燃料電池ワールド Vol.880 (2011/03/15 11:01)

水素チャンネル Home

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□燃料電池ワールド Vol.880
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■2011年03月15日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年03月14日のWEB LINK NEWS
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特にありません。

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●ハイドロジェニックス社、トルコに水素ステーションを設置(2011年01月13日)

 ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は、トルコ北西部、イスタンブールにある歴史的なボスフォラス海峡の入り江の金角湾(Golden Horn)に、電気分解によって水素を全て製造する水素燃料ステーションを設置する予定である。このステーションは1日あたり65kgの水素を製造でき、陸上と海上の輸送機器の両方で使われる。

 この事業は、国連工業開発機関(United Nations Industrial Development Organization:UNIDO)によるプロジェクトの一つである水素エネルギー技術国際センター(International Centre for Hydrogen Energy Technologies:ICHET)によって進められている。
http://www.hydrogenics.com/invest/news_Details.asp?RELEASEID=543663〔参考〕水素エネルギー技術国際センターは、開発途上国や市場経済移行国の経済力の強化と持続的な繁栄のための工業基盤の整備を支援する国連工業開発機関とトルコ政府との信託基金協定によって、2003年にイスタンブールで設立された。同センターは、水素エネルギー技術の発展途上国での広範な使用を促進するために水素エネルギー技術の実証試験の開始及び支援を行っている。2009、10年時点でのセンターの活動がこのURLで紹介されている。
http://r-expo.jp/exhiSearch/press_release.php?file=jp_lraE7FjZTmSHx9v8tz21

 それによると、この記事で扱われた水素ステーションは2009年に着工され、以下の3つの主要交通プロジェクトに対する水素供給を行う予定。
1)水素内燃エンジンバス。イスタンブール市により2010年末までに、ゴールデンホール湾を横切る10kmのルートで運行される。
2)小規模旅客輸送用の燃料電池船。2009年にトルコの大学を対象に設計コンテストを実施。2010年3月までのプロジェクト完了を目指して専門技術と支援が与えられている。
3)水素燃料電池旅客船。イスタンブール市との共同建設で2010年末までの竣工を目指している。同市が運行する乗客定員50名の観光船で、12kWの燃料電池スタック4基を動力源として搭載する。

 この文中には、水素エネルギー技術国際センターの使命として、「発展途上国が水素エネルギー関連設備生産において独自の道を行くことを可能にすること」とも書かれており、水素ステーション以外のさまざまな活動についても紹介されている。

 もっとも2009年時点の文書なので、現在の状況については分からないが、トルコってなんとなく魅力的!

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆大阪科学技術センター 燃料電池部会・FCH基盤技術懇談会【再掲】第200回記念講演会「ここから始まるスマート技術と分散電源」
http://www.ostec-tec.info/08/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=24
◇開催日:3月17日(木)
◇時 間:13:00?17:30(講演会)、17:30?(交流会)
◇場 所:大阪科学技術センタービル 大ホール
◇講演会参加費:

 協賛団体会員は(大学・公的研究機関)5000円、(企業)1万円、それ以外の一般参加の方は1万5000円 (燃料電池部会・FCH基盤技術懇談会会員は無料)
◇交流会参加費:5000円(燃料電池部会・FCH基盤技術懇談会会員は無料)
◇定 員:200名
◇プログラム:
【講演会】進行:稲葉稔氏(同志社大学教授、燃料電池部会・FCH基盤技術懇談会代表)1、講演「(国内外のスマートコミュニティの話)」

 諸住 哲氏((独)新エネルギー・産業技術総合開発機構スマートコミュニティ部主任研究員)(予定)
2、講演「(スマートグリッド海外の状況を中心に)」

 山内 朗氏(野村総合研究所事業戦略コンサルティング1部上級コンサルタント)3、講演「燃料電池・太陽電池・蓄電池を活用したスマートエネルギーハウスの開発について」

 団栗知男氏(大阪ガス(株)エンジニアリング部スマートエネルギーハウス推進室室長)4、講演「家庭用エネルギーマネージメントシステムについて」

 品川幹夫氏(パナソニック電工(株)先行技術開発研究所サスティナブルエネルギー研究室室長)
5、総合討議「スマートグリッド時代に求められる燃料電池とは」
【交流会】17:30(講演会終了後)? B102号室
◇申し込み:
http://www.ostec-tec.info/08/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=24
◇主 催:大阪科学技術センター 燃料電池部会・FCH基盤技術懇談会
◇協 賛:(社)化学工学会関西支部、(社)化学工学会エネルギー部会、(社)近畿化学協会、(社)電気化学会関西支部、(社)電気化学会電池技術委員会、(社)日本電機工業会、燃料電池開発情報センター、燃料電池実用化推進協議会

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