燃料電池ワールド Vol.927 (2011/05/27 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.927
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■2011年05月27日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

※5月30日(月)は都合により休刊します。次号は5月31日(火)です。
■2011年05月26日のWEB LINK NEWS
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2011/05/26 北九州市、「水素燃料電池スクーター」の実証走行開始(Impress Watch)

 福岡県北九州市は5月26日、八幡東区東田エリアにおいて「水素燃料電池スクーター」の実証走行を行うことを発表した。

 北九州市は、2009年に製鐵所の副生水素を供給する「北九州水素ステーション」を整備しており、このステーションを利用して実証走行が行われる。

 実証走行に使用する水素燃料電池スクーターは、スズキの量産スクーター「バーグマン」をベースに、英インテリジェント・エナジーが開発した燃料電池システムを搭載した「バーグマン フューエルセル スクーター」。小型空冷式の燃料電池システムを搭載しており、燃料電池搭載車両としては世界で初めて「欧州統一型式認証」を取得している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110526-00000033-impress-ind
※写真あり

2011/05/26 パナソニック、2013年に誕生する藤沢市の「スマートタウン構想」を発表(Impress Watch)

 パナソニックは、神奈川県藤沢市と展開している「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン構想」の事業化について、26日、説明会を開催した。

 パナソニックと藤沢市は、2010年11月17日に同プロジェクトのコンセプトおよびその実現に向けた基本合意を結び、その後、プロジェクトの具体化に向け検討を進めていた。今回の発表では、アクセンチュア、オリックス、日本設計、住友信託銀行、東京ガス、パナホーム、三井不動産、三井物産の8社が参加し、共同で事業を推進していくことが明らかになった。さらに藤沢市は、環境行動都市のプロジェクトモデルとして、地域連携を含むプロジェクトの推進に協力するとした。

 総事業費は約600億円。そのうちパナソニックグループの事業費は、約35%に当たる約250億円規模となる。全世帯の入居は、パナソニックの創業100周年にあたる2018年度を予定。最終的には、約3,000人が暮らす街になるという。

 今後は約半年をかけて、同構想に基づくインフラやスマートハウスの基本設計、導入システム、商材の基本仕様の確定、サービスモデルを設計する。そのうえで、空調や照明などの省エネ機器の普及、太陽光発電や家庭用燃料電池のエネファームに代表される創エネ、蓄電池やヒートポンプ給湯機などの蓄エネ、さらには配電とコントローラを組み合わせた「エネマネ」の新提案によって、エネルギー利用の先進モデルを創出する。
■ 太陽光と蓄電池は標準装備。エコカー・電動アシスト自転車の充電装置やシェアサービスも
■ パナソニック大坪社長 「『藤沢モデル』として世界に発信していく」

 東京ガスの青沼光一常務は、「エネファームの導入促進、エネファームを利用した快適な暮らしの提案、スマートエネルギーネットワークの推進という3つの役割を果たしたい。この土地は当社にとっても思い入れの強い場所。全力をあげて取り組みたい」とし、日本設計の六鹿正治社長は「環境配慮型の家や街づくりで実績を持つ当社では、新たなエネルギー危機の最適な導入計画を立案しており、また風の道、緑のネットワークの維持といったスマートタウンに相応しいランドスケープデザインの提案、先進的な街づくりガイドラインにも取り組んでいる」とした。

 パナホームの藤井康照社長は、「太陽光電池、燃料電池、蓄電池の3つの電池に、SEGを組み合わせ、エネルギー持続可能な家づくりの実現に取り組む」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110526-00000048-impress-ind
※写真あり

2011/05/26 34年までに「脱原発」=新設を禁止―スイス(時事通信)【パリ時事】スイス政府は25日、福島第1原発事故を受けて原子力政策を見直し、将来的に「脱原発」を目指す方針を閣議決定した。新設を禁止し、国内4カ所で稼働している原子炉5基は耐用年数を迎える2034年までに順次廃止する。6月に議会で審議し、立法化の是非を決める。

 政府は声明で「原発のコストは今後上昇するとみられ、長期的には再生可能エネルギーの競争力に及ばない」との見解を示した。

 政府は福島原発事故後、原発の安全検査を指示。北部ベズナウ発電所など、老朽化が進んでいた原子炉3基の改修計画を即時凍結し、長期的なエネルギー政策の再検討に着手した。

 同国の原子力発電シェアは約4割。脱原発に伴い、省エネ推進や水力、再生可能エネルギー開発で対応するとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110526-00000003-jij-int

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●ローレンス・バークレー国立研究所、水素貯蔵の突破口となる新技術を公表(2011年03月14日)

 ローレンス・バークレー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory:LBNL)の研究者たちは、水素貯蔵のための新しい合成物質を設計した。それは、ポリメチル・メタクリル樹脂(polymethyl methacrylate)の基盤の中にまき散らしたマグネシウム金属のナノ粒子で構成されており、プレキシグラス(Plexiglas)に関連した高分子化合物である。この曲げやすいナノ複合材料は、循環した後の金属酸化なしで適度な温度で水素を素早く吸収し、放出する。この技術は、水素貯蔵や蓄電池、燃料電池の材料設計にとって突破口となるだろう。
http://newscenter.lbl.gov/news-releases/2011/03/14/breakthrough-in-hydrogen-storage/〔参考1〕ローレンス・バークレー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory:LBNL)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州にある米国エネルギー省(DOE)の研究所。単にバークレー研究所、バークレーラボとも。 LBNLは、物理、化学、生命科学、コンピュータ・サイエンス、エネルギー工学、ナノテクノロジー、環境工学などの広い分野にわたって研究を行っている。運営は米国エネルギー省が直接行っているのではなく、カリフォルニア大学(University of California:UC)が代行している。またUCの所有地内に設置されているが、UCの付属研究所ではなく独立した組織である。(wiki)〔参考2〕Plexiglas 【商標】プレキシグラス、プレクシグラス◆1931年ドイツのRohm and Haas社のOtto RohmとOtto Haasが開発したアクリル樹脂。ガラスの半分の重さで強度は17倍もあり、第二次世界大戦では航空機の風防などに使われた。プレキシグラスは1998年Elf Atochem North America社に買い取られ、現在(2003年)はATOFINA Chemicals社が製造している。(英辞郎)

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター【再掲】
●第11回経営者コース

 水素・燃料電池の基礎から定置用燃料電池分野への参入のために求められること、国内外のビジネス動向までを一流の講師陣が具体的、かつ丁寧に解説します。

 施設見学では、普及が進む家庭用燃料電池エネファーム、2015年の市場化を待つ燃料電池自動車、九州大学水素ステーションをご覧いただきます。
 交流会と併せて、情報収集・人脈形成にご活用ください!!
◇対象:水素関連分野への新規参入を目指す企業の経営幹部等
◇日程:6月2日(木)12:50〜17:10
◇会場:九州大学伊都キャンパス (福岡市西区元岡744番地)
◇定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇締切:5月20日(金)
◇受講料:3000円/人(交流会費2,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/11th_keieisha.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20110408095321
●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定
今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。従来の「経営者コース」「技術者育成コース」「高度人材育成コース」も新たなカリキュラムを加えて開催します!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

☆第2回国際燃料電池サマーセミナー2011【再掲】

 大学院生を中心とした若手研究者のサマーセミナーです。固体高分子形燃料電池に関する国内外の新進気鋭の研究者による招待講演、ポスター発表と少人数のグループディスカッションを設け、参加者の主体的な議論と交流の場を提供します。なお学生参加者にはポスター発表をお願いします。
◇日時:8月29日(月)?9月1日(木)
◇場所:小海リエックスホテル(長野県南佐久郡小海町松原湖高原)
     http://www.reex.co.jp/KOUMI/HOTEL/index.html
◇参加申込締切:7月1日(金)
◇予稿原稿締切:7月22日(金)
◇参加費(1、2、3の合計)
1.参加登録費:大学院生(修士・博士課程)5,000円

        一般若手研究者(企業研究員、博士研究員、助教など)19,000円2.宿泊費:23,000円
3.懇親会費:8,000円
◇定員:70名(予定)
◇参加申込方法:下記本セミナーHPよりお申込み下さい。申し込みの際には、氏名、所

        属、連絡先(住所、TEL、E-mail)及びポスター題目をご記入下さい。
         http://fc-nano.yamanashi.ac.jp/ifcss/
◇お問い合わせ:国際燃料電池サマーセミナー2011事務局

         山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター 犬飼潤治
          E-mail: ifcss-tr@yamanashi.ac.jp
◇主催:山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター・クリーンエネルギー研究センター
◇共催:NEDO、山梨県ほか

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