燃料電池ワールド Vol.956 (2011/07/08 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.956
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■2011年07月08日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆第2回国際燃料電池サマーセミナー2011【締め切りました】【再掲】
  http://fc-nano.yamanashi.ac.jp/ifcss/

 第2回国際燃料電池サマーセミナー2011の募集を締め切りました。

 まだ、参加を希望される方がいらっしゃいましたら、メールでご連絡をお願いいたします。
◇お問い合わせ:国際燃料電池サマーセミナー2011事務局

         山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター 犬飼潤治
          E-mail: ifcss-tr@yamanashi.ac.jp

☆先生と生徒の為の燃料電池、丸解りツールと新型燃料電池組立キット【再掲】

 プロジェクターを用いた対話形式で、判りやすく、様々な視点で燃料電池が理解できます。アニメ多用の燃料電池学習ツール。先生専用のマニュアルも用意されています。実際に発電可能なキットも付いた、他に類の無い「リアル&バーチャル」の教育ツールです。
◇展示及びデモンストレーション
日 時 7月7日(木)〜9日(土)
場 所 東京ビッグサイト「教育ITソリューションEXPO」ブースNo.16?1出展社 株式会社ケミックス(TEL:042-765-8800)
      http://www.chemix.co.jp/
無料招待券は株式会社ケミックス↑へ請求するか、こちらから↓
https://contact.reedexpo.co.jp/expo/BOOK/?lg=jp&tp=inv&ec=EDIX

☆福岡水素エネルギー戦略会議 総会・記念講演会【講師決定!】【再掲】

 7月22日(金)平成23年度の総会・記念講演会を開催します。

 今年の記念講演会は、今年5月、北九州ステーションを拠点として、日本で初めて「燃料電池スクーター」の実証を開始したスズキ株式会社開発本部開発企画部 真柴岳彦部長から、水素燃料電池スクーターの開発、実証を進めるスズキ株式会社の取り組みをご紹介いだきます。

 また、分散型電源として家庭用から業務用等、様々な用途が期待される次世代型燃料電池(固体酸化物形燃料電池:SOFC)について、九州大学水素エネルギー国際研究センター 佐々木一成センター長にご講演いただきます。

 総会では、戦略会議活動として今年3月に実施し、韓国の政府機関、企業を訪問した「韓国水素産業調査団」の調査結果、2015年の燃料電池自動車普及開始に向けた今後の取り組みなどを事務局からご報告します。

 情報交換・懇親の場となる交流会とあわせて奮ってご参加ください。
◇日時:7月22日(金)14:00?18:00
◇場所:西鉄グランドホテル(福岡市中央区大名2-6-60 TEL(092)771-7171)
     アクセス http://www.grand-h.jp/access/
◇日程:
14:00?15:00 『福岡水素エネルギー戦略会議総会』
  戦略会議23年度事業計画、「韓国水素産業調査団」報告等
15:10?16:40 『記念講演会』
  記念講演1「燃料電池二輪車開発でのスズキの取り組み」
    真柴岳彦氏(スズキ株式会社開発本部開発企画部長)

  記念講演2「次世代型燃料電池への期待と産学連携による研究開発の動向」(仮題)

    佐々木一成氏(九州大学水素エネルギー国際研究センターセンター長)16:45?18:00『交流会』
  ※当日、5000円/人のご負担をお願いいたします。
■詳細・申し込みはこちら http://www.f-suiso.jp/H23soukai.html

☆福岡水素エネルギー人材育成センター
●第4回高度人材育成コース【募集開始!】【再掲】

 8月24日(水)から26日(金)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。

 燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
 皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇開催日程 8月24日(水)から8月26日(金)の3日間
◇会場 【1、2日目】九州大学伊都キャンパス稲盛財団記念館(福岡市西区元岡)

    【3日目】水素エネルギー製品研究試験センター(福岡県糸島市富)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加]

  参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月17日(水)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◆コースの詳細・申し込みはこちらから(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/4th_koudo.html

●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定

 今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。
 従来の「高度人材育成コース」も近日募集開始!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

■2011年07月07日のWEB LINK NEWS
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2011/07/07 復旧・再生、そして発展 宮城県計画2次案が正式決定(河北新報)

 宮城県は6日、県震災復興計画の2次案を正式決定し、計画を推進する7分野の316事業を公表した。計画では今後10年を復旧期(2011〜13年度)、再生期(14〜17年度)、発展期(18〜21年度)に設定。事業ごとのスケジュールを明記し、復興の道筋を示した。
 分野別の主な事業は次の通り。かっこ内は年度。
◎環境/省エネ住宅後押し
 ●分散型エネルギー設備導入促進事業(14〜20)

 省エネに対応した住宅の普及促進のため、燃料電池や蓄電池を導入する際、設備設置費用を一部補助する。
 複数の電源を確保することで災害に強い住宅の導入を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110707-00000022-khks-l04

2011/07/07 豊田市:温暖化防止「エコファミリー制度」参加呼びかけ 節電機運にあやかる /愛知(毎日新聞)
 ◇ポイント加算項目増やして

 豊田市が地球温暖化防止のため進めている「エコファミリー制度」。始まって2年近くになるが、市民への浸透度は今一つだ。自動車業界の土日操業が始まるなど市民の節電意識が高まる中、市はこの機運に乗り、高エコポイント付きの節電対策を示して制度の拡大を目指している。

 制度は家族で温暖化防止に取り組み、1人年間365キロの二酸化炭素削減を目指す。参加者は「エコファミリー宣言」をして、節電や「外出時にできるだけ徒歩や自転車、公共交通を使う」など計20項目の活動に取り組む。宣言者が市の生き物調査に参加したり、環境学習施設を訪問したりするとエコポイントが加算され、ポイント数によってエコ商品と交換できる。また、次世代自動車の購入、太陽光発電システムや燃料電池システムの設置に補助金が出る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110707-00000091-mailo-l23

2011/07/07 ドコモ、基地局災害対策前倒し 東海地域優先に年内完了へ(産経新聞)

 NTTドコモの山田隆持社長は7日、大規模震災時にも通信を可能にする新たな基地局ネットワークの構築を来年3月末から今年12月末に前倒しすることを明らかにした。東南海地震のリスクが高い東海地域を優先的に整備する。

 ドコモは今回の計画とは別に、太陽電池やバイオ燃料電池、風力発電といった自然エネルギーとリチウムイオン電池による蓄電を組み合わせた「グリーン電力制御コントローラー」を年度内に開発。2012年度からの基地局への導入を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110707-00000589-san-bus_all

2011/07/07 JASRIなど、SPring-8を用いて希土類金属水素化物の結晶構造の一般則を確立(マイコミジャーナル)

 高輝度光科学研究センター(JASRI)などの研究グループは、希土類金属水素化物が水素濃度によって取りうる結晶構造の一般則を、大型放射光施設「SPring-8」の高輝度X線を用いて確立したことを明らかにした。

 希土類金属は金属原子1個当たり最大3個の水素原子を吸収して超高濃度水素化物となるため、高性能水素貯蔵材料の構成元素として注目されている。水素濃度が低い固溶体はα相と呼ばれ、多様な結晶構造をとり、高濃度の二(金属原子1個当たり2個の水素原子を吸収)および三(金属原子1個当たり3個の水素原子を吸収)水素化物のβ相は共通して面心立方金属格子をとることが知られている。しかし、ユウロピウム(Eu)だけは1気圧の水素雰囲気下で二水素化物EuH2を形成し、その結晶構造は斜方晶で、Euの価数は+2で、高温水素環境下でもその水素吸蔵量や価数は変化せず、斜方晶のEuH2のまま安定していることから、この構造則に従わない例外とされ、この特異性が希土類金属を用いて高性能な水素貯蔵材料を開発する際に必要な、水素濃度と結晶構造の間の一般則の確立を妨げていた。

 1万気圧を超える高い圧力の水素は、金属格子中に入り込む能力が高くなる(化学ポテンシャルが高くなる)ほか、金属Euに圧力を加えて圧縮すると、価数が2価から3価へと変化することが知られており、研究グループでは、Eu水素化物を数万気圧の水素圧力中に置くと、さらに多くの水素が吸収され、三水素化物が形成されることや、結晶構造や価数の変化を起こすことを予想。今回、ダイヤモンドアンビルセル(DAC)と呼ばれる高圧装置の中に、Eu水素化物と水素(H2)を封入して高い圧力を加え、SPring-8の高圧粉末X線回折ビームライン「BL10XU」を利用した高圧力下その場X線回折測定により、結晶構造変化の観測を行い、核共鳴散乱ビームライン「BL09XU」でのX線を用いたメスバウアー吸収スペクトル測定によりEuの価数変化を観測した。

 研究グループが、これら得られた結果を総合したところ、Euが3価で、その結晶構造が面心立方格子の極微小な変形であることから、EuHx-IV相はこれまでに見つかっていなかったβ相であることが明らかとなった。

 これにより、Eu水素化物も他の希土類金属水素化物と同じ構造則に従うことが証明されることとなり、すべての希土類金属水素化物に共通する、水素濃度と結晶構造の一般則が確立されたこととなり、これからの水素貯蔵材料に対する設計指針として活用されることが期待される。

 また、Euの磁性は価数に応じて変化することが分かっており、今後、Eu水素化物の磁性を検証することで、水素と希土類金属の相互作用について、さらに新たな知見が得られることが期待できるほか、金属原子の価数が水素濃度で制御できることから、水素と金属格子との相互作用を利用した電子・磁性材料開発への波及効果も期待できると研究グループでは説明している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110707-00000045-mycomj-sci
※写真あり

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●エア・プロダクツ社、ミシガン州で燃料電池バス用の水素ステーション建設へ(2011年05月03日)

 エア・プロダクツ社(Air Products)は、ソレンソン・グロース建築サービス社(Sorensen Gross Construction Services )と、ミシガン州フリントに水素燃料ステーションを建設する契約を交わした。このステーションは、フリントの公共交通局(Mass Transportation Authority:MTA)が所有する水素燃料電池バスに燃料を供給する。また、公共交通局の代替燃料実証事業の一部としても取り組まれていて、2012年4月に開設する計画である。ここで使われる水素は、プロトン・オンサイト社(Proton OnSite)の電解槽によって作られる。
http://www.prnewswire.com/news-releases/air-products-to-build-hydrogen-fueling-station-for-flint-michigan-mass-transportation-authority-121176169.html

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