燃料電池ワールド Vol.842 (2011/01/18 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.842
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■2011年01月18日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■情報提供
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☆『現代化学』2011年2月号(1月17日発売,800円)【再掲】「次世代リチウムイオン電池の最前線〜新型リチウム―空気電池の開発〜」記事執筆:産業総合技術研究所 周 豪慎博士
【記事の要点】

 長距離運転が可能な電気自動車に搭載するには、現行のリチウムイオン電池では容量が不十分です。そこで、理論的に大容量が可能な「リチウム―空気電池」が次世代電池の有力候補として注目されています。

 周博士らは、リチウムイオン電池と燃料電池のよいところを組み合わせ,正極区域を燃料電池型とした「燃料電池型リチウム―空気電池」を提案・開発しています。

 リチウムのリサイクル利用も念頭に置いたユニット構成についても触れています。
○提供元 月刊誌『現代化学』編集室 TEL:03-3946-5311
○直接予約購読のお申込みはこちら↓
http://www.tkd-pbl.com/news/nc243.html

■2011年01月17日のWEB LINK NEWS
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2011/01/17 日本の3大メーカーが燃料電池自動車で協力「日本が本腰」―韓国(サーチナ)

 トヨタ、ホンダ、日産の自動車メーカーと、天然ガスの販売代理店の10社が13日、燃料電池自動車の国内市場への導入と水素供給インフラ整備に関する共同声明を発表した。水素燃料電池車(FCV)の普及と拡大に積極的に乗り出すのが狙い。海外でも、英フィナンシャル・タイムズ紙をはじめとして、韓国メディアもこれに注目している。

 韓国のメディアは、日本のビッグ3である自動車メーカーらが次世代の燃料電池車の市場を活性化するために、積極的な協力に乗り出したと報じている。

 これにより、日産のリーフやGMのシボレー・ボルトのような電気自動車に押され気味であった日本の水素燃料電池技術の発展に、大きな進展がなされるものとの見方を示している。

 FCVは有害な排出ガスがなく、走行時間も長い点が長所ではあるが、製造コストが高く、水素流通インフラを構築する費用など多くの問題があり、商業化が難しかった。また今回、水素充填(じゅうてん)所の設立も計画されているが、具体的な予算を公開しておらず、相当の費用が掛かるだろうと指摘している。

 ハイブリッド車や電気自動車分野の業界をリードするトヨタは、2015年までに燃料電池車を市場に出すという野心に満ちた計画を持っていると明らかにしたと伝えている。

 また、ホンダは2008年度に水素を動力とする200台以上のFCXクラリティを米国と日本、またヨーロッパでリース方式で発売しているものの、世界的な金融危機の影響で、市場に定着させることはできなかったと紹介した韓国のメディアもみられた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110117-00000041-scn-kr

■海外ニュース
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<輸送>
●プラグパワー社、サマーセット社を「ゲンドライブ」のリース提供者に選ぶ(2010年11月09日)

 プラグパワー社(Plug Power Inc.)は、サマーセット・キャピタル・グループ社(Somerset Capital Group, Ltd.)とともに戦略的協定を進展させた。それは、サマーセット社がプラグパワー社の燃料電池「ゲンドライブ(GenDrive)」を世界中の顧客にリースで提供する役を務めていくという内容である。プラグパワー社とサマーセット社はつい最近、BMWのサウスカロライナ工場に水素燃料電池駆動のフォークリフトを導入することで協働したことがある。
http://www.plugpower.com/News/PressReleases/10-11-09/PLUG_POWER_ANNOUNCES_STRATEGIC_ARRANGEMENT_WITH_SOMERSET_CAPITAL_GROUP.aspx【燃料電池ワールドの関連記事】
Vol.813 2010/11/29発行「BMW、塩化ナトリウムプラントの水素を使う目的で86台の燃料電池フォークリフトを購入(2010年10月12日)」

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第5回イワタニ水素エネルギーフォーラム【再掲】
http://www.iwatani.co.jp/jpn/information/detail.php?idx=1141
●大阪会場
◇日 時:2011年1月25日(火)13:00?17:00
◇場 所:ホテル阪急インターナショナル(大阪市北区茶屋町)
◇参加費:無料
◇定員:300名(定員になり次第締切)
【講演概要】
「水素エネルギー社会実現に向けた各地域の取り組み」
来賓挨拶「水素エネルギーが切り拓く未来」
 安藤晴彦氏(内閣参事官、知的財産戦略推進事務局)
基調講演「福岡水素戦略?Hy-Lifeプロジェクト?」
 麻生渡氏(福岡県知事)
特別講演「水素エネルギー社会の実現に向けた大阪地区の取組みについて」
 北野義幸氏(大阪FCV推進会議会長、大阪府商工労働部理事)
特別講演 「高圧水素充填インフラと充填基準の国際標準化への挑戦」

 門出政則氏(佐賀大学大学院教授、海洋エネルギー研究センター長)特別講演「トヨタの燃料電池自動車の開発と挑戦」

 河合大洋氏(トヨタ自動車株式会社第2技術開発本部FC開発部部長)
◇申し込み https://ssl.iwatani.co.jp/h2_forum/form/form.php?r=osaka
●東京会場
◇日 時:2011年2月24日(木)13:00?17:00
◇場 所:東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内)
◇参加費:無料
◇定員:400名(定員になり次第締切)
【講演概要】
「2015年水素ステーションと燃料電池自動車の普及に向けて」
来賓挨拶

 飯田健太氏(経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギー対策課燃料電池推進室長)
特別講演「トヨタの燃料電池自動車の開発と挑戦」

 河合大洋氏(トヨタ自動車株式会社第2技術開発本部FC開発部部長)特別講演 「ホンダの燃料電池電気自動車開発と水素社会に向けた取組み」

 守谷隆史氏(株式会社ホンダ技術研究所四輪R&Dセンター執行役員、第1技術開発室室長)
特別講演 「市場化を目指した燃料電池自動車の開発 コストと耐久性への挑戦」

 飯山明裕氏(日産自動車株式会社総合研究所EVシステム研究所所長)特別講演 「水素供給インフラの構築に向けて」

 吉田正寛氏(水素供給・利用技術研究組合理事長、JX日鉱日石エネルギー株式会社執行役員)
◇申し込み https://ssl.iwatani.co.jp/h2_forum/form/form.php?r=tokyo

○お問い合わせ イワタニ水素エネルギーフォーラム事務局(受付時間 平日9:00〜
17:30) TEL:03-5405-7030 FAX:03-5405-7022 http://www.iwatani.co.jp/jpn/
○主催 岩谷産業株式会社
○後援 おおさかFCV推進会議、財団法人大阪科学技術センター、社団法人関西経済連合会、水素エネルギー協会、水素供給・利用技術研究組合、財団法人地球環境産業技術研究機構、社団法人日本化学会、燃料電池実用化推進協議会、福岡水素エネルギー戦略会議、NPO法人PEM-DREAM

☆『水素先端世界フォーラム2011』開催!
http://www.congre.co.jp/hydrogen2011/)

 2011年2月2日(水)?3日(木)、「水素先端世界フォーラム2011」を開催します。5回目を迎える今回は、2015年の燃料電池自動車市場化を目指した取り組みについて日米欧の自動車、インフラ企業から、最新の動向を発表するほか、ノルウェー、フィンランド、オーストラリアといった世界各国から講演者を招へいします。

 水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。フォーラムへの参加は無料です。みなさまの参加をお待ちしています。【プログラム概要】
◆2月2日(水)/グランドハイアット福岡(福岡市博多区)
※同時通訳あり、入場無料(レセプションは別途)
○9:30?12:00 セッション1『2015年 燃料電池自動車の市場化に向けて』
・飯山 明裕氏(日産自動車(株)総合研究所EVシステム研究所所長)
・George P. Hansen氏(ゼネラルモーターズ燃料電池事業本部)
・Andreas Opfermann氏(リンデガス&エンジニアリング)
○13:15?17:00 セッション2『水素エネルギー社会の実現に向けた各国の戦略』
・Antonio Ruiz氏(米国エネルギー省)
・HYDROGENIUS及び世界各国からの招へい研究者
○17:30?19:00 レセプション(参加費 5000円)
◆2月3日(木)/九州大学伊都キャンパス(福岡市西区)
※同時通訳なし、参加無料
○世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究チーム等の研究者による研究発表
○ポスターセッション 
○HYDROGENIUS、HyTReC、水素ステーションの施設見学。
◆主催 (独)産業技術総合研究所水素材料先端科学研究センター、福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、九州大学
◆後援 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構、水素エネルギー協会、燃料電池開発情報センター、燃料電池実用化推進協議会、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター
◆申込み締切 平成22年1月24日(月)
◆詳細・お申込み
ホームページオンラインフォームにてお申し込みください。
URL:http://www.congre.co.jp/hydrogen2011/
<フォーラム運営事務局/(株)コングレ九州支社内>

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