燃料電池ワールド Vol.879 (2011/03/14 09:09)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.879
■□□□□□□□□□
■2011年03月14日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年03月10日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2011/03/011 吉野材の家「お得で、強い」 あすから大和郡山で発表会 奈良(産経新聞)

 高級住宅材のイメージが強い吉野材を使ったローコスト住宅の設計プランを、吉野町の製材メーカーと近畿の設計者らによる「ひとときネット」がつくり、和歌山県でモデル住宅を完成させた。1、2階の床面積が同じ「キューブ型」(箱型)の場合、1300万円(延べ約80平方メートル)で建てられることが実証され、不振を極める吉野林業の活性化につなげていくという。

 発表会では太陽光発電や家庭用燃料電池を組み合わせ、環境負荷をなくすシステム(368万円)との組み合わせなども提案する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110311-00000027-san-l29

2011/03/12 原子炉建屋内で水素爆発、炉心溶融も可能性(読売新聞)

 東京電力福島第一原子力発電所1号機で12日、原子炉建屋が吹き飛んだ。

 建屋の内側に水素が充満し空気中の酸素と結びつく「水素爆発」が、直接の原因だった。原子炉内の核燃料が溶け出す「炉心溶融」も起きた可能性が指摘されている。どのようにしてこれほど深刻な事態に至ったのか。

 原子力発電所は、万が一の事故の際にも燃料などの放射性物質を外にまき散らさないよう、何重にも防護してある。燃料が壊れても炉心を覆う圧力容器で守り、それが壊れても格納容器で守る。それが建屋に収まる。その建屋が、骨組みだけ残して無残に吹き飛んだ。

 枝野官房長官は12日、建屋の内側で「水素爆発」が起きたと説明した。水素と酸素は、爆発的に結びつく性質がある。水素を満たした試験管の口にマッチを近づけると、ポンと音をたてて瞬間的に空気中の酸素と結びつく。米スペースシャトルも、水素と酸素を化合させたときの爆発的エネルギーで宇宙を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110312-00000628-yom-sci

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<ポータブル/バックアップ電源>
●エーカル社、燃料電池システムの設置準備完了(2011年01月27日)

 エーカル・エナジー社(ACAL Energy)と開発パートナーたちは、ソルベイ・インターロック社(Solvay Interox Ltd)のウォリントン工場で燃料電池を設置する準備を進めている。この設置は、エーカル社の特許技術である非白金触媒技術「フローキャス(FlowCath〓)」を使った燃料電池システムを初めて実地に適応するためのもの。現地試験システムは2011年夏の間に設置する予定であり、危機に陥った環境復旧プラントのために補助電力を提供する。
http://www.acalenergy.co.uk/news/17/
〔参考〕エーカル社の非白金触媒技術「フローキャス」について同社のサイトでは、次のように説明している。
「固体高分子型燃料電池の性能を高める技術であり、ディーゼルやガソリン発電機などの従来型の発電機並みのエネルギーを燃料電池から得ることができる。プラチナ(白金)容量を再校80%まで削減でき、さらに燃料電池システムの構造自体を単純化できる。

 液体循環型触媒「フローキャス」による燃料電池システムは、燃料電池のコストを抑えるだけでなく、燃料電池システム自体の耐久性と構造安定性(ロバスト性)を飛躍的に向上させることができる」

 この記事は、こうした特長を持つ「フローキャス」技術を応用した燃料電池システムを、これまでの研究所ベースの評価から実地に適応させる段階に一歩進めようとしていると指摘している。
 なお、日本では住友商事が同社と協力関係を築いている。
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/2010/20100219_110021.html

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆大阪科学技術センター 燃料電池部会・FCH基盤技術懇談会【再掲】第200回記念講演会「ここから始まるスマート技術と分散電源」
http://www.ostec-tec.info/08/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=24
◇開催日:3月17日(木)
◇時 間:13:00?17:30(講演会)、17:30?(交流会)
◇場 所:大阪科学技術センタービル 大ホール
◇講演会参加費:

 協賛団体会員は(大学・公的研究機関)5000円、(企業)1万円、それ以外の一般参加の方は1万5000円 (燃料電池部会・FCH基盤技術懇談会会員は無料)
◇交流会参加費:5000円(燃料電池部会・FCH基盤技術懇談会会員は無料)
◇定 員:200名
◇プログラム:
【講演会】進行:稲葉稔氏(同志社大学教授、燃料電池部会・FCH基盤技術懇談会代表)1、講演「(国内外のスマートコミュニティの話)」

 諸住 哲氏((独)新エネルギー・産業技術総合開発機構スマートコミュニティ部主任研究員)(予定)
2、講演「(スマートグリッド海外の状況を中心に)」

 山内 朗氏(野村総合研究所事業戦略コンサルティング1部上級コンサルタント)3、講演「燃料電池・太陽電池・蓄電池を活用したスマートエネルギーハウスの開発について」

 団栗知男氏(大阪ガス(株)エンジニアリング部スマートエネルギーハウス推進室室長)4、講演「家庭用エネルギーマネージメントシステムについて」

 品川幹夫氏(パナソニック電工(株)先行技術開発研究所サスティナブルエネルギー研究室室長)
5、総合討議「スマートグリッド時代に求められる燃料電池とは」
【交流会】17:30(講演会終了後)? B102号室
◇申し込み:
http://www.ostec-tec.info/08/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=24
◇主 催:大阪科学技術センター 燃料電池部会・FCH基盤技術懇談会
◇協 賛:(社)化学工学会関西支部、(社)化学工学会エネルギー部会、(社)近畿化学協会、(社)電気化学会関西支部、(社)電気化学会電池技術委員会、(社)日本電機工業会、燃料電池開発情報センター、燃料電池実用化推進協議会

────────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM-DREAM
 □連絡先:pemdream@gmail.com

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。PEM-DREAMでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.kaijo.com/  
 melma! http://melma.com/contents/taikai/
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1