燃料電池ワールド Vol.908 (2011/04/25 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.908
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■2011年04月25日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆有機ハイドライド利用システム研究会 講演会【再掲】
◇日時:5月11日(水)
◇場所:弘済会館4階 会場名「蘭東」(東京都千代田区麹町5-1)
     http://www.kousaikai.or.jp/hall/index.html

     JR「四谷駅」麹町出口、または地下鉄「四谷駅」共通1番出口から徒歩5分
◇参加費:会員、一般ともに無料
◇講演内容
14:00-15:00 柏木孝夫氏(東京工業大学ソリューション研究機構教授)
「復興に向けた、これからのエネルギー政策の展望」
15:00-15:50 市川 勝氏(東京農業大学総合研究所客員教授)

 「低炭素社会に向けた有機ハイドライド技術の実用化展開 これまでとこれから」
16:00-16:50 斉藤泰和氏(株式会社新エネルギー研究所取締役)
 「サハリン風力水素計画と搬入有機ハイドライドの利用」
16:50-17:30 笹津浩司氏(電源開発株式会社技術開発センター若松研究所長)
 「石炭ガス化水素ーEAGLEプロジェクトー」
◇申し込み:okuda@hrein.jp または、FAX 011・209・9778にて奥田まで。
◇主催:有機ハイドライド利用システム研究会

☆福岡水素エネルギー人材育成センター【再掲】
●第11回経営者コース

 水素・燃料電池の基礎から定置用燃料電池分野への参入のために求められること、国内外のビジネス動向までを一流の講師陣が具体的、かつ丁寧に解説します。

 施設見学では、普及が進む家庭用燃料電池エネファーム、2015年の市場化を待つ燃料電池自動車、九州大学水素ステーションをご覧いただきます。
 交流会と併せて、情報収集・人脈形成にご活用ください!!
◇対象:水素関連分野への新規参入を目指す企業の経営幹部等
◇日程:6月2日(木)12:50〜17:10
◇会場:九州大学伊都キャンパス (福岡市西区元岡744番地)
◇定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇締切:5月20日(金)
◇受講料:3000円/人(交流会費2,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/11th_keieisha.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20110408095321
●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定
今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。従来の「経営者コース」「技術者育成コース」「高度人材育成コース」も新たなカリキュラムを加えて開催します!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

■2011年04月22〜24日のWEB LINK NEWS
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2011/04/22 九大大学院 「水素抽出」日本初の講座 福岡(産経新聞)

 九州大学は21日、次世代エネルギーとして期待が高まる水素を、木材などバイオマス(生物由来の資源)から抽出する研究講座を大学院工学研究院に開設したと発表した。燃料電池などに水素エネルギーを活用する研究は進んでいるが、水素を取り出すことに特化した講座は国内外の研究機関でも初めてという。

 講座は東京ガス、西部ガスなど都市ガス事業者でつくる日本ガス協会から3年間で計9千万円の寄付を受けて開設。木材や畜産廃棄物、下水汚泥などバイオマスから水素を取り出す研究に加え、製造した水素を貯蔵・輸送する技術の開発も目指す。

 水素と酸素を利用した次世代の発電システムとして家庭用や自動車搭載用に実用化が進む燃料電池は現在、石油や天然ガスから水素を抽出するケースが多く、化石燃料に依存しているのが現状だ。

 水素エネルギーに詳しい九大大学院工学研究院の杉村丈一教授は「福岡県の前原市と北九州市には家庭用燃料電池を集中整備した水素タウンもある。水素製造という川上から、実際の利用までの川下まで一貫した研究・社会実験ができる」と福岡発の水素エネルギー研究に期待を寄せている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110422-00000024-san-l40

2011/04/22 TANAKA、最大10万円を補助 社員の省エネ製品購入を後押し(産経新聞)

 夏場の電力不足が懸念される中、貴金属大手のTANAKAホールディングスは22日、エコカーや太陽光発電装置など省エネルギー対応製品を購入した社員やパート従業員に、最大10万円の補助金を支給すると発表した。節電や環境保全の取り組みを社内だけでなく、家庭でも後押しすることが狙い。

 購入製品によって1000円から10万円を支給する。このうち最高額の10万円を補助するのは、ハイブリッド自動車と電気自動車、太陽光発電装置、自然冷房ヒートポンプ給湯機、家庭用燃料電池の5種類。

 対象者は国内のグループ社員とパート、アルバイトの従業員ら約3000人。4月1日から今年末までの間に、対象製品を購入した領収書のコピーと所定の申請書を提出すると、会社から後日、補助金が支給される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110422-00000568-san-bus_all

2011/04/23 道路・鉄道に堤防機能 復興まちづくり方針 宮城県(河北新報)

 宮城県は東日本大震災の復興まちづくりで、沿岸部の道路や鉄道を全て盛り土構造とし、堤防機能を持たせる方針を固めた。津波の再来を前提とした対策で住宅地は内陸側に移転する。堤防に囲まれた集落「輪中」に似た市街地を形成し、津波の防御効果を高める。

 「エコタウン」の形成も意識。家庭用蓄電池や燃料電池の普及を図り、環境配慮型のまちづくりを推進する。太陽光発電やバイオマスエネルギーを活用し、災害時の非常電源を確保する。

 村井嘉浩知事は23日、政府の復興構想会議に出席し、方針を説明する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110423-00000010-khk-l04

2011/04/22 将来も原子力は考えられない…豪首相が会見(読売新聞)

 来日中のオーストラリアのジュリア・ギラード首相(49)は22日、都内で記者会見し、「現在と同様、将来も原子力は考えられない」と話し、原発を持たないエネルギー政策を堅持する方針を示した。

 ギラード首相は、「太陽光や風力などの潤沢なエネルギー源がある」と明言し、「(太陽光など)代替エネルギーに基づく経済を推進したい」とした。また、福島第一原発事故の政府の対応について「震災、津波に加えての原発対応は重い負担だ」と、理解を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110422-00000876-yom-int

2011/04/24 <福島第1原発>米エネルギー業界大揺れ 原発建設懐疑的に(毎日新聞)

 【ワシントン斉藤信宏】米エネルギー業界が福島第1原発の事故で大きく揺れている。オバマ米大統領は「原発は風力や太陽光などと並ぶクリーンエネルギーの大きな柱になる」と改めて建設推進の姿勢を示したが、米国内では安全性への懸念から原発の建設・運営コストが増加するとの見方が台頭。ここ数年の技術革新で掘削が容易になった天然ガスの一種、シェールガスの存在もあり、原発建設を巡る情勢は様変わりしている。

 実際、進行していた原発建設計画のほとんどが福島第1原発の事故後に停止し、東芝も出資したテキサス州のサウステキサスプロジェクト発電所の計画は、予定していた東京電力の出資見送りで計画自体が頓挫。地元の電力会社との長期電力購入契約に向けた交渉もストップし、19日には事業主の米電力大手NRGエナジーが事実上の撤退方針を発表した。
 ◇日本の原発メーカーにも打撃必至

 福島第1原発事故は、日本の原発メーカーにも大きな影響を与えている。

 東芝は、09年度に約5700億円だった原子力事業を15年度までに1兆円とする目標を掲げていたが、佐々木則夫社長は「各国で安全規制が見直されつつあり、着工が遅れる可能性がある」として計画見直しを表明。日立製作所も30年までに38基の新規受注を目指すとしていたが、「明らかに遅れが出る。計画の見直しは当然」(中西宏明社長)。イスラエル、ベネズエラのような新設計画の断念が続けば、業績への打撃は必至の情勢だ。

 実際に変更を迫られた計画も既に出始めている。米テキサス州の計画が頓挫したことに加え、東芝が東京電力と組んで輸出を目指していたトルコでは東電が参加を断念。東芝は東電の代わりに別の電力会社と組んでの受注を目指さざるを得なくなっている。

 政府が推進してきた原発の海外輸出にも見直しの動きが出ている。新興国の旺盛な電力需要に加え、「温暖化対策の切り札」(経済産業省幹部)として売り込みを進めてきたが、福島の事故で売り文句だった「安全性」は吹き飛んだ。22日には玄葉光一郎国家戦略担当相が「一度立ち止まらなければいけない」との見解を示すなど、政府関係者から原子力政策見直しの発言が相次いでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110424-00000008-mai-bus_all

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●ウォータールー大学、水素エネルギー学生デザインコンテストでグランプリに(2011年02月16日)

 ウォータールー大学(University of Waterloo)は、米国エネルギー省主催の2011水素エネルギー学生デザインコンテスト(2011 Hydrogen Student Design Contest)でグランプリを獲得したと通告された。同大学の受賞は、このコンテストの6年間の歴史の中で5回目となる。インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)やカリフォルニア大学リバーサイド校(University of California Riverside)などコンテストの新顔は、選外佳作となった。この2011コンテストのために学生たちは、住宅用水素燃料システムについて、技術的設計や経済分析、ビジネス、マーケティング、公共教育計画等を含む企画設計を競った。
http://www.hydrogencontest.org/
(参考1)ウォータールー大学は、オンタリオ州ウォータールー市に本部を置くカナダの州立大学である。1957年に設置された。北米有数の理工系に強い研究型大学としてよく知られており、カナダ内ではMITとよく比較される。なお、数学学部は世界最大の教員数規模を誇っている。(wikiより)
(参考2)インペリアル・カレッジ・ロンドンは、イギリス, ロンドンに本部を置くイギリスの公立大学である。1907年に設置された。 元々はロンドン大学のカレッジの1つであったが、2007年7月にロンドン大学から独立した。正式名称はImperial College of Science, Technology and Medicineであるが、2002年よりImperial College Londonという略称を対外的に使用している。一般的には単にImperialとして知られており、今日においてオックスフォード大学・ケンブリッジ大学などと共に、英国を代表する大学である。(wikiより)
(参考3)九州大学の工学府水素エネルギーシステム専攻・機械科学専攻・経済学府産業マネジメント専攻の学生で作るチーム(代表:工学府水素エネルギーシステム専攻博士後期課程・木村誠一郎)は,この学生コンテストに参加し,「バイオマスを利用した水素製造供給システム」について提案を行いました.九州大学ビジネススクールの高田准教授,南雲客員准教授の指導を一部受けたものの,ほぼ学生のみで提案書を作成しました.その結果,世界各地からの54エントリーに対し,初挑戦でみごと6位に入賞しました.
http://www.mech.kyushu-u.ac.jp/j/topics/topics69.html

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