燃料電池ワールド Vol.813 (2010/11/29 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.813
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■2010年11月29日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2010年11月26〜28日のWEB LINK NEWS
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2010/11/26 自動車の「エコ替え」が正しい理由(Business Media 誠)

 エネルギー消費においては、自動車は日本の全エネルギー消費のうち約15%を占めています。ほとんどが二酸化炭素を排出するガソリンや軽油といった化石燃料であり、また海外に輸出している自動車を含めると、この自動車産業における省エネルギーの効果は地球温暖化対策として非常に大きなものとなります。

 現在、ガソリンエンジンのエネルギー変換効率は最高で35%程度であり、それが走行時には10%程度の効率となります。つまり、40リットル給油しても9割の36リットルは熱として捨てているような形となり、ヒートアイランド現象のような別の問題を引き起こしています。

 HVになると、そのエネルギー変換効率がだいたい2倍程度となり、PHVではエネルギー変換効率が40%程度の電力を使うのでガソリンエンジンに比べて理論上は1/4のエネルギーで同様の走行ができるようになります。さらにEVになれば、理論的には、まだまだ技術革新が見込める分野です。

 また、すぐに自動車を買い替えることに対する批判もあったりしますが、LCA(ライフサイクルアセスメント)の考え方では、製造および廃棄によるエネルギー消費は4%程度に過ぎず、使用段階における燃費=エネルギー消費効率と資源採掘エネルギーを抑制するようなマテリアルリサイクルを進めることによって、自動車利用における大部分のエネルギー消費を改善することができます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101126-00000082-zdn_mkt-soci
※図表あり

2010/11/27 木炭や蒸気、電気も…クラシックカー大集合(読売新聞)

 日本や欧米のクラシックカー約100台が27日、神宮外苑や銀座など東京都内をパレードした。

 トヨタ博物館(愛知県長久手町)が主催し、毎年行っている。拠点となった神宮外苑では、木炭を燃やして走る木炭乗用車「ビュイック」(1937年式)を実際に走らせた。

 20世紀初期の蒸気自動車「スタンレースチーマーモデルE2」(1909年式)や電気自動車「ベイカーエレクトリック」(1902年式)から、最新のハイブリッド車や燃料電池自動車まで、自動車の変遷を楽しめる展示も行われ、集まった自動車ファンらの注目を集めていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101127-00000369-yom-soci
※写真あり

2010/11/28 ガス展:新型コンロなど展示販売--南区 /広島(毎日新聞)

 広島ガス主催の「2010ガス展」が27日、南区比治山本町の県立広島産業会館で始まった。コンロやファンヒーターなど家庭用ガス機器を展示し特価で販売するほか、料理研究家らによるクッキングショーなどがあり、多くの家族連れらでにぎわっている。28日まで。

 会場では、天然ガスから取り出した水素と空気中の酸素を反応させて発電する家庭用燃料電池「エネファーム」と太陽光発電を組み合わせた暮らしなどを紹介。最新コンロでおかずを調理する体験コーナーも人気を集めている。ジャガイモとソーセージを使いおかずを作った府中町立府中東小5年、原田涼平君(11)は「おいしくできてうれしい。今度はカレーライスを作りたい」と話していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101128-00000167-mailo-l34

■海外ニュース
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<輸送>
●BMW、塩化ナトリウムプラントの水素を使う目的で86台の燃料電池フォークリフトを購入(2010年10月12日)

 ドイツの自動車メーカーBMWは、スパータンバーグにある同社のサウスカロライナ製造工場で使う目的で、燃料電池で動くフォークリフトやタガー(tugger)、スタッカー(stacker)などの資材運搬機器を86台購入した。工場は、BMWの新型X3スポーツ・アクティビティ・ビークル(BMW X3 Sports Activity Vehicle〓)を製造する。

 同社はまた、これらの機器に塩化ナトリウムプラントから副産物として作られる水素を使う計画で、6基のリンデ社製水素ディスペンサーを据え付けている。この水素は、再生可能な水力発電の電力を使うことで精製、圧縮、液化される。
http://www.bmwblog.com/2010/10/12/bmw-manufacturing-introduces-hydrogen-fuel-cell-material-handling-equipment/〔参考〕上記のウェブに、工場で水素ディスペンサーを使っている写真があります。また、下記のウェブではX3の最近の状況が分かります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101126-00000005-impress-ind

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第4回 山梨燃料電池実用化推進セミナー【再掲】

 燃料電池ビジネスに参入する上で、自社の技術をどのように生かせるのか、現在どのような技術が求められているのか、世界をリードする講師陣により必要な情報を提供いたしますので、皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇開催日程 11月30日(火)14:00?17:30
◇会場 山梨大学燃料電池ナノ材料研究センターセミナー室(山梨県甲府市宮前町6-43)
◇参加費 3,000円
◇内容 
第1部 14:15?15:45
『スマートグリッドの動向と定置用燃料電池の位置づけ』
[講師]樺澤明裕氏(富士電機ホールディングス(株)技術開発本部エネルギー環境研究センターエネルギーシステム研究部グリッド制御グループ課長)
第2部 16:00?17:30
『燃料電池を利用したクリーンエネルギー社会の実現と課題』
[講師]内田誠氏(山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター教授)
◇申込締切 定員(30名)に達し次第、募集を締め切ります
◇詳細についてはこちら
  http://www.pref.yamanashi.jp/sangyo/news/index.php?id=77
◇主催 山梨燃料電池実用化推進会議
    山梨県地域産業活性化協議会

☆福岡水素エネルギー人材育成センター【再掲】
●第10回経営者コース

 水素エネルギーに関心を持つ企業経営者等を対象に、水素の性質や燃料電池などに関する基本的な知識と市場の最新動向を短時間で習得いただくコースです。施設見学では、水素ステーション、燃料電池自動車、家庭用燃料電池の実物をご覧いただきます。
◇対象:水素エネルギーに関心を持つ企業経営者等
◇日程:12月2日(木)12:50〜18:10
◇会場:九州大学伊都キャンパス (福岡市西区元岡744番地)
◇定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇受講料:3000円/人(交流会費2,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
http://www.f-suiso.jp/10th_keieisha.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20090309105516
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇後援:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)、(公財)水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

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