燃料電池ワールド Vol.907 (2011/04/22 09:00)

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□燃料電池ワールド Vol.907
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■2011年04月22日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

※新しいメールアドレス【再掲】
新しいアカウントを作りましたので、今後はこのアドレスをお使い下さるようお願い致します。お手数をおかけしますが、従来のpemdream@gmail.comは廃棄して下さい。
 新しいメールアドレス fc55gogo@gmail.com
■燃料電池関連イベント
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☆有機ハイドライド利用システム研究会 講演会
◇日時:5月11日(水)
◇場所:弘済会館4階 会場名「蘭東」(東京都千代田区麹町5-1)
     http://www.kousaikai.or.jp/hall/index.html

     JR「四谷駅」麹町出口、または地下鉄「四谷駅」共通1番出口から徒歩5分
◇参加費:会員、一般ともに無料
◇講演内容
14:00-15:00 柏木孝夫氏(東京工業大学ソリューション研究機構教授)
「復興に向けた、これからのエネルギー政策の展望」
15:00-15:50 市川 勝氏(東京農業大学総合研究所客員教授)

 「低炭素社会に向けた有機ハイドライド技術の実用化展開 これまでとこれから」
16:00-16:50 斉藤泰和氏(株式会社新エネルギー研究所取締役)
 「サハリン風力水素計画と搬入有機ハイドライドの利用」
16:50-17:30 笹津浩司氏(電源開発株式会社技術開発センター若松研究所長)
 「石炭ガス化水素-EAGLEプロジェクト-」
◇申し込み:okuda@hrein.jp または、FAX 011・209・9778にて奥田まで。
◇主催:有機ハイドライド利用システム研究会

☆福岡水素エネルギー人材育成センター
●第11回経営者コース

 水素・燃料電池の基礎から定置用燃料電池分野への参入のために求められること、国内外のビジネス動向までを一流の講師陣が具体的、かつ丁寧に解説します。

 施設見学では、普及が進む家庭用燃料電池エネファーム、2015年の市場化を待つ燃料電池自動車、九州大学水素ステーションをご覧いただきます。
 交流会と併せて、情報収集・人脈形成にご活用ください!!
◇対象:水素関連分野への新規参入を目指す企業の経営幹部等
◇日程:6月2日(木)12:50〜17:10
◇会場:九州大学伊都キャンパス (福岡市西区元岡744番地)
◇定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇締切:5月20日(金)
◇受講料:3000円/人(交流会費2,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/11th_keieisha.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20110408095321
●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定
今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。従来の「経営者コース」「技術者育成コース」「高度人材育成コース」も新たなカリキュラムを加えて開催します!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

■2011年04月21日のWEB LINK NEWS
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2011/04/21 ホンダ:ソーラー水素、実証実験へ 県庁敷地に拠点、国内初の次世代型 /埼玉(毎日新聞)

 ホンダは20日、燃料電池自動車に水素を供給する「ソーラー水素ステーション」を、今年度中に県庁の敷地内に設置し実証実験を始める計画を公表した。ステーションは太陽光発電を利用した次世代型で、このタイプの設置は国内初だという。

 燃料電池車は、ガソリンでなく水素が燃料だ。水素と酸素を化学反応させて電気を起こして走る。新ステーションは水を電気分解して、この車に供給する水素を作る。この際に、太陽光発電で作った電力を利用する。

 できた水素は、車の燃料タンクに入れるため、高圧をかけて体積を縮める。従来はこの時に、大きな音の出る「圧縮機」を使っていた。新ステーションは水素の製造と圧縮を一体化し、圧縮機を不要にした。このため小型で低騒音になる。

 実験期間は2年。実験に使う燃料電池車「FCXクラリティ」は県公用車としても利用する予定だ。この車は外部出力電源の機能を加えるなど改良し、1台で約2世帯分の使用電力(約10キロワット)を賄える。災害時には停電家庭などに電気を供給する「電源車」としても利用できるという。

 20日はホンダの山本芳春常務執行役員らが上田清司知事を訪ね「燃料電池車は、走りが静かで低速のパワーもある。将来の普及に向けて参考データを取りたい」と協力を要請。上田知事は「大いにアピールしたい」などと応じた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000088-mailo-l11

2011/04/21 海底油田、開発が進む4地域(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト)

 メキシコ湾の石油掘削基地ディープウォーター・ホライズンの爆発事故から4月20日で1年が経過した。原油流出を食い止めるための戦いと、陸地と海洋が受けたダメージについてさまざまな検証が続いている。しかし、石油産業を取り巻く状況は事故以前からなにも変わっていない。イギリスの大手石油会社BPがメキシコ湾で原油を掘り出そうと躍起になっていた1年前と同様に、世界中で海底油田開発が続く。

 現在、さまざまなエネルギーをバランス良く活用する「エネルギーミックス」の動きが世界的に活発化している。国際エネルギー機関(IEA)は、2035年までは石油が支配的な燃料の地位を維持すると予測しているが、古い油田の枯渇は避けられない。一方、世界の石油需要は今後25年間で18%増加し、1日あたり9900万バレルに達する見込みだ。

 海底油田は日増しに注目度が高まっているが、掘削・汲み上げに水圧がかかるため問題が多い。BP社のマコンド油井が制御困難な状態に陥ったのも水圧が原因だった。2010年夏に開催されたさまざまな分野の意見交換会「アスペン・アイデア・フェスティバル(Aspen Ideas Festival)」では、シェル石油グループ系列のシェル・アップストリーム・アメリカ(Shell Upstream Americas)で海底油田に関する業務を担当するジョー・ライムカーラー(Joe Leimkuhler)氏が、「アメリカ国内の平均的な油井の産出量は1日あたり10バレルほどだが、深海の油井は平均数千バレルにも達する」とプレゼンテーションしている。

 そして石油会社は北極圏にも目を付け始めた。世界の石油埋蔵量の13%が眠っていると期待されているが、地域特有の問題も抱えている。北極を含む海底油田の4候補地を紹介しよう。
◆ブラジル
◆西アフリカ
◆メキシコ湾
◆北極
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110421-00000002-natiogeo-int
※写真あり

2011/04/21 大阪市大が人工光合成でメタノール製造 32年までの実用化目指す(産経新聞)

 大阪市立大の神谷信夫教授らの研究グループは21日、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素を原料に、人工光合成でアルコール系燃料のメタノールを製造する構想を発表した。平成32年までの実用化を目指す。実現できれば世界初。石油などの輸入化石燃料や原子力発電に依存しない循環型の国産クリーンエネルギーが確保できることになり、注目を集めそうだ。

 この日、大阪市役所で会見した神谷教授と同大複合先端研究機構プロジェクトリーダーの橋本秀樹教授は、27年までに人工光合成装置を開発、32年までにメタノール燃料製造の実用化を目指すスケジュールを明らかにした。

 新たな研究施設の建設に約8億円が必要になる見込みで、経済産業省の補助事業を活用したい考え。すでに企業数社との交渉も始めているという。

 橋本教授は「排出された二酸化炭素から燃料が製造できるようになれば、究極の循環エネルギーになる。最終的には、原子力発電に代わるシステムを目指したい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000593-san-soci

■海外ニュース
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<その他>
●サフセル社、ノルディック・パワーシステムズ社にスタックを配送(2011年02月23日)

 サフセル社(SAFCell, Inc.)は、ノルディック・パワーシステムズ社(Nordic Power Systems:NPS)に1.4kW級固体酸型燃料電池(solid acid fuel cell:SAFC)スタックを配送した。この配送によってサフセル社は、ノルディック・パワーシステムズ社との18カ月間の開発契約で目標を上回って、技術的な成果を示すことになる。固体酸型燃料電池のスタックは、携帯用と定置用の両方の補助電源製品にノルディック・パワーシステムズ社が特許を持つ低温火炎ディーゼル改質器(cool flame diesel reformer)システムが統合される予定だ。
http://nordicpowersystems.com/news/

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