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□燃料電池ワールド Vol.818
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■2010年12月06日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://www.fcworld.jp
■2010年12月03〜05日のWEB LINK NEWS
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2010/12/03 北京で新エネ車3万台へ 中国、補助金導入などで普及促進(フジサンケイ ビジネスアイ)
中国の北京市が2012年までに新エネルギー自動車3万台を一般に普及させる計画を進めている。中国当局は発展が見込まれる新エネ自動車を新興産業の主柱に据えており、北京市はそのモデルケースとして、補助金制度の導入などで新エネ自動車の市場浸透を図る。
中国国営新華社通信などによると、北京市が新エネ自動車の購入負担を軽減する補助金制度を立案したことを受け、財政省、科学技術省、工業情報化省、国家発展改革委員会の4部門が合同検討会を開催。専門家チームから意見聴取を行い、同制度を承認し、新エネ自動車の普及を推進する方針を明確化した。
これと連動する形で万鋼科技相は11月上旬、深セン市で開かれた新エネ自動車の国際展示会で、「この10年の努力で中国の電気自動車(EV)産業は、開発段階から産業化段階に入った。あと10年前後でコア技術を習得し、競争力のあるEVの生産体制を形成する」と話している。
中国当局が推進する新エネルギー自動車には、ハイブリッド車、EV、燃料電池車、水素エンジン自動車、ガス自動車などがある。補助制度は、上海、長春(吉林省)、深セン、杭州(浙江省)などでも試験的に実施されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101202-00000031-fsi-bus_all
2010/12/03 <日産>EV「リーフ」20日から国内販売(毎日新聞)
日産自動車は3日、電気自動車(EV)「リーフ」の国内販売を20日から始めると発表した。米欧でも順次、販売を始める。環境対応車ではトヨタ自動車やホンダがハイブリッド車(HV)で先行しており、日産は他社に先駆けてEVを世界展開することで巻き返しを図る。ただ、少ない充電設備など課題も山積。EVの本格量産で、次世代エコカーを巡る競争は新段階を迎えるが、家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)なども注目され、覇権争いは激しさを増しそうだ。
日産がEVの世界販売で先陣を切るのは、HVで出遅れる中、エコカーで存在感を発揮するには「EVのリーダーを目指す」(カルロス・ゴーン社長)ことが不可欠と判断したためだ。EVは自動車本体から温室効果ガスを出さないため、環境性能でHVを上回る。
ただ、EVがエコカーの主役になれるかは未知数だ。HVは価格下落で普及が進み、トヨタ自動車は充電も併用して効率を高めるPHVを投入する構え。日産は、20年に世界市場の1割をEVが押さえると見るが、当面はHVなどの優位が続く見通しで、燃料電池車の開発競争も進む。
デロイトトーマツコンサルティングが3月、インターネットで約2000人にEVの意識調査を実施したところ、39%が「購入を検討」と回答。ただ、「購入をためらう要因」(複数回答)として「高価」(88%)「走行可能距離が限られる」(76%)「充電が難しそう」(39%)が挙げられた。同社の佐藤真人執行役員は「ガソリン価格が高騰すれば追い風だが、価格と航続距離、充電インフラが課題」と指摘する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101203-00000131-mai-bus_all
※写真あり
2010/12/03 東南ア、原発ブーム 実現には課題(フジサンケイ ビジネスアイ)
東南アジアで原子力発電所建設計画が加速している。将来的に東南アジア地域の天然ガス生産量が低下すると予想される一方、経済成長による電力需要の拡大が見込まれるためだ。しかし、計画実現には課題も多い。
東南アジアの“原発ブーム”の背景には、経済成長に伴う電力需要の増大がある。アジア太平洋地域の電力需要は今後20年間にわたり年平均6%ずつ増え、現在の10億8000万キロワットから30年には30億8000万キロワットへと約3倍に拡大するとみられる。
英エディンバラのエネルギー・コンサルタント会社ウッド・マッケンジーの東南アジア部門責任者、グラハム・テーラー氏は、原発は安全確保に不可欠な運用・検査技術者の養成に時間を要するとして、同地域の原発計画が目標よりも少なくとも8年は遅れるとの見通しを示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101202-00000007-fsi-bus_all
2010/12/05 トヨタ&テスラの野望 “電動化革命”で次世代覇権(産経新聞)
トヨタ自動車が、クルマの「電動化」へとかじを切った。米ベンチャーのテスラ・モーターズと手を組み、電気モーターだけで動くEV(電気自動車)の開発を加速し、次世代カーの覇権を握る構えだ。トヨタには創業の時代から電動化の「DNA」が脈々と受け継がれてきた。ガソリンを燃やして動力を得る「内燃機関」の100年を超える歴史を大転換する“革命”が動き出す。
「自動車は完全に電気に移行する。それがいつなのかが問題であって、なるのか、ならないのかは問題にならない」
先月12日に都内にオープンしたテスラの直営店。トヨタの豊田章男社長と並んで会見したイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、こう断言した。
だが、クルマの完全電動化はトヨタにとって「自己否定」でもある。モーターは内燃機関のエンジンに比べはるかに構造が単純で部品点数も少ない。トヨタを頂点に系列部品メーカーから下請け、孫請けへとすそ野を広げる巨大な「ピラミッド」が崩壊するばかりか、産業構造の大転換へとつながる可能性がある。
だからこそ、トヨタはあえてゆっくりと歩みを進めているようにもみえる。
「クルマの最終形は電気を充電するのではなく、水素を燃料に自ら発電してモーターで走る燃料電池車」というのが、自動車業界共通の“未来予想図”だ。
トヨタのDNAとテスラのベンチャー精神が結びつくことで、時計の針が一気に進み始めるかもしれない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101205-00000541-san-bus_all
※写真あり
■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●SFC社、ドイツ陸軍から追加注文を獲得(2010年09月30日)
SFCエナジー社(SFC Energy AG)は、兵士用の新しいエネルギーネットワークに携帯型燃料電池「ジェニー(JENNY)」を組み入れるために、ドイツ陸軍から追加的な定期注文を獲得した。このシステムは広範囲な付属品だけではなく、携帯型燃料電池「ジェニー」とSFCパワー・マネージャー、このシステムのために特別に作られたハイブリッド・バッテリー、そして太陽光パネルから構成されている。
http://www.efoy.com/en/press-release/11272-sfc-erhaelt-seriengrossauftrag-der-deutschen-bundeswehr.html
●SFC社、燃料電池ユニット「ジェニー」が国際的な展開へ(2010年10月14日)
SFC社はまた、燃料電池製品の「ジェニーNDテラ(JENNY ND Terra)」の国際的な展開を始めた。そして、マクサビジョン・テクノロジーズ社(MaxaVision Technologies)を通して間もなく、米国連邦調達庁(GSA)の調達サービス(GSA Schedule)GS-07F-0149Tで同製品が取り扱われることになる予定である。
http://www.efoy.com/en/press-release/11281-internationaler-produktlaunch-der-jenny-nd-terra-mobile-langzeitenergieversorgung-fuer-verteidigungs-und-sicherheitsrelevante-maerkte.html〔参考〕米国連邦調達庁(General Services Administration:GSA) 連邦政府機関が事務所、通信・IT機器、資材、サービス等を購入するのを支援する機関。
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