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□燃料電池ワールド Vol.929
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■2011年06月01日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://www.fcworld.jp
■2011年05月31日のWEB LINK NEWS
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2011/05/31 インタビュー:電力売買促進に送配電分離議論が必要=松村・東大教授(ロイター)
[東京 31日 ロイター] 東京電力<9501.T>のリストラを監視する「経営・財務調査委員会」で委員を務める松村敏弘・東大教授はロイターのインタビューに応じ、太陽光や風力発電など再生エネルギーを普及させ、企業や家庭の余剰電力を売買する仕組みを構築するためには、電力事業者が発電と送配電を一貫して手掛ける現状を見直す送配電分離の議論は避けて通れないと指摘した。
──現在の国内電力体制の課題について
「今後太陽光発電や風力発電が本格的に普及するとの前提に立てば、晴天の昼間など時間帯によって電力供給が需要を上回る状況が出てくる。現在の電力システムでは、余剰電力は蓄電池やダムによる揚水発電で貯めるしかない。一部の試算によると、太陽光発電の普及により2020年度時点では、余剰電力を蓄える蓄電池に60兆円もの投資が必要と言う。しかし本来ならば余剰電力の社会的コストはゼロのはず。電力価格を低く設定することで、例えば水を電気分解して水素でためるなど余剰電力の新たな用途開発も可能。現在の電力システムは、ひっ迫時に価格を引き上げ、余っているときに引き下げる発想がなく、出力調整のみで需給調整を図っている。価格メカニズムで需給調整が行われれば蓄電池の必要量も減る。揚水発電はエネルギーの3割が失われるため、揚水発電を不要なように電力を余らせないだけで3割の節電があるともいえる」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110531-00000527-reu-bus_all
※写真あり
■海外ニュース
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<輸送>
●ホンダのFCXクラリティ、インディカー・レースの先導車に(2011年03月)
ホンダの燃料電池電気自動車「FCXクラリティ(FCX Clarity)」は、フロリダ州セントピーターズバーグにおいて開催された2011年ホンダ・グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグのペース・カー(pace car)として用いられ、米国でのIZODインディカー・シリーズ(IZOD IndyCar Series)レースを先導した初めての燃料電池車となった。2011年IZODインディカー・シーズン開幕戦のペース・カーとしてFCXクラリティは、タンパ湾に面した1.8マイルの難しいサーキットの周回路で先頭に立った。
クラリティはまた、IZODインディカー・シリーズやファイヤーストーン・インディ・ライツ、アキュラ・スポーツカー・チャレンジが行われる週末の間中、ペース・カーとしての職務を果たす。そしてセントピーターズバーグの中心街で行われる年1回の州の祭日パレードでは、IZODインディカー・シリーズの出場車を先導する予定になっている。
http://www.iewy.com/19075-hydrogen-powered-honda-fcx-clarity-will-serve-as-pace-car-for-the-2011-honda-grand-prix-of-st-petersburg.html〔参考1〕ペース・カー(pace car) (オートレースで)レース開始前, エンジンのウォームアップのため競技場を1周するレースカーを先導する車。ペースラップ中のレースカーの列を引っ張り、コースを外れる高性能の車のこと。
〔参考2〕オープニングの様子が紹介されています。
http://ameblo.jp/tomoko-kojima/entry-10845389241.html
レースの様子はここにも「佐藤琢磨自己ベストの5位をマーク。(2011 IZOD IndyCar Series Round-1)」
http://tractions.jp/news/2011/03/2011-izod-indycar-series-round-1.htmlホンダのサイトはここ
http://www.honda.co.jp/IRL/race2011/rd01/report/
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター【再掲】
●第11回経営者コース
水素・燃料電池の基礎から定置用燃料電池分野への参入のために求められること、国内外のビジネス動向までを一流の講師陣が具体的、かつ丁寧に解説します。
施設見学では、普及が進む家庭用燃料電池エネファーム、2015年の市場化を待つ燃料電池自動車、九州大学水素ステーションをご覧いただきます。
交流会と併せて、情報収集・人脈形成にご活用ください!!
◇対象:水素関連分野への新規参入を目指す企業の経営幹部等
◇日程:6月2日(木)12:50〜17:10
◇会場:九州大学伊都キャンパス (福岡市西区元岡744番地)
◇定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇締切:5月20日(金)
◇受講料:3000円/人(交流会費2,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
http://www.f-suiso.jp/11th_keieisha.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20110408095321
●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定
今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。従来の「経営者コース」「技術者育成コース」「高度人材育成コース」も新たなカリキュラムを加えて開催します!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
http://www.f-suiso.jp/jinzai.html
☆第2回国際燃料電池サマーセミナー2011【再掲】
大学院生を中心とした若手研究者のサマーセミナーです。固体高分子形燃料電池に関する国内外の新進気鋭の研究者による招待講演、ポスター発表と少人数のグループディスカッションを設け、参加者の主体的な議論と交流の場を提供します。なお学生参加者にはポスター発表をお願いします。
◇日時:8月29日(月)?9月1日(木)
◇場所:小海リエックスホテル(長野県南佐久郡小海町松原湖高原)
http://www.reex.co.jp/KOUMI/HOTEL/index.html
◇参加申込締切:7月1日(金)
◇予稿原稿締切:7月22日(金)
◇参加費(1、2、3の合計)
1.参加登録費:大学院生(修士・博士課程)5,000円
一般若手研究者(企業研究員、博士研究員、助教など)19,000円2.宿泊費:23,000円
3.懇親会費:大学院生 4,000円
一般若手研究者 8,000円
◇定員:70名(予定)
◇参加申込方法:下記本セミナーHPよりお申込み下さい。申し込みの際には、氏名、所
属、連絡先(住所、TEL、E-mail)及びポスター題目をご記入下さい。
http://fc-nano.yamanashi.ac.jp/ifcss/
◇お問い合わせ:国際燃料電池サマーセミナー2011事務局
山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター 犬飼潤治
E-mail: ifcss-tr@yamanashi.ac.jp
◇主催:山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター・クリーンエネルギー研究センター
◇共催:NEDO、山梨県ほか
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