燃料電池ワールド Vol.918 (2011/05/16 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.918
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■2011年05月16日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年05月13〜15日のWEB LINK NEWS
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2011/05/13 原子力、環境分野で日本との連携に意欲 中国・環境保護省次官が表明(産経新聞)

 【北京13日=早坂礼子】中国を訪問中の米倉弘昌日本経団連会長は13日、中国の環境保護省で李幹傑次官と会談した。中国の原子力政策を担当している李次官は東京電力の福島第1原子力発電所の事故に関連して「中国の原子力安全局は日本の関係部局と連携し、核の安全面についての相互協力を深めている」と指摘、「原子力、燃料電池、風力発電の分野で力強く取り組むことが大切だ」と日本との連携に意欲を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110513-00000579-san-int
※写真あり

2011/05/15 九州主要企業、22年度決算好転 業績見通し、不透明感(産経新聞)
 ■震災で部品供給網途切れ、電力不足懸念

 九州主要企業の平成22年度連結(一部、単体)決算が出そろった。各業界大手から選んだ28社でみると、19社が増収になるなど、大半の企業で好転。20年のリーマンショックからの業績回復を示す一方、23年度の業績予想については、東日本大震災の影響で不透明感を増しており、予想数字すら出せない企業も多かった。
 ◆被災で減収減益
 ◆原発関連厳しく
 ◆復興需要・消費税

 被災地の復旧・復興需要を見込む企業も出ている。九電工の橋田紘一社長は「公共工事などは東日本中心となるだろうが、回りまわって当社への受注も増えてくる」と期待する。西部ガスの田中優次社長も「震災後、家庭でエネルギーを作る意識が生まれた。家庭用の燃料電池や太陽光発電にとってはフォローの風だ」と強調する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110515-00000005-san-l40

2011/05/15 地熱・風力・太陽光…再生可能エネルギー普及 国の具体的戦略カギ(産経新聞)

 東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、政府がエネルギー政策を見直そうとしている。原発推進が難しくなる中、資源が無限で温暖化対策にもつながる風力や地熱、太陽光発電などの再生可能エネルギーが脚光を浴びるが、エネルギーの主役になれるのか。その可能性を探った。
 ◆水力除き3%弱

 「日本の電力会社は、クリーンエネルギーの拡大に消極的だ」。世界の政財界首脳らのダボス会議を主催する世界経済フォーラムは最近の報告書で、日本の現状をこう批判した。

 日本では再生可能エネルギーの存在感が薄かった。2008年の発電電力量に占める割合は、水力を除くと、廃材などを燃やすバイオマス(生物資源)発電を加えても3%に満たない。

 コスト高のほか、太陽光や風力は天候などに左右されて供給が不安定。地熱も適地の多くが国立公園内にあり大規模開発が困難なことなどが理由だが、原発事故で状況は一変した。
 ◆海外は積極導入
 海外では、より具体的な動きが相次いでいる。

 「再生可能エネルギーに史上最大の投資を行ってきた。新しい雇用やビジネスも生んでいる」。4月22日の米カリフォルニア州での演説でオバマ大統領はこう訴えた。昨年の再生可能エネルギー発電量は大統領就任前の1・6倍。12年までに2・4倍とする方針だ。

 08年の総発電電力量の2割を風力で賄ったデンマークは今年2月、50年に石油や石炭などの化石燃料から脱却する目標を掲げた。国連の気候変動に関する政府間パネルは今月9日の特別報告書で、50年の世界エネルギー消費の77%を再生可能エネルギーで供給できる可能性を指摘している。

 菅政権に必要なのは、同様の具体的な戦略を示すことだ。国の検討作業に参加する東京工業大学の柏木孝夫教授は原発の意義も踏まえ、30年時点に再生可能エネルギーを10%強とすることが「現実的だ」と指摘する。国がこうした戦略に沿って技術開発や普及を支援し投資を促せるかどうか。その結果次第で、再生可能エネルギーは日本経済の新たな成長産業となり得る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110515-00000108-san-pol
※図あり

■海外ニュース
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<輸送>
●ハイドロジェニックス社、フェリーの推進用に燃料電池を受注(2011年03月25日)

 ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は、ホーンブロワー・クルーズ&イベンツ社(Hornblower Cruises & Events)の子会社であるスタチュー・クルーズ社(Statue Cruises, LLC)から契約を受注した。ハイドロジェニックス社はこの契約によって、ニューヨーク市の自由の女神クルーズに就航しているハイブリッド・フェリーのために、合計連続出力33kWとなる燃料電池発電モジュール「ハイピーエム(HyPM HD 16)」2基を配送する。600人乗りの旅客船「ホーンブラワー・ハイブリッド(Hornblower Hybrid)」号は、増大するエネルギー需要のために、風力タービンや太陽光パネル、排ガス2次規制(tier 2)に適合したディーゼルエンジンと混在して配置される水素燃料電池で推進する。
http://www.hydrogenics.com/invest/News_Details.asp?RELEASEID=559973〔参考〕スタチュー・クルーズ社(Statue Cruises, LLC) アメリカの自由と希望のシンボルと言われる自由の女神とエリス島に行く唯一のクルーズ船「自由の女神クルーズ」を運行している。
ホーンブロワー・クルーズ&イベンツ社(Hornblower Cruises & Events) 「自由の女神・エリス島周遊フェリー」を運行している。マンハッタン最南端の公園バッテリーパークとリバティ島、エリス島を結ぶフェリーで、片道15分。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター【再掲】
●第11回経営者コース

 水素・燃料電池の基礎から定置用燃料電池分野への参入のために求められること、国内外のビジネス動向までを一流の講師陣が具体的、かつ丁寧に解説します。

 施設見学では、普及が進む家庭用燃料電池エネファーム、2015年の市場化を待つ燃料電池自動車、九州大学水素ステーションをご覧いただきます。
 交流会と併せて、情報収集・人脈形成にご活用ください!!
◇対象:水素関連分野への新規参入を目指す企業の経営幹部等
◇日程:6月2日(木)12:50〜17:10
◇会場:九州大学伊都キャンパス (福岡市西区元岡744番地)
◇定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇締切:5月20日(金)
◇受講料:3000円/人(交流会費2,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/11th_keieisha.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20110408095321
●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定
今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。従来の「経営者コース」「技術者育成コース」「高度人材育成コース」も新たなカリキュラムを加えて開催します!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

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