燃料電池ワールド Vol.899 (2011/04/12 09:18)

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□燃料電池ワールド Vol.899
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■2011年04月12日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年04月11日のWEB LINK NEWS
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2011/04/11 「先端技術館@TEPIA」がリニューアルオープン(Impress Watch)

 財団法人機械産業記念事業財団(TEPIA)が運営する「先端技術館@TEPIA」(住所:東京都港区北青山2-8-44)は4月8日からリニューアルオープンした。テーマは「もと輝く未来へ。世界をリードする日本の先端技術」。情報通信、健康・医療、環境・エネルギーなどの分野などの展示のほか、「宇宙も産業のフィールドだ!」と題して宇宙関連技術を紹介するテーマ展示を行なう。

 「TEPIA」では機械・情報産業を中心とするテクノロジーの展示を行なっている。科学館とは違って産業技術の視点で展示品が集められており、全部で112点。うち新展示は80点となる。2010年の来館者は4万人。入場は無料だ。
 メイン展示は以下の5つの領域、13の技術分野からなる。
くらしとコミュニケーション
「ディスプレイ」「ICT」「生活支援ロボット」
健康と医療
「ヘルスケアと福祉機器」「医療機器」
都市とモビリティ
「防災・セキュリティ」「モビリティ」
環境とエネルギー・資源
「エネルギーと環境」「リデュース・リユース・リサイクル」「都市環境」「燃料電池」「省エネルギー」
小さな世界と高機能素材
「高機能素材」

 「先端技術館@TEPIA」の入場料は無料である。このほか、ビデオライブラリーやイベントなどもある。近くまで行く機会と時間があったら、気軽に立ち寄ってみてはいかがだろうか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000028-impress-sci
※写真あり

2011/04/11 【カーマルチメディア・インサイダー】「MS提携、自前主義からの方針転換」…トヨタ友山茂樹常務(レスポンス)

 近年、注目されているCO2排出量の問題に加えて、新興国の需要拡大や産油国の政情不安によって原油価格は高止まり。さらにエネルギー全体で見れば、これまでCO2削減の切り札と見られていた原子力発電所が、東日本大震災による福島第1原発の事故により、その未来に巨大な疑問符がついてしまった。
 いま、そこにある「エネルギー問題」をどうするか。

 それは自動車ビジネスのみならず、社会全体にとっての緊急課題になっているのだ。

 そのような中で、トヨタ自動車が、世界有数のIT企業であるマイクロソフトと提携した。その狙いは「低炭素・省エネ社会の早期実現」を目指すというもの。ITとテレマティクスの力をフル活用し、車だけでなく、社会全体にイノベーションを起こそうというものだ。

 トヨタ自動車にとって、今回のマイクロソフトとの提携はどのような意味を持つのか。常務役員の友山茂樹氏に聞いていく。
◆トヨタのEV・PHVとクラウド戦略

 ----:CO2削減への社会的ニーズや昨今の原油高により、自動車メーカーの次世代戦略にとって「エコカー」は欠かせないものになっています。トヨタ自動車は1997年に初代プリウスを作り、その後もこの分野を牽引してきたわけですけれども、まずは基本となる環境車戦略はどのようなものかお聞かせください。

 友山茂樹常務役員(以下友山):次世代環境車戦略についてトヨタでは、車両サイズと移動距離で区分けして、適切なパワーユニットを選択していくという考え方を持っています。具体的には、小型で近距離利用が中心ならば「EV(電気自動車)」、ミドルサイズで中長距離まで走れる主流の車は「PHV(プラグイン・ハイブリッドカー)」か「HV(ハイブリッドカー)」でカバーする。そして、トラックやバスなど長距離で決められたルートを走る車は「FCHV(燃料電池ハイブリッドカー)」となる。こうした中長期的な戦略に基づき、2012年に、「PHV」と「EV」を発売します。

 ----:これまでのプリウスは内燃機関とバッテリーを組み合わせた「HV」でした。ここに外部電力を走行に用いる「PHV」と「EV」が加わるわけですね。

 友山:EVやPHVを本格販売していくとなると、「電力」という視点で車のエネルギーについて考える必要がでてきます。例えば、我々の試算では(EVよりも蓄電容量が少ない)PHVでも、現在の平均的な家庭の消費電力の33%を占めることになります。すなわち、この(33%)分が現在の消費電力に上乗せされるわけです。単純にPHVを家庭に普及させますと、消費電力のピークを押し上げてしまう恐れがあるのです。特に東日本大震災以降は、東京電力・東北電力の管内で電力の逼迫が起きている。ですから、PHVやEVを普及させるにあたっては、ピークタイムを最適な形でシフトできるかどうかが課題になります。
◆マイクロソフトを選んだ狙いとメリット
◆「H2V」システムを4万円で提供してゆく
◆H2Vが集まれば地域電力平準化もできる
◆EV・PHV時代はスマートフォンで
◆北米IT企業との連動で標準化を進める
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000034-rps-bus_all
※写真あり

■海外ニュース
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<定置用電源>
●UTCパワー社の燃料電池が2つの記録を達成 (2011年02月10、14日)

 ストップ&ショップ・スーパーマーケット社(Stop & Shop Supermarket)の店舗に備えつけたUTCパワー社(UTC Power)の燃料電池が、昨年6月に導入されてから170万kW以上の電気を生産した。この店舗はコネチカット州トリントンにあるストップ&ショップ社の第2店舗で、供給電力は店の総需要電力の95%にあたる。

 UTC社のもう一つのニュースは、同社の「ピュアセル(PureCell〓)」モデル400が、実運転で10万時間に達するという大きな節目に到達したことである。これは、年間3000軒以上の家庭の電力を十分にまかなえる量である。
http://www.utcpower.com/fs/com/bin/fs_com_Page/0,11491,0368,00.html
http://www.utcpower.com/fs/com/bin/fs_com_Page/0,11491,0369,00.html〔参考〕ストップ&ショップ社が設置した燃料電池は、コネチカット・クリーンエネルギー基金のオンサイト型再生可能定置用発電機プログラムから資金を得ている。

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