燃料電池ワールド Vol.916 (2011/05/12 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.916
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■2011年05月12日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年05月11日のWEB LINK NEWS
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2011/05/11 田中貴金属工業、バラードから表彰…4回連続(レスポンス)

 TANAKAホールディングスは10日、燃料電池用触媒で世界トップシェアを誇る、田中貴金属グループの田中貴金属工業が、燃料電池で世界最大手、カナダのバラード・パワー・システムズから「2010年最優良サプライヤー賞」を受賞したと発表した。

 今回の受賞により、田中貴金属工業は同賞を4回連続で受賞したことになり、世界で約100社あるバラード社のサプライヤーの中で唯一、2回以上の受賞実績をもつ。

 今回の受賞は、田中貴金属工業が、燃料電池用触媒の供給においてバラード社の求める「開発力」や「品質」「納期」「営業対応」の4項目で満点の評価を受け、燃料電池開発へ多大な貢献をもたらしたことが高く評価されたもの。

 受賞理由となった製品は、燃料電池自動車や家庭用のコージェネ電源(熱電併給)に使用される固体高分子形燃料電池(PEFC)の電極触媒だ。小型軽量で高出力を発揮でき、水素と酸素の化学反応を利用した地球に優しい、新しいエネルギーの利用技術として期待されている。

 田中貴金属工業では、PEFCのカソード(陰極)用に高活性な白金触媒を、アノード(陽極)用に耐一酸化炭素(CO)被毒特性に優れた触媒を開発している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110511-00000006-rps-bus_all

2011/05/11 1.6トンのモバイル機器? 日産「リーフ」はICTをどう活用しているのか(+D Mobile)
MCPC アワード 2011:

 MCPC アワード 2011で大賞を受賞した日産自動車の「リーフ」。ゼロエミッションを実現したEVとして注目されているが、EVならではのICT活用は新時代のカーテレマティクスにふさわしいものだった。

 日産は従来から「カーウイングス」というカーナビ向けの通信サービスのを提供してきたが、これは走行中の車に対するサービスだった。リーフのテレマティクスは「車が止まってる時間も常時接続することで、止まってる自動車にも価値を持たせたことに特徴がある」と、日産の二見徹氏は話す。
●EVの欠点を補うICT
●バッテリーのトレーサビリティにもICTを活用
●リーフを地域のスマート電源に

 東日本大震災では、広範囲に渡る停電が被災地の生活に大きな影響を与えた。また被災地以外でも、原子力発電所の事故や運転停止による電力不足が深刻になりつつある。

 そんななか注目を集めているのが、スマートエネルギーだ。これは、太陽光や風力、燃料電池などでの発電を地域ごとに行い、ニーズに合わせて配電するというもの。火力や電子力を使う大規模発電への依存を減らすと期待されているが、自然エネルギーを使うゆえの不安定さも残る。そこで日産では、リーフの走行用バッテリーを使ってスマートエネルギーの不安定さをカバーしようとしている。

 例えば、深夜や太陽光発電が余る時間にEVへ充電しておき、夕方など電力消費のピーク時に家庭用の電源をEVから取れば、電力のピークシフトが可能になる。大容量バッテリーは高価なため、停車時のリーフがこうしたバッテリーとして活用できれば無駄が少なくて済む。リーフには、タイマー充電・リモコン充電の機能がすでに搭載されており、スマートエネルギー対応の素地はすでにできているという。

 こうした取り組みは一軒の家に限らず、何台ものリーフが集まる事業所や地域ごとで大規模に利用することが可能だ。それにはEVのICTによる常時接続とクラウド対応が不可欠であり、二見氏は「低価格で攻める海外製EVには真似できない、日本ならではの付加価値になる」と今後の意気込みを語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110511-00000023-zdn_m-mobi
※写真あり

2011/05/11 静岡・浜岡原発:停止決定 省エネ新エネ、県が今月から推進会議 /岐阜(毎日新聞)
 ◇企業向け融資も検討

 県は10日、県内の省エネと新エネルギーシステムの導入を進めるため、今月中に「省エネ・新エネ推進会議」を設置すると発表した。メンバーは県、中部電力、岐阜大などの専門家ら十数人。今月中に第1回会議を開く。中部電力が浜岡原発の停止を決定したことを受け、これまで進めてきた「次世代エネルギービジョン」の前倒し実施を目指す。

 県内では、製造業のエネルギー消費が6割を占め、サービス業や一般家庭との省エネ対策も異なる。同会議は6〜7月、部門別のシンポジウムを開き、製造業向けでは、電力供給ピーク時や平日以外に生産するプログラムを説明するほか、高効率のポンプやファンなどの設備投資を推奨する。

 家庭用では、照明などのエネルギー消費の多い平野部でLEDの普及を目指すほか、太陽光発電や燃料電池を組み合わせた新しいエネルギーシステムの導入も中・長期的に進める。暖房による消費の多い中山間部では、窓の二重化などを推進する。

 県はこのような対策は、東海地方で大地震が起きた際にも対応できるとし、導入する企業向けの融資を検討。国にも支援を求める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110511-00000175-mailo-l21

■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●フュエル・セルズ2000、2つの新しい報告書を発表(2011年03月)

 アメリカの非営利団体「フュエル・セルズ2000(Fuel Cells 2000)」は2つの新しい報告者を発表した。

 一つは、「燃料電池産業における推定雇用者数の概要(A Compendium of Job Estimates in the Fuel Cell Industry)」で、団体が調べた最近の燃料電池企業(スタックおよびシステム開発者)の推定雇用者数に加えて、他の雇用推計や統計を使って予測した。それによると、2011年2月時点で燃料電池産業の総雇用者数は世界中で約4万人となっている。

 もう一つは、「2010年米国各州における燃料電池と水素に関係する活動の要約(2010 Policy Activity Wrap Up)」で、19の州が取り上げられている。
http://www.fuelcells.org/Fuel_Cell_Industry_Job_Estimates.pdf
http://www.fuelcells.org/2010StatesH2FCWrapUp.pdf

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター【再掲】
●第11回経営者コース

 水素・燃料電池の基礎から定置用燃料電池分野への参入のために求められること、国内外のビジネス動向までを一流の講師陣が具体的、かつ丁寧に解説します。

 施設見学では、普及が進む家庭用燃料電池エネファーム、2015年の市場化を待つ燃料電池自動車、九州大学水素ステーションをご覧いただきます。
 交流会と併せて、情報収集・人脈形成にご活用ください!!
◇対象:水素関連分野への新規参入を目指す企業の経営幹部等
◇日程:6月2日(木)12:50〜17:10
◇会場:九州大学伊都キャンパス (福岡市西区元岡744番地)
◇定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇締切:5月20日(金)
◇受講料:3000円/人(交流会費2,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/11th_keieisha.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20110408095321
●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定
今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。従来の「経営者コース」「技術者育成コース」「高度人材育成コース」も新たなカリキュラムを加えて開催します!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

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