燃料電池ワールド Vol.841 (2011/01/17 10:01)

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□燃料電池ワールド Vol.841
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■2011年01月17日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■情報提供
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☆『現代化学』2011年2月号(1月17日発売,800円)【再掲】「次世代リチウムイオン電池の最前線〜新型リチウム―空気電池の開発〜」記事執筆:産業総合技術研究所 周 豪慎博士
【記事の要点】

 長距離運転が可能な電気自動車に搭載するには、現行のリチウムイオン電池では容量が不十分です。そこで、理論的に大容量が可能な「リチウム―空気電池」が次世代電池の有力候補として注目されています。

 周博士らは、リチウムイオン電池と燃料電池のよいところを組み合わせ,正極区域を燃料電池型とした「燃料電池型リチウム―空気電池」を提案・開発しています。

 リチウムのリサイクル利用も念頭に置いたユニット構成についても触れています。
○提供元 月刊誌『現代化学』編集室 TEL:03-3946-5311
○直接予約購読のお申込みはこちら↓
http://www.tkd-pbl.com/news/nc243.html

■2011年01月14〜16日のWEB LINK NEWS
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2011/01/14 岩谷産業が続伸、燃料電池車向け水素供給スタンド整備で恩恵享受期待(サーチナ)

 岩谷産業が続伸。東証1部の上昇率上位に浮上している。13日に自動車・エネルギー大手13社が燃料電池車に水素を供給するスタンドを2015年までに100カ所程度整備するとの目標を発表したことから、恩恵を享受する銘柄として見直し買いが流入している。岩谷産業では燃料用水素を手掛けているほか、高速充填(じゅうてん)装置の実用化も推進中。

 同スタンドの整備が進めば、燃料用水素や高速充填機の需要が拡大し、中長期的に同社の収益拡大余地が広がるとの見方が強まった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110114-00000061-scn-biz

2011/01/14 GMジャパン、燃料電池車を愛知県で展示 1月15日から(レスポンス)

 ゼネラルモーターズ・ジャパン(GMジャパン)は、究極の環境自動車である燃料電池自動車を啓発する一環として、燃料電池自動車『ハイドロジェン3』を1月15日から2013年3月31日までの期間限定で、愛知県に貸し出し、「あいち臨空新エネルギー実証研究エリア」に展示すると発表した。

 先進国の自動車メーカーは、2015年に向けて、燃料電池自動車の実用化を目指しており、米国や欧州、アジアなど各国で現在実証実験を進めている。GMジャパンでは、燃料電池自動車の普及には、喚起・啓発活動が重要と判断、今回のプロジェクトに結び付いた。

 GMの燃料電池自動車ハイドロジェン3は2013年3月31日まで、愛知県にあるあいち臨空新エネルギー実証研究エリア 新エネ体験館に展示される。展示スペースには、燃料電池自動車の説明用パネルも併設し、来場者に燃料電池自動車への理解と関心の高めてもらう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110114-00000030-rps-bus_all
※写真あり

2011/01/16 究極のエコカー 普及のカギ握る水素スタンド(産経新聞)

 水素を使った燃料電池自動車の実証事業が首都圏で本格化してきた。水素ステーションを空港などに設置し、主に都心と結ぶ高速道路で路線バスやハイヤーを運行する「水素ハイウェイプロジェクト」が相次いで実施される。エネルギー会社などが参画する「水素供給・利用技術研究組合」が経済産業省の委託を受けて行っている事業で、燃料電池車の普及に欠かせないインフラ整備の課題を探るのが目的だ。2015年の事業化を目指している。

 東京ガスは昨年12月、羽田空港近くの東京都大田区に持っている自動車向けの天然ガススタンド「京島エコ・ステーション」に「羽田水素ステーション」を併設した。同ステーションを利用するのは羽田空港と新宿区、中央区を結ぶ路線バス。トヨタ自動車と日野自動車が共同開発した燃料電池ハイブリッドバスを使用し、毎日1往復する。

 同ステーションには、配管を通じて水素の原料となる都市ガスを供給する。水素製造時には二酸化炭素(CO2)が発生するが、分離・回収して液化、工業用原料として利用する計画だ。このため同ステーションは水素製造装置、水素圧縮機、CO2分離回収装置なども備えた。

 事業化にはできるだけ無駄を出さないことも重要。既存の天然ガススタンドと併設したのもそのためで、東ガスは「人員共通化による人件費削減、メンテナンス費用など維持管理コストの削減が期待できる」としている。同社はすでに東京都荒川区に水素ステーションを持っており、燃料電池車を運用。システム構築のノウハウを積んできているが、公共交通機関に応用するのは初めてだ。

 一方、成田国際空港と都心を結ぶのはハイヤーだ。導入台数などは未定だが、ハイヤー・タクシー会社と連携して行う。空港で旅客を迎え、都心を営業エリアとする。

 水素供給を担うのはJX日鉱日石エネルギーと出光興産。JXは「東京・杉並水素ステーション」を開設し、近く運用を始める。出光は2月中にも成田空港近くに「成田水素ステーション」を設置する。JX、出光の両社は、製油所などで製造した高圧水素ガスをカードルと呼ばれる容器に詰めて同ステーションまでトラック輸送する。

 同研究組合では「11年度以降も継続し、事業化のためのデータを収集したい」としている。経産省は11年度も水素供給インフラの事業委託を予定しており、研究組合の参加企業などは受託できるよう応募していく考えだ。

 一方、同研究組合は北九州市でパイプラインを通じて街に水素を供給する事業を1月15日に始める。マンションなど集合住宅や店舗、公共施設に設置した燃料電池用に水素を供給。電動アシスト自転車などへの充填(じゆうてん)も計画している。

 福岡県が進める「福岡水素戦略」の事業と連携する。同事業は新日鉄八幡製鉄所で発生する副生水素を使っており、そのパイプラインを分岐して有効活用する。

 水素利用のインフラが面的な広がりをみせており、実用化も近づいている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110116-00000504-san-soci
※写真あり

■海外ニュース
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<その他>
●UPSシステムズ社、「レモ・ライブ」の販売を開始し、「イーフォイプロ」2200XTの提供も始める (2010年11月)

 イギリスのUPSシステムズ社(UPS Systems)は、発電機と無停電電源装置(UPS)、燃料電池を含む一つのシステムを保護するための遠隔操作によるモニタリング装置「レモ・ライブ(REMO Live)」の販売を始めた。「レモ・ライブ(REMO Live)」は代替電源システム「レモ(REMO)」の新製品である。UPSシステムズ社はまた、同社の製品ポートフォリオにSFCエナジー社の最新のダイレクトメタノール型燃料電池「イーフォイ・プロ(EFOY Pro)」2200XTを加えた。
http://www.upssystems.co.uk/index.php

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第5回イワタニ水素エネルギーフォーラム【再掲】
http://www.iwatani.co.jp/jpn/information/detail.php?idx=1141
●大阪会場
◇日 時:2011年1月25日(火)13:00?17:00
◇場 所:ホテル阪急インターナショナル(大阪市北区茶屋町)
◇参加費:無料
◇定員:300名(定員になり次第締切)
【講演概要】
「水素エネルギー社会実現に向けた各地域の取り組み」
来賓挨拶「水素エネルギーが切り拓く未来」
 安藤晴彦氏(内閣参事官、知的財産戦略推進事務局)
基調講演「福岡水素戦略?Hy-Lifeプロジェクト?」
 麻生渡氏(福岡県知事)
特別講演「水素エネルギー社会の実現に向けた大阪地区の取組みについて」
 北野義幸氏(大阪FCV推進会議会長、大阪府商工労働部理事)
特別講演 「高圧水素充填インフラと充填基準の国際標準化への挑戦」

 門出政則氏(佐賀大学大学院教授、海洋エネルギー研究センター長)特別講演「トヨタの燃料電池自動車の開発と挑戦」

 河合大洋氏(トヨタ自動車株式会社第2技術開発本部FC開発部部長)
◇申し込み https://ssl.iwatani.co.jp/h2_forum/form/form.php?r=osaka
●東京会場
◇日 時:2011年2月24日(木)13:00?17:00
◇場 所:東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内)
◇参加費:無料
◇定員:400名(定員になり次第締切)
【講演概要】
「2015年水素ステーションと燃料電池自動車の普及に向けて」
来賓挨拶

 飯田健太氏(経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギー対策課燃料電池推進室長)
特別講演「トヨタの燃料電池自動車の開発と挑戦」

 河合大洋氏(トヨタ自動車株式会社第2技術開発本部FC開発部部長)特別講演 「ホンダの燃料電池電気自動車開発と水素社会に向けた取組み」

 守谷隆史氏(株式会社ホンダ技術研究所四輪R&Dセンター執行役員、第1技術開発室室長)
特別講演 「市場化を目指した燃料電池自動車の開発 コストと耐久性への挑戦」

 飯山明裕氏(日産自動車株式会社総合研究所EVシステム研究所所長)特別講演 「水素供給インフラの構築に向けて」

 吉田正寛氏(水素供給・利用技術研究組合理事長、JX日鉱日石エネルギー株式会社執行役員)
◇申し込み https://ssl.iwatani.co.jp/h2_forum/form/form.php?r=tokyo

○お問い合わせ イワタニ水素エネルギーフォーラム事務局(受付時間 平日9:00〜
17:30) TEL:03-5405-7030 FAX:03-5405-7022 http://www.iwatani.co.jp/jpn/
○主催 岩谷産業株式会社
○後援 おおさかFCV推進会議、財団法人大阪科学技術センター、社団法人関西経済連合会、水素エネルギー協会、水素供給・利用技術研究組合、財団法人地球環境産業技術研究機構、社団法人日本化学会、燃料電池実用化推進協議会、福岡水素エネルギー戦略会議、NPO法人PEM-DREAM

☆『水素先端世界フォーラム2011』開催!
http://www.congre.co.jp/hydrogen2011/)

 2011年2月2日(水)?3日(木)、「水素先端世界フォーラム2011」を開催します。5回目を迎える今回は、2015年の燃料電池自動車市場化を目指した取り組みについて日米欧の自動車、インフラ企業から、最新の動向を発表するほか、ノルウェー、フィンランド、オーストラリアといった世界各国から講演者を招へいします。

 水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。フォーラムへの参加は無料です。みなさまの参加をお待ちしています。【プログラム概要】
◆2月2日(水)/グランドハイアット福岡(福岡市博多区)
※同時通訳あり、入場無料(レセプションは別途)
○9:30?12:00 セッション1『2015年 燃料電池自動車の市場化に向けて』
・飯山 明裕氏(日産自動車(株)総合研究所EVシステム研究所所長)
・George P. Hansen氏(ゼネラルモーターズ燃料電池事業本部)
・Andreas Opfermann氏(リンデガス&エンジニアリング)
○13:15?17:00 セッション2『水素エネルギー社会の実現に向けた各国の戦略』
・Antonio Ruiz氏(米国エネルギー省)
・HYDROGENIUS及び世界各国からの招へい研究者
○17:30?19:00 レセプション(参加費 5000円)
◆2月3日(木)/九州大学伊都キャンパス(福岡市西区)
※同時通訳なし、参加無料
○世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究チーム等の研究者による研究発表
○ポスターセッション 
○HYDROGENIUS、HyTReC、水素ステーションの施設見学。
◆主催 (独)産業技術総合研究所水素材料先端科学研究センター、福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、九州大学
◆後援 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構、水素エネルギー協会、燃料電池開発情報センター、燃料電池実用化推進協議会、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター
◆申込み締切 平成22年1月24日(月)
◆詳細・お申込み
ホームページオンラインフォームにてお申し込みください。
URL:http://www.congre.co.jp/hydrogen2011/
<フォーラム運営事務局/(株)コングレ九州支社内>

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 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM-DREAM
 □連絡先:pemdream@gmail.com

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