燃料電池ワールド Vol.930 (2011/06/02 08:59)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.930
■□□□□□□□□□
■2011年06月02日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年06月01日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2011/06/01 サムスンSDI新戦略、電池と太陽光を2大軸に(聯合ニュース)

 【ソウル1日聯合ニュース】サムスンSDIが1日、「ニュービジョン・中長期戦略」を発表した。

 新戦略は、従来の小・中・大型電子事業「スマートエネルギー事業」に、新たに太陽電池や燃料電池などエコデバイス分野の「グリーンデバイス事業」を加えた2軸となる。朴商鎮(パク・サンジン)社長は、新戦略で「環境にやさしいエネルギーソリューション企業に生まれ変わる」と宣言。新旧事業による爆発的な相乗効果で、世界トップの座を狙うと意欲を示した。

 同社は、従来の二次電池単品中心からバッテリーシステムに領域を拡大し、太陽電池も結びつけたソリューションまで事業範囲を拡大する方針だ。発電から貯蔵、システム、ソリューションに至るまで全ラインを備えるエコエネルギー専門企業という位置づけを強化したい考え。これに向け、「Smart Solution for a Green World」という新たなビジョンを掲げた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110601-00000018-yonh-kr

2011/06/01 東京都、自家発電による「都産」電力づくり支援=電力対策緊急プログラム策定(オルタナ)

 東京都は27日、東日本大震災の影響によって今年の夏に予想される電力不足への対策として、都の行う「電力対策緊急プログラム」を策定した。同プログラムでは過度の便利さや過剰に電力を消費する生活様式の見直しや、『東京産都市型電力』の確保に向けたエネルギー源の多様・分散化、また低炭素・高度防災都市づくりを進めながら電力面での安全な街づくりを目指す。

 電源の多様化・分散化では、家庭での太陽光発電システムの導入を支援する。ガスコージェネ機器や、水素の家庭用燃料電池なども加え、今後2年間に都内の家庭で合計20万kw以上の電力供給を増やす政策を行う。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110601-00000303-alterna-bus_all
※写真あり

2011/06/01 アルバック理工、90℃のお湯で3kW級の発電が可能な発電システムを開発(マイコミジャーナル)

 アルバック理工は、90℃のお湯で3kW級(100V、30A)の発電が可能な可搬型小型発電システムを開発したことを発表した。

 同社が今回開発した発電システムは、150℃以下の低温熱源で、3〜12kWの小規模発電を軽トラックで運搬可能なサイズ、かつ低騒音により、熱源に手軽に設置することを目指したもの。3〜12kWの電力は一般家庭に換算すると、5〜20世帯分の消費電力に相当するという。

 試作機は、100mm×800mm×1400mmのサイズで、重量は約200kg。液体と気体の二相で存在する作動媒体を用い、熱エネルギーを機械的エネルギーに変換するプロセスの1つであるランキンサイクルからなる、3kW級の可搬型小型発電システムとなっている。

 お湯と冷却水を用いて発電試験を行ったところ、例として、湯温91℃、湯量43l/min、温度差69℃(冷却水は22℃)で、エネルギー回生効率は7.2%、発電出力3.8kWを達成したという。

 同システムは、発電機一体型スクロール膨張機(エコスクロール膨張機。偏心旋回駆動方式のスクロール膨張機:Eccentric Orbiting Scroll Expander)で、同社の独自技術をもとに開発を行い、低機械損失、高密閉膨張室、低騒音を実現したという。

 また、同技術は、発電システムのほかに、ハイブリッド車、電気自動車用電動コンプレッサ、燃料電池用空気ブロア、真空ポンプなど多方面での利用が可能であり、同社では、今後、現場でのフィールド試験および耐久試験を行い、製品化のための基盤技術を蓄積し、順次市場に投入していく予定としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110601-00000114-mycomj-sci
※写真あり

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<輸送>
●燃料電池タクシーのブラックキャブ、ロンドンの公道を走る(2011年03月28日)

 インテリジェント・エナジー社の燃料電池を積んだロンドンのタクシー「ブラックキャブ(Black Cab)」は、イギリスの自動車安全証明局(Vehicle Certification Authority:VCA)からロード・リーガル資格(Road Legal status、公道を走る資格、日本でいえば道交法に適合したというような意味か?)を与えられた。そして、このほど初めて、英国自動車工業会(Society of Motor Manufacturers and Traders:SMMT)本部のフォーブス・ハウスからロンドンの道路を走った。このキャブは、2012年のオリンピックで使われる予定である。
http://www.intelligent-energy.com/news_events_and_press/news/86/

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆福岡水素エネルギー人材育成センター【再掲】
●第11回経営者コース

 水素・燃料電池の基礎から定置用燃料電池分野への参入のために求められること、国内外のビジネス動向までを一流の講師陣が具体的、かつ丁寧に解説します。

 施設見学では、普及が進む家庭用燃料電池エネファーム、2015年の市場化を待つ燃料電池自動車、九州大学水素ステーションをご覧いただきます。
 交流会と併せて、情報収集・人脈形成にご活用ください!!
◇対象:水素関連分野への新規参入を目指す企業の経営幹部等
◇日程:6月2日(木)12:50〜17:10
◇会場:九州大学伊都キャンパス (福岡市西区元岡744番地)
◇定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇締切:5月20日(金)
◇受講料:3000円/人(交流会費2,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/11th_keieisha.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20110408095321
●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定
今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。従来の「経営者コース」「技術者育成コース」「高度人材育成コース」も新たなカリキュラムを加えて開催します!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

☆第2回国際燃料電池サマーセミナー2011【再掲】

 大学院生を中心とした若手研究者のサマーセミナーです。固体高分子形燃料電池に関する国内外の新進気鋭の研究者による招待講演、ポスター発表と少人数のグループディスカッションを設け、参加者の主体的な議論と交流の場を提供します。なお学生参加者にはポスター発表をお願いします。
◇日時:8月29日(月)?9月1日(木)
◇場所:小海リエックスホテル(長野県南佐久郡小海町松原湖高原)
     http://www.reex.co.jp/KOUMI/HOTEL/index.html
◇参加申込締切:7月1日(金)
◇予稿原稿締切:7月22日(金)
◇参加費(1、2、3の合計)
1.参加登録費:大学院生(修士・博士課程)5,000円

        一般若手研究者(企業研究員、博士研究員、助教など)19,000円2.宿泊費:23,000円
3.懇親会費:大学院生 4,000円
       一般若手研究者 8,000円
◇定員:70名(予定)
◇参加申込方法:下記本セミナーHPよりお申込み下さい。申し込みの際には、氏名、所

        属、連絡先(住所、TEL、E-mail)及びポスター題目をご記入下さい。
         http://fc-nano.yamanashi.ac.jp/ifcss/
◇お問い合わせ:国際燃料電池サマーセミナー2011事務局

         山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター 犬飼潤治
          E-mail: ifcss-tr@yamanashi.ac.jp
◇主催:山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター・クリーンエネルギー研究センター
◇共催:NEDO、山梨県ほか

────────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM-DREAM
  連絡先:fc55gogo@gmail.com

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。PEM-DREAMでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.kaijo.com/
 melma! http://melma.com/contents/taikai/
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1