燃料電池ワールド Vol.827 (2010/12/20 08:58)

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□燃料電池ワールド Vol.827
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■2010年12月20日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2010年12月17〜19日のWEB LINK NEWS
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2010/12/17 リムジンバス羽田空港線に「排ガスの出ない」燃料電池車-世界初の高速道路定期運行 /東京(みんなの経済新聞ネットワーク)

 リムジンバス(東京空港交通、中央区)の羽田空港?新宿線と羽田空港?東京シティエアターミナル(TCAT)線で12月16日、水素を使った「燃料電池車両」の運行が始まった。

 同車両の運行は各線1日1往復で、新宿線が羽田空港第2ターミナルを8時15分(第1ターミナルは8時20分)に出発する便と新宿駅西口発9時40分の便。TCAT線は同12時45分(12時50分)出発の便とTCAT発13時40分の便。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101217-00000035-minkei-l13
※写真あり

23010/12/17 2020年EV生産台数は131倍に拡大、富士キメラ総研調べより(Impress Watch)

 富士キメラ総研は12月17日、「車載電装デバイス&コンポーネンツ Select 2011(下巻:HEV/EV関連デバイス・ネクスト車載デバイス編)」について発表した。

 2020年までの世界の自動車用電装システムの動向を調査・分析したもの。上巻については11月26日に発表している。

 下巻はハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)関連デバイスと、今後期待される車載デバイスと次世代技術をテーマとした。

 これによると、2020年の自動車生産台数は1億600万台で、2010年比154%に拡大。うちHVが735万台(2010年比7.6倍)、EVが170万5000台(2010年比131.2倍)、燃料電池車(FCV)が8000台(2015年比8倍)。HV、EV、FCVを合わせると、2020年には2010年比で9.2倍となり、自動車生産の8.6%に及ぶ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101217-00000054-impress-ind

2010/12/17 大黒PAで「エコ・ドライブ」促進イベント-エコカー展示も /神奈川(みんなの経済新聞ネットワーク)

 首都高速道路は12月18日と19日、大黒パーキングエリア(横浜市鶴見区大黒ふ頭15)で環境イベント「エコ・ロマンティックパーキング2010」を開催する。

 会場では首都高速道路の取り組みを紹介するパネル展示のほか、自動車メーカー協力によるエコカーの展示・試乗会、エコドライブ体験を実施。エコドライブ体験コーナーでは、燃費を計測する「燃費マネージャー」(テクトム)を自身の車に装着し、首都高でのエコドライブの効果を体感できる「エコドライブ検定」が行われる。

 展示車両は、i-MiEV(三菱)、FIT ハイブリッド(ホンダ)、フーガ ハイブリッド(日産)、プリウス プラグインハイブリッド(トヨタ)、水素自動車のプレマシーICV(マツダ)、アイドリングストップのワゴンR(スズキ)、レガシー(スバル)の全7種。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101217-00000037-minkei-l14
※写真あり

2010/12/19 ホンダ フィットEV、米国で実証実験…Googleも参加(レスポンス)

 ホンダが11月のロサンゼルスモーターショーで初公開した『フィット』のEVプロトタイプ、『フィットEVコンセプト』。同車を使った実証実験を、2011年からホンダは米国で開始する。

 米国ホンダが15日に明らかにしたところによると、この実証実験はカリフォルニア州南西部のトーランス(米国ホンダの本社所在地)で2011年に開始。まずは今回、トーランス市に車両を引き渡し、その後、スタンフォード大学やGoogleも実証実験に参加するという。

 フィットEVコンセプトは、燃料電池車の『FCXクラリティ』用モーターを搭載。最高速145km/h、最大航続距離160kmの性能を備える。二次電池はリチウムイオンバッテリーで、充電は120Vソケットで12時間以内、240Vソケットなら6時間以内で完了する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101219-00000006-rps-ind
※写真あり

2010/12/19 新エンジン規則導入、F1は環境技術展示の場へ(ISM)

 先週、FIAはF1エンジンに関して現行の2.4リッターV8から、2013年以降はより環境に優しい1.6リッター4気筒、ターボチャージャー付き、最高1万2,000回転、KERS(運動エネルギー回生システム)搭載に変更することを発表した。新エンジンの開発コストは1億5,000万ドル(約126億円)で、燃費は35%削減されると予想されている。

 コスワースのF1責任者、マーク ギャラガー氏は「平均的な市販車の燃料タンクが70?75リッターであることを考えれば、タンクひとつ分以上の燃料が使われないことになる。これは大きいよ」とその効果の大きさを説明した。

 元フェラーリ代表で現FIA会長のJ.トッド氏は以前、「時代が変わりつつあることをモータースポーツ界はまだ完全に理解していなかったと思うことがあった。パリモーターショーを見れば、電気自動車、ハイブリッド自動車、水素自動車ばかりだ。レースはそれらの技術をすべて展示しなければいけないと本当に感じている。そして、おそらくこのことが自動車メーカーの(F1)残留、参入、復帰を促進することになるだろう」と環境技術の導入がF1の発展を後押しすると展望を語っていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101219-00000112-ism-moto

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●ITMパワー社の水素現地実証試験、さらに4社が参加を決める
(2010年11月15、16、17、23、30日)

 ターマック・グループ(Tarmac Group)、コマーシャル・グループ(Commercial Group)、メイ・ガーニー・インテグレイテッド・サービシーズ社(May Gurney Integrated Services plc)、エンタープライズ社(Enterprise plc)、フォルカーハイウェイ社(VolkerHighways)の4社は、水素現地実証試験(Hydrogen On Site Trials:HOST)に参加する覚書をITMパワー社と結んだ。

 この実証試験は、ITMパワー社(ITM Power)の搬送可能な高圧燃料ユニット「HFuel」を用いて行う。
http://www.itm-power.com/news/41/Tarmac+Joins+HOST+.html
http://www.itm-power.com/news/42/Commercial+Group+Joins+HOST.html
http://www.itm-power.com/news/43/May+Gurney+Joins+HOST.html
http://www.itm-power.com/news/44/Enterprise+Joins+HOST.html
http://www.itm-power.com/news/45/VolkerHighways+Joins+HOST.html〔参考〕ターマック・グループ(Tarmac Group) 英国の最大手の採石事業会社で、建築産業へ建材の主要な供給元である。
コマーシャル・グループ(Commercial Group) 英国のトップ100社の幾つかを顧客に含む、英国で最大の私有オフィス・サービス会社。エネルギーの低炭素を進める活動を推進している。
メイ・ガーニー・インテグレイテッド・サービシーズ社(May Gurney Integrated Services plc) 英国のメンテナンスと建設サービスの会社。
エンタープライズ社(Enterprise plc) 英国の設備管理会社。
フォルカーハイウェイ社(VolkerHighways) 英国南部の高速道路に関する維持管理サービス会社。
【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.729 2010/07/23発行「ITMパワー社、DHL社およびロンドン空港と協定を結び、バーミンガム大学に初めての販売を(2010年06月09日、16日)」
Vol.812 2010/11/26発行「ITMパワー社、英国建築研究所と覚書を(2010年10月28日)、水素現地実証試験に多くの団体・企業が参加(10月26日)」

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆『水素先端世界フォーラム2011』開催!
http://www.congre.co.jp/hydrogen2011/)

 2011年2月2日(水)?3日(木)、「水素先端世界フォーラム2011」を開催します。5回目を迎える今回は、2015年の燃料電池自動車市場化を目指した取り組みについて日米欧の自動車、インフラ企業から、最新の動向を発表するほか、ノルウェー、フィンランド、オーストラリアといった世界各国から講演者を招へいします。

 水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。フォーラムへの参加は無料です。みなさまの参加をお待ちしています。【プログラム概要】
◆2月2日(水)/グランドハイアット福岡(福岡市博多区)
※同時通訳あり、入場無料(レセプションは別途)
○9:30?12:00 セッション1『2015年 燃料電池自動車の市場化に向けて』
・飯山 明裕氏(日産自動車(株)総合研究所EVシステム研究所所長)
・George P. Hansen氏(ゼネラルモーターズ燃料電池事業本部)
・Andreas Opfermann氏(リンデガス&エンジニアリング)
○13:15?17:00 セッション2『水素エネルギー社会の実現に向けた各国の戦略』
・Antonio Ruiz氏(米国エネルギー省)
・HYDROGENIUS及び世界各国からの招へい研究者
○17:30?19:00 レセプション(参加費 5000円)
◆2月3日(木)/九州大学伊都キャンパス(福岡市西区)
※同時通訳なし、参加無料
○世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究チーム等の研究者による研究発表
○ポスターセッション 
○HYDROGENIUS、HyTReC、水素ステーションの施設見学。
◆主催 (独)産業技術総合研究所水素材料先端科学研究センター、福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、九州大学
◆後援 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構、水素エネルギー協会、燃料電池開発情報センター、燃料電池実用化推進協議会、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター
◆申込み締切 平成22年1月24日(月)
◆詳細・お申込み
ホームページオンラインフォームにてお申し込みください。
URL:http://www.congre.co.jp/hydrogen2011/
<フォーラム運営事務局/(株)コングレ九州支社内>

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