラグパワー社製燃料電池を購入(2011年06月29日)

 プラグパワー社(Plug Power Inc.)は、クローガー社(Kroger Co.)の食品配送センターで使われるフォークリフト用に161基の燃料電池「ゲンドライブ(GenDrive)」を同社に供給する。この注文は、カウンターバランス式座席型フォークリフトに使うクラス1燃料電池ユニットが4基と、リーチトラック用にクラス2燃料電池ユニットが42基、パレットトラックに使うクラス3燃料電池ユニットが115基という内容になっている。この配送センターはカリフォルニア州コンプトンにあり、両社は戦略的に、工場のあちこちに小型ディスペンサーを設置して、フォークリフトの運転手が自分で水素を入れるシステムを構築した。水素の注入は60秒くらいで終わり、フォークリフトは長時間稼働できる。
http://www.plugpower.com/News/PressReleases/11-06-29/PLUG_POWER_TO_PROVIDE_KROGER_CO_WITH_GENDRIVE_FUEL_CELL_SOLUTION.aspx〔参考〕クローガー社(Kroger Co.) アメリカの大手スーパーマーケットチェーン。1883年設立。本社はオハイオ州シンシナティ。食品スーパーが主力。自社店舗で販売する食品の製造加工も手掛ける。同社は 80年代以降に業界を激しく襲った買収戦争の勝ち残り組で、現在は買収で獲得した各スーパーを全米に所有。店舗数はスーパーマーケットが約2500店、コンビニエンスストアが約800店。従業員は32万人、売上高は753億ドルである。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター
●第4回高度人材育成コース【募集開始!】【再掲】

 8月24日(水)から26日(金)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。

 燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
 皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇開催日程 8月24日(水)から8月26日(金)の3日間
◇会場 【1、2日目】九州大学伊都キャンパス稲盛財団記念館(福岡市西区元岡)

    【3日目】水素エネルギー製品研究試験センター(福岡県糸島市富)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加]

  参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月17日(水)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◆コースの詳細・申し込みはこちらから(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/4th_koudo.html

●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定

 今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。
 従来の「高度人材育成コース」も近日募集開始!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

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