燃料電池ワールド Vol.952 (2011/07/04 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.952
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■2011年07月04日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆第2回国際燃料電池サマーセミナー2011【締め切りました】
  http://fc-nano.yamanashi.ac.jp/ifcss/

 第2回国際燃料電池サマーセミナー2011の募集を締め切りました。

 まだ、参加を希望される方がいらっしゃいましたら、メールでご連絡をお願いいたします。
◇お問い合わせ:国際燃料電池サマーセミナー2011事務局

         山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター 犬飼潤治
          E-mail: ifcss-tr@yamanashi.ac.jp

☆先生と生徒の為の燃料電池、丸解りツールと新型燃料電池組立キット

 プロジェクターを用いた対話形式で、判りやすく、様々な視点で燃料電池が理解できます。アニメ多用の燃料電池学習ツール。先生専用のマニュアルも用意されています。実際に発電可能なキットも付いた、他に類の無い「リアル&バーチャル」の教育ツールです。
◇展示及びデモンストレーション
日 時 7月7日(木)〜9日(土)
場 所 東京ビッグサイト「教育ITソリューションEXPO」ブースNo.16?1出展社 株式会社ケミックス(TEL:042-765-8800)
      http://www.chemix.co.jp/
無料招待券は株式会社ケミックス↑へ請求するか、こちらから↓
https://contact.reedexpo.co.jp/expo/BOOK/?lg=jp&tp=inv&ec=EDIX

■2011年07月01〜03日のWEB LINK NEWS
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2011/07/01 燃料電池の発電を高効率に  酸素イオン制御素材(京都新聞)

 環境負荷の少ないエネルギー源として普及が進む燃料電池で、酸素イオンの動きを平面に閉じ込めることができる新しい固体酸化物(固体電解質)を、京都大化学研究所の島川祐一教授と大学院生の松本和也さんらのグループが開発した。自動車などの発電装置の高効率化や小型化が期待できるといい、英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」で30日発表した。
■京大グループ開発

 燃料電池は水素と酸素の化学反応で発電する。酸素イオンが移動する電極間の電解質にさまざまな材料が使われ、固体酸化物が最も発電効率が良い(40〜65%)が、700度以上の高温で動作させる必要があった。

 島川教授らは、立方格子の中に八面体格子が入る結晶構造(ペロブスカイト)の酸化カルシウム鉄なら、300度の「低温」で酸素イオンが移動することを見つけている。

 今回、酸化カルシウム鉄と、より安定的なチタン・ストロンチウム酸化物の2種類の薄膜を交互に挟み込んだサンドイッチ構造の固体酸化物を作った。酸素イオンは、酸化カルシウム鉄の1・5ナノメートル(ナノは10億分の1)の薄膜に閉じ込められ平面的に移動することを確かめた。島川教授は「低温で動作可能で、イオンの方向性も制御できる高効率の電解質として期待できる」という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110701-00000001-kyt-l26

2011/07/01 京都高度技研の「化学研究拠点」整備 経産省の支援事業に(京都新聞)

 京都高度技術研究所は、環境分野や医療分野などの先端技術を生かして大学と企業が共同研究し、産業化につなげる「高機能性化学研究開発拠点」の整備を、京都市南部の高度集積地区「らくなん進都」で乗り出す。1日、経済産業省の「技術の橋渡し」拠点整備事業に採択され、総事業費25億円のうち15億円の補助を受ける。

 高機能性化学研究開発拠点は、最先端の研究開発に取り組む大学や研究機関、先端技術を生かした商品開発を目指す企業との共同研究に研究スペースを貸し出し、新たな産業創出を支援する。

 伏見区治部町の京都市有地約3千平方メートルに鉄筋コンクリート造り6階建て(延べ床面積約6千平方メートル)の施設を建設予定で、来年度の完成を目指す。

 京都大と市内企業などが連携し、ナノ技術を活用した燃料電池用の触媒や高機能LED用部材、機能性タンパク質を生かした新薬などの開発を計画している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110701-00000034-kyt-l26
※図あり

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●プロトン社、TARDECからハワイの燃料ステーションの資金を受け取る(2011年05月05日)

 プロトン・エナジーシステムズ社(Proton Energy Systems)は、米国陸軍戦車車両研究開発技術センター(U.S. Army’s Tank Automotive Research Development an Engineering Center:TARDEC)との契約の第2期分として170万ドルを受け取った。

 この契約は、電解槽「フュエルゲン(FuelGen〓)65」の商品版を開発し製造することを目指している。そして、2012年の早期に、ハワイにある陸軍基地の水素燃料ステーションに設置する予定で、オアフ島に配備される水素自動車の走行を保障する燃料インフラとなる。
http://www.protononsite.com/common/pdf/TARDEC_ProtonOnsite_5_5_11.pdf〔参考〕プロトン・オンサイト社は、第1期の契約を2008年に180万ドルで受注した。このときは、1日あたり65kgの水素を作る電解槽を開発して実証することが目的だった。このシステムは、コネチカット州ウォリンフォードにあるサンハイドロ社の燃料ステーションで使われている。

●プロトン社、社名をプロトン・オンサイト社に変更

 プロトン・エナジーシステムズ社は4月19日、名前をプロトン・オンサイト社(Proton OnSite)に変更して、新しいウェブサイトを始めた。
http://www.protononsite.com/company/in-the-news.html

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 総会・記念講演会【再掲】

 7月22日(金)平成23年度の総会・記念講演会を開催します。

 今回の総会では、今年3月に実施し、韓国の政府機関、企業を訪問した「韓国水素産業調査団」の調査結果、2015年燃料電池普及開始に向けた今後の取り組み等についてご報告します。

 また、記念講演会では、戦略会議が進める社会実証「水素ハイウェイ」の一環として本年5月、日本初の「水素燃料電池スクーター」の実証が開始されたことを記念して、スズキ(株)開発本部 開発企画部 部長 真柴岳彦様から、水素燃料電池スクーターの開発、実証を進めるスズキ(株)の取り組みをご紹介いただきます。

 情報交換・懇親の場となる交流会とともに、是非、ご参加ください。
◇日時:7月22日(金)14:00〜18:00
◇場所:西鉄グランドホテル(福岡市中央区大名2-6-60 TEL(092)771-7171)
     アクセス http://www.grand-h.jp/access/
◇日程:
『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜15:00 《会場:プレジール(2階)》
  会長挨拶 黒木 啓介氏(新日本製鐵(株)取締役)
  知事挨拶 小川 洋氏(福岡県知事)
  来賓挨拶 九州経済産業局長、九州大学総長

  議事   戦略会議23年度事業計画、「韓国水素産業調査団」報告等『記念講演会』 15:10〜16:40
  記念講演1「燃料電池二輪車開発でのスズキの取組み」
    真柴 岳彦氏(スズキ株式会社開発本部開発企画部長)
  記念講演2 (調整中)
『交流会』 16:45〜18:00 《会場:鳳凰の間(2階)》
  ※当日、5,000円/人のご負担をお願いいたします。
■詳細・申込みはこちら http://www.f-suiso.jp/H23soukai.html

☆福岡水素エネルギー人材育成センター
●第13回技術者育成コース

 水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者を対象とした「技術者育成コース」を開催します。

 九州大学の教授陣及び全国有数の水素エネルギー関連企業の技術者が講師を務め、水素関連技術者に必要な知識と技術の習得を目指します。少人数で実施する実践的な実習が好評のコースです。

 今回から、新たに「高圧ガス保安法概論」と「水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)」の施設見学を追加します。
 みなさまのご参加をお待ちしています。
◇対象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等

  *水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一
   定の知識を持った方向けの専門的な内容です
◇日程:7月12日(火)〜15日(金)4日間
◇会場:1日目 福岡県中小企業振興センター
    2日目(公財)水素エネルギー製品研究試験センター
    3、4日目 九州大学伊都キャンパス
◇定員:20名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇受講料:50,000円/人(交流会費3,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/13th_gijutusya.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20080908193159
●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定

 今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。
 従来の「高度人材育成コース」も近日募集開始!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

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